「熱意」は人の心を動かす | 神戸国語教育研究会カプスのブログ

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夏休みの学習合宿をどこでするか。宿舎を探し求め、研修を取り扱っている業者の紹介で、3軒の宿舎を訪ねた。

 

1軒目は、完全に研修のための施設。ややうす暗く、窓のない部屋はかび臭い。会議室の使用料が発生する。お話しくださった施設の担当者は、「ご縁がありましたら……」を連呼していた。

 

3軒目は、駅近のビジネス旅館。修学旅行生の対応にも慣れている。ただ、教室が3階と7階に分かれてしまうというのが面倒くさい。施設の担当者は、まあまあの対応をしてくださった。悪くはないが、一般のお客さんもいるので、なるべく声を控えてほしい、とのこと。しかし、授業をするのに声を控えるのはなかなか難しい問題だ。また、教室として使う部屋の机も、普段は食事に使っているテーブルなので、天板がざらざらのつや消しタイプで、「傷をつけないこと」「下敷きを使ってください」という感じ。数もギリギリで、学習合宿には不向きかな。

 

で、仲介する業者の一押しは2軒目。こちらは、かなりお年を召した副支配人がご案内してくださった。着くなり、私たちにアイスコーヒーは提供された。修学旅行だけでなく、学習合宿の対応も慣れているようだ。教室として使う部屋には、実際に人数分のテーブルを並べてみて、使えることも確認済。合宿当日は、別の高校も同宿らしいが、これもきちんとわけてくれる。フロアも1フロアにまとまっているので、生徒の移動も少ない。条件はバッチリだ。建物が少し年季が入っているのは割引材料だが。

 

というわけで、業者の一押しの2軒目に決定。

 

施設面の良さもあるのだが、やはり担当者の熱意というのは大事だ。仲介業者の方も「施設は大事ですが、やはり人も大事ですよね」と話されていた。2軒目の副支配人は、ぜひうちで学習合宿をやってほしい、そのためにはいかなる協力も惜しまない、という姿勢が表れていた。下調べも万端だった。それが一番の決め手だったと思う。

 

なにごとも、熱意。精神論でものを語るのは好きではないが、やはり人と人との付き合いというのは大事である。営業職の大切さを痛感した。

 

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