アクティブ・ラーニングの主な「型」。
最初に講義。次に生徒たちにお互い相談し合いながら考えさせる。最後にその時間に解いたことを小テストして定着の確認。
ということで、口語文法の授業の時に、この「型」を用いてみた。
品詞分類。ざっと品詞分類の方法を教えて、品詞名を答える問いに挑戦。グループで教え合って、答え合わせ。そして、最後に小テスト。
で、その小テストの結果はまずまずだった。さすがに教え合いながら解いた直後だけのことはある。
そして、今度はあえて定期考査で、まったく同じ問題を出題した。
ところが、その正答率は高くなかった。
これをどう捉えるか。
おそらく、授業中の小テストは、説いたばかりの内容だから記憶が鮮明だ。だからテストで点が取れる。それで、理解した気分になってしまい、そのままの状態で大した復習をせずにテストに臨んだ。
そんなところか。
アクティブ・ラーニングの失敗例をやらかしたように思う。
生徒はできた気分になる。短期的な記憶には残る。けれど、長期的な記憶、確かな学力としての定着には至らなかった。
となると、やはり小テストは、次の授業の冒頭に実施する従来型のほうが効果的なのでは?
そうすれば、次の日の小テストのため、生徒たちは授業で学んだことの復習をする。このほうが定着するように思う。
アクティブ・ラーニングはまだ自分にとって道半ば。いろんな方法を模索していかねば。
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