アクティブ・ラーニングの失敗例 | 神戸国語教育研究会カプスのブログ

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アクティブ・ラーニングの主な「型」。

 

最初に講義。次に生徒たちにお互い相談し合いながら考えさせる。最後にその時間に解いたことを小テストして定着の確認。

 

ということで、口語文法の授業の時に、この「型」を用いてみた。

 

品詞分類。ざっと品詞分類の方法を教えて、品詞名を答える問いに挑戦。グループで教え合って、答え合わせ。そして、最後に小テスト。

 

で、その小テストの結果はまずまずだった。さすがに教え合いながら解いた直後だけのことはある。

 

そして、今度はあえて定期考査で、まったく同じ問題を出題した。

 

ところが、その正答率は高くなかった

 

これをどう捉えるか。

 

おそらく、授業中の小テストは、説いたばかりの内容だから記憶が鮮明だ。だからテストで点が取れる。それで、理解した気分になってしまい、そのままの状態で大した復習をせずにテストに臨んだ。

 

そんなところか。

 

アクティブ・ラーニングの失敗例をやらかしたように思う。

 

生徒はできた気分になる。短期的な記憶には残る。けれど、長期的な記憶確かな学力としての定着には至らなかった

 

となると、やはり小テストは、次の授業の冒頭に実施する従来型のほうが効果的なのでは?

 

そうすれば、次の日の小テストのため、生徒たちは授業で学んだことの復習をする。このほうが定着するように思う。

 

アクティブ・ラーニングはまだ自分にとって道半ば。いろんな方法を模索していかねば。

 

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