言語活動としての国語の重要度が増す | 神戸国語教育研究会カプスのブログ

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「国語は全ての教科の基礎ですから」などと口にする国語教師がいる。なんと高飛車なことか。他教科だって大事だ。

 

と思うのだが、実際のところ、国語力というか、日本語力というか、つまり言語を理解する・使えるということができないと、たしかに多教科の学習が難しくなる。

 

だって、言語の理解が不十分だと、教科書や参考書を正しく読みとれない。教師が講義している内容も正確に聞き取れない。

 

まして、今後求められる主体的な学習や深い学びとなってくると、なおさらだ。グループ学習とか調べ学習、まとめ学習、プレゼンテーションの授業が増えてくると、言語をいかに使いこなすか。グループ学習は、他の生徒とのやり取りのうえに成り立つ。言語でコミュニケーションを取らねばならない。調べ学習、まとめ学習、プレゼンテーションは、言うに及ばず、言語を使っての活動だ。

 

人と人とをつなぐ。自分と他者をつなぐ。国語科と他教科をつなぐ。そういう意味で、従来の長文読解の国語の授業だけではなく、日本語の言語活動としての国語は、重要度が増してくると思う。

 

ただ教科書の文章を読んであらすじをまとめる、という講義形式の授業に頼っている国語教師は、自分の教科の役割をもっと自覚すべきだ。他教科の学び、学習方法、コミュニケーション力につながる、言語を扱う教科であることを。

 

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