クラス替えは健全な生徒の育成のために必要 | 神戸国語教育研究会カプスのブログ

神戸国語教育研究会カプスのブログ

神戸国語教育研究会カプスのブログです。現代文の副読本、アクティブ・ラーニング、課題解決型学習のテキスト『生き方GET』を制作しています。
公式サイトは「カプス」で検索を!

年度の終わりに近づくと、どこのクラスでも来年の話になってくる。そして、「来年もこのクラスのメンバーがいい」という声が聞こえてくる。「担任の先生も今のままが良い」という、教師としてはありがたい意見も出てくる。

 

が、私はそういった声が出れば出るほど、それを否定する側に回る。

 

「そりゃ、このメンバーで来年も過ごせたら楽しいだろう。お互いわかり合っているから。でも、今、仲の良い人同士でも、来年になったら大げんかをするケースを今までたくさん見てきた。その時に、固定されたメンバーとしか過ごせていなかったら、どこにも自分の居場所がなくなってしまう。今のメンバーでいると楽しいというのは、『楽(らく)』がしたいだけだ。人間的な成長は見込めない。成長をしたければ、いろんな人とつき合っていろんな価値観があることを知り自分の視野を広げることだ。学力面での成長もそう。このメンバーの中でトップにいても、それは井の中の蛙状態。上には上がいる、ということを知るのも大切だ」

 

生徒は、今の状態しか見えていない。長期的な視野に立つのは無理だ。

 

だからこそ、教師側が長期的な視野に立ち、それを生徒に意識的に示してあげなければならない。いろんな生徒にもまれて、ときには対立して、でもそこら学ぶことで、成長できる。それを教師は言い続けるべきだ。

 

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

神戸国語教育研究会カプスについては → 公式サイトへ

 

課題解決型学習、アクティブ・ラーニング、現代文の副読本として最適の教材『生き方GET』全4巻+ベスト版 → 詳しくはこちら

 

↓クリックしてランキングアップにご協力ください。

にほんブログ村 教育ブログ 教育論・教育問題へ
にほんブログ村