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COPE (KU Plankton Lab)

絶滅危惧研究室の営みをつづるブログです

こんばんは。主宰です。

 

湖池屋に就職した、魚類生態学研究室卒業生の仲さんが鹿児島大学水産学部に来学されました。リクルートのために、わざわざ来てくださったんです。仲さんは非常に優秀な学生だったし、就職してからも湖池屋さんに期待されているらしく、大きなプロジェクトを担当しているとのことです。こういった卒業生たちが頑張ってくれているので、企業としても鹿大水産学部から優秀な学生さんを採用したいということで、今回特別に説明会を開催することになりました。もし、このブログを見ている水産学部生がいらっしゃったら、12月9日の説明会に行ってみてください(たぶんすでにメール連絡・ウェブサイト連絡があったとおもいます)。

仲さんはカッター部に在籍されてて、うちのほのかが慕う先輩でもありました。そのため、仲さん歓迎会だったのですが、ほのかや私も誘われたのでした。

こんな感じで、終始ベタベタでした。定番のゆめみ家で飲んかたをし、店の外で記念撮影しました。

先週は、うちの研究室卒業生・修了生も説明会に来てくれてたのですが、あいにく私が出張中で会えず、たいへん残念でした。また、別の機会に会いましょう。

 

こんばんは。主宰です。

 

かごしま丸が竣工してから、練習船ヘビーユーザーは日本各地の水産系大学に対して練習船を共同利用してもらうための営業活動を活発にしてました。北里大学には知人が勤務してて、ちょうどそのタイミングでカリキュラム改編をしてたので、かごしま丸を乗船実習のプラットフォームとして利用していただけるようになりました。それ以来、かなり年数が経ちましたが、今でも北里大学には練習船を利用してもらってます。

そのころからのお付き合いで、かごしま丸の乗船実習を担当する教員のみなさまとは乗船実習前後でいろいろなお話をさせてもらってます。現在では、共同研究もさせてもらっており、今後も発展的にお付き合いをさせてもらいたいとおもっています。こういったことはオンライン会議ではなかなか難しく、研究に関係あることはもちろん関係ないことも含めて雑談をしながらのほうがよくまとまとまります。今回も、乗船実習の慰労をかねて、常連となった名山堀のとくちゃんにお邪魔しました。

優しいお母さんがおひとりで切り盛りされるお店で、とても居心地がよいので私も独りでお邪魔することもあります。何も注文せずとも、お酒とお料理が出てきて、我々のような雑談に夢中になるにはたいへんうってつけのお店です。

この時期、市役所前は18時からライトアップしててとても綺麗でした。ここらへんを散歩して一杯やって帰宅するなんて、社会人だからこそできる幸せです。たぶん、クリスマスくらいまでやっているので、みなさんもよかったらライトアップを見に行ってみてください。

 

こんにちは。主宰です。

 

先日から会議のための不在にしていましたが、昔だったら鬼のいぬ間に・・・と好き放題やってるやつらが多かったです。ですが、今のみなさんはたいへん素晴らしく、この不在中にきちんと作業を進めてくれていました。

報告ありがとうございます。

こんばんは。主宰です。

 

年末・年度末になってきたので、この時期になると様々な報告会が予定され、研究成果の進捗状況の確認や来年度の計画をたてるようになっています。学術変革領域研究の計画班に参画しているので、九州大学応用力学研究所にて計画班(黒潮班)の会議を行いました。

黒潮班は、黒潮域に近隣する沿岸域の高い生物生産が、陸棚域あるいは黒潮域から供給される栄養塩のどちらに制御されているのかについてを解明するという大きな目標があります。うちの研究室では、この目標に対して船舶観測および洋上実験というアプローチをしています。研究を開始してから3年が経過して研究成果も蓄積されてきたので、今回の班会議には3人の卒論をもってきました。のんちゃんは、沿岸水と黒潮水を混合したら植物プランクトンは増えるのか、増えるとすれば何によって制御されているのかということを実験的に確かめる内容です。みわちゃんは、沿岸水と黒潮水が混合したら動物プランクトンはどのような応答をするのかを確かめる内容です。さらに、ほのかは沿岸水と黒潮水が混合する海域に仔魚が多く出現しますが、この分布要因は何によっているのかを解明する内容です。今回は、のんちゃんの研究を私が代理発表し、あとは自分で発表してもらいました。研究室・ゼミなどでの報告とは異なり、専門家から有益なアドバイスをもらえました。

黒潮班は鹿児島大学チームが中核的な役割を果たしており、ようやくいろいろなことが分かってきたかなとおもいます。一方で、研究成果が断片的なので、これらを俯瞰できるような統一的見解を創る必要があるとも感じました。福岡はすっかり秋らしく、春日キャンパスは紅葉がとても綺麗でした。

今回は、班会議がいつもより早めに計画されたので、この会議に続いて門司港の旧大連航路上屋で西日本海洋調査技術連絡会が開催されました。ここでは、海洋観測・調査を行う試験研究機関がどのようなことを行っているのかを報告するものです。鹿児島大学では練習船(かごしま丸・南星丸)で非常に多様な観測・調査を行っているので、そちらを報告してきました。また、各研究機関から研究発表も行われ、普段聞けない内容のおはなしを伺えました。その中でも面白かったのが海上保安部の報告で、リーフカレントに関するご説明でした。これによると、海難事故の7割はスノーケリング・スキューバダイビング・遊泳中に発生すること、海難事故のうち3割が死亡事故であることらしく、楽しんでいる最中に不幸な事故が頻発していることに驚きました。リーフカレントによる海難事故は、引き潮時と波浪・風が強い時に発生しやすく、このような事故を防ぐために、リーフカレント注意海域情報(PC版・スマホ版)をインターネットで提供しているようです。水産学部では海関係のサークルが多いので、学生さんにはぜひ気をつけてほしいものです。

旧大連航路上屋は関門海峡に面しており、すぐ近くには関門大橋や対岸の下関が見えました。この建物は中国との貿易・旅客などに利用されていたようで、昔の船の模型がたくさんありました。時間がなくてあまりしっかりと見れなくて残念。

今回の出張では、ここでは書ききれないハプニング・サプライズがたくさんありました。またの機会に報告しようとおもいます。

こんばんは。主宰です。

 

時間がすぎるのは速いもので、もう12月となってしまいました。卒論・修論は佳境となり、修論は審査を受ける時期であり、卒論は考察の最終段階となっています。うちの研究室では、次の段階に進む時期でもあり、新卒論生・新修論生のための標本解析・生化学分析・遺伝子解析・検鏡などを開始しています。新卒論生の研究テーマもほぼ決定し、本格的な研究が開始となりました。

このような中、昨年度卒業されて三洋テクノマリンに就職されたことちゃんが研究室訪問されました。水産学部生のリクルートのために、業務後にわざわざ来学してくれました。

職場でもご活躍のご様子で、責任ある業務も任されているとのこと。仕事だけでなく私生活も楽しんでいることを伺えて、安心しました。社会人になると、一年目はだれもがたいへんだと感じます。勤務先では新しい仕事内容を覚えていったり、業務遂行の責任感を感じたりするだけでなく私生活も大きく変わるので、肉体的・精神的に疲れることがあるものです。その状況に慣れるのを早くするために、うちの研究室では研究の中でそのような疑似体験をさせています。そのようなことが少しでも役に立っていればいいなぁとおもっています。

さて、この日は天文館で新卒論生歓迎会が企画されてました。研究室にはすばらしい3人が来てくれました。みゆちゃん・てらちゃん・ケンちゃんです。いずれのかたも、昔から真摯な態度・責任ある言動に好感をもっていて、仕事をするにあたって信頼できる学生さんたちだなぁとおもっていました。そのため、私としてはとても感激したしたいへん有難かったです。うちの研究室を選んでくれたことに、改めてお礼申し上げます。楽しい1年間になるよう、私も一生懸命がんばります。