こんばんは。主宰です。
台風接近で延期になっていた、北薩地方の漁協訪問にいってきました。
うちの研究室ではブリ類養殖の安定種苗確保のために、モジャコ漁のスマート化技術開発をしています。漁師からの相談を受けて始まったプロジェクト研究ですが、サポートしてくれる学生さんのおかげで順調に進んでいます。一昨年度は技術開発のための情報収集、昨年度は技術開発と社会実装、今年度は社会実装されたモジャコ漁支援ツールの効果に取り組んでいます。昨年度から、この研究課題を担当してくれるつむちゃんが来てくれて、私としては大助かりです。
漁師さんの中にはこの取り組みにネガティブなかたやおっかないかたもおられるのですが、そんなかたがたにも優しく説明してくれる学生さんがいるとその場の雰囲気が和やかになるので、私としては助かるんです。つむちゃんは特に適任ですね。今回は、この夏に訪問できてなかった、北さつま漁協、東町漁協をまわることにしました。
東町漁協には、直営の食堂があります。地元で養殖したブリ・カンパチ・サバを使った定食が提供されており、漁協職員・漁師だけでなく、地元の方々や旅行でいらっしゃった方々も来店して繁盛しています。私はブリ・カンパチのおさしみはいただいたことがあったので、今回はフライを選びました。有難いことにブリのおさしみ付です。サクサク・フワフワでかなり美味しかったです。おさしみはもちろん絶品ですが、熱を通すと旨味・風味が強くなって、ビールが飲みたくなりました。でも車で来ているのでぐっとがまん。
つむちゃんのおかげで、北さつま漁協・東町漁協とも、和やかな雰囲気で会議を終えることができ、漁師さんたちもかなり協力的でした。もっとよい製品を作って、漁師さんによい情報をお届けしたいとおもっています。近々、流れ藻・モジャコウェブサイトは漁師さんからのご要望によりアップデートする予定です。
流れ藻&モジャコ研究プロジェクト【鹿児島大学水産学部 水圏科学分野】 (kagoshima-u.ac.jp)
2つの漁協をまわって少々時間があったので、行人岳にいってみました。昨年度もこちらに来ましたが、その時にはお弁当を持参して、みんなでここでランチをしたところです。確かブログでも紹介しましたね。
この日も良く晴れて、八代海が遠くまでみえました。海の向こう側には水俣市がみえます。水俣病総合研究センターでも会議があったので、そちらにも赴きました。
ここに勤務している吉野くんは、学生時代の後輩で、昔よく飲んだ仲間です。学生時代ではどことなく頼りない感じだったものの、現職ではしっかりと調査研究をしている様子です。この研究所にはたくさんの研究機器があって、将来的には水産学部の東町ステーションとこちらの研究施設を有効に利用すれば、かなりの研究ができるかもしれないとおもいました。
これで、おおかた漁協訪問が終わりました。これから、漁協訪問で採取したアンケート情報を使って、データ解析を進めていきます。進捗があったら、こちらで報告したいとおもいます。