スマート水産業プロジェクト@人工衛星画像会議 | COPE (KU Plankton Lab)

COPE (KU Plankton Lab)

絶滅危惧研究室の営みをつづるブログです

おはようございます。主宰です。

 

先日、スマート水産業プロジェクトに関する会議をしました。このプロジェクトでは、時間的にも空間的に膨大なデータを入手する必要がありますが、いかに高精度と言えども高分解能海洋モデルや数値計算だけではリアルな海の状態とちがうことがよくあります。そのため、リアルな海の状態を測定したデータが必要になります。時間・空間を効率よく網羅し、リアルな海の状態を測定できるものとして、人工衛星があります。

最近の人工衛星ではかなり細かいものがみえるようになってきているようで、この画像を使うと流れ藻も見えるそうです。このような技術や解析方法に詳しい広島大学の作野先生を招待して、ご研究内容を伺うと共に、スマート水産業のための技術開発にはどのようにしたらよいかという具体的な相談も致しました。先生のご厚意で、これから共同で技術開発をすることになりました。

会議の終了時には記念撮影し、さらに具体的なおはなしを伺うため食事をしながら面談することにしました。うちの研究室の学生がアルバイトしているお店は新鮮で美味しい魚介類をいただけるので、そちらで大いに盛り上がりました。うまくいけば、来年の春にはプロジェクトのウェブサイト上で流れ藻の人工衛星画像を公開できる予定です。

真ん中が広島大学の作野先生。奄美大島のサンゴ礁に関するご研究成果もあるとのことです。