事任八幡宮例大祭|日坂宿の朝顔屋台と御所車屋台の歴史 | 大井神社大祭総合研究所

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事任八幡宮の祭りで、目を引いたのが屋台でした。普段見慣れている祭り屋台とは、ちょっと形が違います。

日坂・八坂の屋台は、二輪の「御所車型」と呼ばれる屋台で、上部には「朝顔」と呼ばれる特徴的な部分があります。

まずは、その名前の由来をイメージしてみましょう。

朝顔の花は、ラッパのように大きく開いた形をしています。屋台の上部も、それを思わせるように外側へ広がった形をしています。

そして、もうひとつ知っておくと分かりやすいのが「御所車(ごしょぐるま)」です。

御所車とは、昔の貴族などが乗った牛車のこと。大きな車輪が左右に二つ付いています。

朝顔のように広がった上部、そして御所車を思わせる大きな二つの車輪。この二つを頭に入れて実際の屋台を見ると、形がずいぶんイメージしやすくなります。

 

この朝顔屋台、実はかなり古い歴史があります。日坂・古宮の屋台は、文久年間(1861~1864年)に造られたと伝えられています。

文久といえば幕末。坂本龍馬や新選組が活躍していたころです。

古い時代の形を、今も祭りで見ることができるわけですね。

さらに屋台をよく見ると、朝顔の上には人形も飾られています。日坂・八坂には八つの地区があり、屋台の幕や装飾もそれぞれ違います。同じように見える屋台でも、よく見ると一台一台に個性があります。

そして実際に見ていて面白かったのが、二輪屋台ならではの動きです。

屋台の重心は、大きな車輪の車軸あたりに乗っています。そのため、車軸を支点に前と後ろを上下させると、まるでシーソーのように「ぎったん、ばっこん」と動きます。

引き手たちも、それを楽しむように屋台を上下に揺らしていました。

さらに驚いたのが、横方向の動きです。あれだけ大きな屋台が、その場でクルクルと、まるでコマのように回転するのです。

上下にぎったん、ばっこん。そして、その場でクルクル。見ていると、ちょっとしたアトラクションのようでした。

 

 

 

 

どうして、あんな動きができるのでしょう。左右の車輪や車軸が独立しているのか、どんな構造になっているのか。そこも気になるところです。

朝顔のように広がった上部、大きな二つの車輪、屋上の人形、そして独特の動き。日坂・八坂の屋台は、形を見るだけでもなかなか面白い屋台でした。

 

そして、この屋台を見ていて、まったく別のものを思い出しました。「眠れる森の美女」です。

 

祭り屋台と「眠れる森の美女」。いったい何の関係があるのか。

その話は、また次回。

 

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