主人公の一人は鷹島珊瑚。末娘の彼女は両親の最後をみとり、帯広でのんびり過ごしていた。そんなある日、東京は神田神保町で古本屋を営んでいた次兄滋郎が急死 。一階が古本屋で、二階三階を出版社に貸している小さなビルを相続することになる。長兄の長男も納得していた。
なにもわからないままに、単身上京し、近所の人たちに教わりながら、古本屋を引き継いだ。
珊瑚の長兄の長男一家は世田谷にすんでいて、その娘の美希喜は、大学進学の頃に、滋郎に相談して、都内の女子大の国文科に進学し、今は院生。そんな縁もあり、珊瑚の古本屋を手伝うことに。
そんな二人が出会った古本と、神保町で食べられる美味しい料理の数々が紹介され、なかなか楽しい話だった。
最後には、珊瑚を引き継いで、美希喜がいつか本の番人として、古本屋をすることになる。