警視庁捜査一課・碓氷弘シリーズ第四作。このシリーズでは刑事碓氷が立ち向かう事件は少し異質な事件のようで、最初が地下鉄駅構内での爆弾テロ、ついで、秋葉原でパソコンマニア、日本と海外のやくざなどが入り乱れ、銃撃戦を起こす事件、三作目は悪がきが次々と殺される連続殺人事件。

そして担当になった碓氷刑事は、専門家の協力を得て、そのサポート役になるのがお決まりらしい。

今回は渋谷、新宿の駅前広場で通り魔事件が起こり、近くにある派出所警官により、現場で逮捕される。一件落着と思えるのだが、碓氷は疑問を抱く。

警官による逮捕前に、一般人により先に犯人が拘束されていること、逮捕後、その協力者がいなくなること、彼を見ているはずの警官の誰一人も、協力者の人相や服装を覚えていないこと。

誤認逮捕を恐れた上層部は、警察庁から心理調査官を呼び寄せ、捜査に協力してもらう。若くて美人な心理調査官、藤森の相棒となるのが碓氷刑事。

彼女の助言から、真犯人は協力者で、近くにいた無実の人に犯人すり替えをしていたことがわかる。心理的トリック説に、はじめは半信半疑な捜査本部だったが、ついには彼女のプロファイリングにより、犯人に罠を仕掛け、逮捕に至る。

なかなか面白かった。最初は自信なさげな藤森に、不安はあったが、ついには見事解決に導く。

世界幻想文学大賞受賞作。

舞台は中東、海辺に面し、他は砂漠に取り囲まれた専制国家。

石油により支配者となった王族は、民衆の思想を取り締まるために保安局の検閲官が目を光らせている。彼らに反抗するコンピューターに秀でたハッカーの青年アリフが主人公。インド人の母親を持つハーフの彼。ネットで知り合い恋人になった貴族階級の娘が、親の命令で王族と婚約したことを知り、別れた。しかし、その婚約者が実は検閲官ハッカーの頭だとわかり、しかも彼を捕まえに来る。同じ頃恋人から託された謎の古写本を抱えて逃げ出すはめに。一度は捕まり、砂漠の奥地にある収容所に監禁され、ハッカーの取り調べにより、彼らの狙いが古写本だとわかる。一見千夜一夜に似た物語だが、現代にはあり得ないものと言われ、人間が知るべきではない異界のジンの知識を秘めていて、解明すれば、特別な力が得られるという。

助けを得て脱走をしたアリフが逃げ込んだのはジンがいまだに生きている異界。

ジンの助力により、ハンドと対決することになるアリフ。果たして、その結果は?

はじめは馴染みがない中東世界に戸惑い、なかなか読めなかったが、どうにか読了。それなりに面白かったが、なんかいまいちかな。

足を骨折したり、脳梗塞で足を麻痺させたり、ようやく復帰したというのに、実は先月、右ひじを打撲し、また仕事を休んでいる。骨折こそしなかったが、一部粉骨したりして、腫れている。腫れがひき、落ち着いたら、リハビリして、自由に肘が動くようにする予定。

現在消毒し、肘辺りを包帯して、三角巾で吊っている。

つまり聞き手が使えない状態で、非常に不便。食事もトイレも服の着脱も。

車の運転も軽作業の仕事もできないから、仕事も休んでいる。

自由時間が増えて本が読めるぞと、ぬかよろこびしたが、片手だけで、読むのは以外と大変だし、気持ちが落ち込んで、本を読む意欲も減るようだ。

図書館で借りてる本をなるべく読もうとかんばってはいるが。