一昨年に読了した作品の再読だったが、あまりよくわからない話だな。
双子の妹が山の中の無人の小屋に入り、ある布を通って消えてしまう。うちに帰ってみれば、妹など存在しないものになっていた。気になりながらも、妹は幻だったとおもいなおして生きてきた姉。
大学生になり、国文学を専攻する彼女は、担当の教授が行方不明になったのを知る。以前にも失踪したものがいると言う。共通するのは、平安時代に書かれ、後世には伝わらなかった物語、あさとほを研究していたこと。
彼女は妹をなくしたときに一緒にいた幼馴染みの男子と再会し、一緒にその物語について調べることに。
そこまではなんとかついていけたが、妹が失踪した原因となった布が、あらわれてから、話がわからなくなった。物語を紡ぐ働きをする、ある種の生き物であるかのような布。
あさとほ、という物語と、その布はどんな関係になるのか?読んでいてわからなくなる。
姉だったのが妹になったりと、物語が次々と変容し、何がなんだかわからなくなる。
ホラーともファンタジーともいえる不思議な話。