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誰もが個人的な問題にぶつかります。あなたの心の傷は、とても個人的で複雑なものかもしれません。しかしこの問題を他人のせいにして、他人を傷つけたり、自分の傷を他人のせいにすることはやめましょう。
この心の傷は、少しずつ時間をかけて癒えていき、やがて心のバランスや落ち着きを取り戻すことができます。希望をもって毎日に向き合うことができるようになります。
しかし、落ち込み具合がひどい時には、悲しみが怒りや無気力さにすり替えられ、自分自身の問題や病気を他人のせいにしてしまうようなこともあるでしょう。
一番必要なのは、人からのサポートですが、それにもまして大切なのは私たちは感情で動いている生き物なのだということを理解することです。どのような感情も否定せず、感じることを自分に許しましょう。
しかし、他人を傷つけることなしに、自分の闇と立ち向かい、自分の感情をコントロールしながら、平静や落ち着きを取り戻すことができるようになりましょう。
心の傷は乗り越えられる
あなたの痛みや苦しみは、自分自身そして周りにいる他人、みんなに暗い影を落としてしまうことになるのです。
壁に囲まれた心の傷
誰だって、落ち込んだり、がっかりしたり、裏切られたことなどにより、誰かに傷つけられたとき、一番にやって来る感情は怒りです。
- この怒りは、次第に悲しみ、心労へと移り変わっていきます。そして、それを誰かのせいにしたくなります。
- こういった現象は誰にでもあることですが、心の傷と上手に付き合っていくことができる人もいれば、そうできない人もいます。
- 傷ついた人は、自分を守るために心の周りに壁を築いて、この壁を使って他人を攻撃したりしてしまうのです。
感情をコントロールするために自分の感情を把握する
私たちはいつの間にか、心の自由や、客観的に考えること、自分を大切にすることをわすれてしまったのです。
- 心の自由とは、思っていることを言葉で表現でき、気になることや、何に傷ついているかを話し合えることです。こういったマイナスな感情を隠してしまうことは、時限爆弾のように、いつ爆発してしまうかもわかりません。
- 自分を縛っている嫌悪や苦痛その他のマイナスな感情は、さらなる痛手の原因になることもあります。こういった感情を開放できることが客観性です。
- 心の痛みが、時にコンクリートのように固まってしまうことがあるのは、誰もが知っていることです。しかし、この痛みから解放されるには、これを許し、前へと進まなければならないのです。
- 自分を大切にすることは、心の中の対話をはぐくむという素晴らしい行為なのです。心の中の対話ができることによって、自分にとって必要なものは何かを知ったり、恐れや心配事、まだ癒えていない傷を理解することができるのです。
- 自分のことをきちんと大切することで自尊心を養うことができます。そしてこの健康な心の状態は、周りの人にも良い影響を与えます。
時が心の傷を癒す
心の傷のマイナスな感情にいつまでもこだわることは、私たちを病気にしてしまう可能性もあります。
- 恨みを抱いているということは、誰のためにもなりません。従って、辛い思いをしている時は、言葉遣い、身振り手振りに細心の注意を払いましょう。そうとは気づかずに、自分をガードして周りの人を遠ざけているかもしれません。
- 一方、周囲にいる親しい人たちは、傷ついた人の現実を理解し、親身になってサポートする必要があります。
- 傷ついた人は、そういった助けを受け入れ、サポートしてくれる人を、あなたの強さや理解力を手助けしてくれる人としてとらえることが出来なければなりません。
心の傷は時間が癒してくれるものですが、心の傷を全く忘れてしまうことはないということ覚えておきましょう。
それは私達の記憶に残っていたとしても、その時の痛みを感じずに思い起こすことができるようになるでしょう。
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