帰ってきた石見根付 | 七田厚ブログ

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社長としての目線だけでなく、一人の父として、自身の子育てについても語っていこうと思っています。
~株式会社しちだ・教育研究所 代表取締役社長 七田厚のブログです~

昨日から、江津市桜江町の今井美術館で「七田眞コレクション展」が始まっています。

 

 

開会式では、中村江津市長のご挨拶に続いて、私からも一言、述べさせていただきました。

 

 

以下は、美術館1階入り口付近に掲示してある、私の「あいさつ」文です。

 

「満州生まれで、終戦後初めて日本の地を踏んだ七田眞は、昭和33年、父親の郷里・江津市で英語塾を開設し、20年にわたって江津の子供達に英語を教えていました。

 

その頃、父は江津の歴史について調べ始め、『江津人物伝』『江津のはなし(古里めぐり)』などにまとめました。

 

郷土史研究を進めていくなかで、江戸時代、嘉久志で活躍していた彫刻家・清水巌(いわお)一門のことを知り、『石見の左甚五郎 根付彫刻師 清水巌』『石見派の根付彫刻家たち』という著書も遺しています。

 

しかし残念ながら一門の作品群の石見根付はほとんど地元には残っておらず、県外・海外へと流出し、高値で取り引きされていたのでした。

 

昭和53年にしちだ・教育研究所を設立してから、父は全国各所に出かける機会が増え、出かけた先々で骨董屋巡りをしながら少しずつ根付を買い集め、百数十点の根付を所有していました。

 

父が亡くなった後、それらを江津市に寄贈し、2010年からほぼ毎年、益田市の石見美術館で、「七田眞コレクション」を中心に「石見根付展」が開催されてきました。

 

父が半生をかけて蒐集した石見根付が、石見地区で日の目を浴びることはうれしいことでしたが、このたび、今井美術館で、念願の江津市で展示されることを、本人もたいへん喜んでいることと思います。」

 

テープカットの後、開幕しました!

 

 

「七田眞コレクション展」は10/1(日)まで、毎日10時~16時まで開催しています。

 

 

素晴らしい彫刻作品の数々、是非、観に来てくださいね。

 

本日も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。