月初めにある書道週間、今月も3回参加し、稽古終わりに、早速、何枚か書いてみましたが、わかったつもりになっていたわりには、なかなか思うようには書けず…。
ここからは、自分との闘いです。
今月の新たな学びは「倣書」…初めて聞いた言葉でした。
昨年までは、王羲之、空海、藤原行成と、行書の臨書をやってきて、今年は顔真卿の楷書の臨書をやっています。
臨書とは、古典の名筆をお手本にして書を書くことですが、3つの段階があります。
① 形臨(けいりん)…古典の手本の字の形をそのまま真似て書く
② 意臨(いりん)…単に書き写すのではなく、何を思ってこの字が書かれたのかを考えながら書く
③ 背臨(はいりん)…よく学んだ上で、手本を見ずに記憶を頼りに臨書をする
「倣書」は、臨書の最高峰で、さらによく学び、古典の美を読みとり、用筆の特徴を的確に表現すること。
守破離で言うと「破」の段階で、ここを超えると「離」=「創作」となるわけです。
背臨は、写真記憶(直感像)・残像を鍛えて、右脳力で対応できそうですが、
倣書は、(技法を学んだ上で)顔真卿になったつもりで書くことで、やはりイメージトレーニングが重要になってきます。
書道と右脳力は、やはり密接に繋がっているようですね。
本日も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
◆静岡県三島市の書道教室「房仙会」
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