倣書の境地へ | 七田厚ブログ

七田厚ブログ

社長としての目線だけでなく、一人の父として、自身の子育てについても語っていこうと思っています。
~株式会社しちだ・教育研究所 代表取締役社長 七田厚のブログです~

月初めにある書道週間、今月も3回参加し、稽古終わりに、早速、何枚か書いてみましたが、わかったつもりになっていたわりには、なかなか思うようには書けず…。

 

ここからは、自分との闘いです。

 

今月の新たな学びは「倣書」…初めて聞いた言葉でした。

 

昨年までは、王羲之、空海、藤原行成と、行書の臨書をやってきて、今年は顔真卿の楷書の臨書をやっています。

 

臨書とは、古典の名筆をお手本にして書を書くことですが、3つの段階があります。

 

①   形臨(けいりん)…古典の手本の字の形をそのまま真似て書く

 

②   意臨(いりん)…単に書き写すのではなく、何を思ってこの字が書かれたのかを考えながら書く

 

③   背臨(はいりん)…よく学んだ上で、手本を見ずに記憶を頼りに臨書をする

 

「倣書」は、臨書の最高峰で、さらによく学び、古典の美を読みとり、用筆の特徴を的確に表現すること。

 

守破離で言うと「破」の段階で、ここを超えると「離」=「創作」となるわけです。

 

背臨は、写真記憶(直感像)・残像を鍛えて、右脳力で対応できそうですが、

 

倣書は、(技法を学んだ上で)顔真卿になったつもりで書くことで、やはりイメージトレーニングが重要になってきます。

 

書道と右脳力は、やはり密接に繋がっているようですね。

 

 

本日も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

◆静岡県三島市の書道教室「房仙会」
ただ書道を学ぶだけではない
第二の学校のような、仲間の輪を形成できる。
そんな教室を目指しています。

【HP】https://bousen.com/
【所在地】
〒411-0831 静岡県三島市東本町1丁目14番19号
【電話番号】055-919-0661
【受付時間】10:00-18:00

◆房仙会LINE公式アカウント
https://lin.ee/TfYsMd4

房仙会LINE公式