もしもあの時・・・ |  ◆ R I N G O * H A N

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歌うパステル画家5*SEASON鈴御はんの蒼いブログショー

河原町蛸薬師通下ル
◆ cinemazoo-龍馬と慎太郎
昔々、近江屋があったところです。
龍馬と新太郎が刺客に倒れた地が、
今はコンビニです。
前は旅行会社だったから、
龍馬と新太郎に合ってると思ったけど。
京も変わっていくね。ちと寂しい。


お正月は京都の実家へ帰って、
本を読んだり、テレビを見たり、
父親と飲んだくれたり。
悠長に過ごした正月
と思いきや
次のお仕事のスケッチしたりして、
「絵描きに休み無し」を絵にしたような帰省でしたが
それでも、そこは実家天国、
ふだんとは違った気ままな時間でありました。

奈良へ戻る日のこと、
よし! と思い立って京都の一乗寺へ。
京都に住んでた時代も
なかなか行かなかった京の北です。

京都駅からバスに揺られ40分、
下車後、曼珠院道を歩くと
◆ cinemazoo-駄菓子屋
駄菓子屋がありました。

今流行りの駄菓子屋じゃなくて、
地元の子どもたちが
「おばちゃ~ん」と買いに来るお店。
大人も来てましたけどね。
私も買ってしまった。
◆ cinemazoo-駄菓子買った
しめて30円也。

一乗寺へ来た目的は・・・
◆ cinemazoo-恵文社
京都の名書店、恵文社さん。
ここは世界中から本好きが集まる本屋さん。
私もここの空気が好きで。

だって、どの本も、
大切に行き場を作ってもらってる。
雑貨も一癖ある品が並んでて、
ここへ来ると時間を忘れてしまう。
東京の友だちの中にも、ここのファンがいて
通ってます、という人が数人いるんですよね。

その恵文社さんで、
なんとベルク本フェアを開催中だと、
Twitterで知って現地へ。
いや~うれしい!
京都にベルクの空気が来たのかと思うと、
これは見ておかねばと出かけたわけで、
恵文社さんに「ベルク京都店」が出来たようでした。
このふたつのお店は似てる。
土地の名物となっているところとか、
人の営みがきちんと漂ってるところとか。
多くの人に支持されるわけは、ここかと思う。

恵文社さんのある一乗寺という まち。
少し、ならまちに似てる。
小さなお店ががんばっていて。
実は私、奈良へ越す前に、
この辺りで家探しをしてました。
なので、曼珠院道を歩きながらふと思った。
もしも、もしもこの町へ越していたら、
2011年の私はどうしてただろう? と。

もしも…もしも

よく人は、もしもを想像する。たとえば、
龍馬と慎太郎が刺客に襲われた事件。
あの夜、もしも龍馬が
「シャモを食べたい」と言わなければ
二人は絶命することはなかったかも…。
なんて、考えたところで龍馬と慎太郎は
もうこの世にいない。
歴史は変えられない。

でも、私はまだ生きてるんだし
これから先、もしかしたら、
一乗寺へ越すかもしれないし、
ずーっと奈良にいるのかもしれない、
いや、もっと別のところへ?
未来の「もしも」は
まだまだこれから。未知なる世界。
見知らぬ自分の姿にドキドキしたり、
ハラハラしたりクラクラしたり、これがいい。
ゆえに、時にはノスタルジアも良し!
過去を想って明日を夢見る。
どうやら私。
異邦人をきどらないと前に進めないみたい。

一乗寺で思わぬ小旅行。
あ、お腹が空いて駆け込んだお店、
『むしやしない』さんもまた行ってみたい。。
美味しかった抹茶のケーキ、おすすめです。
「むしやしない」という面白い名前は、
「虫養い」という京言葉で
お腹の虫をおやつで満たすという意味。
子どもの頃、お年寄りがよく使ってた。
改めて、虫養いを使ってみると、
やけに新鮮でナウい気がする。
ナウいは新鮮じゃないか?!

ともかく、リフレッシュしたお正月休みが終わり、
ならまちで5*SEASON、始動しました。


クローバー 恵文社 一乗寺店

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クローバー 手作りスウィーツのお店『むしやしない』

5* 5*SEASONギャラリー「五想庵」のご案内
土日祝のみにオープンする5*SEASONの常設ギャラリーです。
ただいまお休み中。2011年1月~3月まで冬期休暇です。

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『つぶやきの動物園』TSUBUYAKI ZOO


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