10月15日。南都太平の秋晴れ。
本日、「大仏さま秋のお祭り」。
「人々の幸せを願って大仏様をつくろう」
という詔が天平15年、
聖武天皇より発せられたのを記念してできたお祭り。
“人々”の中の一人である私めにも、
当日限りの参拝券が町内からまわってきましたので、
大仏さまに日頃のお礼を申し上げようと馳せ参じました。
盧舎那仏、通称・大仏さま。
小さき私、南都・奈良にて、
「五想庵」をひっそり営ませていただき、
幸福に暮らしております。
不思議なことに
大仏さまのお顔はお会いするたびに違う。
今日は福々しい、というか、ひょうきんなお顔。
夏の「万灯供養会」の時には、
きりっと凛々しいお顔だったような？
大仏殿の謎。
いつもこの階段を見ると疑問に思う。
いったいどこへ続くんだろう？
「観相窓」かな。
鏡池では能と狂言が演じられてました。
絵の具の青色を塗ったような秋晴れ。
日差しが強く、舞台を見てられないので、
おもわず首のスカーフを頭に巻きましたが、
まるでムスリム…。
でも、たとえ異教の者でも
大仏さまはお優しいのでしょう。
鼻に“おべんとう”をつけたシカちゃん。
今日も良き日でありました。
来年は詔が発せられて1250年の節目にあたる年。
たいへん華やかな記念法要が催されるそうです。
東大寺HP
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