日食前日!「日食の絵本」 |  ◆ R I N G O * H A N

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歌うパステル画家5*SEASON鈴御はんの蒼いブログショー

某日、リサイクルショップへ行った帰り、
カラカラの喉を潤すべく、
ふらふらと「ハギハラ酒店」へ立ち寄る。
◆ cinemazoo-ハギハラ酒店
ここは午後5時から立ち寄りバーになるのであった。

仕事を終えた近所のみなさんと一緒に
塩味の柿の種で生ビールを飲んでいたら、
◆ cinemazoo-ビール
またもや奇遇。寮美千子氏、登場。
おかげで欲しいと思っていた「日食絵本」を
作者本人から購入することができました。
サインしてもらったもーん。


明日はいよいよ、
日本国内では46年ぶりとなる皆既日食が
奄美大島などで観測できる日。
奈良では部分日食になりますが、
午前11時頃、82%の太陽が欠け、
午後12時半頃には終了するそうです。
太陽が三日月になる神秘の瞬間を、
日食グラスが用意できていたら、
広~い奈良公園で体験できたのに、
あいにく、どこの売り場も品切れ状態、
明日はテレビ鑑賞する予定です。

明日を楽しみにしている私ですが、
寮さんが手掛けられた日食の絵本、
『黒い太陽のおはなし』を読むまでは、
いまいち日食の科学が解らなかったのでした。
この絵本、とにかく分かりやすくって おススメ!
イラストも素敵だし、解説と図表も見やすい、
おまけに日食にまつわる神話が3話も収録されてて、
まるでプラネタリウムを手にしているかのよう。
宇宙の広さを体感できると同時に、
地球に誕生できた自分の命が、
とてつもなく愛おしく思えるのです。
今から本屋さんへ走るのは厳しいかもしれませんが、
日食後に改めて手に取ってみたなら、
次に日本で皆既日食が見られるという
2035年が楽しみになるはず!
えーと、私は何歳になってるのか?

著者・寮さんのメッセージを転載。
絵は佐竹美保さん。はじめてのコラボレです。
いわゆる「科学のお勉強絵本」にしたくないという、
編集者すぎまる氏の執念もあり、
コロナの図像も、写真ではなく佐竹さんの手描きです。
そして、その参考となったのは、
天文&日食友だちの川合慶一さんでした。
彼は、世界各地の日食に出かけ、そのたびに、
日食の最中にコロナをスケッチする、
という神業を行っている人。これが、どんな写真より、
肉眼で見た日食の感じを伝えてくれるのです。
参考資料にさせていただきました。

本書の特徴は、ともかく「わかりやすい」。
日食の科学的原理が、
科学が苦手な人にもわかるよう、書いてあります。
また「神話」が収録されているのも、ほかにはない特徴。
古事記の天の岩戸の神話、
アイヌの太陽を食べる魔物の神話、
インドのラーフという魔物の話の3話。
同じ日食神話なのに、発想がまったく違う、
というのも興味深い。
それぞれの神話の絵を描きわけてくださった佐竹さんは、さすがです。

さらに!
皆既日食の現場で何が起きるのか、どんな感じなのか。
その疑似体験も、絵本のなかでできてしまう!
皆既日食3戦3勝の寮美千子の体験談でもあります。
科学・神話・実体験のすべての角度から日食を描く初の試み!
監修は、西はりま天文台の黒田武彦先生。
本文以外の細かい日食用語などは、編集のすぎまる氏の力作。
みんなで力を合わせてつくった本です。

2035年までの、日本と世界で見られる日食の案内つき。
これ一冊あれば、子どもに日食の説明を求められても、
ちゃんと答えられます! 
今回の日食が終わっても、基礎教養として役立つ絵本です。
だれかに読んでもらうなら低学年から、
自分で読むなら高学年から、大人まで楽しめる一冊。
みなさま、ぜひ!


寮さんは明日の皆既日食を観るため
小笠原諸島へ旅行中とのこと、うらやまし~。

気掛かりなのは明日のお天気。
予報では雲が多そうですが、
これまで日食体験3戦3勝という寮さんが、
気合いで好天にしてくださるかも。


クローバー Amazon『黒い太陽のおはなし 日食の科学と神話』
 寮美千子 (著) 佐竹美保 (イラスト)


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