アウベルクラフト(焙煎機)の熱対策 | ほーんとに余計なことbkr...

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Hoonto ni yokei na koto baqkari desu ga nani ka (´・ω・`)?

アウベルクラフトのコーヒー焙煎機はもうかれこれ14年目になる。

 

去年の13年目にいよいよ遠赤ネットに穴があいてしまったのでパーツを交換した。13年たってもまだパーツ交換できるなどアフターサービスでも信頼が置ける。アウベルクラフトはコーヒー器具専門メーカーではないが手軽な焙煎機としては日本最高ブランドではないかと密かに思っている。

 

ガスコンロを使用して豆をカゴの中に入れて手でハンドルを回すというシンプルな構造なので、まず故障とは無縁。もう真っ黒になってしまったが14年も使ってるという事実から信頼性の高さはわかってもらえるだろうか。

 

家庭での焙煎ではカゴ焙煎とか手鍋を利用した焙煎がもっとも手軽でノーコスト、しかも失敗しないので下手に高価な家電の焙煎機を買うよりよっぽどいい。

 

家庭焙煎では、それは大型機の焙煎機にあるような蒸らし機能や緻密な温度調整などではとてもかなわないけれども、家庭で飲むコーヒーの焙煎には十分で、出来上がりも専門家のプロが焙煎したものに比べて毛が三本足りない程度だろう。しかも私みたいな素人にはその違いがわからないくらいしっかり焙煎できる。(もちろん、プロの世界、マニアの世界ではその足りない三本の毛のために高額なお金をかけるというのはよくわかる。それはそれですばらしいことで無駄だとは思わない)

 

アウベルクラフトの焙煎機は幾らしたか忘れてしまったが1万ちょっとだった気がする。それをもう14年も使ってるんだから、ただみたいなものだ。それでおいしいコーヒーが焙煎できるなんてすばらしい。

 

ただ、シンプルだけに単純な欠陥もある。それは遠赤ネットから発せられる熱がハンドルを回す手をダイレクトに襲うのだ。軍手のような厚手の手袋をしないといけない。

 

手先の器用な人はハンドル部分のシャフトを延長してハンドル部分を火元から離すなどということをしている人もいるが、私のように不器用では耐熱の手袋をするぐらいしか対策がない。(それでも遠赤の熱が深く貫通してくるw)

 

もう一つの欠点はチャフが舞う。コンロは台所にあるのでもうチャフだらけで掃除が大変。

 

そこでお手軽な解決策として、インスタ映えのしないちょっと汚い写真で恐縮だけど、こんな感じで対策してる。天ぷらガードもかなり年季が入ってます。(これも何年も使ってるから焦げ付いてる)

 

 

舞い散るチャフを天ぷらガードで覆うことで拡散しないようにした。これだけのことで焙煎後の掃除が格段に楽になった。チャフはコンロ台に落ちて溜まり、そこに焼けたチャフが落下すると燃えたりもする(想定内)。コンロ台にはアルミシートカバーをしてあるから焦げ付いても安心。(換気扇は真上にある。結構な煙が出るので換気扇を回す)

 

それと、手回し部分をアルミホイルで写真のようにカバーする。でも、これだとハンドルを回したときに一緒に回ってしまわないかと思うだろう。ご想像のとおり、一緒に回ってしまう。(笑)

 

これにはコツがある。アルミホイル(1枚ペラじゃなくて2枚重ねるといい)を折って長方形にして下から切れ込みを入れて上から挟み込むようにセットするが、このとき焙煎カゴを上から取り付けるときのシャフトの軸受けにわずかな突起があって、その突起に内側からすりつけるような位置にアルミホイルをセットする。そしてアルミホイルは写真のように外側に若干反らせるようにする。そうするとハンドルを回しても一緒に回ってしまわない絶妙なポイントがある。(これは実際に試行錯誤しないとわからないと思うが)

 

イメージとしては上の写真のようになる。これでいくらハンドルを回しても安定している。こうすると遠赤ネットから発せられる熱が遮断されて普通に手袋さえしていれば回す手が熱くて耐えられないということがなくなる。焙煎中にアルミホイルの位置がずれてハンドルと一緒に回ってしまったということは一度もない。

 

火力調整は最初の水抜きから1ハゼが始まるまでは若干強めで、1ハゼが始まると一気に焙煎が進むので弱火にしてる。人によっては逆かもしれないけど、私はこれでうまくいってる(気がする)。焙煎時間は大体15分が目安。10分以下だと火力強過ぎで15分を超えると香りが抜ける。

 

焙煎前に豆を洗うとチャフが減ると言ってる人がいるんだけど、減るか?減らないと思う。ちょっと意味がわからない。皮がずりむけるほど水につけておくということだろうか。そもそも水で洗って落ちる程度のごみなら焙煎したら灰燼に期すし、ずりむけるほど水に漬けておいたら風味を損ねる上に水気を吸って火の通りも悪くなる。一体どういう利点があるんだろう。全くわからないことなので口汚く批判はしないけどw、試しにやってみようとすら思わない。

 

1回の焙煎量は生豆200g。200g用焙煎カゴで250gまでいけると言っている人がいるが私はずっと200gぴったりでやっている。200g x 2回で400g(焙煎すると335g程度になる)。これでちょうど手持ちのキャニスター1缶分になり、1週間から10日程度たっぷり飲める。もしキャニスター1缶では入り切らないときは今飲んでいるキャニスター(数回分のコーヒーが残ってる)のほうに入れて混ぜちゃう(混ぜなくてもいいけどw)。つまり、キャニスターは2缶用意する。これでローテーションがうまく回ってコーヒーを切らせてしまうことがない。

 

そしてコーヒーは冷凍などしない。1週間から10日で飲み切るのなら密閉容器で常温保存がベスト。1週間から10日で飲み切るんだからエージングとかいう宗教も関係ない。そんな宗教に帰依する暇があったらちょっとお高いマイセンのカップを買って優雅な時を過ごしたほうがいい。(口悪っw)

 

今はドリップではもの足りず、ほとんどエスプレッソ(マシーンはデロンギのデディカEC680M/グラインダーはEureka/Mignon Specialita)で飲んでいる。実はグラインダーが一番お高い(13万とかアホかとw それが趣味の世界なわけで)。豆はコロンビア・スプレモがマイブーム。

 

ご参考になれば喜びます。(だれがw、いや、私が)