ミリタリー系の動画を見ていて不思議な表現に出くわしました。
そうりゅう型潜水艦では「空気の要らない機関を捨てた」と。
わかる人にはわかるんだそうです。つまり、空気の要らない機関とはスターリングエンジンのことだそうです。だから、スターリングエンジンをやめてリチウム電池式に変えたという意味で通るらしいです。
でも、知らない人にとっては日本語として、空気の要らない機関があるとすれば空気が必要な機関があると解釈するので、空気の要らない機関を捨てたと言えば、空気が必要な元のディーゼル方式に戻してしまったのかとびっくりすると思うんですよ。それを要らないのを捨てたと言うんですから否定の否定でさらにわかりにくい。何を言ってるのかわからない。
日本の潜水艦は進歩しているのに、退化するはずはないので、それじゃ一体これは何を言ってるのかわからないのは、自分がばかなのを棚に上げて細かい日本語の言い回しにケチをつけているようにも見える。私が悪いんですかね。
でも、実際、こういうことが最近多い気がするのは気のせいでしょうか。これを私のようなばかがふえた、困ったものだ、なぜこういうばかが量産される時代になったのかとか言うんですかね?
いや、言いたいことを短く言おうとして言葉を省略し過ぎて、知らない人には何を言ってるかわからないことを言って、理解できないやつがおかしいと言うほうが間違ってるだろうと。
自分は頭がいいと思って人をばかにする前に、誤解を与えないような言葉で書ける才覚ぐらい持ちましょうよ。
これ、実はゲームのキャラクターの性能の説明文にも同じことが言えるので、ほんとにもう何言ってっかわかんないことがふえ過ぎです。
例えば、文頭の例で言うと、従来の「空気の要らないエンジン(スターリングエンジン)」を廃止し、より高性能な「リチウムイオン電池方式」に切り替えましたということになるかと思いますが、これだとちょっと長い。これをもっと俳句のように短くしたい。そこで頭のよさが発揮されますね(笑)。空気がいらないという意味ではスターリングエンジンもリチウムイオン電池も同じなので、いまさらの問題はそこじゃないんで、単純に「空気がいらない」というむだな形容詞をとっぱらって「機関(エンジン)を捨てた」と一言で言ってしまえばよさそうですが、そこまでいくと私だったらわからな過ぎてw 話題にもしなかったかもですね(笑)。
素朴な疑問ですが、熱エネルギーを運動エネルギーに変えるスターリングエンジンも空気を使わないと言いつつ酸素ボンベを積み込んでその純粋な酸素を使って燃焼させているではないかと思うのですが、ミソは空気ではなく艦内に詰め込んだ酸素ボンベの純粋な酸素を使っているので燃焼後の二酸化炭素などはうまいぐあいに水中に溶かして海水に排出できるそうです。空気を使うディーゼルエンジンの排ガスは大量に出るためガスボンベなどにそれを再圧縮して保管できず、しれっと海水にまぜて排出とかできなので物理的に艦内に溜め込んで潜航するのは不可能なんだそうです。
そしてまた素人考えですが、じゃあ、ディーゼルエンジンも純粋な酸素を使って内燃機関として燃焼させればいいではないか。いや、考えた人もいたそうですが、エンジンそのものが大爆発してぶっ壊れるそうです。少しでも静かに忍者潜航しなきゃいけないのに(笑)。