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1 フォロー講義
基本書フレームワーク講義民法も、本格的に始まりましたが、復習のペースは、少し
ずつ掴めてきたでしょうか。
プレ講義でもお話したように、
講義の復習をする際には、本試験で出題される大問のテーマを意識しながら、アウト
プット(パーフェクト過去問集)→インプット(総整理ノート)という「視点」ら復
習を行ってみてください。
アウトプット→インプットクロスリファレンス学習法!
民法では、問題を解くために必要な前提知識は、択一式・記述式を問わず、総整理ノ
ートに書かれている、条文と判例、それらを集約した図表や図解です。
各制度についての要件→効果については、なるべく早いうち「アタマ」に入れておく
ことが、民法を得意にするためにも必要になってきます。
また、民法には、
行政書士試験だけでなく、司法試験、司法書士試験、公務員試験等の他資格試験も含
めて頻出している、典型的パターン問題というものがあります。
典型的パターン問題
こういう典型パターン問題は、行政書士試験においても、出題可能性が高い訳ですか
ら、なるべく早いうちから、この典型的パターンを「アタマ」に入れておく必要があ
ります。
典型的パターン問題で落とさない!
やはり、合格者と不合格者の大きな違いも、こういう典型的パターン問題で落とさ
ないで、得点出来ているか否かではないかと思います。
民法を得意にしていくためには、
民法の膨大な量の知識を、各テーマごとに、①グルーピング→②抽象化→③構造化し
て、知識を集約化=パターン化していく必要があります。
過去問や肢別本を何回も繰り返し解くよりも、このパターンを抽出していく勉強法の
方が効率もよく、短期間で合格できる勉強法ではないかと思います。
時間のない社会人のための効率的な勉強法!
受講生の皆さんは、 講義の中で、パーフェクト過去問集を使ってお話していく典型的
パターン問題の出題のツボを、総整理ノートに、きちんと集約しておいてください。
解法ナビゲーション講座では、
典型的なパターン問題の出題パターンと解法パターンを、肢別ドリルと重要ポイント
ノートを使って伝授しています。
本科生プラスの受講生の方は、通常の講義の復習として、有効に活用してみてください。
2 復習のポイント
① 無効・取消し
まずは、コアテキスト民法p40、総整理ノートp57の図表で、無効と取消しの相違点
について、もう一度、知識を整理しておいてください。
総整理ノートp57の図表は、
どこを聞かれても、考えないで、パッとキーワードが出てくるように、早めに常識に
しておいてください。
無効・取消し後の法律関係である原状回復義務は、今回の改正部分ですので、もう一
度、よく理解しておいてください。
特に、例外的に現存利益の返還のみとされる場合の要件→効果については、記述式と
しても要注意です。
最後に、コアテキスト民法p41、総整理ノートp58以下で、追認について、取消しと
の関係を意識しながら、知識を整理しておいてください。
② 代理(1)
まずは、コアテキスト民法p43、総整理ノートp38以下、パワーポイント(第3部代
理制度①)で、代理において本人の効果帰属するための要件を、きちんとアタマの中
に入れておいてください。
代理は、この部分が基本となります。
次に、この代理において本人に効果帰属するための3つの要件のうち、代理権と顕名
が欠けたときの処理について、きちんと知識を整理しておいてください。
代理を学習するときの基本となるのが、この3要件ですから、きちんと理解しておい
てほしいと思います。
基本からしっかりと!
最後に、コアテキスト民法p49~、総整理ノートp41以下、パワーポイント(第3部
代理制度②③)で、復代理及び自己契約・双方代理について、知識を整理しておいて
ください。
また、コアテキスト民法p53、総整理ノートp43以下、パワーポイント(第3部代理
制度④⑤)で、代理権の濫用について、知識を整理しておいてください。
代理権の濫用は、
判例法理が明文化(107条)されたところですが、まずは、事例が出てきたときに、
代理権の濫用の事例であることに気が付くように、同一性が認識できるように、きち
んと復習しておいてください。
同一性の認識
③ 代理(2)
まずは、コアテキスト民法p52以下、総整理ノートp45以下、パワーポイント(第3
部代理制度⑦)で、無権代理が行われた場合について、本人と相手方の採り得る手段
について、知識を「記憶」しておいてくだい。
知識を「記憶」する場合には、
各項目について、あらかじめ「記憶」するべきテーマの「視点」と「個数」を頭の中
に入れておくのがいいと思います。
例えば、パワーポイント(第3部代理制度⑦)では、本人の採り得る手段(静的安全)
は「2つ」、相手方のり得る手段(動的安全)は「4つ」という具合です。
資格試験の勉強では、
最低限記憶しておかないと、問題が解けない前提知識というものがありますので、そ
ういう知識はなるべく早く「記憶」しておくことが重要です。
そのためにも、記憶用ツールである総整理ノートは、是非、有効に活用してみてくだ
さい。
本人が採りうる手段=静的安全の保護
相手方が採りうる手段=動的安全の保護
民法総則では、このように静的安全と動的安全の保護の視点から記憶しておくと、記
憶しやすいところが多くありますので、是非、このフレームワークを有効に活用して
みてください。
フレームワーク思考!
ゼミを長年やっているとよくわかりますが、合格者と不合格者の大きな違いは、こう
いう記憶しておかなければならない箇所をきちんと記憶しているか否かではないかと
思います。
次に、コアテキスト民法p55以下、総整理ノートp49の図表、パワーポイント(第3
部代理制度⑧~⑩)で、無権代理と相続のパターン処理が出来るようにしておいてく
ださい。
特に、無権代理人の本人相続の事案は、本人が死亡前に追認拒絶をしていなかったか、
していたかによって結論が異なってきます。
民法は、 このテーマのように、問題肢が全体の中のどの類型(パターン)に当てはま
るのかを識別させるパターンの問題が数多く出題されます。
パターン(類型)認識力!
このようなパターン問題は、事前にパターンを「記憶」してしまえば、本試験では間
違えることはないのではないかと思います。
典型的パターン問題で落とさない!
典型的なパターン問題は、事前に準備することが可能ですので、是非、出題パターン
と解法パターンをマスターしてほしいと思います。
なお、この無権代理と相続パターンは、令和4年に、記述式で直球で出題されました
ので、しばらくお休みかもしれませんね。
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