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いよいよ、明日は、2020年本試験分析会です。
明日の本試験分析会で使用するパワポの図表と図解です。
問題文のキーワードを見て、条文・判例の知識がパッと出てきたか、約100枚の図表と図解を使っ
て、検証していきます。
図表と図解は、今後の学習でも役立ちますので、是非、活用してみてください。
さて、このブログでは、これから何回かにわたり、資格試験の勉強法について、コメントしていこう
と思います。
ベストセラーとなった前田裕二氏の「メモの魔力」が発売されて以来、「抽象化」というものが、再現
性と汎用性が高いものであることが、少しずつ知られるようになってきたのではないかと思います。
「ファクト→抽象化→転用」というフレームワーク
もっとも、この「抽象化」という言葉を初めて聞く方も多いかと思いますので、少し長くなりますが、
知識の抽象化が、どのように資格試験の勉強にも役立つのかを、順を追って説明していきます。
まず、試験には、大きく2つの種類の試験があります。
ひとつは、中学・高校時代の中間・期末試験のような記憶力を試す試験で、もうひとつが、中学・高
校時代の実力試験や模試のような基本的な知識があることを前提に思考力を試す試験です。
中学・高校時代の中間・期末試験のように、 教科書や問題集などから全く同じ問題が出題される
記憶力テストであれば、教科書や問題集を何回も繰り返しやるのが、高得点を取るための効果的
な勉強法だと思います。
中間・期末試験=記憶力テスト
しかし、最近の行政書士試験は、過去問や問題集の問題と全く同じ問題は、ほぼ出題されません
し、何よりも、過去問のストックが少なく、出題範囲を網羅できないため、「ただ」過去問や肢別本
の問題を何回も繰り返しても、なかなか合格することができない試験になっています。
昨年は、過去問(肢別本)を5回やってダメだったから、今年は10回やろう!
こういう、単純に回数をこなす勉強にハマってしまうと、いつしか回数をこなすこと自体が「目的」と
化してしまい、まさに本末転倒な結果となってしまいます。
手段の目的化☆
短期合格されている方ほど、過去問や問題を解く回数は少ない訳ですから、何回解くかという回
数が重要ではないことはよくわかると思います。
そして、毎年毎年同じような、「ただ」何回も繰り返す勉強を繰り返してしまうので、受験勉強の期
間も、自ずと長期化してしまいます。
再受験生向けの講座を長年やっていると、こういう悩みをお持ちの方が、本当に多いことを、肌で
実感します。
合格者曰く、
過去問や肢別本の問題を何回も解いていると、だんだんと解けるようになってくるので、何となく
勉強をしている気分にはなるそうです。
しかし、「ただ」問題を解いて解説を読んで記憶するだけの勉強では、全く同じ問題は出題されな
い行政書士試験では全く対応できないため、多くの方は途方に暮れてしまうようです。
「(何回か解いたことのある)過去問は解けるけれど、模試や本試験など、初めてみる問題には全
く歯が立たなかった」という、多くの受験生の皆さんの声が、このことをよく物語っています。
今年の本試験でも、
過去問を何回も繰り返し解いて、正答率を100%近くまでにしたのに、
本試験では、全く歯が立たなかったという方が多いのではないでしょう
か。
したがって、行政書士試験の勉強は、 中学・高校時代の中間・期末試験(記憶力テスト)に対応す
るような勉強ではなく、何が出題されるかわからない実力試験(応用力テスト)に対応するような勉
強が必要になってくるはずです。
大学受験の英語を高校3年生・浪人生に教えていたときも、中間・期末試験(記憶力テスト)では、
ある程度点数が取れるけれど、実力試験(応用力テスト)になると、全く点数が取れないという相
談をよく受けたこととも関連するのではないかと思います。
では、実力試験型の試験(応用力テスト)に対応するためにはどうすればいいのでしょうか?
答練・模試・予想問題・他資格試験の過去問など、とにかく問題をもっと沢山解いていけばいいの
でしょうか?
おそらく、こういう「発想」に陥ってしまうと、では何問解けばいいのですか?という「発想」になって
しまい、エンドレスな勉強になってしまいます。
いわゆる、葉っぱの知識を無限に横へ広げていく勉強です。
特に、時間のない社会人の方には、こういう勉強をやろうとしても、時間的に不可能なのが現実な
のではないかと思います。
リーダーズ総合研究所では、
こういう「発想」は取らずに、過去問「分析」によって、知識の抽象化を図り、時間のない社会人の
方でも、短期間で合格できる戦略を取っていきます。
この知識の「抽象化」の重要性ついては、 前田裕二氏の「メモの魔力」の中でも紹介されている、
細谷功氏の著書「具体と抽象」の中で次のように書かれています。
『抽象化の最大のメリットとは何でしょうか?
それは、複数のものを共通の特徴を以てグルーピングして「同じ」と見なすことで、一つの事象に
おける学びを他の場面でも適用することが可能になることです。
つまり「一を聞いて十を知る」です。
抽象化とは複数の事象の間に法則を見つける「パターン認識」の能力
ともいえます。
身の回りのものにパターンを見つけ、それに名前をつけ、法則として複数場面に活用する。これ
が抽象化による人間の知能のすごさといってよいでしょう。
具体レベルの個別事象を、一つ一つバラバラに見ていては無限の時
間がかかるばかりか、一切の応用が利きません』
また、代ゼミの英語の第一人者でもある富田先生も、そのご著書の中で次のように書かれてい
ます。
『教育の成功のカギは、どれだけ学習者の抽象化能力を高められるかにかかっていると言って
もいい。抽象化とは「表面が違って見えるものの、中身に共通性を見出す」ことだ。』
また、受験コーチの池田氏も、勉強で結果を出す最大のカギは「抽象化」であると、その著書の中
で書かれています。
『やったことのあることはできる。やったことのないことはできない。初見の問題に対して、めっぽう
弱かったのです。
しかし、試験というのは、当然ながら初見の問題をたくさん出てきます。』
何が問題なのか。どうすればいいのか。
『私の出した結論は、「今目の前にある問題が解けることが大事なのではなく、今目の前にある問
題か、他の問題にも通用する原理原則を学ぶことが重要なのだ」ということでした。
1つの具体的な問題を見るのではなく、そこから抽象的な原理原則に目を向ける。
つまり、1つの具体的な問題を「抽象化」することができれば、ありとあ
らゆるどんな問題にも対応できる力が身につくということです』
さらに、東大教授が教える独学勉強法で有名な柳川範之氏も、その著書の中で次のように書か
れています。
『情報を抽象化して理解するというのは、考えるプロセスの中においてとても大切です。なぜなら
多くの場合、求められるのは、かなり個別的で今まで見たこともない問題の解決なので、どこか
で得た情報をそのまま使えるわけではないからです。
たくさんの情報を得ていても、それをそのまま解決策にできないとすれば、その情報や知識を応
用する形で、解決策を考えていく必要があります。
この応用するためには、得られた情報を抽象化して理解しておくクセ
をつけるのが有効なのです。』
著者によって表現は異なりますが、各著者の勉強法を抽象化して、共通項を括っていくと、知識
の抽象化が重要であることがよくわかると思います。
勉強法の抽象化!
やはり、膨大な量の情報を集約化しなければならない資格試験の勉
強においても、この知識の抽象化は、より早く合格するためにも、必
要な能力なのかもしれません。
つまり、過去問や肢別本のひとつひとつの選択肢は、個別具体的な知識ですから、全く応用が効
かないため、これらの知識を抽象化して、応用可能な汎用性のある知識へ変えていく必要がある
ということです。
具体→抽象=帰納法の視点!
過去問は、何回も繰り返し解くためのツールではなく、知識を抽象化(グルーピング→抽象化→構
造化)するためのツール(素材)という位置づけです。
今年の本試験でも、
行政法の記述式で、訴訟類型パターンの問題が出題されましたので、無効確認訴訟については、
きちんと書いてほしかったです。
さすがに、被告適格について、組合と書けている方は、ほとんどいませんでしたが・・・、
このように、過去問をグルーピング→抽象化→構造化して、知識を抽象化した出題のツボを掴ん
でしまえば、もう問題を沢山解く必要がなくなってしまいます。
これは、講座受講生の合格者の多くの方が、過去問を一番解かなか
った年に合格することができたと言っていることからもよくわかります。
やはり、肝は、知識を抽象化してある、パワポの図解集かもしれませ
んね。
知識の抽象化
=時間のない社会人のための効率的な勉強法
知識の「抽象化」を図っていけば、記憶すべき量も大幅に減ってくるため、知識の「精度」も高まり、
より短期間で合格することも可能となる訳です。
辰已法律研究所の司法書士試験の講師である松本先生との対談の動画をアップしておきますの
で、こちらも、是非、参考にしてみてください。
試験の難易度が高くなればなるほど、②集約と③記憶の「差」が、本試験での結果の「差」になっ
て現れている現実も、よくわかるような気がします。
膨大な量の知識を、本試験で使えるように抽象化=パターン化して、
その抽象化=パターン化した知識をきちんと「記憶「」すること。
これが、資格試験の『本質』ではないかと思います。
特に、行政書士試験は、満点近く取らなければならない試験ではなく、6割を取れば合格すること
ができる試験ですので、この知識の抽象化=パターン化は威力を発揮するはずです。
なお、この『抽象化』(帰納法的思考)は、
『メモの魔力』にも書かれているように、ビジネスや仕事でも役立つ思考法ですので、合格後、開
業予定の方は、資格試験の勉強をする中で、是非、この知識の抽象化という、汎用性が高い思考法を、修得してほしいと思います。
≪今後の講座説明会・無料公開講座≫
知識の抽象化を含めた資格試験の勉強法については、今後、講座説明会の中で詳しくお話しを
していきます。 資格試験の勉強法がよくわからない方は、是非、参考にしてみてください。
■基本書フレームワーク講座■
再受験生のための合格戦略シリーズ
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11月18日(土)16時~
ビジネスでも役立つ基本書フレームワーク講座の活用法
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来年、リベンジされる方は、本格的な学習を始める前に、資格試験に短時間で合格することがで
きる勉強法について、研究してみるのもいいかもしれませんね。
特に、受験回数が3回を超えてくると、自分の勉強法が本当にこれでいいのか、不安を持たれる
方が多くなってくるようです。
2020本試験分析後に、電話等による個別相談会も実施いたしますので、お気軽にご相談くださ
い。
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