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1 フォロー講義
今回で、基本書フレームワーク講座行政法36時間がすべて終了しました。
講義の中でもお話している通り、行政法は、行政書士試験の中でも配点が最も高く、
行政法の出来・不出来が、そのまま合否に直結していきます。
もっとも、行政法は、 知識優位型の典型科目ですから、知識を集約化→定着化(記
憶)しておけば、短期間で高得点を取ることができる科目でもあります。
講義の中では、
各テーマごとに、①何を、②どのように記憶すれば本試験で得点できるのか、出題
の「ツボ」を伝授していきましたので、今後は、この出題のツボに沿って、復習を行っ
てほしいと思います。
結局、ただ漫然と過去問を何回も繰り返し解いても、行政法択一式で19問中15問
以上の高得点を取ることは、なかなかできません。
大切なのは、過去問や肢別本を何回解いたという回数ではなく、中身です。
行政法択一式で、効率的に、19問中15問以上の高得点を取るためにも、問題作成
者である試験委員が、①何を、②どのように聞いているのか、出題のツボをきちん
と掴んでみてください。
ものごとは、枝葉末節ではなく、本質(出題の「ツボ」)を掴むことができるか否かです。
2 復習のポイント
① 国家賠償法2条
まずは、パワーポイント「第23章-⑤」で、道路と河川に区別して、判例のポイント
を掴んでみてください。
道路の瑕疵については、高知落石事件判決がリーディングケースになりますので、
きちんと3基準をアタマに入れておいてください。
判例を集約化するときも、各テーマごとに、リーディングケース→各事例判例という
ように、判例を主従関係で集約してみてください。
次に、行政法p383以下で、機能的瑕疵という「視点」から、総整理ノートp191の判
例を理解しておいてください。
最後に、基本書p390以下で、国家賠償法4条・5条・6条に関する知識を整理してお
いてください。
本試験では、国家賠償法3条以下の知識についても、よく問われていますので、過
去問を参照しながら、知識を整理しておいてください。
② 地方自治法(1)
まずは、書画カメラに書いた地方自治法の全体構造(3つの「視点」)で、本試験で
出題される「森」を、「アタマ」の中に作ってみてください。
森から木、木から枝、枝から葉へ
地方自治法は、出題テーマがほぼ決まっていますので、パワーポイント「第5章-
①」の出題サイクル表のテーマに沿って、学習の絞り込みを行ってみてください。
地方自治法は、出題テーマが決まっており、出題内容もある程度固定されているの
で、得点源になる科目です。
次に、パワーポイント「第5章-②」で、地方公共団体の体系を理解したうえで、総
整理ノートp215以下で、知識を整理しておいてください。
本試験は、本命(正解)の肢は、「森」の部分を問う肢が多く、ダミーの肢ほど、「葉」
の部分を問う肢が多くなっています。
地方自治法は、こういう問題作成者の出題パターンがわかってくると、細かい「葉」
の知識がなくても、意外に得点できることがわかると思います。
問題作成者との対話
過去問は、ただ漫然と何回も解くのではなく、もっと、じっくりと、問題作成者と「対
話」してみる必要があるのではないでしょうか。
最後に、総整理ノートp227以下で、①議会、②長、③議会と長との関係の順で知
識を整理してみてください。
①議会については、条文の細かい知識も出題されますので、必ず、地方自治法の
条文(議会)に、ざっくりと目を通しておいてください。
また、行政法p54以下、総整理ノートp224以下で、法律と条例の関係、条例と規則
の関係について、知識を整理しておいてください。
②長の補助機関については、総整理ノートp232で、副市町村長、会計管理者、出
納員について、条文とともに、知識を整理しておいてください。
なお、監査制度についても、一定の出題サイクルで出題されていますので、総整理
ノートp235以下で、知識を整理しておいてください。
③議会と長の関係については、パワーポイント「第5章-⑤」、総整理ノートp239以
下で、(1)再議制度、(2)専決処分、(3)不信任制度の「視点」から知識を整理しておい
てください。
③ 地方自治法(2)
まずは、総整理ノートp219、p244以下で、住民の参政制度について、(1)選挙権・
被選挙権、(2)住民の直接請求、(3)住民監査請求・住民訴訟の「視点」から知識を
整理しておいてください。
総整理ノートp244以下の住民監査請求・住民訴訟は、超頻出テーマです。 問題作
成者がどのような「視点」から問題を作成しているのか 、過去問を分析しながら、き
ちんと問題作成者との「対話」を行ってみてください。
問題作成者との「対話」
次に、総整理ノートp222の図表で、自治事務と法定受託事務との区分について、旧
機関委任事務と関連させながら知識を整理しておいてください。
自治事務と法定受託事務の区分は、重要な「視点」ですので、過去問を中心に知識
を整理しておいてください。
最後に、総整理ノートp255以下で、国と地方公共団体の関係(国の関与)について、
知識を整理しておいてください。
このテーマもかなり複雑ですが、どのような内容が、どのような「視点」から問われて
いるのかがわかれば、それほど難しいテーマではないことがわかると思います。
とにかく、地方自治法は、出題されるテーマは、ある程度決まっていますから、なるべ
く時間をかけないで得点を取っていく必要があると思います。
そのためには、 ①どのようなテーマから ②何が ③どのような視点から出題されてい
るか、 いわゆる「出題のツボ」を掴むことが重要です。
ただ過去問を何回も繰り返し解く時間があったら、少し時間をかけて、過去問「分析」
によって、出題の「ツボ」を発見してみてください。
出題の「ツボ」が発見できてしまえば、もう何回も繰り返して問題を解く必要はないこ
とがわかってくるはずです。
資格試験の勉強は人様々ですが、時間のない社会人の方が短期間でサクッと受か
る勉強法は、ある程度絞られてきます。
出題の「ツボ」の抽出!!
時間のない社会人の方が短期間でサクッと受かる秘訣は、この出題の「ツボ」をどれ
だけ短期間で抽出することができるかではないかと思います。
あとは、直前期には、この出題の「ツボ」を記憶用ツールを使って、記憶の作業を繰
り返し行っていけば、知識の精度も高まるはずです。
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