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1 フォロー講義
本試験が終わった後の受講カウンセリングの中で、受験生の皆さんから必ずと言
っていいほど出てくる言葉があります。
「二択まで絞れたんですが…
最後の最後で間違った方を選んでしまいました。その問題が正解していれば…」。
あと、数問得点出来ていたら、合格していたかもしれないことを考えると、160点台、
170点台の方に多いのではないかと思います。
行政書士試験が、150点からのあと30点を伸ばすのが難しいと云われる所以は
このあたりにあるのかもしれません・・・
「二択まで絞れたのに症候群」
二択まで絞れたのに間違った方を選んでしまったということは、実は、○の肢を×
に、×の肢を○にしている訳ですから、五肢のうち、二つも間違えていることになり
ます。
どうして、「二択まで絞れたのに症候群」にかかってしまうのか?
これは、問題を解くために必要となる前提知識の精度が低かったこと、つまり、記
憶が不完全だったことが主な原因ではないかと思います。
特に、知識優位型の典型科目である行政法においては、「二択まで絞れたのに症
候群」にかかってしまうことが多いようです。
あれっ、これどっちだったっけ?
本試験中に、こういう風な場面に遭遇してしまった問題は、何故か間違えている確
率が高いということは、合格コーチの実体験からも云えます。
あやふやな知識!
これから本試験に向けてやるべきことは、 「二択まで絞れたのに症候群」になるべ
くかからないように、問題を解くために必要な前提知識の精度を高めていく、記憶
の作業ではないかと思います。
もっとも、記憶用ツール等を、前から順番にただ見直していっても効率が悪いです
から、今年の本試験で出題が予想されるテーマから優先的に行っていく必要があ
ると思います。
出題予想の「視点」☆
再受験生は、問題を沢山解いて知識をどんどん広げていく(知識の拡散)のではな
く、今まで学習した知識の集約→記憶の作業を、是非、行ってみてください。
2 復習のポイント
① 行政事件訴訟法(2)
まずは、パワーポイント「第19章-①」で、取消訴訟のプロセスの4つの箱(フレー
ムワーク)を、しっかりと理解しておいてください。
平成18年度及び25年度は、「却下」と書くべきところを「棄却」と書かれた方が数多
くいましたが、全体構造(フレームワーク)を理解していない証拠だと思います。
フレームワーク思考☆
次に、「行政法」p268以下で、①公権力性、②具体的法効果の発生という大項目
→中項目に沿って、各判例を整理しておいてください。
「仕組み解釈」によって「処分性」を拡大した最新判例は要注意ですので、もう一度、
判例のロジックを掴んでみてください。
最終的には、総整理ノートp142で、処分性肯定判例・否定判例を、事件名を見て、
判断できるようにしておいてください。
② 行政事件訴訟法(3)
まずは、パワーポイント「第19章-④」で、「原告適格」の問題となる典型ケースを
理解してみてください。
総整理ノートp144、145の判例は、「原告適格」に関する重要判例ですので、9条2
項の構造とともに、もう一度、判旨を読んでみてください。
最終的には、原告適格についても、総整理ノートp148で、原告適格肯定判例・否
定判例を、事件名を見て判断できるようにしておいてください。
次に、総整理ノートp149以下で、狭義の訴えの利益については、時間の経過とい
う「視点」から判例を整理しておいてください。
総整理ノートp150ページの最新判例は、①行政手続法12条1項の処分基準、②
行政裁量、③訴えの利益の3つのテーマに関連する重要判例ですので、判旨を
よく理解しておいてください。
以上、「処分性」「原告適格」「訴えの利益」は、あくまでも訴訟要件の話であり、処
分性が認められても、原告が勝訴した訳ではありません。
有名な判例の本案審理の内容については、以下の記事をご参照ください。
↓
最後に、「行政法」p293以下で、その他の訴訟要件についても、知識を整理してお
いてください。
③ 行政事件訴訟法(4)
行政事件訴訟法の出題のテーマは、 ①訴訟類型、 ②取消訴訟の訴訟要件、 ③
取消訴訟の審理・判決の効力に、 大きくグルーピングすることができます。
このうち、最近の本試験では、問題作成者である大学教授の問題意識の変化にと
もない、③取消訴訟の審理・判決の効力に関する問題が頻出しています。
例えば、記述式は 平成21年度 拘束力平成22年度 事情判決 まずは、取消訴訟
の審理について、定義と内容が一致するように、基本書p299以下をざっくりと読ん
でみてください。
次に、「行政法」p310以下、総整理ノートp159以下で、取消訴訟の効力について、
キーワードを中心に、内容を理解してみてください。
本試験では、第三者効については未出題ですので、総整理ノートp140の判例とと
もに、内容をよく理解してみてください。
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