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1 フォロー講義
行政書士として開業予定の方は、よく簿記3級程度の知識があるといいと云われて
いますが、今回ご紹介した本は、簿記を勉強しなくても、会計がわかる優れものです。
まあ、簿記の知識というより、財務諸表を読む力があればいいと思いますが・・・
中小企業診断士の試験には、一次試験・二次試験ともに、財務・会計という科目が
あるため、合格コーチも、会計の勉強をかなりやったのを覚えています。
≪中小企業診断士1次試験≫
①経済学・経済政策
②財務・会計
③企業経営理論
④運営管理
⑤経営法務
⑥経営情報システム
⑦中小企業経営・中小企業政策
当時、この本があれば・・・と思うくらい「目から鱗」の一冊です。
「いままでの会計の勉強法は、会計という森の一本一本の木の勉強ばかりしてい
ましたが、この本で紹介する勉強法は、会計の森全体を木と木のつながりを明ら
かにしながら理解していくというものです。」
森から木、木から枝、枝から葉へ
日頃、合格コーチが言っているのと同じことが書かれています。
実は、合格コーチも、会社法が見えてきたのは、中小企業診断士試験の勉強の中
で財務・会計の勉強をして、お金の流れから会社を見たからだと思います。
会社は、「お金を集めてきて」、「そのお金を何かに投資し」、株主のために「利益を
上げる」活動をするもの。
こういう会社の「本質」がわかってくると、会社法も見えてくるのかもしれません。
森から木、木から枝、枝から葉へ
受講生の皆さんも、是非、会社法の森(本質)の部分を意識しながら、会社法の復
習を行ってほしいと思います。
実は、財務・会計の勉強をやったときに、同時に、証券アナリストの勉強をしたおか
げで、株式投資のロジックもわかるようになりました。
知識と知識の「つながり」
何ごとも、ひとつのことだけを勉強するのではなく、それと関連することを同時に勉
強することで、知識がどんどん広がっていくのではないかと思います。
ちなみに、以前に講義の中でお話した、財務諸表の読み方に関する検定試験は、
大阪商工会議所で実施している、ビジネス会計検定試験です。
ビジネス会計検定の詳細については
↓こちらから
2 復習のポイント
① 組織再編など
まず、リーガルクエストp351以下で、企業の買収・結合・再編の方法にはどのよう
な方法があるのかを、ざっくりと読んでみてください。
次に、パワーポイント109以下で、合併、会社分割、株式交換、株式移転のイメー
ジとそれぞれの基本的な法的効果について、知識を整理しておいてください。
最後に、パワーポイント107、カード067で、組織再編の手続のプロセスを、(反対)
株主と会社債権者保護の「視点」から整理しておいてください。
組織再編については、
基本的な法律効果と、パワーポイント023の「視点」を聞いてきますので、もう一度、
他資格セレクト過去問で「出題のツボ」を掴んでみてください。
組織再編については、
平成18年度に合併、平成21年度に事業譲渡、平成24年に吸収合併が出題され
ていますので、次は、株式交換・株式移転あたりが要注意でしょうか?
② 持分会社
まずは、パワーポイント035~037で、合名会社の「特質」について、株式会社との
比較の「視点」から、もう一度、知識を確認してみてください。
次に、リーガルクエスp427、カード068で、持分会社の「特質」を、株式会社との比
較の視点から、知識を整理してみてください。
会社の類型を問う問題は、平成22年度に持分会社と株式会社との比較の問題が
出題されていますが、合同会社プロパーの問題は未出題です。
合同会社については、株式会社に比べて格安で設立できることから、設立の件
数は、かなり増えているようです。
合同会社の設立業務は、
株式会社の設立業務と同様に、行政書士の業務となりますので、合同会社につ
いても、間接有限責任という「視点」から知識を整理しておいてください。
③ 商法総則
まずは、パワーポイント117で、企業の補助者の全体構造(フレームワーク)をしっ
かりと確認した上で、各テーマの内容を整理してみてください。
森から木、木から枝、枝から葉へ
商法は、細かな葉っぱの知識を暗記しなくても、大きな「森」をしっかりと整理して
いるだけで得点することができる問題が数多く出題されています。
次に、カード075、問題3で、支配人と代表取締役を「比較」点から、知識の整理を
しておいてください。
また、支配人・代理商・取締役の競業避止義務の「比較」の視点を問う問題は、行
政書士試験をはじめ、他資格試験でも頻出していますので、カード077で、知識を
整理しておいてください。
最後に、パワーポイント121以下、カード076・093・094で、代理商、仲立人、問屋に
ついて、その位置づけと権限・義務を整理しておいてください。
代理商・仲立人・問屋は、行政書士試験の過去問でも出題されていますので、再
度、リニューアルして出題される可能性もあると思います。
商法総則・商行為は、
出題数が1問の割には、出題範囲もかなり広く、何が出題されるのかわかりずら
いため、基礎法学と同様に、学習の優先順位は低い科目です。
したがって、商法は、会社法を中心に学習してみてください。
次回から、実践講義マスター憲法です。
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