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1 フォロー講義
山田式!は、再受験生のための合格講座です。
法律の知識が全くない初学者と法律の知識がある再受験生とでは、最終的な到
達点は同じかもしれませんが、勉強のプロセスは違うはずです。
ゼロベースの初学者の場合、法律の知識が全くない訳ですから、まずは、知識を
吸収することが勉強の第一目標になります。
もし、合格コーチが、
初学者向けの講座をやるなら、最初は、細かいことは話さずに、まずは、各制度
の顔と名前を、全体の中で位置づけながら覚えられるような、教材を作り、講義
をすると思います。
おそらく、既存の初学者向けの講座とは全く違うものになるはずです。
これに対して、再受験生の場合、
法律の知識が少なからずある訳ですから、その知識を、本試験で「使える知識」に
再構築していくことが勉強の第一目標になります。
初学者と同じようなことをやっても、なかなか成績は伸びていかないはずです。
本試験で使える知識にしていくためには、「フレームワーク」と「ツボ」の視点から、
知識と知識の「つながり」を意識した集約化が必要になってきます。
知識と知識の「つながり」
今まで、只管、葉っぱの知識ばかりを集めるような勉強をされてきた方は、是非と
も、知識と知識の「つながり」を意識しながら勉強を進めてみてください。
実践講義マスター民法では、
大村「基本」民法シリーズを使用して、各制度の趣旨など、民法を学習する上で
基本となるところも、初学者が学ぶ以上に詳細に説明していきます。
受講生の皆さんは、こういう基本的なところを大切にしながら、是非、知識と知識
の「つながり」を作っていってください!
2 復習のポイント
① 不動産物権変動(2)
まずは、パワーポイント084で、不動産物権変動と登記について、全体の「フレー
ムワーク」を「アタマ」に入れておいてください。
次に、人的範囲について、パワーポイント093・094で、背信的悪意者に関する判
例を、よく「理解」しておいてください。
最後に、パワーポイント051で、「取消しと登記」の事例について、取消前と取消後
に分けて、判例のロジックと結論を「理解」しておいてください。
判例のロジックを「理解」するためには、講義中に消しゴムで消した遡及効という
フィクションの世界をきちんと理解しておくことが重要です。
講義中に、消しゴムで消す講師はいないと思いますが・・・
結局、判例は、○○後では、復帰的物権変動という理論的にはかなり無理のあ
る概念を作りだして、二重譲渡類似の関係を作り出して、177条で処理をしてい
ます。
その意味では、パワーポイント096の公信力説の方が、ロジックとしてはわかりや
すのではないかと思います。なお、
本試験では、各事例を○○前か○○後かに「類型化」して、「主観」と「登記」を
チェックすれば解答ができるように問題が作成されています。
したがって、パワーポイント106が、不動産物権変動と登記というテーマの問題を
解く際の前提知識となりますから、なるべく早く、この前提知識を記憶しておいて
ください。
② 不動産物権変動(3)
まずは、パワーポイント097で、物権の取得原因について、原始取得と承継取得、
法定取得と約定取得の「視点」から知識を整理しておいてください。
平成23年度も、即時取得の効果について問う問題が出題されましたが、即時取
得→原始取得であることは、常識にしておいてください。
次に、カード056で、取得時効の要件・効果について、各条文を参照しながら、知
識を整理してみてください。
特に、パワーポイント098の占有の承継については、パワーポイント098の事例と
ともに、知識をアウトプットの「視点」から整理しておいてください。
最後に、パワーポイント099・カード057で、時効取得と登記について、判例の5つ
のテーゼを図解しながら、きちんと「理解」してみてください。
もっと、この時効取得と登記については、昨年、問題36で直球で出題されていま
すので、しばらくは、お休みではないかと思います。
問題36の肢2・3・4は、判例の5つのテーゼを直球で聞く問題でしたので、この3
つの肢が、きちんと切れているか、もう一度、ふり返りを行ってみてください。
なお、本試験では、時効は、平成19年度・21年度・22年度・23年度に出題されてい
る頻出テーマですので要注意です(いづれも難易度は高いです)。
③ 不動産物権変動(4)
まずは、パワーポイント102以下・カード078で、相続と登記について、4つのケー
スに「類型化」して、判例のロジックと結論を、しっかりと「理解」しておいてくださ
い。
特に、遺産分割後と登記の問題と、相続放棄と登記の問題は、結論が大きく異
なりますので、その理由について、次回、カード074・075で確認していきます。
次に、パワーポイント106で、第三者が保護されるための要件(主観と登記)を再
度確認して、なるべく早く「アタマ」の中に入れてみてください。
不動産物権変動と登記に関する問題は、
どの資格試験においても、ほぼ同じパターンの問題が出題されますので、是非
とも出題パターンをマスターしておいてください。
こういう、事前の準備が十分にできる、典型パターン問題を落とすのが、一番も
ったいないです。
なお、次回は、講義の冒頭に、記述式オリジナル問題の問題1・3・5を検討して
いきますので、各自、目を通しておいてください。
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