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1 フォロー講義
「再受験生のための過去問分析講座」の中でもお話ししているように、平成21年
度・平成22年度は、民法が今までとは次元を異にするように難化しています。
難化とは、具体的には、
① 問題文の長文化
② 未出題テーマを問う問題の増加
③ 細かい知識(判例・条文)を問う問題の増加
問題によっては、①②③のすべてに関係するような形での難化問題も出題され
ていますので、本試験においても、この手の問題への対策を考えておく必要が
あります。
① 問題文の長文化
前回の講義で取り上げた問題20(行政書士試験平成21年度)が長文問題の典
型だと思います。
講義でもお話ししたように、こういう長文問題を解けるか解けないかのメルクマー
ルは、テーマ検索と、その前提としての「キーワード」に気がつくかどうかというこ
とです。
問題20のDの相談であれば、時効というテーマで「2番抵当権」というキーワード
を見た瞬間に、最判平11.10.21に気がつくかどうかです。
つまり、「2番抵当権」→後順位抵当権者→時効の援用権者(テーマ検索)→判
例:援用権否定(プログレカード060)というように、まずは、問題文中のキーワー
ドに反応できるかが勝負になってきます。
(→部分が「アタマ」の動きです)
キーワード反応
このように、プログレカード060の知識(これは記憶しているのが前提)がアタマの
中にあったとしても、問題文中の「2番抵当権」というキーワードに反応できなけれ
ば正誤を判断するのは難しくなってしまいます。
では、問題20のCの相談では、どの文言がキーワードになって、検索すべきテー
マは、一体何なのでしょうか?
要するに、民法では、事前の「理解力」「集約力」「定着力」に加えて、本試験の現
場での「検索力」(あてはめ力)が要求されています。
この検索力(あてはめ力)については、次回、基本民法Ⅰの補論(三段論法)を使
ってお話ししていきます。
問題文が長文化しても、できる人は、すべてをダラダラと読んでいる訳ではなく、
キーワードに敏感に反応しているのではないかと思います。
記憶するときも、文章では記憶することはできませんから、日頃の学習をする上
でも、キーワードを意識した学習をする必要があるのではないかと思います。
プログレカードに知識を集約化していくときも、なるべく短く、キーワードで知識を
整理・集約できるような工夫をしてみてください。
なお、今年のプログレゼミ(民法)では、テーマ検索力及びキーワード発見力と、
知識の集約力に重点を置いたゼミを行っていく予定です。
② 未出題テーマを問う問題の増加
再受験生のための過去問分析講座の中でもお話ししているように、最近の行政
書士試験の問題は、5~10年位前の司法書士の過去問と類似する問題が多数
出題されています。
その中でも、特に重要な問題については、他資格セレクト過去問集にも入れて
ありますが、やはり、限界があります。
そこで、昨年の行政法択一式で19問中15問前後得点出来ていて、総合点でも
160点以上の方には、司法書士試験の過去問(Aランク)を解くことをお薦めしま
す。
伊藤塾の司法書士過去問セレクションは、テーマを厳選して選んでいますので、
まずは、Aランクを中心に問題を検討してみてください。
過去問は、解くというようりも、どのようなテーマから、どのような内容の問題が、
どのような「視点」から出題されているのかを分析するために使ってみてください。
そして、最終的には、このテーマのこの内容の問題が出題されたら、どういう知
識が必要となるのかという点に「軸」を置いて、プログレカードに知識を集約・整理
していってください。
知識のグルーピング→抽象化
昨年の行政法択一式で19問中15問前後得点出来ていない方、総合点でも160点
に達していない方は、まずは、他資格セレクト過去問集の問題をじっくりと検討し
てみてください。
なお、講義の中でご紹介した、クランボルツ教授(「計画された偶発性理論」)のご
著書は、↓↓↓
「計画された偶発性理論」についての記事は
↓こちらから
2 復習のポイント
① 記述式
記述式については、前回分の講義で学習した内容に関する問題を、次回の冒頭
で、記述式の「7つのステップ」に沿って検討していきます。
(1)問題文分析
(2)図解
(3)テーマ検索
(4)条文・判例検索
(5)キーワード検索
(6)キーワードの文章化
(7)転記
問題文の分析の段階では、問題を解く際にキーワードになる語句にマーキング
等をしながら、必ず事例を図解する習慣を身につけてみてください。
問題を検討する際には、当該問題と関連するテーマについても適宜お話しをし
ていきますので、プログレカードに知識を一元化しておいてください。
問題4は、「中古自動車→故障」とあるので「瑕疵担保責任」という流れになりそ
うですが、問題文の最後に「無効」主張とあります。
瑕疵担保責任の要件を検討してしまった方は、もう一度、契約をキャンセルする
方法について、プログレカードで知識を整理しておいてください。
民法は、通常は、要件→効果という流れで考えていきますが、知識をグルーピ
ングで整理したいときには、効果→要件という流れで考えていくのが効果的です。
② 94条2項類推適用
まずは、パワーポイント047で、94条2項のオリジナルモデルと、判例の事案の
共通点と相違点をもう一度確認してみてください。
類推適用とは、条文を直接適用することができない場合、「要件」の共通点に着
目して、いわば、法を「創造」していく方法です。
民法では、この類推適用という手法がよく出てきますので、出てきたら、オリジナ
ルとの共通点と相違点をチェックしてみてください。
次に、カード022で、94条2項類推適用の要件と効果を整理した上で、「権利外観
理論」について、基本書p150を、読んでおいてください。
94条2項を類推適用した判例も、要件論において、「静的安全」と「動的安全」の
調整を図っていることがわかると思います。
94条2項類推適用は、択一式では、問題17肢5で出題されていますので、3つの
要件が問題文の中でどのようにキーワード化されているかをよく理解してみてく
ださい。
③ 消滅時効
まずは、カード058で、消滅時効の要件と効果をもう一度整理した上で、パワー
ポイント051で、「中断」と「停止」、「放棄」と「援用」の意味を確認しておいてくだ
さい。
専門用語が色々と出てきて混乱するかもしれませんが、まずは、用語の「顔」と
「名前」が一致するように、プログレカードの「定義」をうまく利用してみてください。
次に、パワーポイント050で、判例が援用権を認めた事例について、もう一度、
Ⅹの主張及びZの反論という「視点」から理解してみてください。
パワーポイント050の事例は、本試験では未出題ですので、問題22の肢5ととも
に、キーワードにきちんと反応できるようにしておいてください。
なお、取得時効については、物権変動で詳しくみていきます。
最後に、条件・期限について、パワーポイント048、カード051・052で、最低限の
知識は確認しておいてください。
判例は、出世払いを「期限」と認定していますが、どうして判例が「期限」と認定
したのか、定義を参照しながら次回まで考えてみてください。
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