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1 フォロー講義
実践講義第4・5・6回目は、外国人と法人の人権、公共の福祉、特別権力関係を
中心に講義を進めていきました。
「過去問を読む!2000-2007」等で、お話している通り、行政書士試験に合格する
ためには、過去問の「特質」を知ることが重要です。
平成18年度・19年度の本試験と過去問の関係を分析してみると、次の3つのグル
ープに分けることができます。
① 過去問は繰り返す科目
→ 行政法(行政手続法・行政不服審査法・地方自治法)、一般知識
② 過去問は繰り返さない科目
→ 民法、行政法(総論・行政事件訴訟法)
③ 過去問がない科目
→ 商法の会社法部分(正確には、平成19年度のみ)
②③の科目において、過去問は傾向分析には役に立ちますが、過去問で出題され
たテーマと同一テーマの問題はほとんど出題されていません。
理由は簡単で、②③の科目は、平成12年度以降出題数が少なく、過去問のストッ
クだけでは、その科目の出題範囲を網羅できないためです。
したがって、②③の科目については、過去問以外に、他資格の過去問や答練・模試
を利用して、過去問の穴を埋めていく必要があります。
憲法についても、基本的には、過去問は繰り返さない科目に分類できるのではない
かと思います。
「他資格セレクト過去問集」の問題②と問題③、問題④と問題⑤などを見れば、他
資格の過去問と、ほぼ同一の問題が出題されていることがわかるはずです。
他資格セレクト過去問は、②③の科目においては、本試験の予想という意味で威力
を発揮しますから、受講生の皆さんは、是非有効に活用してほしいと思います。
6月21日・22日に、名古屋校・大阪梅田校で実施する「スクーリングゼミ」のセレク
ト問題を受講生の方に発送しております。
受講生の方は、各問題の根拠条文・判例を、六法・基本書等で調べた上で、当日の
ゼミにご参加ください。
社会人の方は、時間があまりないかもしれませんので、ざっくりと問題を検討してい
ただければ十分です。
ゼミでは、セレクト問題を素材にしながら、当日配布する「オリジナルレジュメ」を使
用して、実践講義で学習した民法の総整理・総復習を行っていきます。
通常の講義では、あまりお話していない民法の学習法・思考法や総整理の仕方等
についても触れていきますので、ゼミ受講生の方は、どうぞお楽しみに!
「オリジナルレジュメ」は、本試験直前期の総整理に威力を発揮すると思いますの
で、今後の学習にも、是非ご活用ください。
2 復習のポイント
① 外国人の人権と法人の人権
まずは、パワーポイント030で、外国人の人権と法人の人権の全体構造をしっかり
と掴んでみてください。
外国人の人権については、昨年、平成17年度の最新判例も含めて直球で出題さ
れていますので、カードを中心に判例を見ておけば十分でしょう。
次に、法人の人権について、カード005・006の判例の判旨をもう一度よく読み込
んでみてください。
高橋憲法p87にあるように、法人の人権が問題となる場面は、2パターンあります
ので、その意味するところを理解してみてください。
最後に、パワーポイント034・035で、各判例をヨコに比較しながら、外国人と法人
の人権の判例を整理してみてください。
判例をヨコに比較しながら整理していくと、今までは気がつかなかった点についても、
新たな気づきを発見することができるのではないでしょうか。
なお、私人間適用については、平成18年度に三菱樹脂事件の判例が直球で出題
されていますので、ざっくりと確認しておけば十分です。
② 公共の福祉
まずは、カード034で、公共の福祉の3つの学説について、12・13条と22・29条
に関するキーワードを中心に知識を整理してみてください。
行政書士試験の憲法では、学説をA説・B説というようにダイレクトに問う問題は出
題されていません。
しかし、他の見解と異なるものはどれかというように、学説の理解を裏から問う問題
は毎年のように出題されています。
この中には、学説を知っていれば、数秒で確実に解ける問題もありますので、憲法
の重要学説については、カードで知識を整理しておいてください。
次に、カード034を参照しながら、問題11をもう一度解き、学説問題の出題パター
ンを把握してみてください。
③ 特別権力関係
まずは、パワーポイント041で、特別権力関係のイメージを掴んだうえで、カード0
19で、全体構造を理解しておいてください。
日本国憲法の下では、明治憲法時代の特別権力関係理論は、もはや妥当しえな
い理論ですが、法律の留保の視点は重要となってきます。
次に、カード024・025・026・027で、在監者の人権が問題となった判例について、
判例のロジック及びポイントを掴みながら再読してみてください。
カード027の「相当の蓋然性」というキーワードは、問題27(平成17年度記述式)と
も関係してきますので、よく理解しておいてください。
講義では、ポイント(出題のツボ)を中心に判例を読解していきますので、判例のメモ
欄にポイントの書き込みをしておいてください。
次回は、カード020の判例と同様の審査基準を採用している判例についてみていき
ますので、皆さんなりに探してみてください。
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