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1 フォロー講義
実践講義7・8・9回目は、ケインズ経済学、財政、金融政策を中心に講義を進めて
いきました。
プログレ一般知識も、時間数(全18時間)で言うと、ちょうど半分(9時間)の折り返
し地点を過ぎました。
受講生の皆さんは、講義中に過去問を随時参照しながら、講義を進めている理由
がよくわかってきた時期ではないかと思います。
一般知識(政治・経済・社会)は、平成12年以降、「行政学」と「財政学」を専門も研
究されている大学教授が問題を作成しています。
したがって、一般知識の出題は、過去問に出題されたテーマをリメイクした問題が
数多く出題されています。
一般知識の学習は、「1に過去問、2に過去問、3、4がなくて、5に過去問」と言わ
れる所以です。
(ちなみに、法律科目の学習は、「1に条文、2に条文、3、4がなくて、5に条文」と
言われています。)
もっとも、過去問のリメイクと言っても、問題は進化していますから、過去問そのま
まではなく、必ずプラスαの部分が問われています。
したがって、一般知識で得点を稼ぐためには、まずは、過去問レベルの知識につ
いては、最低限マスターしていることが前提となってきます。
受講生の皆さんは、まずは、過去問レベルの知識について、プログレカードを中心
に知識をきちんと整理しておいてください。
その上で、プラスαの部分の知識を加えていけば、一般知識については、ほとん
ど学習しなくても、高得点が取れるのではないでしょうか。
一般知識は、過去問を離れたり、無視した学習をしてしまうと、学習範囲が広がり
過ぎて、あれもこれもというように、だんだんと収拾がつかなくなってしまいます。
その意味でも、受講生の皆さんには、「過去問構造化マップ」というフレームワー
クを有効に活用してほしいと思っています。
2 復習のポイント
① ケインズ経済学(Chapter7)
まずは、パワーポイント041で、世界大恐慌に対する、古典派とケインズ経済学
との対応の違いを理解してみてください。
古典派の理論によれば、超過供給の場合、価格を下げれば超過供給は解消さ
れるとことになりますが、現実的には、価格の下方硬直性が問題となってきます。
次に、資料政経p256以下で、ケインズ経済学について、文字ベースで確認する
とともに、ケインズ経済学の問題点についても、理解しておいてください。
次回は、反ケインズ主義の台頭についてみていきますので、該当箇所をざっくり
と読んでおいてください。
講座の中では、資料政経は、各テーマの基本事項の確認のために使用して、本
試験レベルの知識の整理は、プログレカード、オリジナル問題等で行っていきます。
プログレは、再受験生・中上級者向けの講座ですから、基本事項については、あ
る程度理解、あるいは、予習されていることを前提に講義を進めていきます。
もし、基本事項について不安のある方は、初学者向けの講座等のテキストを参考
にしていただければと思います。
② 財政(Chapter7)
まずは、カード023で、財政の機能について、累進課税制度や社会保障制度をキ
ーワードにして、ざっくりと知識を確認してみてください。
第2に、カード024で、統一性の原則(予算単一主義の原則)に焦点をあてて、特
定財源と特別会計について、カードで知識を整理してみてください。
特別会計については、出題が予想されるテーマですので、オリジナル資料やオリ
ジナル問題を参照にしながら、出題のツボを押さえておいてください。
パワーポイント047は、旧道路整備特別会計の資金の流れをあらわした図解です
が、若干説明不足の点もありましたので、簡単に補足しておきます。
パワーポイント047において、問題となるのは、道路特定財源である揮発油税(ガ
ソリン税)が、一般会計を経由しないで、直接に特別会計に直入している点です。
揮発油税の4分の3と石油ガス税(特定財源)は、一度は一般会計の歳入に計上
され、一般会計の歳出を経て特別会計の歳入になっています。
国民にとって税負担がどの程度なのかは、一般会計をみることでわかるようにして
おく必要がありますが、上記の直入分は、このような原則を逸脱していることになり
ます。
この点は、試験的には、直接問われることはないと思いますので、まずは、カード
レベルの知識をしっかりと押さえておいてください。
特別会計につきましては、以下のHPが参考になりますので、時間に余裕のある方
は、参照してみてください。
↓ 財務省のHPです。
http://www.mof.go.jp/jouhou/syukei/tokkai1804.htm
第3に、カード025で、予算の内容について、会計年度独立の原則と単年度主義
の原則の例外という視点から、知識を整理しておいてください。
第4に、パワーポイント045で、予算編成サイクルについて、憲法と財政法の規定
を参照しながら、ざっくりと流れを掴んでおいてください。
財政については、平成16年度の出題の他、財政法からの出題が多くなっています
ので、直前期には、もう一度、財政法の条文を確認しておいてください。
第5に、カード028で、国債について、財政法4条(建設国債の原則)、5条(市中
消化の原則)について知識を整理しておいてください。
国債につきましては、以下のHPが参考になりますので、時間に余裕のある方は、
参照してみてください。
↓ 財務省のHPです。
最後に、カード030で、決算の視点から、会計検査院について、憲法の条文も参
照にしながら、知識を整理しておいてください。
お時間のある方は、会計法の条文もざっくりと見ておけば、対策として万全ではな
いかと思います。
③ 金融政策(Chapter7)
まずは、パワーポイント049、カード031・032で、日銀の業務と金融政策について、
公開市場操作を中心にして知識を整理してみてください。
次に、オリジナル問題39、OHCの図解を参考に、ゼロ金利政策と量的緩和につ
いて、大枠を理解しておいてください。
金融については、平成13・平成17年度以降出題されていませんので、出題サイ
クル的には、そろそろ出題されてもいいような気がします。
3つの金融政策のうち、公開市場操作が色々と問題を作りやすいので、買いオペ
・売りオペについては、仕組みをしっかりと理解しておいてください。
3 憲法・行政法とのリンク
① 高橋憲法 p300~301、p310~314
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