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1 フォロー講義
実践講義第22・23・24回では、契約の成立、同時履行の抗弁、危険負担、担保責
任を中心に講義を進めていきました。
平成18年度の記述式は、解約手付けと物上代位でしたが、大村基本民法Ⅱには、
解約手付について、p27・28に詳細な記述があります。
平成19年度の記述式は、金銭債務の特則と正当防衛でしたが、大村基本民法Ⅱ
には、正当防衛について、刑法との比較の視点から、p210・211に詳細な記述が
あります。
なお、物上代位と金銭債務の特則については、大村基本民法Ⅲに詳細な記述が
あります。
また、平成17年度、平成16年度、平成15年度ともに、大村基本民法に詳細な
記述があるテーマから出題されています。
行政書士試験の記述式の問題は、1問あたりの配点も高いため、重箱の隅を突
くような細かな知識を問う問題は、出題される可能性は低いといえます。
今年の記述式の問題を予想する際には、その問題のテーマが大村基本民法に
詳細な記述があるのかという点が、ひとつのヒントになってくると思います。
受講生の皆さんは、今年の記述式の問題を予想する上でも、大村基本民法を
有効に活用してみてください。
ちなみに、未だ大村基本民法Ⅰからの記述式の出題がないのが気になります。
2 復習のポイント
① 契約の成立
まずは、カード147で、双務・片務契約、有償・無償契約、諾成・要物契約の区別
の実益をしっかりとイメージできるようにしておいてください。
次に、問題52・53で、契約類型を問う問題を解いて、各契約類型の知識を問題
という形で整理してみてください。
申込みと承諾、手付けについては、平成19年度・18年度に直球で出題されてい
ますので、今年はお休みかと思いますが、カードで最低限度の知識は確認して
おいてください。
② 双務契約
まずは、カード149で、同時履行の抗弁権の要件と効果を整理した上で、問題
40の肢アをもう一度検討してみてください。
講義では、何回もお話しているように、民法の本試験問題は、そのほとんどが要
件(条文)のあてはめと、判例の知識を問う問題です。
「要件」と「効果」は、記述式においても問われていますから、プログレカードの
基本を利用して、なるべく早いうちに記憶してみてください。
同時履行の抗弁権については、カード150・151が、他資格試験ではよく問われ
ているテーマです。
次に、パワーポイント111で、特定物の全部滅失事例の処理パターンをしっかり
と整理しておいてください。
平成15年度・平成18年度に出題された総合問題は、今年も出題される可能性
が高いですので、時間軸と帰責性の視点から、事案処理できるようにしておい
てください。
次回は、問題39・57・記述式問題21で、きちんと事案処理ができるかどうかを
確認していきます。
③ 担保責任
まずは、パワーポイント119で、担保責任の趣旨である「有償契約による対価的
均衡」という意味をもう一度確認してみてください。
次に、カード165・問題63で、瑕疵担保責任の法的性質についての法定責任説
をもう一度理解してみてください。
昨年は、時効学説が出題されたので、今年も学説問題が出題されるとしたら、そ
の最有力のひとつが、問題63だと思います。
最後に、パワーポイント122で、法定責任説に立った場合、買主Yがそれぞれど
のような主張をすることができるのかを考えてみてください。
☆ 説明会 ☆
過去問(Kakomon)を読む(Yomu)!2000-2007
~過去問活用法と本試験出題予想~
3月22日(土)14:00~15:30 名古屋校
3月29日(土)11:00~12:30 京都校
3月29日(土)15:00~16:30 大阪校
当日は、個別学習相談・受講相談も行いますので、お気軽にお越しください!
また、「プログレスクーリングゼミ」の内容につきましてもお話する予定ですので、
プログレ受講生及び受講を検討している方は、是非、ご参加ください。
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