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1 フォロー講義
第9・10回目は、法の下の平等、思想・良心の自由、信教の自由、学問の自由、
知る権利等を中心に講義を進めていきました。
憲法は、他の科目とは異なり、判例と学説とでは、人権保障を考える際の視点
が異なっています。
学説は、個人の側から人権保障を考えるのに対して、判例は、社会秩序等の
「公益」の側から人権保障を考えています。
国家の機能として、社会の秩序維持機能があるということを考えれば、判例の
視点もひとつの視点として理解することができると思います。
法律を学ぶ際に大切なことは、自分が考える視点以外の視点があるということ
を理解することだと思います。
すなわち、一つの考え方・視点だけを単眼的に学ぶのでなく、対立する考え方・
視点を複眼的に学ぶことだと思います。
判例と学説とで見解が異なる場合は、どうして見解が異なるのか、その理由に
ついて考えてみることが大切です。
これは、憲法を学習する際に最も大切な対立利益を考えることにもつながりま
す。
憲法の学習の中で、利益と利益との比較衡量を通じて得られるバランス感覚、
すなわち、リーガル・マインド(法律的素養)を身に付けてみてください。
2 復習のポイント
① 法の下の平等
まずは、パワーポイント052で、近代と現代の自由観・平等観の違いを、ざっくり
と理解してみてください。
次に、高橋憲法の項目に従って、カードで重要判例の事案・争点・結論・判旨の
順で判例を整理してみてください。
14条に関する判例は、目的と手段にわけて立法の合憲性を判断していますの
で、目的は?手段は?という視点で判例を読んでみてください。
② 信教の自由・政教分離
まずは、カード054・058で、信教の自由と政教分離の基本事項について、しっか
りと知識を整理してみてください。
判例の採っている目的・効果基準については、基準として抽象的で、同一事案
にもかかわらず、結論が異なるなど、基準としての有用性に疑問があることは
理解しておいてください。
次に、パワーポイント056・057で、信教の自由と政教分離の関係について、行政
事件訴訟法の訴訟類型と関連させて知識を整理しておいてください。
最後に、カード057の判例について、パワーポイント058で、争点を理解した上で、
もう一度、判旨全文を読んでおいてください。
カード057の事案は、信教の自由と政教分離とが衝突した場合には、原則として、
信教の自由を優先させるという、人権と制度とが絡み合った事案です。
思想・良心の自由、学問の自由については、問題・カード等でざっくりと知識を整
理しておいてください。
③ 知る権利
まずは、パワーポイント060で、知る権利には、自由権的側面・請求権的側面が
あることを、しっかりとイメージできるようにしておいてください。
問題13・5は、最近の行政書士試験の傾向に沿う大きな視点から憲法の基礎を
問う良問かつ予想問題です。
知る権利の他にも、人権には、自由権的側面と請求権的側面とをもつ複合的な
人権がありますので、問題5で知識を整理しておいてください。
3 記述式について
問題1は、憲法の基本中の基本を理解しているかどうかを問う問題です。
解答がずれてしまった方は、もう一度、パワーポイント039及び私人間適用の問
題(平成18年度出題)について、もう一度、よく復習をしてみてください。
次回は、問題2を検討します。
