実践講義 商法 第13・14 | リーダーズ式 合格コーチ 2025

リーダーズ式 合格コーチ 2025

「アタマ」と「こころ」を元気にする経営を科学する!リーダーズ総合事務所・リーダーズ総合研究所代表(中小企業診断士・社会保険労務士・行政書士・産業カウンセラー・キャリアカウンセラー・メンタルヘルスマネジメント検定Ⅰ種・FP)コンセプトは人と人の「つながり」



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1 フォロー講義


第13・14回目は、取締役・会社間の関係、取締役の責任、会計参与・監査役、

資金調達、計算を中心に講義を進めていきました。


講義の最初でもお話した通り、会社法は、第4章の機関までをしっかりと学習

しておけば、本試験には十分対応できると思います。


したがって、資金調達・計算・組織再編については、ざっくりと理解しておけば

十分だと思います。


しかし、貸借対照表・損益計算書などの財務諸表については、一般知識(企業

会計)でも出題されますし、行政書士の業務の中でも必要となる知識です。


時間的に余裕のある方は、一般知識の講義の時に紹介する書籍等を読んで

財務諸表について、ある程度の知識はつけておいてほしいと思います。


行政書士として独立・開業する場合、事務所の経営者となるわけですから、会

計・税金等についても、知っておく必要があると思います。


また、サムライ(士)業は、自営業となるため、年金はサラリーマンが加入する

厚生年金ではなく、国民年金となります。


国民年金の場合、保険料は全額自己負担(事業者との折半なし)、受給額は、

定額(報酬比例部分なし)であるため、厚生年金と比べて受給額に大きな差が

出てきます。


したがって、サムライ(士)業として独立・開業予定の方は、老後のファイナンシ

ャルプランも考えて、一定の貯蓄や投資を行っていく必要があります。


現在、合格コーチは、FP等の知人とともに、定年前後のシニア層、高校生・大

学生を対象にした「お金の学校」の設立を企画しています。


「お金」を「稼ぐ」(働く)、「使う」(趣味)、「借りる」(住宅ローン等)、「貯める」(預

貯金)、「備える」(生命保険)、「もらう」(年金)、「増やす」(投資・事業)。


お金には色々な面がありますが、どの面についても、きちんと教わった経験が

ないような気がします。


世の中には、「お金」では買えない大切なものもありますが、人の一生は常に「

お金」が関係しているように思います。


より良い人生を歩むために「お金」とうまく付き合っていく!「お金の学校」のコン

セプトでもあります。


「お金」とうまく付き合っていくためには、不利な条件から我々を守ってくれる「法

律」の知識も当然に必要になってきます。


「お金」と「法律」のジョイントベンチャースクール。これこそまさに「お金の学校」

の真骨頂なのかもしれませんね。



2 復習のポイント


① 取締役・会社間の関係


まずは、パワーポイント073で、取締役と会社間との関係について、全体像をもう

一度イメージしてみてください。


第二に、カード041で、競業避止義務について、承認機関、承認がなかった場合

の効力について、利益相反取引との比較の視点から知識を確認してみてくださ

い。


第三に、パワーポイント074、カード042で、利益相反取引について、承認機関、

承認がなかった場合の効力について、確認してみてください。


会社法は、比較の視点をダイレクトに問う問題の他に、肢の一つ一つに比較の

視点が間接的に入っている問題も出題されます。


したがって、類似する制度が出てきたら、カード(整理)等で、常に比較の視点

から知識を整理しておいてください。


② 取締役の責任


まずは、カード045で、取締役も含めた役員等の会社に対する責任の項目をし

っかりと記憶してみてください。


第二に、その責任のうち、剰余金の配当等に関する責任について、カード062

で、剰余金の配当の要件をしっかりと確認しておいてください。


剰余金の配当とは、パワーポイント085にあるように、旧法時代の4つの制度を

ひとつの法規制に統合したものですので、名前と顔が一致するようにしておき

ましょう。


第三に、パワーポイント076で、会社が取締役に対して損害賠償の請求をしな

かった場合の救済手段として、株主代表制度があることを理解しておいてくださ

い。


株主代表訴訟については、提訴権者と担保提供の制度があることを知っておけ

ば十分だと思います。


第四に、パワーポイント077、カード048、問題19で、役員等の第三者に対する責

任のポイントを掴んでみてください。


③ 会計参与・監査役・監査役会


まずは、カード050、051、052で、会計参与、監査役などの権限、義務、任期等

の基本的な事項を確認してみてください。


この部分は、本試験では、ほとんど出題されていませんが、出題されるとしたら

改正部分が中心になると思います。


次に、カード053で、監査役会の招集手続きなどを、株主総会、取締役会との比

較の視点で整理してみてください。


最後に、パワーポイント079、カード056で、委員会設置会社について、ざっくりと

全体構造を理解しておいてください。


委員会設置会社がダイレクトに聞かれることはないと思いますが、会社法の中

ではよく出てくるので、一応制度の枠組みは理解しておきましょう。