振り返り(フィードバック) | リーダーズ式 合格コーチ 2025

リーダーズ式 合格コーチ 2025

「アタマ」と「こころ」を元気にする経営を科学する!リーダーズ総合事務所・リーダーズ総合研究所代表(中小企業診断士・社会保険労務士・行政書士・産業カウンセラー・キャリアカウンセラー・メンタルヘルスマネジメント検定Ⅰ種・FP)コンセプトは人と人の「つながり」




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一昨年、(社)日本産業カウンセラー協会の産業カウンセラー養成講座(全

20回)を受講して、カウンセリング理論の学習とカウンセリングの実習を行い

ました。 http://www.counselor.or.jp/guest/course.html


全20回のうち、12回がカウンセリング実習で、朝の9:00~夕方の5:00まで、

途中1時間の休憩を挟んで、ずっと人の話を「聴く」練習を行います。 正直

言って、「聴く」ことは結構疲れます。


昔から、「話し上手は聴き上手」とよく言われています。人の話しを共感しな

がら、しっかりと聴くことで、相手の心に響く言葉が自然と出てくるのだと思

います。


カウンセリング・コーチングの基本は、このように相手の話しを共感しながら、

しっかりと聴くという「傾聴」にあります。養成講座では、その技法を少人数で

学んでいきます。


話すことが中心の講師にとっても、この「傾聴」の技法は、とても大切なこと

ではないかと思っています。もちろん、講義中は、受講生の皆さんの話を聴

くことはできません。


しかし、受講生の皆さんの表情からわかることも多くあります。

「いつもうなづいている方が今日は反応が悪いな」とか、「ニコニコうなづきな

がら聴いている方が多いな」とか。


受講相談や質問等でも、こちらが一方的に話すのではなく、受講生の皆さん

の話を共感しながら聴き、なるべく皆さんが自分で考えながら答えを出せる

ように心がけています。


これはなかなか難しいことなんですが、講義等でも意識しながら、やってい

こうと思います。


「答えはすべてあなたの中にある」。合格コーチングのモットーでもあります。


また、行政書士を始めとする士業では、クライアントとの信頼関係を築くこと

がとても大切ですから、相手の話しを共感しながら聴くという「傾聴」の技法

はとても役に立ちます。


この産業カウンセラー養成講座では、講師としての立場からも、受講生とし

ての立場からも色々なことを学ばせていただきました。


ラポールの作り方、アイスブレイクの方法、傾聴の方法等など。その中でも、

その日の最後に書く「振り返り」は、行政書士試験の復習にも使えるツール

だと思っています。


「振り返り」とは、その日に学んだことについて、自分なりに思ったことや気が

ついたことなどをコメントしていくものです。


実は、この「振り返り」、昨年、合格コーチも講座の中でさっそく取り入れて

みました。楽天のブログ「プログレ流合格コーチ」がそれです。

http://plaza.rakuten.co.jp/coach2006/


形式上は、受講生向けに、1回の講義ごとに、3つの復習ポイントをコメント

していましたが、実質的には、「次はこう説明しよう」とか、「ここがわかりづら

かったな」というように、合格コーチ自身の講義内容の「振り返り」でもありま

した。


今年のプログレ受講の予定の方(他の講座でももちろん構いませんが)は、

この「振り返り」を学習の中に取り入れてみることをお薦めします。


ただ、頭の中で振り返ってもあまり意味がありませんので、必ず、文字で

記録を残してみてください。


ブログをやっている方は、2時間の講義を聞き終えたら、それで終りにする

のではなく、その直後、あるいは、復習の直後に、簡単で構いませんので、

いつもの日記の最後の方に、この「振り返り」日記を付けてみてください。


書式はフリーですが、1回の講義で学習した中で、重要と思われる事項を

3つの表題にして、それぞれにつき、学んだこと・気がついたこと・感じたこと

直前期に見直しておくべき点などを箇条書きで、毎回記録してみてください。


似たようなことをすでにやっている方は多いかと思いますが、ポイントは、

この「振り返り」を知識の定着化と今後の改善(フィードバック)のための

ツールとして使っていくことだと思います。


その上で、皆さん一人ひとりの「振り返り」を、他のプログレ受講生との間で

分かち合い(シェアリング)をすることができれば、もっといいのですが・・・・。


分かち合い(シェアリング)は、人との違いを強調したり、批判したりすること

ではなく、お互いの気づきや感じ方の違いに耳を傾けることです。


同じ講義を聴いても、捉え方や感じたことは人によって大きく異なる場合が

あるかもしれません。


「こういう考え方もあるんだ」というように、お互いで学び合うことで、新たな

視点や今まで気がつかなかった点が見えてきます。


昨年、初めて開講した「プログレゼミ」(1期生)は、上記のような趣旨に基づ

いた少人数のゼミです。他のゼミ生の話しを聴くことで、新たな視点など、

今まで気がつかなかった点も見えてきます。


今年も、「プログレゼミ」(2期生)を開講する予定ですので、学習法で悩んで

いる方には、是非参加してほしいと思っています。


ライブ受講生以外の方同士でも、SNS等、お互いが学び合うための場が作

られています。


双方向の講義を実践する意味でも、こういうツールを有効に活用していこうと

思っています。 それにしても、最近は本当に便利なツールがありますね。