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のぉーぶるのクルマとグルメとホームシアター

クルマ全般(自分はAMG C36とタントカスタムの2台持ち)、ホームシアター、スイーツ系中心のグルメなど、文字数多めのブログです。しっかり読んで感想お待ちしてます♪


先日アップした

日産 サクラ 試乗

のセルフ リブログ記事です。




サクラなら、誰でも考えるだろうセカンドカー用途。

これを試乗した立場で少し掘り下げて考察し、どう言うクルマ(メイン)との組合せが良いのか、評価の形で書いてみました。

もちろん全てごく私的な感想と独断です。


以下、組合せ対象の考察とその評価を並べました。

写真は基本、公式か自分のライブラリからです。


まだ他にもたくさん組合せがありますよね。

この後も適当に加筆していきますので、よかったら色々ご意見ください。お待ちしています。


1) ガソリン国産SUV(中型)

評価 A

具体例 RAV4

まずは今どき良くありそうな組合せから。

普段の買い物はサクラ、ちょっと距離があるかな又は荷物が多いかなと言う時はRAV4と、実用上の使いわけには隙が無いと思います。そのかわり重複する(どちらでも良い)ケースも多めなので、結果的には2台でカバーする範囲が狭くなるのがマイナスポイントになります。個人的には趣味性も不足です。



2) 多人数国産ミニバン

評価A+

具体例 ノア/ヴォクシー

こちらも隙が少ない組合せ。距離と荷物、さらに人数的にも補完もされるため、A+評価としました。

個人的にはミニバンの趣味性の評価が低いためこの評価ですが、ミニバンにも趣味性を見出している方であれば、S評価でも構わないと思います。



3) 輸入車SUV

評価 A+

具体例 Gクラス

個人的には決して「どストライク」では無いのですが、世間一般的にはGクラスで趣味性が無いとは言えないでしょうからこの評価にしました。Gの特にディーゼルモデルの脚の長さとの相性は抜群ですし、荷物積載量も文句無し。

さらに旧モデルの7人乗りであれば人数補完もされますが、これは後の「旧車」で扱うことにします。



4) 2座スポーツカー(実質2人を含む)

評価 B

具体例 ロードスター

趣味性との補完関係はとても良好ですが、実用面では隙が多いためこの評価。サクラがスーパーハイトのルークスクラスになれば、A評価でも良いかもしれませんが、3人以上への対応がサクラ一択になるのは厳しい。そのあたりの事情を完全に理解または無視できるとすれば、評価は変わります。



5) 旧車(定員4名以上)

評価 B-

例 AMG C36

自分のクルマをセグメントするとここになりそうです。

趣味性は問題無いとして、実用面もカバーしているように見えますが、実は大きな隙があります。雨厳禁のクルマは論外としても、「ちょっとした大きめの買い物」をどうするか、と言う時点で早くも悩みが生じてしまいます。またはちょっと遠い(片道80kmくらい)とかだとうまく行けば充電無しで帰って来れるが、ちょっと不安なくらいで趣味の旧車を出動させるかと言うことです。とは言えC36はギリギリ普段使いに耐えますが…

1台持ちなら最初から選択肢が無いけれど、2台持ちなのにこんな些細なことで悩みが生じてしまうのなら、やはりこの評価になってしまうでしょう。

3)で触れた旧型Gクラスの7人乗りはこちらでしょうね。正確には忘れましたが、7人(サードシート)のオプションは20年くらい前が最後だったような。



6) プラグインハイブリッド

評価 S

具体例 アウトランダー(7人乗り)

実は最初、評価はそこまで高くなかったんですよ。電気-電気で被っているじゃないかと。でも冷静に考えてみれば、充電設備をそのまま使えて余計な設備投資は不要だし、距離も荷物積載も人数も全てに隙が無い。特に7人乗りのプラグインハイブリッド(アウトランダー一択でしたっけ?)なら組合せ最強かも

そうなるとあとは趣味性(デザイン含む)と言う実に不安定な要素のみが残るだけなので、いくら独断とは言え今回の企画としては減点の少なさでS評価にせざるを得ません。


7) 純電気自動車(大容量バッテリー型)

評価 B

具体例 アリア

テスラでも良かったのですが、試乗したのがだいぶ前なのと同じ日産と言うことでアリアを例にしました。この組合せだとガソリンスタンドが閉業しても気にならないどころか気付かないようになりますね。充電設備ももちろん共用出来るし、メンテやサポートなど所有する上での効率は高いです。ただし距離(出先の充電)の問題が絶対的に残ってしまうのでこの評価で。せっかく2台持つのに、大きなネガをあえて残す必要は無いだろうと言うのが大きなマイナスポイントです。


★追記★

8) 輸入車ステーションワゴン

評価 A

例 Cクラスステーションワゴン

これはブロ友のgreenr129さんからコメントいただき追記しました。

私視点での評価ではAです。

趣味性では少し色気に欠ける気がしますが、実用面では人数の補完を除けばとても良好です。重複も国産SUVほど多くなく、使い分けもしやすそう。それなのに国産SUVと同じ評価にとどめたのは、趣味性のプラス分と荒地対応の相対的マイナスを相殺しての結果です。

なのでステーションワゴンをオールテレインにすればギリギリA+でしょうか。


でも実際にはgreenr129さんがR129を手放すことは無いだろうと。

R129とCワゴンとサクラ、この3台体制なら迷わずS+付けちゃいます!(台数が違うので参考記録扱い)



さてB-からSまで評価結果が揃いましたが、

あなたの所有車での組合せ評価はどうですか?

評価Cや評価S+になる組合せ、何かありますかね?


私の気分次第で記事に追加させていただきます。

(最後にもう一度)

コメントお待ちしています!!




日産の軽自動車規格の電気自動車、

サクラに試乗してきました。


仲の良い担当者に、自分の店はまだだけど隣の市の系列店に入ったのでご一緒にどうですか?!とお誘いを受けて、一緒に出かけてきた訳です。



  試乗車の仕様


日産 サクラ X


寸法: 全長 3,395 mm x 全幅 1,475 mm x 全高 1,655 mm

一充電走行距離:180 km

バッテリー充電時間: 8時間 at 200V/14.5A(普通充電)

定格出力:20 kW

最大出力:47 kW

最大トルク:195 N•m

ホイールベース: 2,495 mm

車両重量: 1,080 kg


ボディーカラー

・暁-アカツキ-サンライズカッパー(M)/ブラック(P)2トーン



以下、それぞれの項目に沿って全くの私見でお送りします。



  外観

まず第一印象として、イメージはそのまんま東京モーターショー2019のコンセプトカー、IMKそのもの。特にこの色(カッパー=銅)は。


東京モーターショー2019  IMK


サクラ


グリル

今回注目したのは、日産の電気自動車共通のグリルイメージ。

特にフロントマスクのデザインはサイズ(幅と高さ、奥行き全て)で大きく印象が変わってしまうので、同じデザイン言語を共通で使うのは難しいと思っています。

かつてのメルセデスを例に取ると、126と124と201とでは、フロントを細かく見ると実はかなり違うんですね。それを特徴的なグリルを核に細かいデザインワークで印象を同じになるようにしています。微妙なアールの違い、高さの変化などほんと細かい。

アウディはそこをチカラ技で合わせ込み、要はA4のグリルサイズをA6に近付けてしまった。

BMWはキドニーグリルさえあれば良いもんねと、フロントマスク全体の共通化は狙っていません。レクサスもBMW的。


それに対してこの日産の、グリルを含めたフロントデザインは、電気自動車限定とは言え実にフレキシビリティーに富んでいて、初めから軽自動車からフルサイズまで想定していたように思います。おそらく斜め成分と水平成分との関係は(いわゆる)黄金比を含んでいるのではないでしょうか。


ただ、せっかくそこまで理詰めで設計したのなら、そこにもうほんの少しだけ質感アップのコストをかけて欲しかった。例えば最近のメルセデスのグリルのダイヤモンドドットは(好き嫌いはあれど)しっかりコストをかけました感があります。


(メルセデス公式より)





なので「こんなオプション」はほんと、やめてほしい…

これ、LEDで光るとかならまだしも、「ただのステッカー」なんですよ?え、マジですか!

しかも、これ貼るだけで約1万円。実物見ないで言うのは失礼ながら、無いな〜



これ貼ったのがカタログ表紙にもなってるし…


少なくともグリルや本体のデザイナーの作品ではないでしょうね。。。



透過照明と言えば、エンジン(電源)ONで"NISSAN"エンブレムが光ります。もちろんヘッドライトONでも。



まあそれは良いとして、どうせならグリル内のストライプを樹脂の凹凸だけでなく、ススッと淡く光らせたらセンスの良いフロントになると思うのですが。

ガソリン車では過剰装飾かもしれませんが、なんてったって電気自動車ですから!


サイド

一方、サイドの造形。




こちらはガソリン車と変わらない。ん?変わらない??それは変でしょう。

ボンネット内は基本インバーターだけでスカスカなのだから、もっと大胆にキャブフォワードな設計にして、室内を広く取る(マンマキシマム)こともできたのでは?そうしたらガソリン車では不可能なプロポーションと実用的な室内が作れたはず。これはもったいない。逆に言うと軽自動車のスペース効率を舐めてます。


ホイールは、実車に付いていたのは標準の14インチ。こちらは苦言になってしまうので後で言うとして、まずはオプションの15インチを褒めます。つまり実物は見てないけど、カタログで見るだけでもわかる、素晴らしいコンセプトカーからの再現度。

東京モーターショーで撮影した写真と改めてアップで比べてみてください。


IMK


サクラ



これだけイメージを保ちつつ、普段の手入れのしやすさにも気を遣ったのがなお良い。(コンセプトカーの繊細なラインも捨て難いですが!)

新しさも伝統美もある。グリルを含めたクルマ全体のデザインとの協調性もあり、最近のこのクラスとしては輸入車含めても傑作と言ってもいい。(実物を見てから最終的な結論にしたいけど)


と、ベタ褒めしたところでここから苦言を。

試乗した実車の標準14インチホイールは、わざわざ15インチのデザインを改悪したと言っても過言ではないデザイン。これどうですか?



先進性もデザイン性も伝統美も、みんなどこかに消えてしまっていますね。


どうせと言っては何ですが、補助金前提であればこの価格差が支配的とは思えないので、15インチを素直に標準装備にすべきだったのでは。


さらに苦言したいのが、オプションカタログにある、このホイール。




これ以上無いくらい普通。これになぜ9万円も追金して(全体としての)デザインのダウングレードをしなくちゃいけないのか!(このホイールは安いグレードでは選べないらしい。つまり高いグレードを買わせるためか!)


ただ、15インチホイールで欲を言わせてもらえるならば、ボディーカラーと合わせたら言うことなかった。(コンセプトカーは同色。さらにタイヤのサイドウォールもデザインされている)

カッパーならせめてゴールド系

他にブルーのボディーにブルーのホイールとかも似合いそうじゃないですか。

シルバー一択ではちょっと味気ない。限定車かマイナーチェンジで用意されないかな。



内装

最近のトレンドである、バカでかいタッチディスプレイに機能を集約する方向性かと思いきや、案外オーソドックスにまとめてきてました。ナビは完全に別体で他車種と共通。サードパーティ製も選び放題。




メーター、ナビ&オーディオ、空調と完全に分離した配置は、よく言えば迷いにくく、悪く言えば新鮮さが無い。

電気自動車ならではの提案よりも、ガソリン車からの乗換時に違和感が少ないように意図されたようです。このあたりはトヨタの方針と同じようですね。それはそれで好印象(操作系のわかりにくさは自動車の場合、即トラブルや事故に繋がる) なところもあるのですが、ナビが9インチとかね、あまりに普通過ぎます。まあそのあたりのさじ加減が難しいんですけどね。



シフトレバー

あとオーラの試乗の時にも気になった、同じデザインのこのシフトレバー。今後これを共通化していくのでしょうか?!


手を置くとシフト表示が見えなくなるって、それおかしくないですか??


もしデザインとの両立を狙うのなら、シフトレバーを握るとレバー握り部の表示が消えてレバー底部周辺の視認可能な場所に(小さくても良いので)シフト表示が透過照明で現れる、とかが良いですね。それなら拍手ものです。握っているかどうかの検出は簡単だし。


内装その他

内装で残念なのは、アリアで個人的に高評価だったハプティックデバイス(振動子型触感スイッチ)が全く採用されなかったこと。あれは押し込んでないのにあたかも押し込んでいるような感触が良く作り込まれていました。基本は多分アルプス電気かどこかの開発かと思いますが、実車搭載の段階で日産自らチューニングしたことでしょう。まあお試し程度のものは20年くらい前からありますが、それを軽自動車クラスに積んでこそ、と言うもの。


シートについてはコメントに困りました。

悪くは無いんです、確かに。でも、、何か物足りないのもまた事実。ごめんなさい、単独でコメントするだけの内容が無いです。




  走行

例によってここまでお待たせしました。

ただ、前提として最初に書いた通り地元のディーラーから少し離れたところで試乗していることもあり、市街地しかも渋滞エリアがほとんど。海沿いのバイパスが少しあるけど山坂道はゼロ。

前後左右に重心が移動する山坂道の切り返しこそ、低重心設計の電気自動車が違いを見せつける舞台だと思うんですけどね。まあ、地元に配車されたら改めて乗ってみます。


そう言う訳でほぼ平地のみの試乗コースなのが残念ですが、ゼロスタートを含む加減速の繰り返しと、法定速度内の巡航は試すことができました。


静粛性

静粛性については悪いはずも無く、でもこのクラスの電気自動車として想定内。

日産車で言えば

アリア > リーフ > の外挿線(延長線)上に正しくプロットされていてヒエラルキーが綺麗に守られている感じ。

二重ガラスのオーラとは異なり窓ガラスは一般的なものですが、窓からの侵入はあまり気にならない反面、フロアからの低周波成分の振動がやや気になるかな。


絶対的な音圧(音量)をどう評価するかは、このクルマをどう使うかによるかと思いますが、少なくともガソリン車とは別物の静かさで、裏切られ感は無いでしょう。モスキート音にも似たインバータノイズは車内外ともよく抑え込まれていますし、タイヤもごく一般的なエコタイヤ(EP150)ですが、ロードノイズが我慢できないようなこともありません。(実はEP150って色々な隠れ仕様があるので評価が難しいのですが)


加速

アクセルを踏んだ時の加速感は軽ターボを完全に上回ります。しかしプレミアムクラスの電気自動車にありがちな「速すぎる」ことはなく、そこは敢えて絞っている感じ。これはアクセルをゼロスタートでベタ踏みするとわかりやすいです。ある速度域から、踏みつけているのにパワーが漏れて抜けていくような感じになります。

これは明確な不満とまでは言えないものの、ドライブモードを切り替えてsportsにした時くらいは全開で加速させて欲しいところですね。慣れると逆に不満になっていく気配があります。


その他、回生ブレーキ強めのワンペダル運転もしましたが、加減速のGがsportsモードに合っている感じで、他のモードとは相性が悪かったです。逆に試乗後半はワンペダルばかり使っていたので、ブレーキタッチの印象が希薄。悪くはなかった気がしますが。。



例によって運転アシスト系の確認はほとんどしていないので、性能の程はわかりません。




  まとめ

クルマとしての出来は、ターゲットが明確な分、その範囲で言えば上々の部類かと思います。航続距離は実質100kmくらいとは言え、例えば我が家のタントの使い方で言えば99%以上網羅することでしょう。静粛性、加速、スムーズさは全て別物レベルですから、「自分は今、電気自動車に乗ってるぜ!」な満足感を充分満たしてくれるのでは。


私から見た問題点は大きく2つ。

一つ目はなんと言っても価格でしょう。

試しに作ってもらった見積書(の一部)がこちらです。



中間グレードのXにプロパイロットとナビを付けただけで320万円を軽く超えました。国の補助金前提として、あとオプションとかを少し見直すとしても、まあ250万円は下らないでしょう。感覚的には補助金抜きで100万円以上高いです。


その100万円を改造費に費やしても、ガソリン車に同じレベルの静粛性と加速をもたらすのはほぼ無理なので絶対的に高価かと言われればそうでもないのですが、特にうちの使い方は「アシ車」

とっておきのお出掛け靴やトレーニングシューズに何万円か払うことはあったとしても、近所のお買い物サンダルには数千円で充分、と言う感覚で言えばやはり払いたくない差額ですね。ですからガソリン車と金額的にも同格になったと言うのはあれ、私的には誇大広告

同格とか言うのがそもそもの間違いで、同じでは無いんですよ。別格な静かさや加速にお金を積む気があれば、ある意味適正価格に近付いたと言えるのだから、そこに価値を見出している人なら満足でしょう。でも自分の使い方とは違う。


2つ目は、99%カバーしたとしてその残りの1%の問題。

例えば年に何日あるか無いかの片道100kmを超える移動、これをどうするか。

スマホのように予備バッテリーを気軽に持ち歩くにはコスト的にもサイズ的にも苦しいので、いっそレンタカーとのセットオプションとかどうでしょうね。

電気自動車オーナーは年に何日か無料で、航続距離に不安の無い非電気自動車が借りられるとか。



これ実はメルセデスでは既に「シェアカー・プラス」として実現してますよね、さらに電気自動車以外も使える。


(公式より)






制約が色々と多い軽自動車規格の電気自動車でこそ、このシステムを導入すべきと思います。それならハードルがうんと下がると思うのです。



  追記

今回はいつものエリアでは無いところで試乗しているため、定点観測的な見方が出来ていません

できれば日を改めて慣れたコースで再度試乗したいところです。





てっきりの次はだとばかり。
それだけにケースを開いた瞬間は「スタッフが間違えた?」と思ってしまったくらいです。

「えー、10年表彰のエンブレムと同じじゃん!」
(下の写真はその時のイメージをライティングで再現しています)



…とその時は思ってしまったのですが、
並べて改めてきちんと確認すると
「ああ、なんだなあー」でした。





でもでも、どうせならもっと色味の違いを出して欲しかったところです。

実際、5年ほど前までは10年20年30年の他に
15年25年があって15年がだったので、
そのイメージで
の次は」だと思い込んでいたんです。

現在のエンブレム(公式より)




過去のエンブレム(公式アーカイブより)



これなら15年の赤の方が、なんか良い気がしませんか?

ちなみに距離表彰の方はまだ20万kmでが残っていますが、今の私の走行ペースで20万km到達は30年表彰の方が先になるのがほぼ確実なので、もし20万kmに到達したとしてもその頃にはが無くなっているかもしれません…
うまくいけばゴールドのダブル受賞ですが。

ついでに手元の10万kmと3つ並べてみました


10年と10万kmは文字以外は同じなのがわかります。

いずれにしてもクルマの消費財化が激しい今でも、このような表彰制度をメーカー自身で続けていることに、まずは感心しなくてはいけませんね。

これって裏を返せば「30万km、30年は面倒見ますよ」と言うことですからね。
やはり「長く(永く)乗るならメルセデス」は少なくとも日本で輸入車に乗るのであれば真実かと。

最後に公式コメントから。
「メルセデスを長年、大切にお乗りいただいているオーナーの方を感謝と敬意を込めて表彰させていただく制度です。該当のオーナーの方には表彰状と感謝状そしてご愛顧の証として、エンブレムを進呈させていただきます。」

目指すぞ30年♪♪

本日公開された、

「日産サクラ」のカタログが手に入ったので

全ページ掲載します。

軽自動車規格のBEV、電気自動車です。


なんかフランス車っぽい響きだなあ

シトロエン クサラとアナグラムな関係なんですねー


家のポストにポスティングされてました。

こういうポスティングなら歓迎しちゃう??


今回は鮮度命で並べただけです。

興味のある方、ご覧あれ。
































トヨタの新しい電気自動車、bZ4Xに試乗してきました。

しばらくはリース(KINTO)のみと聞いていたため、試乗する機会どころか目にすることも無いかなあ、なんて思っていたら何度もすれ違ったんですよ。

あ、これは試乗会をやってるに違いない!と思って調べたら、、、ありましたありました。近所のT-SITEでやってました。



さっそく調べてみたら、翌日の最終時間帯がちょうど空いていたのでサクッと予約。




当日はもうすぐ日が暮れる時間でしたが、少し早めに到着。

会場にはシルバー系2トーンの展示車がありました。
(ブラック〈202〉×プレシャスシルバー〈1J6〉[2MR])



シルバーは展示専用で、実際に試乗したのはこちらの赤×黒のモデル。



  試乗車

bZ4X

寸法: 全長 4,690 mm x 全幅 1,860 mm x 全高 1,650 mm
ホイールベース: 2,850 mm
車両重量: 1,920 ~ 2,010 kg

一充電走行距離:559 km
バッテリー充電時間: 12時間 at 220V
定格出力:73 kW
最大出力:150 kW
最大トルク:266 N•m
ボディカラー:ブラック〈202〉×エモーショナルレッドⅡ〈3U5〉[2TB]

以下、それぞれの項目に沿って全くの私見でお送りします。

外観

まず印象的なのはヘッドライトを没入させたフロントマスク。かねてから言ってきた、薄型デザインが可能なLEDヘッドライトの特性を活かしたものかと思います。
グリルの絞り方は、そのままLEXUSになりそうなデザインですが、これ、トヨタブランドですよね??




樹脂パーツとの切替は、少し昔のショーカーに見られた意匠かも。他車ではダイハツのコペンXPLAY(エクスプレイ)もこんな感じ。特にこの赤×黒だと余計に連想させられます。






(コペンエクスプレイの画像はメーカー公式HPより)


細部の意匠は水素自動車のミライなんかとも共通イメージですかね。



全体のプロポーションはRAV4っぽい。同じセグメントのアーバンSUV設定なので当然と言えば当然?



ホイールはこれも気をてらっていない、ごくごくオーソドックスなもの。手入れも楽そうです。このあたりは同じセグメントになるだろう、アリアやEQAと違う点ですね。ある意味、実用性重視。


(公式より)




内装

最近の「メカニカルスイッチを極端に減らしてどーんとデカいタッチディスプレイに機能を集約し見た目をシンプルにする傾向」とは真逆を行ってる感のある色々凸凹している運転席周り。


ある意味とても見慣れている風景なのですが、賛否両論あるでしょうね。
ただ、これなら30年前のクルマから乗り換えてもほとんど違和感なく乗れてしまいそうです。
その点から言うと、最近のメルセデスの「わかりにくさ」に辟易している自分には、むしろ好印象でした。

とにかく見ただけでサッと操作出来てしまうのは、デザインの優劣以前に大事なことではないでしょうか。昔のメルセデス(まだステアリング周りにウィンカー兼ワイパースイッチが一本だけあった頃の)はそれを標榜していたはずなのに、いつの間にか言わなくなりましたし。

ただ、もう少し見た目も進化させられなかったのか、
または泥臭く行くんだったら中途半端にスイッチ類のカタチを揃えるなんてことをせず、機能ごとにカタチや位置や入力の仕方ももっと最適化して良かったのでは?




例えばこのセンターコンソール。
目で見れば確かに操作は出来るんですが、例えば右上の矢印で示した回生ブレーキ強度の切替スイッチなどはここにある必然は全く無くて、従来の操作の延長とするならこれってエンブレの強度に相当するのだから、ステアリングかシフトレバーと一体または近傍に配置するかが良いはず。(この考え方はミツビシが採用してます)

それが触感もカタチも他のスイッチと並べてセンターコンソールに置くから、見た目にもゴチャつくんです。
各スイッチの運転席からの距離(手の伸ばしやすさ)は使用頻度で考慮しているようですが、根本的な解決になっていないことに気付いているでしょうか。

シート

事前情報で、トヨタ紡織が内装を一括委託されて開発したとのことでした。東京モーターショー2019の時にもそのあたりのアピールがされていましたし、そこにあったシートもなかなかのものでした。
さて実車搭載でどうかと言うと…ポジティブな意味で普通でしたね。
先日の日産オーラのようにせっかくのレザーシートなのになぜこんなに触感が悪いの?と思うこともなく、かと言って昔座ってみたルノーサンクバカラのように分不相応に良過ぎることもなく。(比較的最近では、ノートNISMOのオプションのRECAROシートが車格を逸脱してました)


(カットモデル写真は公式より)




フロントは電動シートなので動きも確認しましたが、これも普通。
変な引っかかり(ヤリス/ヤリスクロスの電動シートは廉価版なのでこれが如実にあり、思うところで止められなくて嫌)とかは無く、ほぼ狙った位置に調整可能で実用上の問題は無いですが、感動も無いですね。


  走行

例によってここまでお待たせしました。
試乗コースはガッチリ決まっていて、市街地から海沿いのバイパスを少々。T-SITEの周囲をぐるりと回るだけです。
山坂道の切り返しを試せなかったのが残念ですが、ゼロスタートを含む加減速とその後の巡航はそこそこ試すことができました。

静粛性

静粛性については電気自動車として想定内で標準的と思いますが、フロア(足元)からの振動(音)侵入が気になりました。ガソリン車のTNGA採用車はこのあたりがとても良くなっているので余計に気になります。まあ電気自動車用のe-TNGAはこれが初採用なのでまだ熟成が足りないのかもしれませんが、フロアにバッテリーを敷き詰める構造の電気自動車ではフロアは強固で当たり前、振動もバッテリーの重量で抑え込むのであまり気にならないものなので、もう少し頑張って欲しいです。
足回りにもう少しお金か時間をかければ、良くなる気がします。
むしろガラス周りなど、ボディからの侵入は良く抑えられていたので惜しいですね。

ブレーキ

回生ブレーキとブレーキの協調を含めた調整は、さすが手慣れたものなのでしょう、違和感は無いです。

回生強度の切替は2段階で、切り替えると明らかに挙動が変わるしどちらも使いやすい。まあエンジンブレーキの代わりにするにはあとプラス2段階くらい欲しいところですが、これは今後に期待ですか。
あとこれはこのクルマに限ったことではないかもしれませんが、回生ブレーキが作動すると自動的にブレーキランプが点くそうです。(トラックの排気ブレーキと同じように)
回生強度によっては、普通にブレーキ踏むより強く減速することもあるので、それはとても良いですね。

その他

加速はバイパス区間で試しましたがこれも想定内で普通でしょうか。ここの試乗コースのバイパスは路面が良いので、評価が上方補正されちゃうんですよねー

例によって運転アシスト系の確認はほとんどしていないので、性能の程はわかりません。


  まとめ

ガソリン車からの乗換を狙って電気自動車を企画製作するとこうなるか、と言う印象です。とても自然に乗れるし、電気自動車ならではの静粛性や加速も味わえるし、KINTOなら修理や故障の心配はもちろん、保険や下取り価格の不安も無いし。(このあたりは別記事にて)

しかし、あえて言うとこれはトヨタの80点主義そのものな気がします。(褒めていないが貶してもいない)

ボディ普通、
デザイン普通、
メーター類普通、
センターコンソール含めて内装普通、
運転感覚普通、
加速や取り回し普通。
唯一挑戦的かつ前衛的と言えるステアリングも国内向けには導入予定無し。(これが有れば今回の評価はかなり変わっていた)

(公式より)


実は新しいモノを普通に作って、一般の人に普通に使わせるのってとても大変で凄いことなんだけれど、それを普通にやってくるトヨタはやはり凄いなと思う反面、自分が欲しい、乗りたいクルマは「コレジャナイ」んだよな、とも思ってしまうのです。

ただ、この下方延長線上に「軽自動車クラスの電気自動車」が存在するのなら、それは私の欲しい、考えている「普段の移動手段」なのだよなあ。

慣れていて迷わない、でも新しくて安全で不安が無い。それは今後の高齢者社会に望まれている移動手段でもあり、例えば現在のテスラなどでは作れない(作ろうとしていない)ものなのかもしれません。