玄 | 心から

心から

その日その時に感じたままを、筆に託して表現してみます。
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今日も一層暑いです。
 
 
 
 
が、見上げれば真綿のような雲、そよそよと風もそよぎます。
 
鉄筋コンクリート製の職場事務室は、
 
日が当たらない部分は何となくひんやりとして、
 
私の席は窓さえ開ければ風の通り道となって涼しくて、
 
未だクーラーを使わずともOK、助かります。
 
・・・でも、その分冬は底冷えがするんですけれどね(笑)
 
 
机上の仕事にかかった本日、いつにも増して鳥の声が聞こえます。
 
そういえば・・・
 
 
 
 
わかります?
 
燕の小さなくちばしが4つ、巣から顔を出していました。
 
少し慌ただしかったり、じっと席に座っていることがなかったので
 
すっかり忘れてしまっていましたが、今年初めて燕が巣を作りました。
 
 
最初に気が付いたのは5月末、しっかりと巣が出来上がっていました。
 
ガラス窓に鳥の糞と思しきものがついていて、初めて見上げて気が付いたのでした。
 
そして慌てて、巣の下に置いてあった掃除道具などを別の場所に移動、
 
今ではこんな風になっています💦
 
 
 
 
私がこの写真を撮っている間、これは親鳥なのでしょうね、
 
頭の上をずっとぐるぐる回っていました。
 
 
 
 
大丈夫よ、何にもしないよ~。
 
糞だけはちょっと掃除するけどね(笑)
 
 
 
二十四節季「清明」の初候、七十二候第十三候「玄鳥至(つばめきたる)」は
 
四月初めの頃のこと。
 
玄鳥(燕の異名)が渡って来て春の到来を告げ、
 
そして「白露」の末候「玄鳥去(つばめさる)」の頃の秋空に赤とんぼが飛び始めるまで、
 
そのスマートな黒い体です速く飛び回り、そして巣立っていくのです。
 
燕が巣をつくるのは縁起が良いと言いますし、
 
私も飛び立つまでの間、この鳴き声を楽しませてもらいます。
 
 

「玄」。

 

「幺:細い糸」+「ー」印の会意文字。

 

幺の先端がわずかにー線の上にのぞいてよく見えないさまを示します。

 

くらい・奥深くて暗いさま・くろ・くろい・天の色・奥深くてよく分からない等の意。

 

 

 

本日のお茶請けはお客様からの手土産「関の戸」、東海道関宿の銘菓です。

 

 

 

 

関宿から伊賀甲賀は近く、何やら忍びとの関りもあるとかないとか・・・

 

先日の月餅にも思わぬ謂れを知りましたが、

 

古くから伝わるお菓子には興味深い何かが隠されていることも多そうです。