中国の香り濃厚な二日間、
二日目の本日は中国琵琶の演奏会に。
お話を頂き、こういう機会はなかなか得られないだろうと、
ただそれだけの理由で参加させていただくとに。
参加を決めてから、琵琶、
その中の今まで触れる機会のなかった中国琵琶を調べてみることに。
中国琵琶は約2000年以上前から存在するといわれる長い歴史を持つ楽器で、
4本の弦は元々絹で作られており(現在はスティールを使用)、
胴体は紅木と云う木で出来ています。
日本の琵琶とは弾き方が違い、
日本の琵琶が扇形の撥を使うのに対し、中国琵琶は五本の指に付け爪をつけて演奏します。
又それだけでなく音色にも違いが。
日本の琵琶はもの悲しさを含んだしみじみとした音色であるのに対し、
中国琵琶ははっきりとした色調の音色を奏でます。
さらに詳しくご覧になる場合はこちらへ・・・ 中国琵琶について → ☆
さて、グローバルに活動されている涂善祥(と・ぜんしょう)氏は
既に35年の長い時間を日本で過ごされているというのですが、
とても気さくな雰囲気でお話を始められました。
が、演奏が始まると一変、
私たちをグイグイ引き付け、その音色は掛け値なく私たちを魅了しました。
「色」。
かがんだ女性と、かがんでその上に乗った男性が体を摺り寄せて性交するさまを描いた象形文字。
セックスには容色が関係することから、顔や姿、いろどりなどの意となります。
また、摺り寄せる意も含みます。
いろ・男女間の情欲・顔かたちの様子・外に現れた色や様子・いろどり等の意。
佛教用語として、
感覚で捉える客観の世界のことで、物質的性質をいいます。
その音色は七変化、
時に津軽三味線の様に力強く、
三線の様にどこかもの哀しさをたたえ、
ギターの様に深く私たちの心を揺さぶりました。
あんなに色々な音色を出せるのだと感嘆、指使いから目が離せませんでした。
一緒に参加した友人たちも同様に感動したようで、
大変満足していただけたようです。
その後の食事も美味しかった!
食事の間にも氏は又演奏を聞かせてくださったり、
その中で漢詩を読まれたのですが、その音の美しさには驚きでした。
中国語って、あんなに美しい音なんだ・・・
会が終わってからも皆の感動は冷めやらず、ちょっと一休み。
又中国琵琶談議でした。
本日の演奏会は、私も存分に楽しませていただきましたが、
友人たちにも満足いただけ、凄く凄く良かったです!