布 | 心から

心から

その日その時に感じたままを、筆に託して表現してみます。
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近づいてきた訪米を前にあれこれ準備に。

 

娘家族へは、食品を中心にリクエストのものを出来る限り(笑)

 

スーツケース2個、限界まで入れますよ~

 

機内持ち込みのスーツケースも重いだろうなぁ、頑張ります!

 

そして、きっと沢山の方々に会わせてもらうでしょうから、その方々へのお土産も。

 

何が良いかしらねぇ・・・

 

色々考え、今回はお布巾を。

 

嵩、重さ、実用性、だけどそこに日本らしさも。

 

値段もあまり高くならないように。

 

それらの条件をクリアして、刺し子のお布巾を幾つか準備、

 

喜んでいただけると嬉しいな晴れ

 

 

 

 

 

「布」。

 

もと「巾:ぬの」+「父」の形声文字で、

 

平らに伸ばしてピタリと表面につく ぬの のこと。

 

ぬの・平らに伸びてはだにつくぬのをいいます。

 

綿・麻・絹などで織りますが、

 

単に「布」と言えば、本来は麻や葛で織ったものをいい、後世は綿布をいいます。

 

これに対し、絹布を「帛(ハク):しろぎぬ」といいます。

 

 

 

1枚がこれ。

 

 

 

刺し子とは、16世紀の初めころに東北地方で生み出された伝統手芸で、

 

重ねた布を手で細かく刺し縫いにすることや、

 

そのようにして縫われたものをいいます。


もともとは、衣服の補強や保温のためのものでしたが、

 

豊作・魔よけ・商売繁盛といった願いや祈りを込めた装飾のためにも行われるようになりました。


この技法を施した布は丈夫であるため、

 

江戸時代には火消しの消防服に用いられたり、

 

現代でも柔道着、剣道着などに使用されています。

 

今では伝統的な技法だけでなく、

 

カラフルな糸を利用したり柄にも多様性が生まれ、

 

実用性のみならずデザイン性も高くなっています。

 

 

そうなんです、すごく奇麗で可愛いでしょう?

 

しかも予想以上にしっかりとして、見るからに丈夫そう。

 

使うのが勿体なくなるような感じだけど、

 

食器を拭いたりする他に、埃除け等ふわりと何かにかぶせても良いのじゃないかと。

 

裏から見るとこんな感じ。

 

 

 

 

裏から見てさえ柄を楽しむことも出来そうです。

 

 

私はこれをメルカリで買いました。

 

何人かの方が出品してみえた中からお一人に決め購入したのですが、

 

実際に手にして、写真で見ていたのよりよい感じだったし、

 

その方の対応が感じ良かったので、

 

柄を指定して、時間もある程度余裕を持って、あと3枚作ってもらえるかと尋ねてみました。

 

するとOKしてくださり商談成立。

 

待っている間には何度か連絡も下さり、

 

私は安心してその間の時間も楽しむことが出来ていましたが、

 

果たして、お願いした布巾3枚が届くと・・・

 

 

 

 

お願いした3枚の外に、もう1枚目

 

 

 

 

 

温かな嬉しいメッセージと共に、1枚余分にお布巾が!

 

確かにその方から何枚か刺し子布巾を買ったのですが、恐縮してしまいます・・・

 

だけど、とても嬉しくて!

 

刺し子は一針一針、手のかかる作業です。

 

そうして作り上げた作品をおすそ分けくださった作家さんのお気持ちが嬉しくて・・・

 

この温かなお土産を、訪米先で普段娘がお世話になっている方々に。

 

きっときっと喜んでいただけると期待します。