ああ、やっぱり見頃ね、コスモスの花。
秋の桜に青空が似合う。
空に向かうたおやかさが感じられて、とってもとっても好きな花。
一転、地に目を遣れば蝶々も集う。
清秋の候、
気持ち良く迎えた朝の時。
このコスモスは道沿いに咲き連なります。
その奥には谷があり、色々な木が生えているのが見える場所。
道沿いのコスモスを追って進むと、向こうに柿の木が見えてきました。。
実も赤らみ、葉も良い具合に色付いてきています。
と、すぐ横にちらほらと白い花・・・わかります?
そうなんです、今年も桜の花が咲いていました!
「桜」。
旧体は「櫻」。
「嬰」は「貝」×2+「女」の会意文字で、
貝印を並べて首に巻く会の首飾りを表し、とりまく意を含みます。
「櫻」は「木」+「嬰」の会意兼形声文字で、花が気を取り巻いて咲く木を表します。
中国では山桜桃楳(ゆすらうめ)のことをいい、桜色の・あかい等の意を含みます。
国字として、さくらのこと、
また肉が桜色をしていることから馬肉をいうこともあり、
俗語では、露店などで客を装って買うふりをして他の客の購買心を起こさせる人を表すことも。
何と、秋桜と春桜。
一枚の写真に納まる場所に咲いていなかったのが残念だけど・・・
確か去年もこの時期ここに来て、
二つの季節を一度に味わった覚えがありました![]()
さて、この地の中学校で、今日は締めくくりの授業です。
密に連絡を取りながら、我が息子ほどの若い先生が本当によく協力してくださって、
文化祭を前に、広い教室に出来上がった作品を一挙に展示してくださいました。
作品を前にしての本人の一言に私も軽く一言ずつ添え、全作品を見ることができました。
まず書く字を決め、練習をして書き上げる。
はみ出したってかまわない、カスレも墨のしたたりも面白いじゃない?
私もどんどん後押しするものだから、少しずつ生徒も愉しんで書き始めた気がします。
書きあがった作品を見てどこに印を捺したら良いか考えることも大切ね。
そして大切なのが鑑賞。
それぞれに書の実力は違うけど、書いた意図を共有すれば作品の見方も変わるはずだもの。
みんな同じような筆と墨を使っているのに、
こんなにいろいろなものが出来上がるのは何とも不思議ね。
そう、それが個性よ、これからも大切に!!
書写の時間とはまた異なる筆の授業を、今年も楽しく実施することができました。
私からも有難う!!







