倦 | 心から

心から

その日その時に感じたままを、筆に託して表現してみます。
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夏祭り、花火大会と、順次、地元の夏の行事を終え、気が付けば8月も残りわずか。

 

何となく倦怠感漂う本日・・・

 

 

「倦」。

 

「巻」の字の、下部は人が体を丸くかがめた姿、上部は両手で物を持った姿を表し、

 

丸く巻いたり曲げたりする意を含みます。

 

「倦」は「イ:人」+「巻」で、しゃんと体を伸ばさず、ぐったりと曲がること。

 

疲れて物憂い姿を意味します。

 

 

昨夜の花火はとても綺麗だった。

 

天気は上々、適度な風が心地よかった。

 

花火大会会場は我が家から歩いて行ける距離にあるため、

 

当日午後からは渋滞に加えて規制もあって、支障が出るのは正直な話。

 

だけど前もってわかっていることだから、事前準備で事なきを得る。

 

その分、一歩家の外に出れば迫力のある花火の音に包まれ、

 

見晴らしのよい場所に出れば、間近で花火を楽しめる。

 

何事も一長一短、受け入れていくのみだ。

 

そして、我が家は家族だけではなく知人の集合場所となったり、

 

自転車を置かせてと声をかけられたり。

 

そんなこんなで、花火大会の毎年の私の思い出は走り回っている姿ばかりだ。

 

でも、今年は少し違った。

 

息子たちが主催となって浜での観覧を準備したから、

 

料理を差し入れたり足りないものを提供したけど、私の手間はほんの少しで済んだ。

 

 

 

浴衣を着た孫。

 

最初花火の音を怖がっていたのに、

 

パパたちと一緒にシートに座って見ているうちにきれい綺麗と喜びだした。

 

はなびバーンきれい・・・言えるようになったよ。

 

 

私は皆が花火を見ているうちに、

 

母のお世話がてらに朝から来てくれていた叔母を送っていった。

 

タイミングを逃すと、今度は花火帰りの車に巻き込まれて大変だから。

 

が、これが一苦労。

 

いつもなら難なく行ける道さえも、花火客でごった返して身動きがとれない。

 

渋滞車とは逆方向なので警備の方の機転で出させてもらえたから良かったけれど、

 

相当大回りして行かざるを得なかった。

 

帰宅後、最後の大仕掛けだけは見られたから、ま、上等ね。

 

 

そして、手前味噌だけど一つ。

 

花火大会終了後、息子を中心とした鯨船若い衆はゴミ袋をもって我が家前に集合、

 

自宅周辺及び会場までのゴミ拾いに出かけた。

 

およそ2時間後戻ってきた時、皆が持っているゴミ袋には結構な量が。

 

その後中身の分別をして、解散していた。

 

今朝、息子が車でそのゴミを集積場に運んでいる姿を見かけた。

 

そう、言いだしっぺは最後の最後までやらなきゃね!

 

鯨船まつりの翌朝も、このゴミ拾いをしている。

 

誰も知らない小さな貢献だけど・・・

 

 

夏の疲れかな、やはりだるい。

 

冷たく冷やした梨だけが、心地よい。

 

 

味覚はもう秋だ。