2024夏アニメ 7月6日視聴分 | アニメ視聴日記

アニメ視聴日記

日々視聴しているアニメについてあれこれ

2024年夏アニメのうち、7月5日深夜に録画して7月6日に視聴した作品は以下の6タイトルでした。

 

 

2.5次元の誘惑(リリサ)

第1話を観ました。

この作品はジャンプ+に連載中の漫画が原作で、コスプレを題材とした作品みたいです。いや、第1話は実に素晴らしかったです。今期の榎木劇場枠でしたね。主人公の正宗役、ますます変態演技に磨きがかかってました。もうこんな役しかやれんかもしれん。そう思わせてくれるぐらいブッ飛んでいて素晴らしかったです。ヒロインのリリサ役の前田さんも良かった。こっちも最近は基本的に変な子の役ばかりというイメージです。この2人がメインでオタクのコンビを演じると実に濃い。濃厚すごました。オタクもののコメディとして面白さ全開でしたね。

ただ、それだけが素晴らしかったわけではなく、話の内容が素晴らしかった。1エピソードの展開も導入からオチまで流れるようで中身もギュッと詰まっていて、次回へのヒキも最高で、完璧でした。そして、なんといっても「理想の青春」が詰まりまくってました。見ていて本当に幸せな気持ちになれた。何故なら「人間はこういう青春を送りたいものなのだ」と強く思わせてくれる内容だったからでした。

青春モノというと色んな作品が思い浮かびます。しかし、3年に3回のコンクールで勝つためだけに練習に明け暮れたり、ドロップアウトして退路を断ってプロを目指して挫折したり、破ったライバル達の怨嗟に押しつぶされて眠れなくなったり、そんな青春は決して彼らが「理想としていた青春」とはいえない。だからこそ、それがドラマとして面白くなるのは事実なんですが、やっぱり主人公が「理想の青春」を実現した姿を見るのは、見ている側も幸福な気持ちになれる。今回のこの第1話、正宗とリリサが決して栄光とか達成とか、そういう他人に認められるような何かがあるわけではなく、ただ純粋に自分の好きなものの魅力に目覚めていき、初めての楽しさに魅了されていく様子は、まさにこれこそが「理想の青春」なんだと実感させてくれるものでした。これこそが本当は久美子や仁菜や要圭が目指したかった青春なんだと思えた。

いや、最初は彼らもそうだったのでしょう。彼らの作品ではそこはメインではないので、そこにスポットを当てて描かれていないので私たちには見えていないだけです。この作品はそこを第1話で丁寧に描いてくれた。だから素晴らしいと素直に思った。だから、決してこの作品が彼らの作品よりも総体で優れているというわけでもないし、第1話の比較において優れているというわけでもない。それでも、こういうタイプの第1話の魅力はそれら他の作品では決して味わうことが出来なかった甘美な幸福感に溢れたものでした。だから見ていてとても楽しかった。もちろん、ずっとこのままでは物語にはならないので、結局は正宗とリリサにも色んなことがあって、挫折なんかもあるのでしょう。そこらへんがどう描かれるのか次第でこの作品が真に面白くなるのかどうかが試されるのでしょうけど、とりあえず第1話単体では非常に素晴らしかったです。

そいういうわけで今回の第1話ですが、とある高校の4月の新入生が入学してくる時期、漫画研究部の2年生部長の奥村政宗が他の部活のように新入生勧誘活動などには熱心ではなく、部室でアニメを鑑賞していたところ、入部希望の新入生の1年生女子の天乃リリサがやってくるところから物語が始まります。

漫画研究部は3月までは3年生の先輩たちが数人在籍していたが卒業してしまい、唯一の1年生部員だった正宗だけが取り残されて、部員1人だけの部活となっており、それで正宗が部長なのでした。そして、この漫画研究部はもともと実質は漫画オタクやアニメオタク、ゲームオタクの溜まり場であり、部員は男子ばかりで、エロいコンテンツやグッズに溢れた、なんとも香ばしい空間でした。その唯一の部員となった正宗も筋金入りのオタクであり、三次元女子には全く興味が無く、二次元女子にしか興味を抱かないオタクの鑑のような男子でした。特に正宗が理想の女性として崇拝しているのが、「アシュフォード戦記」という漫画に登場する「リリエル」という天使ヒロインであり、正宗はリリエルに操を立てており、決して三次元女子になど心惑わされないという自信を持っていた。そうして部員が正宗1人となった漫画研究部の部室には、もはや誰にも邪魔されることもなくリリエルのポスターやフィギュア、グッズなどがたくさん並べられている有様でした。

そうした自分とリリエルの楽園にいきなり三次元女子のリリサが入り込んできたので正宗は困惑してしまい、どうにかして追い返さねばいけないと考える。だが、どうせ普通の少女漫画好きの女生徒など、この部室のエロさやキモさを見れば自然に怖がって退散するはずだとタカをくくった正宗であったが、リリサは重度のリリエルおたくであり、エロ可愛い女の子キャラが大好きで、正宗と異常に嗜好が合っていた。

ここでリリサは、エロ可愛い女子を好きな自分が男性から見れば奇異に映るのであろうことは自覚しつつ、少年漫画に描かれた「男の子が憧れる女子」は価値観がリアルだと言って肯定し、そんなキャラに憧れる自分のことも肯定している。これは結構イイ事を言っています。男性を客観的に見ることが出来るのは女性だけであり、女性を客観的に見ることが出来るのも男性だけなのですから、女性から見た理想の男性像、、男性から見た理想の女性像も、何らかの価値はあるものであるはずなのです。決してそれが「絶対」ではないとしても「身勝手な妄想の産物」と切って捨ててしまうのは一種の逃避なのだと思う。他人から冷たい視線を受けることを覚悟でこうした価値観を肯定して受け入れるリリサは正直カッコいいと思った。

更には「リリエルになりたい」とまで言い出すリリサを見て、正宗は自分以外にここまでリリエル愛の強い人間がいたことに感動し、思わずリリサと共にリリエルの出ているアニメを見て大いに盛り上がってしまう。それで正宗は先輩たちが卒業してしまってからは部室でずっと孤独だったことに気付き、一緒にオタク話でこんなふうに盛り上がれる後輩が自分は欲しかったのだという気持ちに気付く。だが、相手がオタク男子ならばよかったのだが、こうして見つけた理想の後輩がよりによって自分がリリエルへの操を立てるために遠ざけるべき三次元女子であることに正宗は苦悩する。

一方でリリサの方は正宗に相談があると言う。自分の趣味に関わることだとのことだが、正宗はオタクたる者は他人の好きなものは否定しないと言い切り、リリサの相談を聞くことにした。するとリリサはコスプレの写真や動画を詰めたDVD、通称「ROM」というものを取り出して正宗に見せて、それは他人のコスプレイヤーの作ったROMであったが、リリサも自分のROMを作るのが夢なのだと言う。

リリサは子供の頃から漫画やアニメのエロ可愛いキャラに憧れていて、同じ服を着てみたいと思っていたのだが、恥ずかしくてずっとその気持ちは隠していたのだそうです。だが中学の時にコスプレイベントに行ってみて、コスプレイヤー達を見て、自分の好きなことを堂々とやれるのは格好いいのだと思い、自分も誰に何と言われても堂々とリリエルのコスをしてROMを作ろうと決意したのだという。

そして高校生になったらリリエルのROMを作ろうと決めて、この高校に入学した日、漫画研究部の部室でリリエルのアニメを見て感動して絶叫している正宗の姿を見て、自分のリリエルのROMの撮影は同じリリエル愛を共有している人に撮ってもらいたいと思い、それで漫画研究部に入部して正宗にカメラマンをお願いしたいというのがリリサの正宗に相談したいことだったのです。それで入部するために部室に来て、正宗と話をしてみたところ、正宗が自分の話をちゃんと聞いてくれて、真のリリエル愛を持った人だと確信出来たので、リリサは改めて正宗にカメラマンをお願いした。正宗もリリサの真摯な姿勢を見て、三次元女子がどうのこうの以前に自分はもう既にリリサを立派なオタクとして認めてしまっていることを自覚し、同じリリエル愛の信徒であるリリサ相手ならば自分も変に欲情してリリサへの操を破ることはないはずだと考え、漫画研究部の活動としてリリサの夢に協力することを約束し、リリサの入部を受け入れた。

すると、リリサは大喜びしてまず自分のコスを見てもらいたいと言って、突然服を脱ぎ始めるので正宗は驚き焦りまくる。そしてリリサがリリエルのコスプレをして見せると、正宗は三次元の世界にリリエルが現れた衝撃にノックアウトされてしまう。リリサの方はもともとコスプレに夢中になると羞恥心など無くなるタイプのようで、更に正宗も「変に欲情することはない」と断言していたのもあって、正宗を全面的に信頼して全く警戒心を抱くこともなく、着替えも正宗の前で平気でするし、下着もコスの一部だと言って平気で見せつけてくる。

正宗の方も自分は決して三次元女子になど心動かされるはずがないと思っていた。それなのにリリサがコスプレの着替えを始めた途端に動揺してしまい、どうして自分がこんな気持ちになるのか理解不能だった。それで、もしかしたら自分は二次元と三次元の中間のコスプレイヤーのような2.5次元女子には恋愛感情を抱いてしまうのかもしれないなどと考え、このままでは二次元のリリエルに対して立てた操の誓いを破ることになってしまうのではないかと苦悩し、本当にリリサの入部を許可した判断が正しかったのだろうかと後悔したりする。

それで翌日の部活にリリサがやって来た時も正宗は妙にリリサを意識してしまうが、決して欲情しないと言った手前、良きオタク先輩としてリリサに接するように努め、そうしているうちにリリサの完璧なオタクっぷりに正宗も自然に楽しくなってしまい、やはりリリサは良き後輩なのであり決して恋愛対象ではないのだと思い直す。そしてリリサのコスプレへの情熱を聞き、リリサが完璧なリアリティを追求している姿勢に感動した正宗は、昨日自分がリリサのリリエルのコスプレを見て心動かされたのは恋愛感情などではなく、あくまでコスプレの完成度の高さに感動したに過ぎないのだと考えて安心する。

そうしていると、またリリサが別のリリエルの衣装を持ってきていてコスプレをし始める。そして正宗にスマホで自分のコス姿を撮ってみてほしいと言う。正宗は写真などあまり撮ったことはなく、コスの写真など撮るのは初めてだったが、リリサのリリエルのコスがとても出来が良くて、リリサのとるポーズが「アシュフォード戦記」はその外伝漫画などでのリリエルのポーズを模したものであることも理解出来るので、まるで本当にリリエルの撮影をしているようで楽しくなってくる。そうして撮った写真を見て、リリサも自分のコスやポーズの意図を完璧に理解して正宗が構図も工夫して撮ってくれていることが分かって嬉しくなり、お互いに初めて経験する楽しさを満喫します。

そうして、正宗に撮影を頼んで良かったと素直に喜ぶリリサの姿を見て、正宗はリリサのリリエル愛は本物だと改めて実感して、同じリリエル愛で繋がった自分とリリサは最高のROM作りのパートナーになれると確信し、同時に決して自分はリリサに対して邪な想いを抱くことはないだろうと安心する。だがリリサのコスのファスナーが引っかかってしまい、それを外してやった勢いでリリサの胸がはだけて、更に躓いたリリサの身体を支えた弾みで正宗はリリサの生乳を掴んでしまう。

それで正宗は大慌てで帰っていくのだが、その後、部室に1人残されたリリサは着替えが終わって帰る際、自分が何故か顔が熱くてドキドキしていることを不思議に思う。それで熱でもあるのかと思い、帰ってから風邪薬でも飲もうと思いつつ帰宅していくのだが、リリサはいつの間にか正宗のことを好きになっているようなのだが、まだ恋愛感情というものがどういうものか知らないので、風邪でも引いたのかと思っているようです。そういう感じで、ちょっと波乱含みの2人のコスプレ活動が始まったというところで今回は終わり次回に続きます。

 

 

魔王軍最強の魔術師は人間だった

第1話を観ました。

この作品はなろう系ラノベが原作で、異世界ファンタジーみたいです。人間世界と戦う魔王軍の不死旅団の団長アイクは周囲の誰もが彼を魔族だと思っているが、実は魔族ではなくて人間であり、魔王軍最強の魔術師だったロンベルクが拾って育てた人間の子供だった。そしてロンベルクはアイクに魔術と彼だけが知る旧世界の文明についての知識も教えて、アイクには人間である正体を絶対に誰にも知られてはいけないと教えた。そうしてロンベルクの死後もアイクは仮面とローブで自分の正体を隠して魔族と偽り魔王軍に所属して武勲を挙げていった。もともと捨て子だったアイクには人間に味方する気は無く、魔王軍にも愛着はあったが、あまり人間を無闇に殺すのは気がひけて、出来るだけ犠牲者が少なくなるよう戦い、占領後も善政を敷くようにしていた。一方で自分の正体が魔王軍に知られてしまえば処罰されるのではないかと怯えて、慎重に立ち振る舞っていたのだが、ひょんなことで人間の奴隷のメイド少女に自分の正体を知られてしまい、仕方なく自分のメイドとして傍に置くことにした。また魔王に呼び出されたアイクは、優秀だと噂される現魔王が少女の姿をしており、どうやら自分や亡きロンベルクと同じく旧世界の文明について知っていることに気付く。そして魔王がアイクの顔が仮面であることにも気づいていることも知り、ビビるのであったが、アイクは魔王の命令で辺境の最前線の領主に任じられて、税収を上げるようにと無理難題をふっかけられるというところで今回は終わり次回に続きます。現状あんまり面白くなさそうなんですが、旧世界の文明の真実というやつがちょっと気になりますね。

 

 

異世界スーサイド・スクワッド

第1話を観ました。

この作品はDCコミックスのアメコミ作品に登場する複数の悪役キャラ達を集めたキャラクター組織「スーサイド・スクワッド」を原作としたアニメ作品ということになります。私はアメコミに詳しくないので、そもそもスーサイド・スクワッドを主人公としたアメコミが刊行されているのか、それとも実写映画の企画で生まれたキャラ組織なのか、厳密にはよく知らないのですけど、とにかく「スーサイド・スクワッド」というハリウッド実写映画があったことは知っています。私が「スーサイド・スクワッド」というものの存在を知ったのはそれが最初でした。といっても、その映画を実際に観たわけじゃないんですけどね。

その「スーサイド・スクワッド」という映画がアニメ化されるわけじゃなくて、その映画で登場していたスーサイド・スクワッドというチームが異世界転生するというブッ飛んだ設定のアニメがこの作品みたいです。ただ私はこのメインキャラであるスーサイド・スクワッドのメンバーのことは全員全く知らないので、本当にこの作品を楽しめるのか自信は無い。他の作品みたいに普通に初出のキャラならば、制作側も初見の視聴者向けに作りますから、初見の視聴者でも理解できる内容となる。だが各キャラの既存ファンが視聴することを前提にして制作される場合は、最初から初見には分からない描写が入ってくる可能性が高い。そうなると、1期を見ずにいきなり2期を見るような感じに近いことになってしまい、イマイチ楽しめないかもしれない。そういうことを危惧していました。あとは純粋にアメコミのノリが肌に合わないかもしれないという点も懸念点でした。

そういう感じで見始めたんですが、今回は主にキャラ紹介的な内容であり、本題のお話はまだ始まってない感じで終わりましたね。牢獄に囚われていた悪党5人がいきなりチームを組まされて任務だとか言われて、任務内容も知らされずワケが分からないまま異世界に放り込まれて、案内人みたいな奴も死んだので何が何だか分からないまま困っていたところ、魔物の軍団に襲われたので返り討ちにしたが、魔物軍団と戦っていた人間側に囚われてしまうというところまでが描かれました。

正直言って、いきなり登場した5人組について分からないことだらけだったので、ちょっと置いてけぼり感はあってそんなに楽しめなかった。ただ、それなりに丁寧にキャラを紹介してくれようとしているのは伝わったし、わざわざこういうキャラ紹介パートを描いてくれるということは、初見を無視して既存ファンだけ楽しませようなんていう作りではなくて、制作側の誠意は感じましたので、今後しっかり楽しめるんじゃないかと思いました。むしろ、それでいてあんまり楽しめなかったのは、アメコミのノリがやっぱり肌に合わないせいかもしれませんが、それも話が動き出せば馴染んでくるんじゃないかと思います。今回はとにかくアクションは凄く良かったとは思うが、これもアメコミ流のミサイルぶっ放したり泥人間みたいなモンスター化するようなアクションとはこの作品のアクション作画の相性はあんまり良くないようにも感じた。むしろハーレイクインと忍者女の剣劇なんかは映えましたね。あの忍者女はまた出てきてほしいものです。

 

 

疑似ハーレム

第1話を観ました。

この作品は漫画原作のラブコメみたいなんですが、今回見てみて、ちょっと予想していたのと違う印象でしたね。もっと普通にラビコメなのかと思っていたんですが、ショートコメディの連続みたいな作りになっていて、もしかして原作は4コマ漫画なんでしょうかね。まぁ4コマ漫画が原作のラブコメも別に珍しくはないんですけど、ちょっとこの作品は特殊な印象でした。

話の内容は高校の演劇部に入部した1年生の演劇女子の凛と、2年生の演劇部員で大道具係の瑛の絡みが中心で、ハーレム願望のある瑛二のことを秘かに想っている凛が瑛二のために色んなキャラの女子を演じて疑似的にハーレムを作ってあげるという会話劇になってます。ただ、別に大して面白い内容ではなくて、単に凛役の早見沙織さんの色んな声の演技を堪能することが目的となってしまっているように見える。声優目当てでアニメを見る人というのは結構多いので、そういうニーズに応えるのはアリだとは思うんですが、私は個人的に声優目当てにアニメを見るということはないので、ちょっと合わないかなと思う。

ただ、まさかそれだけで1クールもたせることが出来ると思ってないとは思うし、そんな作品ならば原作の時点で成立していないはずなので、今回はあくまでキャラ紹介的な前フリであって、次回以降は話が転がりだすのだと信じて視聴継続したいと思う。

 

 

ダンジョンの中のひと

第1話を観ました。

この作品は漫画原作のファンタジー作品であり、主人公のクレイが自分を冒険者として鍛えた父親が消息を絶ったダンジョンで未踏破の9階層まで潜ったところでミノタウロスみたいな怪物と戦闘になり、壁が壊れてしまったところ、ミノタウロスが急に喋って戦闘が中止になり、崩れた壁の向こうのバックヤードみたいなスペースからダンジョンの管理人だというベルという少女が出てきて、クレイに一緒にダンジョンの管理を手伝ってほしいと頼んでくるという話。それでクレイはベルに立ち会いを申し込み、自分が負けたらベルの要請を受けると言う。それで10階層のラスボスの間でクレイはベルと戦って敗れて、結局ダンジョンの運営の仕事を色々とやる羽目になってしまったというところで今回は終わり次回に続きます。まだ話の導入であり、ここからどうなるのかよく分からないが、もともとダンジョンものがあんまり好きでもないのでちょっと厳しそう。でもキャラはちょっと可愛らしいし、アクションも結構頑張ってたし、もうちょっと様子見しようと思います。

 

 

この世界は不完全すぎる

第1話を観ました。

この作品は漫画原作の異世界ファンタジーみたいな感じで始まりますが今回の第1話の最後にドンデン返しがありました。平和な辺境の村に住む少女ニコラがある日突然に村の近くに出現したドラゴンに襲われてしまうが、ハガという見知らぬ男によって救われる。ハガは村の外でテントを張って暮らしており、世の中のこと全部の調査をしているという。ニコラがその話を村人たちにしたところ、村人たちはそのハガという男は「王の探究者」の一員ではないかと言う。なんでも最近あちこちで変事が起きているらしいので王国がそういう名前のエリート揃いの調査団を送り出したのだという噂だったのです。

ニコラの村は誰も村の外に出たことがないような村だったので、ニコラは外の世界を知るハガに興味を抱き、礼をかねて料理を作ってハガのテントを訪問するが、そうしていると再びドラゴンが村を襲ってきて、ハガはニコラに村に戻って村人たちを避難させるようにと言い、自分は1人でドラゴンに立ち向かう。そのハガの姿を見て、村人たちはハガと共にドラゴンと戦い、ドラゴンを倒す。そしてニコラはハガの弟子になってついていきたいと申し出るが、突然ニコラや村人たちの身体は燃え上がり、燃え尽きてしまった。

実はこの世界はゲーム内の世界であり、ハガはゲームのバグをチェックして報告するデバッガーであり、この村が全滅するのはゲーム内シナリオで決定していることなのであり、どのような条件でも村が全滅するということを確認するためにハガは介入していたに過ぎなかった。完全体感型VRMMOみたいなゲームで、ハガはデバッガー仲間と一緒にログインしてバグ調査をしていたのだが、プログラムの異常によって全員がログアウト出来なくなってしまい、仲間ともバラバラになったようです。ドラゴンを倒すまでは退屈な話だったんですが、最後のドンデン返しには驚いたので、そこは一応評価します。ただゲーム内世界設定もあんまり好みじゃないので、今後どうなるか様子見ですね。今回は最後にハガの前に燃え尽きて死んだはずのニコラが現れて、ハガがニコラがバグであるということに気付いたところで終わり次回に続きます。