2024春アニメ 6月23日視聴分 | アニメ視聴日記

アニメ視聴日記

日々視聴しているアニメについてあれこれ

2024年春アニメのうち、6月22日深夜に録画して6月23日に視聴した作品は以下の4タイトルでした。

 

 

ワンルーム、日当たり普通、天使つき。

最終話、第12話を観ました。

今回はオカルト研究部の夏合宿のお話の続きから始まります。合宿で泊まっている蔓深家の別荘の河童のメイドさん達と相撲のぶつかり稽古をさせられる羽目となってしまった森太郎は疲れて就寝しますがリリーシュカに起こされて深夜に森の中に行き、悪魔召喚の儀式に全員で参加させられる。絶対に成功しないんだろうなと思っていたら、何故か天使のしうちゃんが一瞬だけ召喚されてすぐに消えた。その後は皆で花火をして遊び、つむぎは森太郎に自分だけ名前呼びしてもらってないのを気にして、名前呼びしてもらおうとするが、森太郎は堤さん呼びに慣れていて、つむぎは今のところは諦めることにした。

そうして夏合宿編は終わり、最後は別の日に森太郎ととわが2人でスカイツリーに行く話で締めとなります。あいにく一番高い第二展望フロアには行けなかったが、とわが浴衣を着たり、人間が高いところから落ちると危ないと知って驚いたりする。その後、浅草に遊びに行ったりして、最後に夜になって森太郎が帰る前にとわにスカイツリーのオモチャを買って渡すと、とわはお礼に森太郎と一緒に空を飛んでスカイツリーの第二展望台の上に行く。そして、とわはこれまでのことを感謝して、これからもよろしくお願いしますと言う。そういうところで最終話は終わりとなります。2期の告知は特にありませんでした。

 

 

怪獣8号

第11話を観ました。

今回も含めて残り2話となりました。前回はカフカが怪獣8号であることがバレてしまいミナたち第3部隊によって拘束されるという展開となりました。カフカは防衛隊の本部に移送されることになりますが、キコルの父の四宮長官をはじめ本部ではさっさとカフカを殺処分して死体を兵器に転用しようなどという意見が支配的です。カフカは自分がこれからどうなるのだろうと心配すると同時に、今まで第3部隊の仲間たちに嘘をついていたことを気に病んでいて、きっと仲間の皆は自分のことを怒っているのだろうと落ち込みます。

だがカフカが移送用の車両に乗り込む直前にレノは「戻ってくるって信じてます」と伝えてくれる。そして移送用の車両内ではそれまで無言だったミナも監視の目が届かなくなったからといって本心を話してくれる。ミナをはじめ、第3部隊の誰もが、隊の皆を守るために怪獣の姿となったカフカのことを恨んでいる者など居ないのだという。さっき市川以外の皆が無言で見送っていたのも、本部から来ていた幹部の監視の目があったからに過ぎない。現在、第3部隊ではミナを筆頭に全力でカフカの立場が有利になる資料を集めており、カフカが人間だと認めてもらい、必要な隊員であるとも認めてもらい、第3部隊に戻れるよう尽力しているのだとミナは言う。それを聞きカフカは感動し、ミナに「俺はまだお前の隣を目指していいのか?」と尋ねて、ミナはカフカの口調を隊規違反だと咎めたりもせず「うん、ずっと待ってる」と初めてカフカに本心を明かしてくれた。それでカフカは涙を流して、絶対に生きて第3部隊に戻ろうと心に誓うのでした。そうしてカフカを乗せて去っていく車両に向かい第3部隊の皆は揃って敬礼する。

そうしてカフカは防衛隊本部が管理する特殊基地の地下に幽閉されることになり、身体検査を受けることになる。一方で残された第3部隊の面々は、確かに誰もカフカを恨んでなどいなかったが、「人間が怪獣になった」という事実を公表すれば国民がパニックになるのは必至なのでカフカの件は極秘裏に処理されるのだろうと予想され、自分たちがカフカの助命を願い出てもそう簡単には叶わないだろうという壁にぶち当たる。キコルも父である長官にカフカの助命を願い出るが、相手にしてもらえない。だが、それでもキコルはカフカを信じたいと個人的な意見をぶつける。他の第3部隊の仲間たちも何とかカフカを助命しようと伝手を当たる。その一方で第3部隊の新入隊員たちは防衛隊強化のために各部隊にバラバラに配置されるという話が持ち上がり、反発の声が上がる中、レノはその計画に自ら志願します。

そんな中、特殊基地に幽閉されているカフカの前に四宮長官がやってきて、キコルが見守る中、カフカの拘束を解いた上でカフカに襲い掛かってくる。カフカは自分は人間であるということを証明するため、出来るだけ怪獣に変身しないで長官の攻撃を凌ごうとしますが、大怪獣である怪獣2号の死体から作った兵器を身体に装着した長官の攻撃は極めて強力であり、カフカは次第に怪獣化していかなければ長官の攻撃に耐えることが出来なくなる。そうして絶体絶命となったカフカは遂に怪獣8号に完全変身してしまうが、今までとは違いカフカは怪獣8号を制御することが出来ず暴走状態となってしまい、長官に襲い掛かってしまう。今回はそういう場面で終わり次回の最終話に続きますが、当然次回で物語が完結するわけではないので、どう畳むつもりなのかは注目ですね。まぁこの分だと2期を作る可能性は濃厚だとは思うのですが、次回2期の告知があるのかどうかは分かりません。

 

 

夜のクラゲは泳げない

最終話、第12話を観ました。

今回で遂に最終話を迎えましたが、綺麗に物語を完結させたと思います。細かい点では回収しきれていない部分もあるとは思いますが、とにかく終わり方が綺麗であればそういう些細なことは気にならなくなるものです。少なくともJELEEの4人の物語に関しては完璧に描き切ることが出来たと思います。ベタではあるが「素敵な仲間に出会えればクラゲのように漂う現代人でも自力で輝くことが出来るようになる」というメッセージも明確に示された。それでいて表現手法や題材として現代的な要素をかなり取り入れていて、そういう意味ではベタではなく、かなり挑戦的な意欲に溢れていた、とても良い作品であったと思います。間違いなくオリジナルアニメの名作、1クールアニメの名作であり、今期出会えて幸せだった作品の1つです。おそらく今年を代表する作品のうちの1つになることでしょう。いや実際、今期この「夜のクラゲは泳げない」と「ガールズバンドクライ」が無かったらかなりヤバかったと思うので、今期2024年春アニメの救世主的な作品であったと思います。

まず今回の冒頭は前回のラストシーンの続きで、まひるが雪音に大晦日のサンフラワードールズの渋谷バーチャルライブイベントにJELEEも一緒に出演させてほしいと頼む場面からです。つまり花音を出演させてほしいという話なんですが、雪音はそれがサンフラワードールズに何のメリットがあるのかと問います。それに対して、まひるは先日のめいが放送事故みたいな歌唱で大バズりした件を挙げ、あの時にめいが歌ったJELEEの新曲の完全版を聞きたいという声が殺到しているので、サンフラワードールズのイベントにJELEEが出演して新曲の完全版を披露すると宣伝すればきっと視聴者も増えてサンフラワードールズにもメリットがあるはずだと説得します。

だが雪音はそこに美学があるのかと問う。バズと炎上を分かつのはそこに美学があるかどうかなのであり、大衆はそこを敏感に嗅ぎ分けるものだから、ただ話題を集めたいだけの手法はメッキが剥がれるのだそうです。それで、雪音はまひるがこの企画にこだわる真の理由を問います。そこに美学があるならば企画を受けようという腹積もりみたいです。その問いかけに対して、まひるは自分は恩返しがしたいのだと答える。それはもちろん花音への恩返しです。そこに美学があると認めた雪音はまひるの提案を受け入れ、花音のもとに出演依頼を送り、花音は古巣のサンフラワードールズや母親との深い因縁もあって迷いますが、まひるからの希望だとのことで思い切ってこのオファーを受けます。

そうして大晦日当日となり、まだ雪音やまひるやサンフラワードールズの3人と会うことに不安を覚えつつも、それでも「歌いたい」という想いを抱いて花音はめいやキウイと共に会場である渋谷の宮下公園に到着しますが、そこに居る運営側のまひると雪音の姿を遠目に見て、声をかけることは出来なかった。そうしてまずはサンフラワードールズのステージが行われ、続いて花音の出番となるが、ステージに行く前にサンフラワードールズのメロ達とすれ違って非難の目を向けられているように感じてしまい、花音は怖気づいてしまう。集まってきている観客たちもみんな自分をかつて叩いていたような人たちであり、自分は歓迎されていないのだと思ってしまった花音は、まひるにも雪音にも他の皆からも必要とされていない自分にはもう歌う理由は無いのだという気持ちのままステージに立ってしまう。

そうして花音は曲が始まっても歌うことが出来ず立ち尽くし、マイクを持つ手も降ろしてしまい俯いてしまいます。しかし、そこに「ののか!」と花音を呼ぶ大声が響き渡り、その声のする方を花音が振り向くと、メロが身を乗り出して「ちゃんと前見ろ!バカ!」と花音を叱りつけていた。それを見てハッとして顔を上げて前の方を向き直した花音の視界には宮下公園の周囲のビルの壁という壁に映し出された魚介類のイラストの姿が飛び込んできたのでした。そして、それらのビル群の囲まれた階段の踊り場にはまひると雪音が立っており、まひるが「花音ちゃーん!」と声援を送る。

それを見て、花音はまひるが「渋谷に水族館を作る」という約束をちゃんと覚えていて、それを果たしてくれたのだと気付いた。それで花音は自分の歌う理由は「まひるのために歌うこと」だったのだと気を取り直すことが出来て、歌い始める。すると周囲の観客たちも悪意のある人たちではなく、自分を応援するために集まってきてくれた人たちだったのだということに気付くことが出来た。そうして歌い始めた花音の姿を見て、まひるも雪音もメロも安堵し、同様に安堵しためいとキウイも、そこから花音と一緒に準備してきた仕掛けを実行し、会場に集まってきていたJELEEのファン達は青い傘を一斉に広げて、宮下公園を1つの巨大な水槽のように見立てる。それを見て、まひるもまた花音が「渋谷に水族館を作る」という約束を果たしてくれたのだと気付き、嬉しく思います。

花音の唄う歌は「深海遊泳」という曲で、これはこの作品でこれまで披露されたJELEEの曲の中で一番名曲だと思うんですが、サビの歌詞は「暗い夜(ヨル=まひる)に消えない光を見つけてきたから、もう雪の音(雪音)が聴こえなくても泳いでいける」という趣旨になっており、これが前回、花音がめいに「今の花音の気持ちを歌詞にしてほしい」と言われて新たに書き直した歌詞だったのです。それは、苦しい時期に見出した新たな仲間たちやファンの皆が居るから、もう自分は母親への依存を断ち切ることが出来るのだという花音の強い想いが込められていた。

そうして花音のステージが終わり、バックステージでまひると花音は再会して抱き合い、花音はまひるに酷いことを言ったことを謝り、まひるは自分勝手な行動をとったことを謝った。そしてお互いに約束を守ったことを伝え、笑い合います。そうしてイベントも終了し、会場の設置された巨大スクリーンにエンドクレジットが流れるのをまひると花音の2人が眺めながら語り合う場面となる。そこで花音は、空っぽだった自分はまひるに「私のために歌って」と言われた時に嬉しかったのだと言う。それで前を向いて歌えるようになったのだという。それで花音は今日こうして皆の前で歌ってみて、自分の唄う理由を新たに見つけたのだという。それは、自分と同じように空っぽで、自分の「好き」が分からない人や、毎日しんどくてこの世界が大嫌いな人も、自分をバカにした人たちも、みんなが毎日キラキラ輝いて生きていける励みとなるように、そのために歌いたいのだと花音は言うのでした。それを聞いて、まひるは「それってファンサだね」と言い、花音は確かにそうだと思い、アイドルだった頃の自分は母親のことしか見えていなくて、そんなことも分かっていなかったのだと思うと可笑しくなり、まひると2人で笑い合う。

すると、そこにめいとキウイもやってきて、エンドクレジットにJELEEの4人の名前も流れていると言って歓喜します。それで花音もエンドクレジットに方に視線を向けると、そこには「山ノ内花音」でも「橘ののか」でもなく「早川花音」という名がクレジットされていて、花音は驚く。それは母の雪音が「橘ののか」という芸名をつけて以降は決して呼ぶことがなくなった花音の本名でした。花音はそれは母が自分のことを娘ではなく商品としか見ていない証だと思って絶望していたのだが、このタイミングでこのクレジットを見たことで、花音は自分が母の本心を誤解していたことに気付いたのでした。

おそらく雪音は、花音があまりにも母である雪音への依存心が強いために真のファンサービスが出来ないであろうことを見越して、あえて「花音」とは呼ばずに「橘ののか」という芸名で呼ぶことで突き放していたのでしょう。そして今回のライブで花音がちゃんと自分の唄う理由を見つけて真のファンサービスが出来るようになったのだと認めて、もう「橘ののか」と呼ぶ必要は無いのだと判断し、本来の名前である「早川雪音」と呼ぶことにしたということなのでしょう。

そうした母の本心に気付いて花音は号泣して崩れ落ち、そして帰りの電車内で今回のイベントの配信の同時接続人数が5万人に達したというニュースを見て、母の雪音が「私の育てたアイドルで5万人の東京ドームを満席にするのが私の夢」と言っていたのを思い出し、自分がその母の夢を叶えたいと思ってアイドルを頑張っていたのだということも思い出し、親孝行が出来たと思い歓喜します。

そうしてBパートはエピローグとなり、まず、まひるが美大を受験する様子や、キウイが小春とチャットする様子や、馬場静江がライブする様子や、まひるの妹も配信に興味を持ってまひるに相談する様子や、花音とメロが仲直りして談笑する様子などがダイジェストで描かれます。そしてJELEE4人の各自の卒業式が描かれ、まひるは卒業記念イラストで黒板にクラゲの絵を描く。キウイは学校の卒業式は欠席してVの配信を行い、自分の視聴者たちのために「お前らのことを変だと言う奴はいるだろうけど、竜ケ崎ノクスだけはお前らの味方だぜ」という送辞を贈る。めいは卒業式の後、学校の後輩からサインを求められ、友達のいない自分にとってJELEEの曲が支えさったというその子に対して、めいは「JELEEの歌だけは絶対にあなたを一人ぼっちにしない」と言ってあげて、いつか有名になったら一緒に連弾しようと約束します。そして花音の卒業式には雪音が来てくれて、「お母さんの夢、叶えてあげた」と言って卒業証書を突き出して去っていく花音を見送った雪音は満足そうに微笑み「大きくなったわね、卒業おめでとう、花音」と言います。

そしてそれぞれの卒業式が終わってからクラゲの壁画の前に集合した4人が新しいクラゲの壁画を描き上げる場面がラストシーンとなりますが、ここで花音はやりたいことが多すぎて1日が24時間じゃ足りない、体内時計が25時間なのだから1日も25時間欲しいなどと言ったりして、それに対してまひるは、それならずっと一緒にいればいいと応えます。そして通常ED曲の「1日は25時間」のJELEE歌唱バージョンが流れてきて、そこにまひるのナレーションが重なる。仲間たちと居ればカラフルなネオンなんて無くても自分たちの色を選んで輝くことが出来る。そんなクラゲの輝く姿を私は描いていきたい。何故なら、いつもは流されがちだけど本気を出したら輝くことが出来る、そんなクラゲ達のことが私は心の底から大好きだから。そういうまひるのナレーションと共に「1日は25時間」の歌に合わせてOP曲の映像で使われていたカットの皆が別れの挨拶で手を振る別バージョンの映像が次々と流れていき、最後はJELEEの4人が渋谷の街に駆けだしていくカットで物語は終幕となりました。

 

 

ささやくように恋を唄う

第9話を観ました。

2週間の放送休止を経て久しぶりに放送再開しました。全12話なので今回含めて残り4話ありますが、今回の第9話、来週の第10話は放送予定が決まっていますが、その後の第11話と第12話の放送予定日がまだ決まっていない状況で、おそらく残り2話は未放送のままの状態でしばらく待たされることになりそうですね。まぁ正直、待つ必要があるのだろうかと迷う状況ではありますが、むしろこの作品のラスト2話が夏アニメの開始時期と重なるぐらいなら待たされる方がマシだと割り切れる気もする。それぐらい志帆編に入ってからちょっと見てて眠くてキツいです。作画は放送休止を経てだいぶ改善されたとは思うのですが、話が百合百合しすぎていてそろそろキツくなってきました。まぁ百合好きの人には全然キツくないんでしょうし、ここまで見ておいて今さらこんなことを言うのは不適切だろうとは思う。視聴中は睡魔との戦いですが、それでも一応は続きは気になるので、こうなったら最後までは観ようと思います。

まず前回説明された、志帆がプロを目指す理由が、ヴァイオリンで自分が勝てなかった相手が本当はバンドをやりたかったから自分はバンドで一番になって見返してやりたいというのは、まぁ話としては分かるんですけど、物語的に大して盛り上がる話じゃないし、なんでこんな理由にしたんだろうかと困惑しています。おそらく志帆はまだ全ての事情を話していないのでしょう。ローレライでプロを目指す理由も、SSGIRLSを辞めた理由も、そのまだ明かされていない秘密に関係しているのだろうとは思います。そのあたりがボカされたまま百合のイチャイチャや痴話喧嘩みたいなのをずっと見せられたので今回は特に眠かった。

今回はひまりが料理研究会の試食会の場でSSGIRLSとローレライを仲直りさせようとして、むしろ険悪なムードになってしまう。それで志帆は怒って帰ろうとするが、ひまりと依が恋人同士だと知ると何だか急に未季が言っていた「バンド勝負で勝ったら辞めた理由を話してもらう」という勝負に乗ってもいいと言ってきて、その条件としてひまりがローレライのマネージャーをすることを要求してくる。それでSSGIRLS側はそんな条件ならもう勝負はしなくていいと言いますが、あくまで皆に仲直りしてもらいたいひまりはローレライのマネージャーをやると決める。

志帆もひまりに悪いと思ったのか、とりあえず勝負をする学園祭までマネージャーをやってもらうことにして、ひまりがしっかりサポートしてローレライが勝てたらひまりのお願いを1つ叶えると約束します。SSGIRLS側も気合を入れ、依も志帆には負けたくないと燃えます。ただ今のままではローレライに勝つのは難しそうだということで、学祭用に依が新曲を作ることになる。一方、ひまりは志帆にローレライの3人が出会ったきっかけについて教えると言われて、何処かに出かけることになるのだが、続きは次回ということになります。