2024春アニメ 6月9日視聴分 | アニメ視聴日記

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日々視聴しているアニメについてあれこれ

2024年春アニメのうち、6月8日深夜に録画して6月9日に視聴した作品は以下の3タイトルでした。

なお「ささやくように恋を唄う」の第9話は今週は総集編で放送延期で、6月22日深夜に放送予定です。

 

 

ワンルーム、日当たり普通、天使つき。

第10話を観ました。

今回を含めて残り3話となりました。今回はまず夏休みに入ったある日、森太郎がとわが怒った姿を見たことが無いので、とわは怒ることが無いのだろうかと疑問を呈します。それに対して、とわは自分だって怒ることはあると答える。そんなとわが買い物の帰りに、放課後に寄り道してケーキ屋に入っている森太郎とつむぎとのえるの姿を見つけて、森太郎がのえるからスプーンに乗せたアイスを食べさせられそうになっている姿を見てムッとしてしまう。それで自分が嫉妬してしまったのではないかととわは焦るが、すぐに気を取り直して森太郎と家でケーキを食べて、また近所に遊びに行こうと約束します。

一方、のえるは友達と映画に行きたくなり、森太郎を映画に誘いにバイト先に行きます。しかし森太郎はバイトのシフトが急遽穴が開いて伸びてしまい映画には行けないと言われ、ちょうどバイト先に遊びに来ていたとわとつむぎとリリーシュカとひすいの4人がその映画を見たいと言うので、のえるはこの4人と一緒に映画を見に行くことになる。本当は友達の森太郎と一緒に映画に行きたかったのえるは友達ではない4人との映画にちょっと不満だったが、いざ映画館に行くと、映画は面白かったし、なんだか5人でいると楽しかった。これでもやっぱり森太郎と一緒に来たかったと残念に思ってしまうのえるであったが、帰り道でも映画の話を他の4人と話が弾み、4人はのえるが映画の話を持ってきてくれて嬉しかったと言ってくれる。

そんな4人を見て、森太郎と一緒でないから不満で拗ねたような態度をとっていた自分のことが恥ずかしくなったのえるは、4人に「友達でもない自分に親切にしてくれてありがとう」と感謝の言葉を伝える。しかし4人はとっくに自分はのえるの友達だと思っていたのでビックリして、とっくに自分たちは友達だとのえるに伝える。のえるは「友達になってほしい」と申し込まなければ友達にはなれないと勘違いしていたのだが、そうではなくて友達というのは自然にもなれるのだと知り、4人がいつの間にか自分の友達だったのだと知り、嬉しく思います。

だが同時に、それでも自分が森太郎を特別に大事だと思ってしまっていることにのえるは気付く。今までは森太郎がただ1人の友達だから特別に思っているのだと納得していたのだが、友達が他にもいるのに森太郎が特別だということは、自分にとって森太郎が友達以上の特別な存在なのだということにのえるは気づく。そうして森太郎に自分の気持ちを伝えるのだが、普通はここで愛の告白という流れだが、そういうことに疎いのえるはそこまでは気づくことはなく、自分と森太郎は「親友」だと告白するだけで終わってしまったというオチでした。最後はリリーシュカが皆をオカルト研究部の夏合宿に誘うという場面で終わり、どうやらラスト2話はレギュラーメンバー全員揃っての夏合宿ということになりそうです。

 

 

怪獣8号

第9話を観ました。

今回は翼竜型怪獣の群れによる立川基地の襲撃事件が描かれました。隊長であるミナが不在の夜、大量の翼竜型怪獣がカフカたちが居る立川基地を突然空から襲ってくる。ただ通常は翼竜型怪獣は単独行動らしいので群れで行動するのは異常であり、どうやら群れを率いる知性のあるリーダー怪獣が存在する模様。この翼竜型怪獣たちはどれも本獣クラスと強力であり、しかも連携するのでやたら手強い。またリーダーと思われる人間型の知性のある怪獣は8号や9号のように人語を話しており、この基地で最強の隊員を狙っているようで、保科副隊長が相手をすることとなるが、ひときわ強大な戦闘力に保科も苦戦しているように見える。

本獣クラスの翼竜型怪獣の群れの方はキコルとレノのコンビによる切り崩しで攻撃の連携を阻止して他の隊員たちが徐々に押し込んでいき防衛隊の側が優位に戦いを進めていくようになり、カフカは他の隊員の危機に思わず少し8号の力を使ってしまうが、レノの助言により、ここは仲間たちを信じて8号の力は封印して自分の役目を全うすることとした。そうして保科は知性怪獣を演習場に誘い込み、ここでようやく全力で戦いを開始し、知性怪獣を圧倒して切り裂く。だが知性怪獣は斬られても再生し、更に巨大化して熱い蒸気を発するなど異常な状態となっていき、予断を許さない状況となったところで今回は終わり次回に続きます。

 

 

夜のクラゲは泳げない

第10話を観ました。

今回を含めて残り3話となりましたが、前回は地獄のような終わり方をしてしまい、今回はどうなることかと1週間ずっと心配していました。そうして迎えた今回でしたが、やはり前回投下された闇の全てが払拭される爽快な展開とまではいかなかったですね。また前回生じた謎の多くは残されたままとなりました。今回、主に描かれたのはめいとキウイの活躍で花音が再起するまでの流れであり、まひるの出番は少なく、まひるが引き受けた雪音から依頼された仕事の方の話はほとんど描かれませんでした。今回が終わって残るラスト2話でも、雪音やサンフラワードールズ関連の話がどこまで掘り下げられるのかも現状ではちょっと未知数ですね。あくまでJELEEの話だけでラスト2話を終わらせることも可能でしょうし、これ以上は雪音やサンフラワードールズについて描写されない可能性すらゼロではない。ただまぁおそらく雪音やサンフラワードールズについても描くラスト2話になるんでしょうけど、なんか高い確率で胸糞悪い話になりそうなので、期待もあるけど不安もあります。

しかし今回はあえて闇深い部分には深入りしないようにして、めいとキウイ視点でコミカルに回していきつつ、一旦活動を止めてしまった花音を復活させるためにめいとキウイの2人が奮闘するという展開に絞って描き、最後には爽やかに盛り上げて感動させるという凄く良いエピソードとなっていました。最初はこの危機に何も出来そうにないように頼りなく描かれていためいとキウイの2人が最後に大逆転して花音とファン達の心を動かす展開に持っていく構成はアツくて素晴らしかった。花音とまひるの和解が先送りになっていたり、花音の過去に不明確な点が残っている分はちょっとフラストレーションは溜まりましたが、JELEEの物語としては大山場を描き切った素晴らしいエピソードでありました。

そして次回は花音とまひるの話とか、花音と雪音&サンフラワードールズの話とか、いよいよ花音の物語の本丸の話になるのかと思ったら、ラストでキウイ関連の闇のありそうな引きとなり、もしかして次回はラスト2話にしてまさかのキウイのメイン回なのかと思い、ちょっと意外で驚きました。そういうのもあって、案外と終盤において雪音やサンフラワードールズはあまり描かれない可能性もあるとは思いました。

とりあえず今回はめいとキウイが花音とまひるがいつもバイトしているカラオケバーでバイトしている場面から始まる。前回のラストでまひるが雪音の仕事を受けると言い出し、それに対して花音がキレてしまったんですが、その結果、まひるは雪音の仕事を受けることを決めて、それで忙しいのでJELEEの活動から一時離脱となりカラオケバーのバイトも休むようになり、花音も「充電したい」と言ってJELEEの活動を休止しカラオケバーのバイトも休むようになり、連絡も取れなくなって自宅に引きこもってしまっているようです。それでめいがJELEEと溜まり場としてのカラオケバーは自分たちが守らなければいけないとか言い出してバイトを始めて、キウイはそれに巻き込まれているような状況です。

花音がそこまで落ち込んでしまっている原因は「自分の歌う理由がちっぽけなものだと分かったから」だとのこと。いきなりそんなことを言われてもめいもキウイも意味が分からず困惑するだけですが、もともと花音は4人でJELEEをやり始めて途中から自分が何のために歌っているのかよく分からなくなってきていて、それでその頃から、まひるとの間で「まひるは花音のために絵を描く」「花音はまひるのために歌う」というような関係性を持つようになって、それで花音は自分の歌う意味を納得させていたのですが、まひるが雪音の仕事を受けると言い出したことがきっかけで花音が雪音に選ばれたまひるに嫉妬してしまい、まひるの絵を「自分のためだけのもの」として縛って貶めてしまい、それによって花音は「自分がまひるのために歌う」ということの価値も貶めてしまい、所詮は自分は母親の雪音のために歌っていた頃から何も進歩していなかったのだと気付いてしまった。そしてとっくに母親から見捨てられ、自身も母親と縁を切っている今の自分にはそれは何の価値も無いことだと分かっていますから、結局は自分が歌うことには何の価値も無いのだと花音は思ってしまったようです。

だから一応「充電したい」などと言っていますが、もはや花音は再起する気持ちは無くしてしまっており、そのことは何となく態度でキウイも気付いているのですが、めいはあくまで花音の再起を信じようとする。一方でまひるは花音を裏切ってしまった自分が何を言っても花音には嘘に聞こえてしまうだろうと思い、何も言わずに雪音の依頼した仕事に励み、それを通して上手くなった絵で自分の真意を示そうと考えているようです。

そうしてめいとキウイの2人はカラオケバーでバイトを始めますが、全くの役立たずですぐにクビになってしまいます。ただ、クビになる前にキウイは配達先で三十路子持ちアイドルの馬場静江と再会し、JELEEや花音の現状を打ち明けて、年末に配信予定だった新曲を出すことも出来そうになくて、来週予定している生配信も中止するしかないのだと言う。だが静江は生配信はやるべきだと助言し、自分とコラボしようとキウイに持ち掛けます。

一方でめいの方はバイトをクビになる前に路上でティッシュ配りをしていた時にサンフラワードールズの瀬藤メロと偶然出会い、しつこく付きまとった挙句に一緒にカラオケに行ったりする。そこでめいはメロにサンフラワードールズの頃の花音の「歌う理由」が何だったのかを質問する。するとメロは自分と同じように花音も「雪音を喜ばせるために歌っていた」のだと答える。だから自分も花音も自分のやりたいことが無い「弱い人間」なのだと言う。

それを聞いてめいは花音はそんなことはないと否定する。花音は炎上事件で雪音に見捨てられても歌っていた。だから花音には今はちゃんと「歌う理由」があるのだとめいは主張するのだが、メロは花音がフォロワー数10万人を目指していた理由は人気が出て有名になって再び歌っている姿を雪音に見つけてもらうためだったのだと断じる。だから花音は今も変わらず雪音のために歌っているのであり、その空しい理由以外に花音には「歌う理由」など無いのだと嘲笑う。確かに花音サンフラワードールズの復活に合わせてJELEEの新曲を配信しようとしていましたから、もともとそういう動機があったのだろうとは思います。つまり「10万人を自分の歌で感動させて見返してやる」というのは嘘で、本当に見返したかった相手は母親であり、そこには再び母親に認めてもらいたいという未練があったのでしょう。そこを的確に見抜いたメロの指摘を聞いてめいは愕然としてしまい、花音の真意が分からなくなってしまう。

この後、メロが1人で過去を回想する場面があるのだが、ここでの描写を見ると、「現実見ろバカ」のアカウントで芸能人のスキャンダルを暴露する活動をしていたのはメロの単独犯行だったかのようにも見える。ただ、雪音が裏で操ってやらせていた可能性も排除されているわけでもないので、このあたりはまだ微妙なまま次回に続くことになります。もし雪音が「現実見ろバカ」と無関係ならば最終的に花音と雪音が和解するエンドの可能性もあるのかもしれませんね。一方で、この場面ではメロが花音にめいのような良い友達がいることを羨ましがる描写もあり、もしかしたらメロは極悪というわけではなく、やはり雪音に操られていただけだったのかもしれない。その場合は花音とメロの和解エンドの可能性もあり得ますね。

その後、花音の回想シーンと現在のシーンがあるのだが、ここで明らかとなったのは、実は今でも花音の本名は「早川花音」であり、「山ノ内」という苗字を名乗っているのは花音が勝手に名乗っているだけということでした。つまり雪音は花音の親権は放棄しておらず、それなのに花音が意地を張って「山ノ内」という苗字を名乗って自ら母親から遠ざかろうとしているようなのです。ただ前回の回想シーンや現在のシーンを見る限り、雪音が花音に対して深い愛情は抱いていないこと自体は間違いないと思う。ただ、酷い親であるのは事実としても、それでもそこまで決定的に断絶した関係ではないのかもしれない。むしろ断絶させているのは花音の方である可能性もある。そうなると、もしかしたらやはり最終的に花音と雪音が和解するエンドもあるのかもしれないとも思えてくるのです。また、この直後、何処かの部屋の中でパソコンに向かう謎の男性のカットが水槽越しに一瞬挿入されるのだが、これも謎めいています。もしかしたら花音の父親なのでしょうか。

この後、例の渋谷のクラゲの壁画の前でJELEEのファンの女の子たちの会話をたまたま聞いた花音が、JELEEのファンの子たちは花音たちの素顔や過去などには興味は無く、ただJELEEの歌が好きなのだということを改めて知る場面があるのですが、それでも花音の気持ちを変えるまでには至らなかったようです。花音が帰宅するとドアの前でめいが待っていて、もし今でも母親に見つけてもらうために歌っていたのだとしてもそれは裏切りでも恥ずべきことではなく、花音が歌うことを辞める理由にはならないはずだと言って説得しようとする。だが花音は、自分が母親に利用されていたことを恨んでいながら、自分はまひるの人生を自分のために利用しようとしていたのだと認め、そんな自分はもう歌う資格は無いのだと言い、JELEEは解散すると告げる。

それを聞いて、キウイは忸怩たる想いで花音の選択を受け入れ、静江とのコラボでめいとキウイが担当するJELEEの生配信の場でファンに向かってJELEEの解散を発表する。そして詞と曲は完成しているがタイトルは未定でボーカル未収録で終わってしまった新曲のオケだけをJELEE最後の曲として流すのだが、ここで突然にめいがマイクを掴み「私は最後なんて嫌です!」と叫んで新曲の歌詞を曲に合わせて号泣しながら歌い始める。めいは歌がNGと自称するほど酷い音痴であり、ファン達からは放送事故だとかボロクソに叩かれてしまうが、静江に背を押されてキウイは花音の家に向かってバイクで走り、花音の家に駆けこみ、花音に生配信を見せます。

驚いた花音は生配信で必死に唄うめいの歌声と、それに反応して徐々にめいを応援する声が増えていくファン達のコメントを見て心が震え、涙を流す。そしてめいの歌が終わると、キウイは生配信にコメントを書き込み「歌ちゃんと届いたぞ」とめいに伝える。それでキウイに促されて花音が生配信を聞いているのだと悟っためいは、生配信を通して花音に呼びかけ、花音は自分の作ったメロディを世界一キラキラ輝かせてくれる大好きな女の子なのだと言い、自分を好きにさせた責任を取るよう求め、JELEEはまだ続けるのだと宣言する。

それに心動かされ、花音はめいのもとに電話をして、生配信を通じてファンの皆に「まだ怖いし不安だけど、まだ歌いたい」とメッセージを伝える。確かに花音は過去に囚われて現在のJELEEを利用したのでしょうけど、めいを筆頭とした現在のJELEEのファン達の想いが花音を救ったのです。そうした花音のカムバック宣言をファン達もコメントで大歓迎して盛り上がり、そんなふうに盛り上がる生配信を見ながら満足そうな笑顔で自宅で絵を描くまひるの顔を映して今回は終わり次回に続くのかと思いきや、その後、ED曲の後のCパートでは顔バレしてしまったキウイのもとに「真弓」という名の何者かからメッセージが届きキウイが怯えたような顔をする場面が描かれ、次回はキウイ回なのかと思わせて終わりました。これで残り2話なんですが、果たしてどうなるのでしょうか。