2024春アニメ 5月31日視聴分 | アニメ視聴日記

アニメ視聴日記

日々視聴しているアニメについてあれこれ

2024年春アニメのうち、5月30日深夜に録画して5月31日に視聴した作品は以下の3タイトルでした。

 

 

ダンジョン飯

第22話を観ました。

今回はライオス達はヤアド達の住む黄金郷で朝に目覚めて朝食を摂るとさっそく出発していきます。ライオス達の目的はまず第一はファリンを救うことなので黄金郷で悠長にしているというわけにもいかないのです。ライオス達が出発する前にヤアドは狂乱の魔術師について少し教えてくれて、狂乱の魔術師の本名はシスルといい、もともとはデルガル王の父王が道化師として雇ってゲルガルとは幼馴染として育ったのだという。そして父王が暗殺されてゲルガルが王に即位するとシスルは魔術に傾倒するようになり狂い始めて、遂には黒魔術で王国に不死の呪縛をかけてしまったのだという。おそらくそうやってこのダンジョンが出来上がったのですね。

ライオスはシスルと話をしたいので会いたいと言いますが、もうシスルはマトモな会話が出来る状態ではないのだとヤアドは言います。会うだけなら簡単で、どうせすぐにこの黄金郷の異変に気付いてシスルはやってくるとのこと。だからとりあえず逃げた方がいいのだそうだが、ライオスはそれでもシスルと会話がしたいと言う。それでヤアドは迷宮の最下層に囚われている有翼の獅子を解放して味方につければシスルの力を封じることが出来るので、その状態でなら会話に持ち込めるかもしれないと助言はしてくれました。

そうしてライオス達は元の迷宮内部に戻りますが、戻った先は古代ドワーフの作った貯水庫であり天井が高かった。そこをグリフィンが襲ってきてセンシが攫われてしまい、天井の上の方に連れ去られてしまい空を飛べないライオス達はどうすることも出来ず焦ります。そこでマルシルが空を飛べる使い魔を作って天井の方に向けて飛ばして、マルシルが遠隔操作してセンシを見つけて救うことになります。

そうして使い魔作りを始めるのだが、手持ちの肉を鍋に入れるが、それだけでは足りないので野菜や卵も入れて、まるで料理みたいです。そうして使い魔が出来上がり、どんなカッコいい魔物が出来上がるのかと期待していたライオスでしたが、なんかチャチな鳥のヒナみたいなやつだったのでライオスはガッカリする。そしてその使い魔たちを飛ばすのだが、マルシルは使い魔と感覚を一体化しているので怪しい鳥みたいな動きをしている。そうしてセンシを発見するが、使い魔は襲ってきたグリフィンに簡単に倒されてしまう。

そこでグリフィンに対抗できる使い魔に作り直すことにするが、ライオスの助言でカッコいい形にしたら速く飛べるようになった。だが、センシは拘束から解くことは出来たが使い魔は凄い空中戦で奮闘はしたもののまたグリフィンに倒されてしまった。センシが無事に地上に降りてくるためには更に使い魔による支援が必要で、更に強い使い魔を作ろうということでライオスはまるでドラゴンみたいな形にしようと張り切りますが、マルシルはそんなものは必要無いと言い、とにかくセンシを助けるために機能性だけを追求した古代生物みたいな細長い「スカイフィッシュ」という魔物を作り出し、あまりのカッコ悪さにライオスは絶句するが、マルシルは気持ち悪い踊りでスカイフィッシュを操り、超高速で飛んだスカイフィッシュは壮絶な空中戦でグリフィンを撃破してセンシは無事に地上に降りてくることが出来た。スカイフィッシュに翼を貫かれて地上に落ちてきたグリフィンはライオスが仕留めて戦いには勝利した。

そしてスカイフィッシュはグリフィンと相打ちになり地上に落下して息絶えた。マルシルはスカイフィッシュの死を悼んだが、ライオスがいきなりスカイフィッシュの死体を使って料理を作り始めてマルシルが愕然とする流れは爆笑しました。そうしてスカイフィッシュの羽をチップスみたいに揚げて、スカイフィッシュ&チップスという料理を皆で食べた。その場でチルチャックは、以前から言動が不自然だったセンシに身の上話をするよう求め、センシは過去を語り始める。それによると、センシはもともと鉱夫団の一員だったらしく、しかもこの迷宮を発見したのがセンシだったらしいのです。なおチルチャックは妻子持ちでした。

そういうセンシの過去話が始まったところで今回は終わり次回に続きますが、これで残りは2話です。今回は使い魔の話が非常に面白かったんですけど、しかし次回はセンシの過去回想があるでしょうし、これで最終話までにシスルと交渉してファリンを救い出したり、地上にやってきたカナリア隊との絡みとかまで描けるのかちょっと不安になってきました。

 

 

花野井くんと恋の病

第9話を観ました。

今回は花野井くんの誕生日のお話でした。前回のラストで実は花野井くんがほたると同じ小学校の出身だったということや、ほたるが髪を切られた事件にも関わっていたかもしれないという示唆もあったりして、今回はそのあたりが描かれるかという期待もあったのですが、そうではなく花野井くんの誕生日エピソードでありました。相変わらず上手くまとめたイイ話で、この話そのものは文句なしなんですが、こうして終盤に突入してもまだ2人の恋愛だけをあまり大きな波乱も無く描かれているとなると、ちょっとやっぱりSランク評価は現状ではまだ難しいですかね。まぁ次回からラスト3話を波乱の展開で盛り上げてくれれば十分に返り咲きは期待できます。いや別に波乱の展開じゃなくてもいいんですけどね。今回も盛り上がったとは言えます。ただ、波乱じゃなくてもいいから、ちょっとこれまでの流れとは変えてほしいところはありますね。

今回まず冒頭は4月に入って桜の季節でデートをして幸せそうなほたると花野井くんの様子から始まります。来週になると4月6日は花野井くんの誕生日なのだそうで、当然2人は会う予定です。ちょっと距離はあるけど花野井くんの家から歩いて行ける河川敷の桜並木の穴場スポットでお花見デートをしようということになり、2人は楽しみにします。

しかし、ちょうど4月6日はほたるの祖父の法事の日だと判明して、ほたるが慌てて花野井くんに相談したら、花野井くんは法事から仕方ないと言ってすんなり諦めてくれる。それでも、ほたるはその後の空いてる日程で会ってももう桜が散ってしまっているかもしれないので申し訳ないと言いますが、花野井くんはほたるが祝ってくれるならいつでも嬉しいと言って、ほたるには日程のことは気にしなくていいと言ってくれます。それでほたるも4月6日は法事に行くことにしました。

そうして4月6日がやってきて、花野井くんはもともとデートのために予定を空けていたので家でやることが無い状態で迎えることになり、午前中は部屋の掃除などをして過ごしましたが、それも終わってヒマになってしまい、デートに行くはずだった河川敷に行ってみることにしました。1年後の誕生日にまたほたると一緒に行くことになるかもしれないので、そのための下見なのだと自分に言い聞かせていましたが、実際はやっぱり今日行けなかったことが残念で未練があったからでした。

一方、ほたるは午後に法事が終わって、急いで戻れば花野井くんと少しは会えるかもしれないと思ったりするが、まだ会食もあるとのことで諦めようとします。しかし姉がほたるが落ち着きが無いのでどうしたのかと聞いてきて、それでほたるが今日は付き合ってる相手の誕生日なのだと言うと、姉はほたるに途中で抜けて帰っていいと言います。そして、ほたるも自分のやりたいことをやってもいいのだという姉の言葉を聞き、ほたるは自分の本当にやりたいことは、ちゃんと花野井くんの誕生日の日に花野井くんのお祝いをしてあげたいということだったのだと気付く。それは、花野井くんがどうしてもほたるの誕生日である12月24日という日にこだわってほたるに会い誕生日を祝うことによって、ほたるが自分にとって特別な存在なのだということを示してくれたことがほたるにとって心の底から嬉しいことだったからです。そのお返しが出来る1年にたった一度のチャンスだったのに、その日を逃してしまうことが本当はほたるはとても残念だったのです。それでほたるは姉に上手く誤魔化してもらって法事を途中で抜けて、花野井くんの家に向かいます。

花野井くんの方は河川敷でやるせない気持ちで寝転んでいると、圭悟からどうでもいい用事で電話がかかってきて、ほたるが響に今日は誕生日デートだと言っていたのが圭悟にも伝わっていたようで、そのことを言われると花野井くんはほたるが用事があってデートは中止になったと伝える。すると圭悟は花野井くんが意外に聞き分けが良いことに驚き「意外とお前いい子だったんだな」と褒めてくれるが、花野井くんは「いい子」と聞いて嫌な気持ちになり電話を切ります。

花野井くんは子供の頃からずっと両親が海外の医療活動に出かけてしまい、ほとんど家に戻ってこない生活を送っていて、両親から家に送られてくる写真には、いつも両親の傍らには患者である別の子供の姿が写っていた。花野井くんは自分は両親にとって「特別」な存在ではないのだと思うと悲しくて、写真から子供の姿が写らないように両親の姿だけを切り抜いて額縁に貼ったりするようになった。花野井くんの部屋にあった額縁に切り抜いた両親の写真がたくさん貼ってあったのはそういうわけだったのです。そして花野井くんは遂には両親から「特別」だと思われることは諦めて、自分だけを一番に「特別」だと思ってくれる相手を求めるようになり、それ以外の相手は無意味だと見なして冷たく接するようになった。自分を「特別」だと見なしてくれそうな相手には必死で尽くして大切に接するが、相手がそんな花野井くんの気持ちの重さに耐えられなくなり離れていくと、花野井くんも相手がもう自分を「特別」だと見なしてくれないのだと感じて途端に気持ちが醒めてしまい冷たく接するようになってしまう。そんなふうにしか人間と接することが出来ない自分が「いい子」のはずがないと花野井くんは自己嫌悪に陥ったのです。

ただ、そんな花野井くんにとって、ほたるだけは特殊な存在でした。ほたると一緒に居る時だけは、ほたるが自分のことを「一番」に思っているかとか「特別」に思っているかとか、そういうことは気にならなかった。ほたるが自分のことをどう思っているかなどどうでもよくて、ただ単にほたるの笑顔をずっと見ていたい、他の人にはほたるの笑顔を渡したくない、自分だけのものにしたいという気持ちになった。だが花野井くんはそんな自分の気持ちを素直に受け入れることが出来ず余計に自己嫌悪に陥り、結局は自分が利己的に特別に思われたいだけなのだと思ったりもして、気持ちが混乱します。

そうしていると、ほたるから今どこにいるのかというメッセージが来たので、花野井くんは自宅に居ると返信した。ほたるが法事の途中で送信してきたのだと思った花野井くんは、自分が河川敷に来ているなどと伝えたら、デートが中止になって残念がっているということがほたるに伝わってしまい気を遣わせると思ったからです。まさかほたるが法事を途中で抜けて自分の家に着いているとは知らない花野井くんはそう対処したのですが、ほたるは自宅に花野井くんがいないのに花野井くんからそんな嘘のメッセージが来たので驚き、花野井くんが嘘をついてまで隠したい行先は何だろうと考えて河川敷に行ったのだと気付く。

それでほたるは河川敷に駆けていき、花野井くんを見つけると走っていって抱き着きます。そして法事を途中で抜けてきたこと、やっぱり今日祝いたかったのだということを花野井くんに伝え「誕生日おめでとう。いつも幸せをたくさんありがとう」と笑顔で感謝の気持ちを伝える。そのほたるの笑顔を見て、花野井くんはやっぱり自分がほたるにとっての一番であるかどうかなどどうでもよくてただ一緒にいたいだけなのだと自分の気持ちを再確認して受け入れて、ほたるを抱きしめる。そして、自分が何に対して不安を感じていたのかについても気付く。それは、自分が笑顔のほたるとずっと一緒に居る資格があるのかどうか不安だったからでした。自分にほたるの笑顔を守る力があるのかどうかが不安だった。それは、小学生の頃、自分がほたるが髪を切られた時にほたるの笑顔を守ることが出来ずに逃げ出してしまったという苦い過去を花野井くんが抱えていたからだったのです。そのことが示唆されたところで今回は終わり次回に続きます。ラスト3話で遂に花野井くんとほたるの秘められた接点について語られるのでしょうか。期待したいと思います。

 

 

ゆるキャン△SEASON3

第9話を観ました。

今回はリンのお花見ツーリングと、なでしこが姉の桜と一緒にお花見ドライブに行くという話でした。前回のお話で学校が春休みに入り、春休み中に皆でお花見キャンプをしようということになったのですが、そのお花見キャンプは4月2日に実施ということになったようです。それで、その前に春休み期間も十分あるので、リンはその前にソロキャンプをして、ついでにそのままお花見ツーリングをしようという計画で、3月31日に出発してキャンプ場で一泊して、翌日の4月1日はそのまま各地のお花見スポットをバイクで回ります。なでしこの方は別に予定は立てていなかったんですが、同じ4月1日に姉の桜が車を出してくれて、各地のお花見スポットを回ることになった。そのそれぞれのお花見スポット巡りの旅は次回に続くようで、今回の内容はまだまだ序の口みたいでした。

まずは3月31日の朝、リンがバイクでキャンプ場に向かう場面から始まります。ここでリンのお祖父ちゃんが言っていたこととして「ツーリングの旬の時期」の話があって面白い。ツーリングの旬の時期は3月末ぐらいの、ジャケット1枚羽織って寒さも感じず汗もかかないぐらいの時期なのだそうだ。最も快適にバイクに乗れる時期ということでしょう。バイクは転倒した時に危ないので半袖では乗れず上着着用が常識なので、暑くなってくると辛い。しかし寒いのも風が冷たくて辛いので、これぐらいの時期が一番快適なのですね。ちょうどそういう時期にリンは走っており、改めてお祖父ちゃんの言葉に納得しました。

そうしてリンが到着したのは谷合いにある十谷温泉キャンプ場で、割と穴場みたいです。急な下り坂を降りていった先にあり、リンは自分以外に誰もキャンプしていないと思い、貸し切り気分に浸りますが、すぐにキャンプに来た車が1台通って降りていき、貸し切り気分は終わりを告げます。

それでも気を取り直して久しぶりのソロキャンを満喫しようと、さっさとテントの設営などを終わらせますが、さっき通っていった車のキャンパーは男女2人連れで車中泊タイプみたいで、車から張り出したテント屋根の下で調理器具などを広げている。それを見てリンはああいうのも片付けが楽そうで羨ましいと思い、いずれはああいう車でのキャンプもやってみたいと思ったりします。

一方、リンの方を見ていた車の2人組の方は。小柄なリンが中学生なのかと思ったりして、中学生まで来るとはキャンプのブームは凄いと感心したりするが、そのブームがそもそも「ゆるキャン」で盛り上がったブームなので、ちょっとメタな描写で面白い。結局、中学生は原付に乗れないので高校生かという話になるが、高校生にしてはキャンプ場のチョイスが渋すぎるということで小柄な大学生だという結論に落ち着きます。実際は渋い趣味の女子高生なんですけどね。

リンの方は付近の吊り橋とか見て回ったりします。綾乃との大井川キャンプですっかり吊り橋が好きになったようですね。そうしてテントに戻ってきたところ、途中でゴミが不法投棄してあるのを見つけて腹を立てます。キャンプした人が捨てていったのでyそうけど、このキャンプ場は管理人がいないタイプなので、ゴミを投棄しても誰も片付けてくれませんから、山が汚れっぱなしになってしまう。ゴミが捨ててあるのを見たら他のキャンパーの中には「ここはゴミを捨ててもいいんだ」と都合よく解釈して、同じようにゴミを捨てる人が増えていく。そんな感じでキャンプ場がゴミだらけになっていったら付近の住民から苦情が出てキャンプ場は閉鎖に追い込まれてしまうだろう。それでリンはそういう身勝手で迷惑でいかない心無いキャンパーの行為に腹が立ったのです。

先述のように「ゆるキャン」の人気もあって、確かにキャンプはブームになった。特に若い人の間で人気が高まった。しかし、そのぶんキャンプ初心者も多くなり、そういう間違いやトラブルも起きやすくなっている。「ゆるキャン」の聖地巡礼と称して各地のキャンプ場で迷惑行為をする人もいる。そうした「キャンプブームの闇」について「ゆるキャン」の作品内で取り扱っているのはなかなか興味深いです。

それでリンが自分の持ってきたゴミ袋でその投棄してあるゴミを回収しようとするのですが、ゴミが多くて袋に収まりきらないし、そもそもリンは原付で来ているのでそんなに大量のゴミを持ち帰ることも出来ない。それで困っていると、さっきの車のキャンパー2人組が声をかけてきて、手伝ってくれて、ゴミは自分たちが車で持って帰ってくれると言ってくれる。その後、3人でコーヒーを飲んで、車の2人は自分たちも実はキャンンプを始めて1年ぐらいだが経験者のアドバイスを貰えたのでマナー違反をしないで済んでいると言い、やっぱりキャンプをやるに際して経験者の助言は聞いた方がいいという話になります。ここでリンは高校生だと伝えると、高校生なのに慣れた感じでソロキャンしてると褒められてちょっと嬉しくなる。

その後、自分のテントに戻ったリンは昼食の準備に取り掛かります。今回はパスタを作るのだが、前回描かれた千明たちの瑞牆キャンプで余ったトマトを恵那がリンにおすそ分けしており、今回はそれが使われます。コッヘルでベーコンなどを炒めてから、そこにトマトを入れて崩しながら煮ていき、そこに水やホウレン草やハーブ塩を入れて沸騰させてパスタを投入するのだが、ここでいつものようにパスタを2つ折りにして短く折る前にリンが周囲をキョロキョロ見回してイタリア人が見ていないか確認するのが可笑しかった。「ゆるキャン」のアニメでリンが小型のコッヘルに入れやすいようにパスタの束を2つ折りにするシーンを見てイタリア国民が「ありえない」と大騒ぎになったという実際の事件をネタにした描写だからです。そして更にトマトやオリーブオイルやハーブ塩などを入れて完成。リンが美味しそうに食べるシーンもバッチリあって、今回もまた見事に飯テロに遭ってしまいました。

一方、その頃、各務原家ではなでしこが近所の山の上に桜の花が咲いているのを見てなでしこが明日見に行ってみると言っているのを見て、姉の桜が明日ヒマなら一緒に花見ドライブに行こうと誘ってくれます。そして翌4月1日の朝、2人は花見ドライブに出発し、なでしこはお弁当のサンドイッチも作ってウキウキして出かけます。まず前日になでしこが興味を持っていた近所の山の上に行ってみる。そこは神社であり、なでしこは途中で車を降りて神社の石階段を駆け上ってショートカットを試みますが、それでもクネクネ道を昇ってきた桜の車の方が早く着きました。しかし、すっかり体力のついたなでしこの元気っぷりに桜も感心します。そうして着いた神社には確かに桜は咲いていたが、家から見えていた桜は神社の桜ではなく隣接して公園にある桜並木の方でした。これは意外と穴場の桜のスポットなのかもしれません。

続いてこのあたりで桜で有名な身延山に行ってみることにしましたが、久遠寺の大きな枝垂桜が有名みたいです。しかし行ってみると駐車場がいっぱいでした。やっぱり桜のシーズンですから有名スポットならば当然です。それで姉の桜は、この辺りは道沿いにもいっぱい桜が植わってるから車で走りながら見ればいいと言い、ドライブしながらの桜見物となり、それで十分に楽しむことが出来ました。

そのまま車を走らせて桜のたくさん咲いている公園に着き、そこで車を降りて2人は桜を見て回ります。なでしこは大きな桜の木にたくさん花が咲いているのを見つけてスマホで撮ろうとしますが、大きすぎてなかなか上手く撮れない」。そうしていると別行動をしていた姉からメッセージが入って、こっちからの方がいいとのことで、続けて送られてきた画像にはなでしこが撮ろうとしている桜の木の全景がなでしこ込みで綺麗に映っており、姉はかなり離れた場所に居ました。桜の木が大きすぎて、離れた場所からのン方が綺麗に撮れたわけですね。なでしこは欲張って近づきすぎて逆に綺麗に撮れなかったのです。

その頃、十谷温泉キャンプ場のテントでちょっと寝過ごして起きたリンは荷物を撤収してキャンプ場を後にして急坂を登り切って、そこにある温泉に入ります。「眺めの湯」という秘湯だそうですが、かなり絶景の露天風呂でした。リンは湯に浸かりながら翌日4月2日の皆で行くお花見キャンプのことを考えます。行先のキャンプ場は去年なでしこと一緒に行こうと言っていて、なでしこが風邪で行けなかった場所です。なでしこを誘って再び2人で行こうと約束していたのですが、その約束を果たせぬまま皆で行くことになってしまったとか想いを馳せていると、温泉にキャンプ場で会った車の2人組の女性が入ってきて、どうやら静岡の清水から来ていたみたいで、清水に帰る前に温泉に寄っていたようです。そして、リンがこれからお花見ツーリングをしようと考えていると言うと、女性は以前に山梨の外周道路をロードバイクで走って桜がたくさん見れたし走りやすいと教えてくれる。それでリンは車の2人組とお別れした後、外周道路に向かいます。一方、なでしこ姉妹もお花見ドライブで北上中との連絡も入り、リンも負けていられないと張り切ります。そうして今回は終わり次回に続きます。