2024春アニメ 5月19日視聴分 | アニメ視聴日記

アニメ視聴日記

日々視聴しているアニメについてあれこれ

2024年春アニメのうち、5月18日深夜に録画して5月19日に視聴した作品は以下の4タイトルでした。

 

 

ワンルーム、日当たり普通、天使つき。

第7話を観ました。

今回は前回の公園デートの帰り、夜になって家に帰ってきた森太郎ととわは森太郎の部屋のドアの前で座り込んでいる女性と遭遇する。その女性は森太郎の叔母でこの部屋の持ち主であるマリでした。マリは漫画家で、2ヶ月ほど仕事で家にカンヅメにされていて全く森太郎の様子を見に来ることが出来ていなかったようだが、原稿明けでようやく外に出ることが出来たようです。しかし森太郎の部屋に来てみると留守でカギをスマホも持ってきていなかったようで、疲れで思考力も落ちていたので途方に暮れて玄関先で座り込んでいたようです。28歳の女の行動とは思えないが、原稿明けの漫画家はこんなものらしい。

それで自分で弁当を買うという発想すら湧いてこなかったマリは空腹が極まっており、森太郎たちが戻ってくると、2人が夕食用に買っていたコンビニ弁当を2つとも平らげてしまった。それで今度は森太郎が空腹になってしまい、とわが食事を作ろうとしますが、マリは実はケーキを持ってきているという。よくよく聞いてみると、今日はマリの誕生日なのだそうですが、担当の編集さんも誰も誕生日を祝ってくれないので悲しくて森太郎に祝ってもらおうと思ってケーキを買ってここにやってきたらしい。そういうわけで森太郎は部屋でマリの誕生日を祝ってあげる羽目となる。

そうして少し落ち着いたマリは、ここで今さらだがとわのことを誰なのかと質問してくる。森太郎もマリの勢いに呑まれてとわを紹介するのを忘れてしまっていたのだが、さてどう紹介するのが正解なのかと一瞬分からなくなる。まさか天使を居候させているとバラすわけにいかないし、そうなると、どうして女の子と部屋に2人っきりなのか説明しなければいけない。同居しているとは言えないし、恋人同士だと誤解されても面倒だし、とりあえず学校の友達で文化祭実行委員なので打ち合わせのために家に来たのだと雑な嘘で誤魔化すことになった。

それを信じたマリはとわに森太郎の学校での様子を質問したりするので、とわも困ってしまい、更にマリはどうしてとわが森太郎のことを「森太郎様」と呼んでいるのかと素朴な疑問を投げかけてきたりする。森太郎は自分は学校で皆にそう呼ばれているとか雑な嘘をついてマリに変人扱いされてしまう。更にマリは洗面所に歯ブラシが2本あるのを見つけて不思議がり、森太郎は奥歯用と前歯用だとか雑な嘘で誤魔化す。

それでも何とか乗り切った感が出てきたところで、夜も遅くなってきてマリがそろそろとわが家に帰らなければいけない時間だとか言い出して、自分と森太郎と2人でとわを家まで送っていこうと言いだす。しかし、とわに帰るべき家があるわけではないので困ってしまうが、とりあえずマリを誤魔化すために家まで送ってもらう体で3人で出かけて、適当なところでとわが別れて家に戻ったフリをしてこっそり戻ってベランダに隠れておき、マリが帰った後で部屋の中に戻ることにした。そうしてその手筈通りにするが、別れ際、とわはマリにこっそりと「森太郎とこれからも仲良くしてあげてね」と言われる。

そうしてとわは森太郎の部屋のベランダに飛んで戻ってくるが、部屋の中ではマリが戻って仕事したくないと言って部屋に泊まると言い出して森太郎を困らせる。どうやらマリは担当編集の鬼田が誕生日を祝ってくれなかったことを根に持っているらしい。だあが、そこにその鬼田氏がやってきて、意外にも女性だったのだが、実は誕生日を祝おうとしてくれていたことを知って、もともと鬼田と仲良しだったマリはすっかり機嫌が直って一緒に帰っていった。

そうして今回の本編は終わりますが、ED後のCパートでは森太郎がバイトの後の帰り道でなんか中二病っぽい眼帯や包帯をした美少女と出会い、美少女が自分は吸血鬼だと言ってリリーシュカという名を名乗ったところまでが描かれました。次回はこのリリーシュカが新ヒロインとして描かれるお話なのでしょうね。

 

 

怪獣8号

第6話を観ました。

今回は相模原に出現した怪獣討伐のためにカフカたち新入隊員たちも作戦に参加して戦うという話でした。これまでのエピソードでも断片的に描かれてきましたが、怪獣というのは「本獣」と「余獣」という2種に分類されています。メインの大型の怪獣が「本獣」であり、その「本獣」から生み出される小型の怪獣が「余獣」というらしい。今回の作戦では本獣の討伐は亜白ミナ隊長が担当し、大部分の隊員たちは大量に発生している余獣の討伐を担当します。カフカたち新入隊員たちは最後方の配備となりますが、それは言い換えれば、最後の砦ということであり、そこを突破されたらもう備えは無く、余獣は包囲網を突破して民間人に被害を及ぼすことになるということであり責任重大です。

本獣はあまり動かないので現実に脅威なのはむしろ大量に存在して活動的な余獣の方なのですが、本獣を倒さなければ無限に余獣を生み出し続けるので、どうにかしてまずは本獣を倒さなければならない。しかしあまりに巨大なので通常の攻撃では倒せない。そこで討伐隊の隊長クラスの特殊な武器による攻撃が必要となるようです。隊長がそっちで本獣にかかりっきりになっている間に活動的な余獣を食い止めて討伐していくのが一般隊員たちの任務であり、これも非常に重要任務といえます。キコルを筆頭に新入隊員たちも活躍し、特にレノが目覚ましい成長を示します。

そんな中、能力が足りないために戦闘で活躍できないカフカは焦りますが、怪獣の解体処理で培った知識と経験を活かして、余獣の討伐された死体を調べて急所を特定し、更に「増殖器官」というものが余獣についているという事実を突き止めます。「増殖器官」というのは本来は本獣についている器官で、そこから余獣が生み出される。しかも本獣が死んだ後もそこから余獣は大量に発生するのだという。それと同じ器官が余獣にもついているとしたら、余獣を単に討伐して油断してその死体を放置していたら、そこからまた新たな余獣が生み出されて包囲網を突破されて民間に大きな被害を出すことになる。カフカの自発的かつ現場での迅速な独自調査が無ければそうした最悪の事態に至っていたのは確実で、それを未然に防ぐ発見をしたのはカフカの大手柄であった。それでカフカは保科副隊長に褒められ、たとえ戦闘で役に立てなくても、自分に出来る役割を果たすことで防衛隊に貢献できるということを示したのでした。

一方でミナは本獣を討伐するが、やはり本獣の死体の増殖器官から大量の余獣が発生して包囲網に向けて群れをなして突撃してくる。あとはそれを食い止めて全て討伐すれば作戦は終了となります。新入隊員たちも疲労しつつその任務にあたっていましたが、その中でレノと伊春の2人は戦闘封鎖区域内に何故か一般人が居るのを見つける。それは怪獣解体業者の制服を着た人物だったが、それが実は先日のエリンギ怪人であり、エリンギ怪人は今回の余獣に増殖器官を仕込んだ張本人であったようです。その企みを見破られて阻止されていることを不審に思ったエリンギ怪人はその理由を調べるためにレノ達に攻撃を仕掛けようとするというところで今回は終わり次回に続きます。

 

 

夜のクラゲは泳げない

第7話を観ました。

今回はJELEEの活動はお休みで、JELEEの4人の日常を描いたようなお話となりましたが、4人がやり取りを通してそれぞれ将来について考えたりするエピソードであり、良回でありました。なんだか萌えアニメみたいな内容でしたが、この作品って実は萌えアニメだったのかもしれない。なんか脚本が良いのでついつい忘れがちですが、これだけ可愛い女の子キャラが4人出てきて仲良くワチャワチャやってたられっきとした萌えアニメですよね。ただもちろん単なる萌え回じゃなくて、萌えアニメの感動回みたいな感じの、イイ場面満載のお話でした。また、相変わらず花音とまひるの百合匂わせもあったりして、百合好きな層にアピールしてるような感じもしますが、まぁ面白いし爽やかだし良いんじゃないでしょうか。あと、やっぱり免許合宿って面白いですね。普段は絶対に接点が無さそうな人とも仲良くなったりする、現代では割と稀有な場所だと思います。

今回はどうやら前回からちょっと時間が経過してるようで、まひる達は高校3年生に進級しています。前々回のラストが正月で、前回は時期は不明でしたが1月から2月ぐらいにかけての話だったのだろうと思われます。この作品はだいたい1エピソードの間に1つの楽曲を作ってMVまで仕上げたりすることが多いので、だいたい1エピソードに1ヶ月ぐらい所要していることが多いと思われ、前回もまぁだいたい2月いっぱいぐらいまでは経過したのだろうとは思います。そこからまた1ヶ月ぐらい経って今回のエピソードは4月になってまひる達が高校3年生に進級して進路調査のための三者面談が行われるのだそうです。

そういう話を聞いて花音はちょっと複雑な表情です。花音は不登校なので進学とか考えられないみたいです。不登校になっているのは直接的には2年前の暴力事件で騒がれたからなのでしょうけど、その前からレッスン漬けの生活で学校にはマトモに行けていなかったようで、勉強も得意ではないみたいですね。子供の頃から離れて暮らす母親のためにアイドルになろうということばかり考えて生きてきて、そんな花音にちゃんと学校に行かせようと責任をもって考えてあげる親もいなかったのでしょう。そうして夢中でアイドルになり暴力事件で転落して完全に学校にも行かなくなり、1人で覆面アーティストをやり始めたのはどういう経緯だったのかは不明ですが、その後にまひる達と出会って4人でのJELEEの活動を始めるようになってからは楽しい日々を送ることは出来るようになっている花音ですが、それ以外には何も無い生活でもあります。

だから、まひるとめいの2人の登校組が進路とか三者面談の話をしていると花音はイマイチ話についていけない。まひるは普通に進学しようと考えていると言うのだが、花音には遠い話のように思える。それで同じ不登校組のキウイなら進学ではなく別の道なのではないかと思っていたら、キウイは早稲田みたいな名前の一流私大の教育学部に行くという。中学の教師になりたいので教育学部に行くのだそうで、そのために大学検定試験も受けるらしい。てっきり不登校のお仲間だと思っていたキウイがずいぶん具体的な人生設計をしていることに花音は驚くが、キウイは自分は皆とは違う道を行こうとしているのだからそのぶんしっかり考えなければいけないのだと言う。そんなことを言われてしまうと花音は同じように不登校で皆と違うのにしっかり考えていない自分がダメ出しされたような気分になってしまう。

めいも音大に進学すると聞いて、ますます花音は自分だけが取り残されたような気分になってしまう。さすがにめいも気を使って花音にはフォロワー10万人達成という大きな目標があると言ってくれるのだが、花音は皆の具体的な目標に比べると自分の目標がずいぶんと空虚なもののように思えてしまい、自分も何か具体的なことをしなければいけないような気分になってしまい、キウイが大学合格後にバイク通学予定なので通うと言っているバイクの免許合宿に自分も一緒に行くと言い出す。

そうしてキウイと花音が一緒に免許合宿に行ってしまいしばらくJELEEの活動もお休みとなり、まひるとめいは少しヒマで2人で会います。そして、まひるはめいが音大に進学すると言っていたのを思い出してピアニストになりたいのかと質問すると、めいは今はピアニストを目指していると答える。以前は何のためにピアノを弾いているのか分からなかったのだそうだが、花音と会ってJELEEのために曲を作るようになって以降、自分がピアノを弾く理由を貰えたので今はピアニストになりたいと思えるようになったのだという。

それを聞いて納得したまひるであったが、めいはまひるもイラストレーターを目指さないのかと逆に質問してくる。まひるはめいみたいにずっとピアノを続けてきたわけではなくてイラストは長らく描くのを止めていて、最近になって本格的に勉強し直しているぐらいであったので、さすがにめいみたいにハッキリと目指していると言い切ることは出来ないが、それでも最近はJELEEのために絵を描いていると楽しくて、イラストレーターを目指そうかとも考えてしまう。それはやはりめいと同じく花音との出会いがあったからでした。

一方、免許合宿中のキウイと花音の方は、キウイは何でも器用にこなして順調だが、花音は学科は寝てばかりで実技もミスばかり、特に一本橋を渡る実技試験をいつまでもパス出来ず苦労していた。そんな合宿期間中のある夜、花音はキウイが中学教師を目指している理由を尋ねます。それに対してキウイは自分が中学で学校に馴染めなかった頃に担任の先生から「普通になるように」と言われて「自分だけが普通じゃないんだ」と思って傷ついたという思い出を話し、自分は1人ぼっちの生徒の味方になってあげられる教師になりたいと思ったのだと告白する。

だが、そう言いながらキウイはそれは本当は建前であって、自分の本心は別にあるのだと言う。きっと自分はあの中学の時の孤独で何も言い返せなかった弱い自分を救った気分になりたいだけなんだと言う。自分が中学教師になって孤独な生徒を救う時、自分は中学の時の自分を救った気分になれる。そんな気分になりたいだけの理由で自分は中学教師を目指している。自分を救えるのは自分しかいないと思っていて、そう考えることで自分が救われると思っている、徹底的に孤独な人間の考えた夢に過ぎないのだとキウイは自嘲するのでした。

その話を聞いて花音は自分もそうだったのだと思う。自分も2年前の自分を救いたくて覆面アーティストを始めたのだ。そうやって孤独な戦いに浸っていたのだ。しかし今はもうJELEEの3人の仲間がいて、既に現在の花音は救われている。それはキウイだって同じはずだと思い、花音はキウイの手を握り「キウイは1人じゃない!」と言ってやる。するとキウイは救われたような気持ちになり花音に礼を言い、逆に花音がフォロワー10万人を目指す理由は何なのかと質問してくる。だが花音はこうしてJELEEの活動で救われてしまった今の自分にとっては、孤独な戦いの中で立てた「フォロワー10万人」という目標はもう今となってはどうでもいいことのように思えてきて、どうしてそんな目標を立てたのかもよく思い出せなくなってしまう。

翌日、キウイは大検を受けるための書類を貰うために、制服を着て黒髪のウィッグでピンク髪を隠して高校に顔を出しますが、自分の姿を見つけて陰口を叩く生徒に対して言い返そうとするが、結局何も言えなかった。もう今の自分は中学の時の弱い自分ではなくて「普通じゃない」という他人に対して「普通って何だよ」と言い返せると思っていた。そんな強い自分になれたのだから大学に行って中学教師になれるのだと思っていたのだが、実は自分はまだ弱いままだったのだとキウイは痛感する。それもそのはずで、自分は今の普通じゃなくなった自分を必死で隠そうとしてウィッグまでかぶって偽物の自分になって高校を訪問したのだ。それはまだ「普通じゃない自分」を恥じて否定しているということだった。そんな自分がこうして書類を貰って大学に行って教師になったところで、本当に孤独な生徒の味方になれるのだろうかとキウイは落ち込みます。

しかし免許合宿場に戻ってくると、合宿場で妙にキウイを気に入って絡んでくる小春というナイスバディなお姉さんが実は整形美女だということを知る。小春の胸はシリコンを入れて巨乳にしているのであり、顔も整形しまくっていて原型はとどめていないようです。それを隠すわけでもなく堂々と自慢する小春を見て、キウイはウィッグを被ったぐらいで自分を偽物だと卑下していたことがバカバカしくなって少し気が楽になります。そして「変な人しかいない」と呆れたように言うキウイに対して花音は「変なぐらいでいいんだよ。普通よりはマシ」とキウイが強がって言っていたセリフを返してくれて、キウイは改めてその通りだと思い、自分ももっと勇気を出していこうと心に誓う。

一方、まひるはめいにモデルをやってもらって人物画の練習をしますが、その際にめいに音大付属学校でピアノを習っていることは実際に意味があったのかと質問する。まひるは自分も美大に進学しようかと検討するようになっていたのだが、別にそこまでする必要も無いんじゃないかとも思えて迷っていた。それで実際にそういう芸術的な学校に通っているめいに参考までに意見を聞いてみようと思ったのでした。

そのまひるの問いかけに対して、めいは学校のピアノの実技試験でいつも1位なのに2位になったことがあって、その時にとても悔しくなってしまい、自分がこんなに悔しがれるのだと初めて知って、それからピアノにしっかり向き合えるようになって新しい自分に生まれ変われたように思えたという話をする。それがめいにとっての学校でピアノを学ぶ意味でした。単にピアノが上手になるだけなら家でレッスンを受けているだけでも十分だが、日常的に屈辱という刺激を与えてくれる場所は自分を成長させる意味で有意義だということです。くろっぷ氏のイラストから受けた屈辱が自分を成長させたことを知っているまひるにとって、それはよく理解できる話でした。それでまひるは進路調査用紙に美大志望と記入します。

花音の方は未だに成功しない教習所の一本橋の実技試験のコツを小春に教えてもらいますが、小春は「自分の行きたいところにしっかり視線を向ければ自然に車体が安定して真っすぐ進めるようになる」とコツを伝授してくれる。それを聞いて花音は自分はどうしても転ぶのが怖くて近くばっかり見てしまうクセがあると言いますが、小春はそれに対して「自分が向かってる先を見るのは怖いことだけど、気付いたら知らない場所に居て戻れなくなることの方が怖いよ」と花音を諭す。それを聞いて花音は、それがバイクの話ではなくて人生の話なのだと気付いた。

花音は転ぶのが怖いから近くを見てしまうと言ったが、それは実は嘘で、本当は将来が不安で自分の進む道の先を考えることから逃げているのだ。いや、一度暴力事件という失敗で転んだから、また失敗してしまうんじゃないかと不安になって真剣に将来のことを考えるのを避けていたのかもしれない。しかし、それではいけないのだと小春は言う。一度失敗して道を踏み外した人間だからこそ自分の向かう先を見るのは怖い。でもいくら怖くても将来をしっかり見据えないといけない。それを避けて目先のことだけ考え続けていると取り返しのつかないことになるのだということを、小春の背中にうっすら残る刺青の跡が雄弁に物語っているように花音には思えた。花音自身もある意味で一度失敗して道を踏み外した前科者のようなものだからこそ、小春のそうした想いは強く伝わったのでした。

それで花音は小春のアドバイス通りに一本橋の実技試験に臨み、まっすぐ自分の行きたい前方に視線を向けて一本橋をクリアして合格した。そして学科で落ちてしまったりしたがそれも何とか再試験でクリアして遂に二輪免許を取得したのでした。一方で学科を一発で合格して一足早く合宿所を卒業したキウイと小春は一緒に電車に乗って、別れ際に小春はキウイとまた一緒に遊ぼうと誘いますが、キウイはまだ引きこもりグセがすぐには抜けず、とりあえずオンラインで遊ぶことにする。

花音の方は一本橋の実技試験では自分の進む先を真っすぐ見ることは出来たが、人生において自分の進む先はまだ見えていない。とりあえず免許が取れたのでさっそくレンタルバイクに跨ってみたものの、その行き場所さえ思い浮かばない始末。そうしていると、まひるが渋谷に居ることが分かって、とりあえずまひるに会いに渋谷に向かう。そしてまひるを見つけて声をかけるが、その先何をしようか何も思い浮かばない。すると、まひるが後部シートに乗ってきてタンデムで走ろうと言い出すので、とりあえず花音はバイクを発進させます。

そうして走りながら花音はまひるに向かって「何処に向かえばいいの?」と問いかけるが、まひるは笑って「何処でも良くない?」と気軽に応える。それを聞いて花音は人生の目標が思い浮かばないのなら、とりあえず何処でもいいから真っすぐ進めばいいのだと少し気が楽になった。それでとりあえず海に行きたいと思って、海に向かって走り、海辺に着くとバイクを降りて花音はまひると海辺を散歩する。

そこで花音がまひるに進路をどうしたか聞くと、まひるは美大に進学することにしたと答える。それを聞いて、花音は自分だけ何も決められないと思ってしまう。そしてまひるに美大を選んだ理由を聞くと、まひるは自分の絵を好きになりたいからだと答え、そしてそれだけではなくて、凄い絵を描いて花音に喜んでもらいたいからだとも言う。自分に絵を描くきっかけを与えてくれて、絵が上達した時には自分のことみたいに喜んでくれた花音に凄い絵を見せて喜んでもらうことで恩返しをしたいのだとまひるは自分の目標を明確に語る。

それを聞いて花音は嬉しく思いつつも、同時に自分にはそんな明確な目標が無いと思い落ち込む。それでまひるにバイクの免許を取った理由を問われると、きっと自分はどうして自分が走っているのか、何処に行きたいのか分からなくなって、それで何となくバイクの免許が欲しくなったのだろうと答える。そして、フォロワー10万人集めてどうしたかったのか今となっては分からないし、自分が歌う理由も分からなくなってしまったと告白する。それを聞いたまひるは、最初に花音と渋谷で会った時に花音が、絵を描く理由を見失っていた自分に「私のために描いてよ」と言ってくれたことを挙げて、「今度は私の番」と言う。そしてまひるは花音に向かって「私のために歌ってよ!私、花音ちゃんの歌が大好きだから」と伝える。

そこでまひるが海に漂うクラゲを見つけて、実は今までさんざんクラゲの絵ばっかり描いてきたけど、野生のクラゲを見るのはこれは初めてだと告白する。それで花音もまひるも、世界にはまだまだ自分たちの知らない「輝き」がたくさんあるのだと実感して、今は人生の先が見えない花音も、とりあえずまひるのために歌っていけば、きっとその先の未来は輝いているのだと希望を持つことが出来た。そうして、この海辺までまひるを乗せて走ってきたからこそそう思えたのだと気付いた花音は、きっと自分がバイクの免許を取った理由は、まひるを乗せて走るためだったのだと思った。

そして、何処に向かえば良いか分からない自分の人生は、まひると一緒ならばきっと何処にでも行けて、何処に行っても輝きに満ちたものになるのだろうと思い、「バイクの免許を取った理由は、まひるを乗せるためだったのかも!」と言うのだが、初めてまひるのことを絵師の名前である「ヨル」ではなく「まひる」という本名で呼んだことを散々まひるにイジられてしまう。更に帰り道、免許を取って1年間はタンデム禁止という法規をすっかり忘れていた花音は警官に捕まってしまいしっかり減点されるというオチがついて今回は終わり次回に続きます。

 

 

ささやくように恋を唄う

第6話を観ました。

今回はまず軽音部のライブ前日、依とひまりがデートに出かけて、ショッピングモールでライブ時につけるアクセサリーを探します。ついでにお互いのリクエストで服の試着をしてみたりして、依とひまりの色んな服を着てる姿を堪能できます。そして結局、依がひまりのライブを見に来る時に着てくる服を選び、ひまりはその服を買います。

そして依は今でもライブ前は緊張していると打ち明けて、ひまりと出会わなければバンドをやることは無かっただろうと言う。しかし同時に今ではバンドが楽しいとも思えてきていて、そんな気持ちになれたのはひまりと出会って一緒に過ごすようになったお蔭だとも言い感謝します。それに対してひまりも依と一緒にいる時間は幸せで初めて夢中になれたと感謝しますが、そんな愛の告白みたいなことを無自覚に言われて依には刺激が強すぎて参ってしまう。

それでも気を取り直した依は初めてオリジナル曲の作曲が出来たと伝え、どんな曲なのかはライブ当日まで秘密だと言います。ひまりもそれに期待しつつ、依のステージでのアクセサリーとして三角形のピックの形みたいなイヤリングを選び、以前のストラップのお返しに今回は自分がこれを依にプレゼントすると言い購入し、「緊張しないおまじない」をかけて依に手渡す。そして依は買い物が終わって夕方にひまりを家まで送り届けた際に、別れ際に頬にキスをして「これが最後のデートじゃなければいいな」と笑い「ライブ楽しみにしてて」と言って去っていく。

そして翌日のライブ当日になり、リハーサルを終えて夕方からのライブ本番を待つばかりとなった依たちであったが、そんな中で亜季はライブ後にひまりが依に告白の返事をすることを知っていたので、その前に自分の想いを依に打ち明けそうになりますが思いとどまり、依とひまりの仲を応援するようなことを言います。一方ひまりも家を出てライブ会場に向かい、今日こそ依のライブを見て自分も本当の恋を見つけられるかもしれないと期待で胸がドキドキする。

そしてライブが始まり、依は以前は1人で歌うことしか興味が無かった自分に、聞いてほしい人や一緒に歌いたい人達がいる喜びを教えて自分を変えてくれたひまりへ想いを伝えようとして歌います。そしてライブ最後の曲となり、依は初めて自分が作った曲「サニースポット」を「大切な人への想いみたいなものを曲にしてきました」と言って歌いだす。ひまりと出会ってから喜びと共に辛かったり嫉妬してしまったりマイナスの感情も知るようになり以前よりも感情の振り幅が激しくなった。そして、そんなふうに感情の揺れに翻弄されながら、それでもひまりの傍にいたいという想い、ひまりの特別な相手になりたいという想い、これを自分にとっての「恋」と呼びたい。そういう想いを乗せて依は歌を観客席日のひまりに届ける。

その想いを受け取ったひまりもまた自分の「恋」を見つけて、ライブが終わった瞬間、ステージに駆け寄り、依に「私も見つけました!」と声をかける。それを見て亜季は依をひまりのもとに行かせてやり、依とひまりは2人で会話することになる。そこでひまりは依の歌を聞いて、依の傍にいて依の歌を一番近くで聴くのは自分が良いのだと思ったのだと打ち明け、それが自分が見つけた「恋」なのだと言い、依に抱き着く。そして「好きです。私と付き合ってください」と伝えて、2人は恋人同士となった。そして、その後、依はバンドメンバー達にもひまりと交際することになったことを伝え、亜季には「一番の友達」だと言って感謝するのだが、亜季は内心では失恋で深く傷つきながらも「その一番は誰にも譲らないかたね」と笑ってみせる。

その後、依とひまりは交際を開始するが、これまでとあまり変わらない2人の関係に依はこれでいいのだろうかと悩んだりする。ひまりはいつも通りでも自分は幸せだと言いますが、それでも依が悩んでいる様子なので、ひまりは前のデートの時のお返しだと言って依の頬にキスをしてくれたりする。

そんな中、軽音部では次の学際ライブに向けての話が早くも持ち上がってきて、依も引き続き参加することになります。それで生徒会に申請に行ったところ、今年は出場希望バンドが多いので夏にオーディションをやるのだと言われる。そして、そこに3年の泉志帆が現れて、自分も別のバンドでオーディションに出るのだと言う。志帆はどうやら軽音部のバンドSSGIRLSの元ボーカルみたいで、現在は脱退して別のバンドをやっているみたいです。つまり依の前任者ということになるが、志帆は依に向かって「私の代わり」だとか「まだまだね」などと挑発的な言葉を浴びせてくる。そういうところで今回は終わり次回に続きます。