2024春アニメ 4月30日視聴分 | アニメ視聴日記

アニメ視聴日記

日々視聴しているアニメについてあれこれ

2024年春アニメのうち、4月29日深夜に録画して4月30日に視聴した作品は以下の5タイトルでした。

 

 

アイドルマスター シャイニーカラーズ

第4話を観ました。

今回は放課後クライマックスガールズというユニットのお話がメインでした。他にもアルストロメリアの動画の生配信とか、アンティーカのラジオ番組出演とか、相変わらずレッスン三昧のイルミネーションスターズとかの描写もありましたが、主に描かれたのは放課後クライマックスガールズの戦隊ヒーローショー出演でした。しかもメジャーな戦隊ではなく商店街のご当地ヒーロー戦隊のショーでした。なんか商店街の屋台とか福引の仕事で下積みして掴んだ大きめな仕事がご当地ヒーローショーとか、個人的にはこの放課後クライマックスガールズの泥臭い下積み感、意外と好きですよ。

話の内容も、肝心のご当地ヒーローが急に地方営業に行ってしまって不在になり放課後クライマックスガールズの5人が来てくれた観客のために即席のアイドル戦隊を結成してヒーローショーとライブを敢行するというもので、プロデューサーが被り物をして悪の怪人を演じたりするという酷いカオスなおバカ展開で、かなり見ていて「キッツゥ~」と思えるものでした。さすがにライブシーンはクオリティ高かったですけど、ヒーローショーは変にクオリティが高くて逆にかなりキツかった。しかし、なんかこのキツさがクセになる5人組でした。知能指数0レベルにやたら明るいからなんでしょうね。

ただまぁ、嫌いではないんですけど、ちょっとこういうエピソードが続くようでは視聴継続をどうしようか悩みます。同じ最近のアイドルマスターシリーズのアニメでは「U149」はSランク作品ですから比較するレベルではないとして、「ミリオンライブ」は同じようにユニット単位のエピソード多めの構成でしたが、序盤でメインユニットの物語をちゃんと描いて本筋の流れを作っていたし、各ユニットのエピソードももうちょっとドラマが深みのあるものだったと思う。それに比べると現状ちょっと見劣りします。ただ次回はおそらくメインユニットのイルミネーションスターズの話でしょうし、盛り返しを期待したいとは思います。

 

 

終末トレインどこへいく?

第5話を観ました。

今回は稲荷山公園駅のお話の続きで、晶を復活させて稲荷山公園駅を出発して再び池袋を目指して旅立つまでが描かれました。相変わらずよく分からない作品なので世間的に評価が難しいのだろうとは思います。こういうよく分からない作品は徹底的に苦手な人も多いでしょう。とにかく分かりやすくてノンストレスで楽しめる作品しかダメな人には絶対に合わないでしょうね。逆に考察大好きな人はこういうのは好きなんでしょう。ただ、やたら考察ばかりさせる変に意識高めな作品は私も苦手で、やはりエンタメとして楽しめる要素も無いと嫌ですね。

だから私はエンタメとしてある程度しっかり楽しめつつ謎も多くて、しっかり謎解きもしてくれる作品が好きですね。そういう意味で最近の作品では「恋愛フロップス」とか「16bitセンセーション」なんかを高評価してましたが、あのタイプの作品を私ほど高評価する人は他にはあんまりいませんね。クール前半はエンタメ要素強めでクール後半になると超展開になるタイプで、ああいうのは普通のアニメ視聴の習慣がついている人は、前半は脈絡が無くて抵抗があるでしょうし、それに順応して好んでいた人が後半の超展開で更にふるい落とされて減っていくので、最後までついていける人は少ない。この作品もそういうタイプの作品臭いんですよね。

まぁ「恋愛フロップス」や「16bitセンセーション」よりもだいぶカオスなので、ちょっとエンタメ成分は弱いんですが、意識高い系ではなくて基本はちゃんとコメディなので問題は無い。ちょっとミステリアスさが前面に出過ぎているので、エンタメとして純粋に楽しむのを邪魔していて、それでクール前半の印象が上記2作品などに比べると弱いんですが、そういう印象を外して見れば毎回しっかりエンタメとしてやるべきことはやっている。そういう意味での視聴者の意識づけがちょっと上手くないというだけのことで、実質的には上記2作品のクール前半とそう大差は無い出来だとは思います。ただ上記2作品も本領はクール後半の超展開でしたから、この作品がああいうレベルにまで達して終われるかどうかはやはりクール後半にかかっていると思います。

まず今回の冒頭はまた葉香の登場する過去回想シーンとなりますが、今回はまず葉香が静留と一緒に勉強している場面で、勉強というのものは「分からないことを確かめるためにやるもの」と定義している場面が描かれた。これは「無知の知」みたいな考え方ですが、ちょっと現時点では物語の上でどういう意味があるのかは分からない。こういう現時点の物語を解釈する上ではまだ不要と思える部分まで先回りして考察するのは単なる「賢さアピール」みたいであまり好きではないので放置しておく。

ただ、続いての5人での神社のお参りシーンで、静留が何をお願いしたのか玲実に質問されて普通に「秘密」と笑っているのに対比して、同じ質問をされた葉香は大慌てした様子で「秘密」と答えており、この対比は、葉香にとって「願い事」を口にすることは非常に抵抗のあることであることを表している。続いての吾野弓術の試合に出ている撫子を4人で応援する場面でも、他の3人がすぐに「頑張れ」「ぶちのめせ」と大声で応援し始めたのに対して、葉香は最初は黙っていて、それから意を決したように「頑張れ」「ぶちのめせ」と言っている。これらの描写から考えられるのは、葉香は自分の願望を口にすることを躊躇う傾向が強いということです。転校当初は言葉を発することも躊躇っていたようであるし、前回は「自分には静留のようにやりたいことが無い」とも言っていた。

ただ、今回「ボス」という敵キャラが登場して、その「ボス」が自分のやりたいことを友達に打ち明けたら「出来るわけがない」と笑われたという想い出話をした際に静留が第1話で回想した場面を思い出している。その回想シーンというのは、葉香が静留に対して「静留ってそういう人だったんだ」と怒る場面であり、「ボス」の話を聞いてそれを静留が思い出したということは、その時に静留は葉香のやりたいことを知って「出来るわけがない」と笑ったのではないかと思われる。ということは、実は葉香には「やりたいこと」はあったということになる。だが、それを口にすることを避けていた。

どうやら葉香は自分の願いを口に出すことを恐れているように見える。それが何か危険なことだと認識しているのではないかとも思える。もしかしたら葉香が願ったことは現実化してしまうのかもしれない。7Gの暴走を引き起こしたのは葉香がボタンを押したからであり、この暴走した世界は葉香の思念によって作られたのかもしれない。前回、葉香は静留と星空を見上げる回想シーンで「静留の願いを応援する」と言っていたが、その前に静留が言っていた願いの中には「キノコを食べたい」「小人に会いたい」というものが含まれていた。静留はキノコは東吾野で食べているし、小人には今回出会っている。つまり、この終末世界は葉香が静留の願いを叶えるために作った可能性もある。

もちろん、この7G世界では今回ドクターによって言及されたように、人間の思念が人間の身体に影響を与える世界ではあるのだが、それはそんな巨大な影響力を及ぼすようなものではない。世界を一変させてしまえるような影響力を普通の人間は発揮することは出来ないはずです。しかし、もし葉香が7Gを介さずとも思念を現実化させることが出来る特殊な人間だったのだとするなら、その葉香が7G回線に触れてしまったことによって想定外の事故が起きてしまった可能性はあるのではないだろうか。

冒頭の場面の考察はこれぐらいにして、OP後の本編は現在の時間軸に戻り、稲荷山公園駅を下車した後、小人の軍隊に襲われて捕まってしまった静留と玲実の場面から始まります。大型ヘリのプロペラに縛りつけられた2人は小人の軍隊に囲まれて尋問を受けます。それで「吾野から来た」と答えると、兵士たちはどうやら元は普通の人間だったようで吾野のことも知っていて、吾野の状況を尋ねてきたりします。兵士たち自身は自分達のことを普通だと思っているようで、どうやら町ごと身体が小さくなっただけでそれ以外は何も異常は無いみたいです。

つまり、どうやらこの兵士たちも航空自衛隊の入間基地の兵士たちみたいです。7G暴走の影響でこのあたり一帯が町ごと小さくなった時に入間基地も小さくなり兵士たちも小さくなったのでしょう。だが普通に小人の軍隊として機能している。というか、普段は彼らは他の町と交流は無いので、町ごと基地ごと小さくなった彼らにとっては日常は何ら変わっていないのでしょう。ただ、もちろん7G暴走で世界がおかしくなってしまったことは知っているので、吾野の状況も気になるようです。稲荷山公園駅は元のサイズのままだし、彼らは自分達が小さくなってしまったということ自体は理解している。だから静留や玲実のような巨人が現れても、それが外の世界の標準サイズであることは分かっているようです。

それで、静瑠たちはキノコが生えて抜いたら死にそうになってしまった仲間を救うために医者を探しに来たと説明し、それは「ドクター」と呼ばれている人だと伝えると、兵士たちの顔色が変わって何やら隠している様子。そして「ボス」と呼ばれる彼らの指導者の命令によって静留たちを明日処刑して骨にして博物館に飾るとか言い出す。どうやら「ドクター」は確かにこの町に居るようであり、「ドクター」を探すことはこの町では死に値するほどの罪であるようだった。

しかし静留たちも大人しく処刑されるわけにはいかない。なんとか脱出してドクターを探し出して晶のもとに連れていかねばならない。それでどうしようかと困っていると、ヘリの傍に小人の女性がいることに気がつき、逃がしてほしいと頼み込む。だが女性は静留たちを逃がすと自分がボスに骨にされてしまうと言って断る。ならばどうしてこんなところに来たのかと問いかけると、この広場の掃除をするのが自分の仕事だと女性は言う。この広場が汚れているとボスに骨にされるのだそうだ。それを聞いて静留たちは自分達を逃がしてくれなければオシッコをして広場を汚すと言って脅迫し、自分達を逃がしてくれればそんな酷い圧制を敷くボスを倒してやると約束し、自分達はドクターという人に仲間を救ってほしいだけでありこの町に危害を加える意思は無いと説明する。すると女性は迷った挙句に静留たちの拘束を解いてくれた。

その女性は山田という人で、山田は実はボスに捕まったドクターを救い出してボスを倒したいと思っている市民の1人でした。だから静留たちの傍に現れたのも本当はその目的のために静留たちに接触して情報を探ろうとしていたからだったみたいです。すると静留たちがドクターを探していることが分かり、ボスを倒してくれるとも言うので、最終的には静留たちと手を組んでドクターを救出してボスを倒す決意を固めてくれたみたいです。

山田の言うには、7G暴走の後でこの町は小さく縮んでしまい、その後、住民たちをまとめていたのがドクターだったのだという。本名はガッパ・マコト・オングストロームとかいう人で、住民たちからはマコト先生と呼ばれていたようです。このマコト先生をリーダーとしていた時期は平和だったようですが、そこにボスという人物が現れて町を支配してしまいマコト先生を捕まえて監禁してしまい、その後はボスに従う上等市民と、自由を奪われた下等市民に分けられて、山田たち下等市民は奴隷のようにこき使われているようです。あの自衛隊員たちは上等市民だったのですね。それで山田たち下等市民内の有志はマコト先生を救い出して再び立ち上がろうと考えていたようです。

それで静留たちは下等市民が強制労働させられている工場を襲って兵士たちを縛り上げて、働かされていた下等市民たちを解放し、その中に居た元上等市民の男性を救出する。その男性はマコト先生の監禁場所を知っているのを山田が知っていたからです。それでその男性からマコト先生が入間基地に監禁されていることを聞き、静留と玲実は夜になって入間基地に忍び込みマコト先生を見つけ出して救出した。マコト先生は割と若い女性で、突然の意外な事態に驚いていたが、とにかく一緒に逃げることとなった。だが、そこに自衛隊の兵士たちが静留たちの侵入に気付いて攻撃してきて、更にそこに「ボス」と呼ばれる人物も現れるが、「ボス」は静留たちと同じ普通の大きさの若いオタク風の男性だった。

どうやら1人だけ町の外から来たボスは小人になった町の住人たちの中で1人だけ身体が大きかったので町を支配出来たようです。だがもともとは気の小さな男であるようで、同じ大きさの静留や玲実には押されまくりです。だがそれでも配下の兵士たちに静留たちを攻撃させて、また麻酔ミサイルを使って眠らせて捕えようとする。その攻撃を静留たちは避けるが、ボスはマコト先生を非常に警戒しているようで執拗にマコト先生を殺そうとしてくる。それで静留は自分が盾となって玲実にマコト先生を連れて逃げて晶のもとに連れていくよう指示し、玲実はマコト先生と共に逃走に成功するが、静留は眠らされて捕まってしまう。

そうして玲実はマコト先生を連れて駅に戻ってきて晶を治してもらおうとしますが、マコト先生は医者ではなく科学者なのだという。どうやら善治郎が言っていた「稲荷山公園に知り合いのドクターがいる」と言ったのは医者がいるという意味で言っていたのではなく「ドクター」という綽名の知り合いの科学者がいるという意味であったようです。だが晶の状態を診たマコト先生は、7Gが原因で起こった異常なので医者には治せないが自分ならば治せるかもしれないと言う。何故からマコト先生は7G研究に携わっていた科学者だったからなのだそうだ。どうやらボスがマコト先生を警戒していたのも、マコト先生の経歴を知って、マコト先生ならば7G事件を解決して世界を元に戻してしまうのではないかと警戒していたからみたいです。世界が元に戻るとボスは町を支配出来なくなってしまいますからね。

マコト先生はこの世界の異常を「7Gウェーブブレイン現象」と呼んでおり、7Gの影響下では人間の身体はその意識の在り方で大きく変化するらしい。晶がおかしくなったのもその現象の1つであり、キノコと共に大切なものを取られてしまったと思い込んでしまったことによるものらしい。だからそれが戻ったと思い込ませれば晶は元に戻る。そう思い込ませるためにはキノコを食べさせればいいとマコト先生は言うが、キノコは何処にも見当たらない。だがボスの部屋にキノコがあったことをマコト先生が思い出して、入間基地のボスの部屋からキノコを奪うことにして、どうせ静留を救い出さねばいけないので玲実は再び入間基地に向かうことにした。

ちなみにマコト先生と善治郎はもともと7G研究者仲間であり、ポンタローの7G計画強行に反対したために共に捕まり脳にウニャウニャ手術を施されそうになっていたが、善治郎が身を挺してマコトを逃がして、マコトは稲荷山公園に戻ってきていたがそこで7G暴走に巻き込まれ身体が小さくなったのでした。それでマコトはてっきり善治郎は死んだと思っていたのだが、撫子から善治郎が吾野で生きていると聞き驚きます。

一方、静留はボスの部屋で目覚めて、ボスの身の上話を聞く。ボスはどうやら静留のことを気に入ったようです。それで、ボスがもともとは自衛隊オタクで、基地で働きたいという夢を友達に語ったら「お前なんかに出来るわけがない」と笑われて、その後7G事件が起こってから入間基地に来てみたら全部小さくなっていて、それで今なら基地を自分のものに出来るかもしれないと思ってしまって、それが町を支配することになったきっかけだったのだとボスは説明する。

そんなことを言ったらどうせ笑われるのだろうとボスは思っていたが、静留はボスが夢を友達に笑われたという話を聞いた時に、自分が葉香と喧嘩別れした時のことを思い出し、涙を流します。そして池袋に行くと言うと、ボスは池袋は危ないから行かない方が良いと言い、自分と一緒にここに残ってくれるなら他の仲間は見逃して池袋に行かせてやると静留に言う。だが、そこに玲実が殴り込んできて戦闘になり、大事にしていた腕輪が破れてしまったのでブチギレた玲実が暴走してキングコングのように大暴れして基地や町をムチャクチャにした挙句にボスを倒して、静留に止められて正気に戻る。

その腕輪は、前回の回想シーンで描かれた晶のイタズラで玲実が教科書を食べて腹を壊した事件の後で、イジメっ子に大事なサド小説の本を粗末に扱われて晶がイジメられていた時に玲実が助けてくれて、意地悪した自分を助けてくれた玲実に感謝して晶が作って贈ってくれたものでした。その大事な腕輪を壊されて玲美はキレたわけですが、その後ボスの部屋から回収したキノコを晶に食べさせても回復しなかったので玲実がキレて晶のその大事にしていたサド小説のページを破って無理矢理に食わせたところ、晶はそれによって「失ったと思い込んでいた大切なもの」が戻ってきたと思い込むことが出来たようで、無事に回復しました。ひねくれて小難しいところが晶の本質であって、それがキノコに吸い取られて腑抜けてしまったところでキノコを抜かれたので、晶はキノコと一緒にそうした自分の本質が無くなってしまったと思い込んだようです。それでひねくれて小難しい本を食べさせたことで、晶は昔玲実を騙した時の記憶も一緒に甦って、ひねくれて小難しい本質を取り戻したようです。

そうして晶は元に戻り、ボスは狭山湖に出来た無人島に監禁されることとなり、町は自警団によって運営されることとなった。そしてマコト先生は車で吾野に向かい善治郎と会い、この事態を収拾するための策を練るという。一方で静留たちは電車で池袋に向けて再び旅立つのでした。今回はここまでで終わり次回に続きます。

 

 

転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます

第5話を観ました。

今回は魔神パズズとの戦いの続きが描かれましたが、相変わらず作画が凄まじかったですね。動きも凄いけど、女の子の身体の線が凄くエッチで最高です。今回はパズズが支配の瘴気を発して反撃を開始し、それによってロイドを除く全員が戦闘不能に陥り、シルファやタオがパズズにいたぶられる描写がなんともエッチでワクワクしました。対比してパズズがとことんクズでオーバーアクトで、とても胸糞で良い味を出していましたね。

そうした絶望的な状況でロイドがパズズと相対することになるが、ロイドはパズズの差し向けた魔獣の支配権を奪うために覚えたばかりの魔術の性質変化を試して成功して喜んだりして、相変わらず実験気分でイキリたおす。そしてパズズが「魔神は魔術では死なない」とイキリまくるとロイドはパズズがなかなか死なないのなら存分に魔力を使えるとサイコパス全開で狂喜するというレスバトルで上手をいき、圧倒的魔力でパズズをまず捕えてからじっくり実験材料にしようと気持ち悪く戦い、圧倒的劣勢を悟って必死で逃げ回るパズズを遂に捕えて、虫かごのような結界の中であらゆる魔術を超高速で食らわせ続ける。

それでも即死しないのはさすがに魔神ですが、5分で廃人みたいになってしまい、サラサラと灰みたいになって消えていくパズズは最後に無念な想いをグリモに託して戦いは終わり、ロイドは目覚めた他の皆に「ロベルトという冒険者が助けてくれた」と嘘を言って、それを聞いたタオはロベルトを探しに行ってしまい、結局何だかよく分からないまま事件は終わり、その後、アルベルトは今回の魔獣討伐ではロイドの付与魔術の功績が大きかったと報告してロイドにも王位継承権を与えるよう国王に進言するが、ロイドは丁重に断り、今回の事件の後ついてきたベアウルフの1匹を新たに仲間にして相変わらず魔術のことしか考えない日々を送るのでした。

 

 

Lv2からチートだった元勇者候補のまったり異世界ライフ

第4話を観ました。

今回は魔王ゴウルがゴザルという偽名を名乗ってフェンリースの様子を見にフリオの家にやって来て、魔王の正体に気付いていなかったり、単にビビって動けなかっただけのバリロッサを豪胆な女騎士と勘違いして気に入ってしまったりする。ゴウルはフリオを魔王軍に勧誘して断られるが、フリオが国王軍にも味方しないことを不思議に思う。フリオはどうして魔王軍と人間が戦うようになったのか経緯を質問し、ゴウルは初代魔王はこの世界を支配しようとしてやって来た異邦人であり、当時この世界で虐げられていた魔族が魔王の支配を受け入れ、魔王の支配を受け入れなかった人間との間で争いが始まったのだという。ただ12代目の魔王であるゴウル自身は世界支配の意思は無い。それで魔族を守るために脅威となりそうなフリオは味方にしたいのだと威圧するが、フリオはそれでも自分はどちらかについて争いに巻き込まれる気は無いと言い張り、ゴウルはフリオを気に入ります。それでその後もゴウルはフリオの家に遊びに来るようになり、バリロッサにもストーカー紛いにちょっかいをかけてくるようになりバリロッサはビビリまくる。

その様子を見て、魔族らしき者がフリオの家に出入りしていると知った国王側はフリオが魔族と手を組んだと勘違いして、金髪勇者が軍勢を率いてフリオを討伐しに来る。金髪勇者はフリオに自分の配下となるか死ぬか選べと迫りまずがフリオはどちらも拒否し、バリロッサ達もフリオは反逆者ではないと勇者に抗議する。すると金髪勇者はバリロッサ達も反逆者として罪に問うとか言い出して、バリロッサ達を巻き込みたくないと考えたフリオは別の地に移ると決めた。するとフェンリースだけでなくバリロッサ達もついていくと言い出し、自分達はフリオやフェンリースと一緒に暮らして魔王軍と戦うべきだという考え方に疑問を抱くようになったのだと言ってくれる。それでフリオは転移魔法でフェンリースやバリロッサ達と家や畑も一緒に辺境の地に移動した。そして、その跡地にやってきたゴウルは怒って国王軍との全面戦争を開始したのでした。

 

 

狼と香辛料 merchant meets the wise wolf

第5話を観ました。

今回はメディオ商会からホロを救い出して逃走する話でした。前回のラストでミローネ商会に脅迫状が届き、ホロを教会に引き渡されたくなければ銀の買い占めを止めるようにとメディオ商会が要求してきましたが、ミローネ商会としてはもう買い占めを止めることは出来たら大損となってしまう。しかしホロのような異教の神と関係していたことが教会に知られてしまうとミローネ協会は教会に潰されてしまい火あぶりにされてしまう。ならば大損してでもメディオ商会の要求を呑んで銀の買い占めを止めるという手もあるが、メディオ商会はその上でホロを教会に引き渡してライバルであるミローネ商会を潰しにかかることもあり得る。つまりホロを握られてしまっている以上、ミローネ商会は何をされても手も足も出ない。だからロレンスは力づくでホロを奪還するしかミローネ商会が生き残る道は無いと主張します。

だが実はミローネ商会にも反撃の手段は1つある。それはメディオ商会が異教の神であるホロを匿っているということを先手を打って教会に告発することです。そうすれば教会に潰されるのはメディオ商会ということになる。メディオ商会はホロはミローネ商会と関係していたと言い訳するでしょうけどミローネ商会は言いがかりだと無視すればいい。つまり、この時代においては「教会」というものが問答無用の専制権力として存在していて、異教の神と関わることは誰にとっても致命的であるという一種の特殊ルールがあるのです。このルールを逆手に取ればミローネ商会は勝利出来る。

しかし、この方法を選んだ場合はホロは教会に引き渡されて抹殺されてしまう。それをロレンスが納得しないことはミローネ商会も分かっている。もしこの手を強行すればロレンスはミローネ商会を恨んでミローネ商会に不利な証言をしてミローネ商会と心中して潰しにかかるかもしれない。ならばいっそロレンスを口封じのために殺すという手もあるが、ホロ自身もミローネ商会との関係を証言する可能性はある。だからこの方法もミローネ商会にはリスクは大きい。

そこでロレンスはそもそも今回の銀貨買い占めで利益を得る仕組みは「王家から特権を引き出すこと」だろうと指摘する。それはミローネ商会でも理解はしており、その特権を得るために今回の銀貨買い占めを行っている。つまり、トレニー国の発行するトレニー銀貨の銀の含有量を下げ続けるしかないほどにトレニー国の財政はひっ迫しており、今回のメディオ商会を使っての「銀の含有量が上がる」というデマを利用しての銀貨買い占めの陰謀は、そうやって集めた銀貨を鋳つぶして更に銀の含有量の下がった大量の銀貨を流通させるためだったと見られる。そこに目を付けて銀貨を買い占めて王家の手に銀貨が渡らないようにしたミローネ商会の目的は、銀貨を王家に引き渡す見返りに王家から商業的な特権を得ることにあった。

そこでロレンスは、メディオ商会はホロを手元に置いていることをトレニー王家には伝えていないであろうから、先手を打ってトレニー王家と取引して銀貨と引き換えに特権を得てしまい、その特権を取引材料にしてメディオ商会と取引してホロを取り返そうと言い出す。ミローネ商会の会長は、メディオ商会は確実にミローネ商会を潰せる切り札であるホロを握っているのだからそんな取引に乗らないだろうと指摘しますが、ロレンスはミローネ商会が先にトレニー王家と取引を成立させてしまえば、もしホロを教会に引き渡せば累はトレニー国にも及びメディオ商会はトレニー国の恨みを買うことになるので、メディオ商会は商売上の不利益を避けるためにホロを教会に引き渡せなくなるだろうと言う。

ならばメディオ商会が先にトレニー国と取引をして特権を得ようとしている可能性もあるかもしれないとミローネ商会の会長は言いますが、ロレンスはもしメディオ商会がトレニー国と取引するに十分な銀貨を得ていればミローネ商会が考えているのと同じようにさっさと王家と取引して、同時にホロをさっさと教会に引き渡してミローネ商会を潰すはずだと指摘する。ところがメディオ商会はそうはしておらずホロを脅迫材料にしてミローネ商会の動きを止めようとしている。それはつまりメディオ商会がまだ十分な銀貨を集められていないということだとロレンスは指摘し、先にミローネ商会が銀貨を集めてトレニー王家と取引を成立させて特権を得てしまえば勝機はあると主張する。

これを聞いてミローネ商会の会長は勝ち筋としてはその方法と先に教会にメディオ商会に告発する方法の2つしかないと理解する。だがロレンスはもし教会にホロを告発するなら自分はミローネ商会に不利な証言をすると宣言し、そうなるとミローネ商会としてもリスクの少ないのはロレンスの提案した方法ということになる。だがその方法だってリスクはある。ミローネ商会が王家と取引を成立させる前にメディオ商会がその動きを察知すればホロを使って脅して動きを止めようとしてくるかもしれない。そこでロレンスは今から強引にホロを奪還して逃げ回っている間にミローネ商会がトレニー王家との取引を成立させてしまえばいいと言う。そうなればもうメディオ商会はホロの件でミローネ商会を告発出来なくなる。だから取引成立まで逃げ続けることが出来ればいいだけであり、取引成立までどれぐらい時間が必要かと訊ねると、明後日の夜明けまでだという。ミローネ商会はホロの監禁場所も把握していましたから、さっそく行動開始となる。

そうして地下通路で待機していたロレンスはミローネ商会の手の者によって連れ出されたホロと合流して一緒に逃走を開始する。ホロはロレンスが助けに来たものだと勘違いして何やら恥ずかしい言動をしてしまったみたいで、それで当初は恥をかかされたと言って怒っていたが、無事に再会できて喜び合う。そしてホロはメディオ商会の手の者の中にパスロエ村のヤレーが居たと言う。ヤレーはホロが居ることに驚き、村の豊作の神ホロの存在を覚えていた。それでホロは嬉しかったのだが、ヤレーは「俺たちがあんたのご機嫌伺いをする時代は終わった」「俺たちはあんたを教会に突き出して古い時代と決別するんだ」と言った。それが口惜しくて悲しかったとホロは涙を流す。

それを聞いてロレンスは、いっそその方が後ろ髪引かれず北方の故郷に帰れると言い、金儲けをして後ろ足で砂をかけてやろうと言ってホロを励ます。ヤレーが一味の中に居たということはメディオ商会の背後の今回の一件の黒幕はパスロエ村の領主であるエーレンドット伯爵であるということであり、それが分かればそこを突いてミローネ商会は大儲け出来て、ロレンスにも分け前が入ってくるというわけです。そこから2人で地下道を逃げ回ることになり、追手も迫ってくるというところで今回は終わり次回に続きます。