2024春アニメ 4月12日視聴分 | アニメ視聴日記

アニメ視聴日記

日々視聴しているアニメについてあれこれ

2024年春アニメのうち、4月11日深夜に録画して4月12日に視聴した作品は以下の6タイトルでした。

 

 

ダンジョン飯

第15話を観ました。

今回は再びライオス一行の描写に戻り、一旦地上に戻ろうと行動を開始したライオス達がダンジョン内で迷ってしまい、狂乱の魔術師がライオス達を警戒して地上に戻るのを邪魔するために迷宮の構造を変えたり強力な魔物を繰り出したりしているようです。それでライオス達は空腹になってしまい困ってしまう。それで水場に行くと、そこに植物の魔物がいて襲ってきて、ライオス達は花粉症になりながら戦い、なんとか魔物たちを倒して、そいつらを料理して食べます。その魔物の実がカボチャみたいで、顔があるので生首みたいになっていて、それをくりぬいてスープを入れる容器にしたので、スープを食べるマルシルが生首スープを飲んでるみたいで絵面が最低なのが可笑しかった。

それで今後どうするか話し合い、マルシルがライオスに魔術の使い方を教えることになり、ライオスは多少は魔術が使えるようになる。その後、迷宮が変化しているのを見に行こうとするがライオスが魔力酔いで動けなくなり、マルシルとチルチャックとセンシの3人で行ったところ、コカトリスに襲われてしまう。マルシルの奮闘でなんとかコカトリスを倒すが、マルシルがコカトリスに咬まれてしまい石像化してしまう。しかもライオスのボケにツッコミを入れた凄い形相の姿勢で石像化してしまったので凄く間抜けな絵面になってしまう。とりあえずマルシル石像を漬け物石にして、膝のところに鍋を置いたりして安定させ、薬草を付けたり魔法を唱えたりして、すっかりマルシルは邪教の偶像みたいになってしまう。そうして何日も経ってマルシルは元に戻ったというところで今回は終わり次回に続きます。

こんな感じで今回もマルシルが非常に面白かった。それに相変わらず細部の描写が凝っていて良かったんですけど、結局のところ現状は前半クールと同じようなことをやってるんですよね。確かに面白いか面白くないかで言えば面白いんですけど、連続2クール作品で前半クールと後半クールが同じような内容ならば、やっぱり次第に飽きてくる。他にも新規で面白い作品がたくさん始まっている現状において、前半クールとは違う目新しさを出していかないと相対的に評価はどうしても下がってきます。ストーリーよりも描写に頼りがちな作品なので、そういう点いっそう心配になってきますね。

 

 

花野井くんと恋の病

第2話を観ました。

今回はクリスマスまで1ヶ月ほどお試しで交際を始めることにしたほたると花野井くんが互いに想いに影響を与え合っていきつつも、お試し期限のクリスマスが迫るにつれて気持ちがすれ違っていく様子などが描かれるエピソードでありました。まず、このお試し交際なんですが、花野井くんの方が最初に言い出したことであり、前回ほたるが「恋が分からない」と言ったので「それならお試しで交際してみたらいい」とアドバイスしたという形になっていますが、もちろんほたるに惚れている花野井くんは「お試し」からそのまま本格的な交際に進みたいという下心はあります。その下心の方がメインであり、「恋を知るためのお試し交際」というのはそうした下心の本心を隠すための表向きといえます。

そもそもどうして花野井くんがそんなにほたるに惚れているのかは、まだ分かったようでよく分からない。視聴者目線ではほたるは可愛いので花野井くんが惚れるのも納得なんですが、一応は劇中設定ではほたるは冴えない女の子ということになっているので、花野井くんがほたるに惚れるにはそれ相応の理由が必要です。それについて前回、花野井くんは「自分が愛の重い行動をとっても引いたりせず普通に接してくれるところ」と言っていましたが、それだけで「運命の相手」とかまで思ってしまう花野井くんの感性はやはり未だに謎です。ただ、今回も随所で見られましたが、花野井くんの変な行動に対して、常に花野井くんの身を案じて心配してくれるほたるは確かにムチャクチャ健気で可愛いというのは分かります。

まぁとにかく花野井くんはほたるに惚れていて、ほたるを自分のものにするために「お試し交際」をしている。だから、このクリスマスまでの短期間の「お試し交際」の期間は千載一遇のチャンスなのであり、この期間の間にほたるに自分のことを好きになってもらいたい。そのために自分がどれだけほたるのことを大切に想っているのか出来るだけアピールしなければいけないと考えているのです。

一方でほたるの場合は最初に花野井くんに「お試し交際」を持ち掛けられた時は、どうせ恋というものが分からない自分が「お試し交際」なんかしても、どうせ結局は「やっぱりダメでした」と言って余計に花野井くんを傷つけてしまうだけだと思ったので断っていました。でも前回ヘアピンやピアスの件を通して「恋」というものが少しだけ分かったような気がしたほたるが「自分でも恋が分かるようになるのかな?」と言ったのに対して花野井くんが「必ず恋が分かるようになる」と励ましてくれたので、それでほたるは思い切って「お試し交際」に踏み切ったのです。

花野井くんがほたるの背を押したのは自分の下心のためだったのですが、ほたるはそもそも花野井くんが自分のことを好きだという気持ちがよく理解出来ていないぐらいですから花野井くんが下心で動いているなどとは思わず、あくまで花野井くんが自分を励まして背を押してくれたのだと解釈している。だから「お試し交際」も、ほたるにとっては自分が「恋」を知るためにやっていることであり、花野井くんはそれに協力してくれているのだと考えている。もちろん「花野井くんは私のことを好きらしい」ということはほたるも理屈では分かってはいるのですが、恋心がよく分からないほたるにはそのあたりはあまりピンとは来ておらず、どうしても「お試し交際」は自分が「恋」を知るためのものであり、花野井くんは協力してくれているという意識になる。

そういう微妙にズレた意識を持つ2人の「お試し交際」が始まったのですが、ほたるが登校するために学校の最寄駅を降りると花野井くんが駅前で待っていてくれて一緒に登校します。その途中で寒い日なのに手袋をしていないほたるが手に息を吹きかけて温めているのを見て、花野井くんは手袋を差し出しますが、ほたるは平気だと言って断ってしまう。

ほたるは学校に着くまで我慢すれば済むことなので花野井くんに迷惑をかけたくないと思って断ったのですが、花野井くんは自分の好意がほたるに受け入れてもらえなかったと思いガッカリします。そうした花野井くんの気落ちした様子を見て、ほたるはもしかしたら自分の対応は間違っていたのかもしれないと思う。今までは「友達」だったから普通に断っても良かったのだが、「お試し」とはいえ一応は自分は今は花野井くんの「彼女」なのだから、「彼女」として相応しい行動をとらなければいけないのではないかと考えたほたるは、周囲を見回してカップルを見つけると、彼氏が彼女にマフラーを貸したりして、彼女も喜んで甘えている。ああいうのが正しい「彼女」の在り方なのではないかとほたるは考え込む。

そこでほたるは学校に着くと花野井くんに今後の方針を決めようと提案する。そして花野井くんの彼女になったら自分は何をすればいいのだろうかと質問する。例えば花野井くんが彼女とイチャイチャしたいというのならそれに出来るだけ応えるのが「彼女」になった自分の役目だとほたるは思ったのだが、花野井くんはほたるに「無理はしなくていい」と言う。花野井くんはあくまでほたるはまだ自分のことを好きになっていないのに「お試し交際」に応じてくれているだけだと見ているので、そんなほたるに好きでもない自分に媚びるような真似をさせるわけにはいかないと考えている。「恋してもらえるように頑張るのは僕の方だから、ほたるちゃんはいつも通りでいい」と花野井くんは言います。

しかしほたるはそれではどうも納得がいかない。ほたるにとってはこの「お試し交際」はあくまで「恋」とは何なのかを知るためのものだから、このまま何もせずいつも通りのままの自分がただひたすら花野井くんの好意に甘えているだけでは何も学ぶことが出来ないと思えた。何か「彼女」らしいことをやらなければ「恋」が何なのか知ることなど出来ない。せっかく与えられた「お試し交際」の短い期間を無駄にしたくないとほたるは焦った。

一方で花野井くんはこの「お試し交際」の期間に出来るだけほたるに自分の愛情を示そうと張り切って、徹夜で期末テストの対策ノートを作ってほたるに渡したりしてくる。ほたるはそんなことをしてもらったらますます彼女として何かお返ししなければいけないと焦って花野井くんを呼び止めますが、何をしたらいいのか分からず前傾姿勢で固まっていると、花野井くんはほたるが頭を撫でてほしがっているのかと勘違いして頭を撫でて、ほたるは更にまた花野井くんの好意に甘えてしまったと思い悩む。

たとえ「お試し」であったとしても2人とも楽しむのでなければダメだと思う。貰ってばかりでは嫌だ。そのようにこぼすほたるに向かって女友達の響たちは「お返しがしたいのなら、花野井くんがしてくれたことと同じことをしてあげたらどうか」と提案してくれた。それでほたるは花野井くんが毎朝駅前で先に来て自分を待ってくれているのを思い出し、自分が先に行って駅前で花野井くんが来るのを待ってみようと考えた。

しかし実際にほたるが普段よりも30分早起きして駅前に行っても既に花野井くんは駅前に来ていた。どうやら花野井くんはかなり早起きしてほたるを待っているようだった。翌朝更に早起きして駅前に行ってもやはり花野井くんは立っていて、ほたるは途方に暮れる。早起き作戦が失敗したこと途方に暮れる要因ではあったが、それ以前にほたるには花野井くんの行動の意味が分からなかった。どうしてそんなに早起きして自分を長時間駅前で待とうと思えるのか、もともとの自分の駅から下りていた時間を考えると、花野井くんが駅前で1人で立って待っている時間はトンデモなく常識外れに思えた。どうしてそんな変なことをするのか、もしかしてそれが「恋」というものなのだろうか。そう考えるとほたるは「やっぱり自分には恋は理解出来ないかもしれない」と思えて、それで途方に暮れたのです。

しかしメゲてはいけないと思い、ほたるは翌朝は思い切って普段よりも2時間早く家を出て駅を降り立った。駅前はまだ薄暗く、さすがに花野井くんはまだ来ていなかった。ほたるは初めて花野井くんに勝利した達成感に浸り、その後駅前で座って花野井くんを待つ間、先に来て待っている自分を見て花野井くんがどんな反応をするだろうかと考える。もしかしたら怒るかもしれない。あるいは驚くか喜ぶか、そんなふうに花野井くんの表情を色々と想像しているうちに、ほたるは早く花野井くんが来て花野井くんに会いたいと思えてきて楽しい気持ちになってきた。それによって、ほたるは初めて「どうして花野井くんが早起きして自分を待っていたのか」の理由が理解できた。それは楽しかったからなのです。相手の反応を想像して早く会いたいと思って待つ時間は純粋に楽しいのです。だから、花野井くんはその至福の時間を長く堪能するために早起きしてほたるを待っていたのです。

そこに花野井くんがやって来て、ほたるが駅前に居るのを見てビックリする。花野井くんは、あくまで自分がほたるを好きなのであって、ほたるが自分を好きなのではないと思っていて、だから当然先に来て待つのも自分の役目なのだと思っていた。それなのにほたるの方が先に来て自分の待っているという状況は想定していなかった。だが、ほたるが花野井くんのことを考えてずっと待っていたと打ち明けて「待つって楽しいんだね」と言ってくれたのを聞いて、花野井くんはほたるが自分のことを考えてくれていたこと、自分の気持ちを理解してくれたことを感じて、嬉しさがこみあげてきた。

その嬉しそうな花野井くんの顔を見て、ほたるは自分の行動でこんなに喜んでくれる人を初めて見たと感じた。そして、それがとても嬉しいと思えた。そして、もっと花野井くんの喜ぶ顔を見て嬉しい気持ちになりたいと思えた。そう考えて、ほたるはこれがもしかしたら「彼女」の気持ちなのかもしれないと思った。これが「恋する」ということなのかもしれない。もっと他にも花野井くんの喜ぶことをやって喜ぶ顔を見て自分も嬉しい気持ちになっていけば「恋」を理解出来るようになるかもしれない。それがこの「お試し交際」の間にやるべきことなんじゃないかと思ったほたるは、登校途中に寄ったコンビニでノートを買い、その表紙に「したいことノート」と書いた。

この「したいことノート」に自分と花野井くんの双方が「2人でしたいこと」を書いていき、それを交互に叶えていこうと、ほたるは提案した。そういうことを繰り返していけば「恋」が分かってくるのではないかとほたるは思ったのです。それでまずはほたるが「一緒に近所のお肉屋さんのコロッケを食べたい」と書き、花野井くんも「したいこと」を書いたが、それは「手を繋いで歩きたい」だった。それを見てほたるは「花野井くんは無欲だね」と笑い、快くその願いを叶えて2人で手を繋いで登校していった。しかし花野井くんは本当は無欲などではない。「お試し交際」だって本当は下心のためにやっているのです。実は花野井くんは「したいことノート」に別の願い「君を僕だけのものにしたい」というのを書いていて、そのページをほたるに見られないように破って持ち帰っていたのでした。

花野井くんはそうした自分の本心は隠して、「したいことノート」にささやかな願いばかり書いていき、お互いにささやかな「したいこと」を叶えていき平穏な交際が順調に続いていき、ほたるは花野井くんと一緒に居る時間が徐々に自然なことのように思えてきた。しかしそうしているうちに「お試し」の起源のクリスマスが近づいてきた。ほたるはせっかく良い関係になった花野井くんとの穏やかな時間が終わってしまうのは惜しくなってきた。しかし、まだこれが「恋」なのかどうかはよく分からないままだった。それでほたるは、もしこのまま恋人にならなかったとしても友達関係は続けられるのだろうかと花野井くんに質問してみたのだが、花野井くんはそれは嫌だと言う。

つまり、このまま花野井くんとの関係を続けるためには恋人になるしかないということになる。ほたるだって花野井くんと今の関係は続けたい。だが花野井くんのことを本当に好きなのかどうか分からないまま恋人同士になることなど出来ない。一体どうしたらクリスマスまでに自分が花野井くんのことを好きなのか好きじゃないのか分かるのだろうかとほたるは悩みます。すると、そこに響の彼氏の圭吾が来て「キスしてみれば分かる」と言う。正確にはキスを迫られてみれば分かるということを圭吾は言っているのであり、好きでもない相手にキスを迫られれば自然と拒絶してしまうから、キスしそうになれば相手のことを本気で好きなのかそうではないのかがハッキリするというのが圭吾の持論でした。

その日は終業式で翌日からは学校が無いので一緒に帰ろうと花野井くんがほたるを誘い、そのままほたるは花野井くんの家に行くことになった。花野井くんの両親は医者でほとんど海外で暮らしているらしくて、家には花野井くんとほたるの2人きりとなった。そして花野井くんの部屋に通されたほたるは、棚にカーテンで隠された「ほたるちゃんゾーン」とかいう怪しげな場所があるのにはちょっと引いたが、花野井くんが普段から優しく穏やかなので身の危険は感じることはなかった。

しかし花野井くんはほたるが全く無警戒に自分の部屋にまで入ってきたのを見て、やはり自分はほたるにとって恋愛対象ではないのだと思って落ち込む。この「お試し交際」の期間中にどうにかしてほたるに自分のことを恋愛対象として意識してもらいたいと思って頑張ってきたつもりだったが、結局はほたるの心を変えることは出来ず、あと3日でお試し期間も終わってしまうと思って花野井くんは焦っていた。

そんな花野井くんの気持ちも知らず、ほたるはさっき圭吾に言われたことを思い出して、こうして2人きりで誰も見ていない今ならば圭吾の言っていた方法を試せるのではないかと思い付き「キスしてみてほしい」と花野井くんに頼む。キスするフリをしてくれれば、もし好きじゃなければ拒絶するはずだからだということをほたるは花野井くんに説明しますが、花野井くんはもしそんなことをして拒絶されてしまったら死に等しい衝撃となってしまう。そんなことも分からずに自分にそんな生き地獄のようなことを頼んでくるということは、やはりほたるは自分の気持ちを分かってくれていないのだと花野井くんは絶望した。自分はキスどころか、手を繋ぐだけでもほたるに拒絶されたら死んでしまうかもしれないと心臓をドキドキさせているというのに、どうしてそんな酷いことを言うのかと腹が立った花野井くんは思わずほたるを押し倒してしまう。今回はそういうトンデモないところで終わり、次回に続きます。さて一体どうなるのか次回が非常に楽しみです。

 

 

ゆるキャン△SEASON3

第2話を観ました。

今回はなでしこ達が恵那の家の庭で庭キャンプする話と、綾乃がりんに連絡してきて次のキャンプの話が進むという話が描かれました。まぁ庭キャンは本格的なキャンプとはいえないので、今回はあんまりちゃんとキャンプするエピソードではなかったが、もともとこういうユルいキャンプを通して「楽しさ」を堪能するのが「ゆるキャン△」という作品の持ち味ですから、まさにしっかりと「ゆるキャン」してるエピソードであったと思います。別に足を延ばして旅行したりしなくても、自宅の庭とか学校のグラウンドでもキャンプして楽しければいいのであり、そういう積み重ねがあるからこそ旅行キャンプのエピソードも単なる旅行エピソードにならずに済んでいるのです。この作品も3期を迎えて、マンネリだとか、単なる旅アニメになったとかいう意見もあるようですが、こういうユルい楽しいエピソードがしっかり作れている限り、全くそんな心配には及ばないと思います。とにかく今回は楽しさに溢れたエピソードでありました。

まず冒頭は浜松に居る綾乃の場面で、正月に浜松に遊びに来たなでしこが山梨に引っ越してから覚えたキャンプの楽しさについて話していたのを思い出した綾乃は、ちょっと原付バイクで近所の山に登ってみて、町を見下ろす高台で座ってココアを呑んでみる。なでしこが「外ごはんがキャンプの醍醐味」と言っていたので、自分もその醍醐味をちょっと味わってみようと思い立ったのです。それでとりあえずココアでも呑んで気分だけでも味わってみようとしたのですが、山に登ってくる途中で水筒の中のココアが冷めてしまっていて、呑んでも美味しくなかった。

やはりココアは温かくなければ美味しくない。それで綾乃は普通の水筒ではダメだと思い近くにあるキャンプ用品店に行き保温性の高い水筒を物色してみたが、以前にりんが使っていたのを見たことがあるシングルバーナーを見つけて、これを使えば冷めたココアを温めて飲めると気付き購入しようと思いつくが、値段が結構高い。今日冷めたココアを温め直して呑むためだけにそんな高い買い物は出来ないと思った綾乃は、もっと安い器具でココアを温められないかと思い店員に相談してみると、店員は小型の折り畳み式のポケットストーブを勧めてくれた。

これならば普通のアルコールストーブと違って上にカップを載せて飲み物を温めることが出来るそうだ。値段も手ごろであったのでキャンプ用のステンレス製のカップも一緒に購入して近くの浜辺に行き、カップにココアを入れてポケットストーブに火を点けてその上に置いて温めると、なんだかちょっとしたプチキャンプ気分になってきた。そしてココアが湯気を立ててきたので、熱されたカップで火傷しないように袖口で指を覆ってカップを掴み温まったココアを口に運ぶと、熱されたカップが唇に触れてちょっと火傷したが、ココアは熱くて美味しかった。

そうしていると綾乃は正月に原付で浜松に来たりんが山梨に帰る時に、今度は自分も原付で山梨に遊びに行くと約束していたことを思い出し、どうせならばその時にキャンプ好きなりんと一緒にキャンプをしたら楽しいのではないかと思いついた。それでキャンプといえばテントが必要で、バイクで山梨に行くとしたらバイクにテントを積んで持っていくことが出来るのだろうかと考えて、さっそくスマホで商品を検索して小型のテントを探して値段も調べてみる。するとバイクで登山をする人用の1人用テントというものがあることが分かり、まさに自分にピッタリだと思って、値段が手ごろで設置も簡単そうなのを絞り込んでみると、ちょうど良さそうな商品を見つけることが出来て、もうすっかりその頃には綾乃はりんと一緒にツーリングキャンプに行く気が満々になってきていた。

さて一方、その数日後に山梨ではなでしこと千明とあおいが恵那の家に庭キャンプをするためにやって来ていた。もともとは千明の長く伸びてしまった髪を屋外で切りたいという話から始まり、それなら恵那の家の庭で千明の髪を切るついでに庭でテントを張って、試しに作ってみたアルコールストーブを有効活用してソーセージを焼いて食べようという企画です。そういうわけでそれなりにキャンプの態勢で恵那の家にやってきた3人であったが、出迎える恵那は自宅なのでパジャマのままで出て来て双方の温度差が結構あってちょっと可笑しかった。

そうして恵那が着替えている間に、なでしこ達はさっさと庭にテントを設置して、あおいが新たに購入したコンパクトテーブルを見たりしていると着替えが終わった恵那が愛犬のちくわを連れて庭に出て来て、まずちくわ用のテントを設置する。ちなみにちくわのための犬用テントは安い品物が無かったので小型ながら結構値段が張っており、千明たちが買って使っている激安テントなどよりも遥かに高価な代物です。犬に負けてる千明にちょっと笑ってしまう。

そしてちくわをテントに入れると、いよいよ千明の髪を切ることになる。ではどんな髪型にするかという話になるが、千明は後ろと横を肩ぐらいの長さに切りたいとのこと。しかし、あおいはもっと短くカッコいい感じにしようと勝手なことを言う。それを聞いて恵那がスマホで画像を検索して「短くてカッコいい髪型」の例を千明に見せるのだが、これが侍のチョンマゲであったのには爆笑した、恵那のこういうボケが非常に面白い。更になでしこが「フワッとして可愛い感じがいい」とか言い出すと、今度は恵那は犬の画像を検索して見せてくる。更に恵那は「カッコいい系」と「カワイイ系」で左右の髪型を分けようとかヤバいことを言い出して千明を困らせる。そして、なでしこ達が「やっぱりオデコが見えた方が千明らしい」と言い出すと、恵那もそれに賛成してバリカンを持ち出して千明を坊主頭にしようとするので千明は焦ります。

そうしたドタバタの末、結局は千明のリクエスト通りのショートボブ風の髪型となり散髪は終わりましたが、やっぱりオデコを見たいというなでしこの要望に応えて千明はゴムで前髪を縛ってオデコを出すスタイルに戻りました。そして続いては皆でソーセージを焼いて食べようということになり、各自が用意してきたソーセージを披露し合います。なでしこはピリ辛のチョリソーで、あおいはハーブ入りソーセージ、恵那は何故かカマボコという感じでちょっとボケてきます。そして千明はなんとソーセージスタッファーという銃みたいな器具とソーセージの皮とひき肉を用意してきており、この場で自作ソーセージを作るのだという。

なかなか面白いことを考えるもので、スタッファーを使って拳銃ごっことかゾンビごっこをして遊んだ後、本格的に自作ソーセージ作りを始めます。スタッファーの先端にソーセージの皮を装着しておいて、味付けしたひき肉をスタッファーに詰めて皮の中にモリモリ抽出していき、皮を何か所かで捩じって縛ってしまうとソーセージが何個も連なった状態になりました。思ったより簡単に上手くいったと喜んだ千明たちはそうして出来上がった生のソーセージをフライパンに入れてアルコールストーブで焼こうとするのだが、アルコールストーブの火力が弱くて、なかなか焼きあがらない。

それでもようやく焼き上がったので自作ソーセージを食べてみると、これがなんと激マズでした。実は自作ソーセージを作る時はひき肉が温まらないように温度管理をかなり厳重にやらなければいけないのだそうです。ひき肉が温まると赤身と脂身が上手く混じらずにパサパサの味わいになってしまうのだとのこと。千明はひき肉を普通にカバンに入れて持って来て、味付けしてこねる時も常温で普通にやっていたので肉がパサパサになってしまい、そのパサパサ状態のまま皮の中に詰めて焼いてしまったので激マズなソーセージになってしまったのです。

愕然とする千明であったが、ちくわが散歩に行きたがったので皆で散歩に出かけることになり、河川敷で休憩して、とにかく今回は自作のアルコールストーブが有効活用出来たことは収穫として、今後も自作で色々作っていこうとか、もうすぐ桜の季節だからお花見キャンプをしたいとか、そういう話をします。そして恵那の家をお暇して、千明とあおいとも別れて駅のホームで1人座っているなでしこのもとに綾乃から連絡があり、大井川にりんも含めて3人でキャンプに行こうと誘ってくる。

綾乃は先日スマホで検索して見つけた1人用テントを注文して、それが今日自宅に届き、組み立ててみて上手くいったので、その勢いでりんに連絡してツーリングキャンプに行こうと誘っていた。そして場所は綾乃のいる浜松とりんのいる山梨の中間地点ぐらいということで大井川のあたりと決めて、なでしこも誘おうということになったらしい。ただ、もともとはツーリングキャンプなのでバイクであちこち回った後でテントを張って泊まるというスケジュールであり、ツーリング部分はなでしこは参加出来ないで別行動とうことになる。しかしなでしこはもともと、そろそろソロキャンプに行こうかと思っていたところだったので、半分ソロキャンプのようなこの企画で全然OKであり、参加することにした。そうして今回は終わり、次回は大井川キャンプとうことになりそうで、これもまた楽しみですね。

 

 

WIND BREAKER

第2話を観ました。

今回は前回のお話の翌日、桜が風鈴高校に入学する日の話となります。入学式は昼からなんですが桜は楽しみすぎて午前中から登校してきてしまい学校前の商店街をうろついていたところ、ことはの働く喫茶店ポトスに寄る流れとなり、サンドイッチを御馳走になっていた。するとそこに楡井というバカそうな男が入って来て、桜と同じく新入生なのだという。

この楡井が桜に目をつけて、ストレスで髪が半分白髪になっていると思い込んで同情してきたり、風鈴高校の新入生はみんな先輩たちに憧れて街を守るために入学したのにどうして街に関係ない余所者の桜が入学してきたのかと怪しんだりしてくる。桜は楡井のウザさに面倒臭くなるが「風鈴でテッペンを獲るためだ」とカッコつけてみる。しかし楡井はそんな無理なことをしたら白髪を通り越してハゲるんじゃないかと逆に心配してくる。それで桜も遂にキレて楡井をぶちのめそうとするが、楡井は今日から自分も正義の味方だとか張り切っていて桜の話をロクに聞かずさっさと街の見回りに出かけてしまう。

怒りの収まらない桜は楡井がいなくなった後、楡井のコテコテの不良ルックをバカにして「ああいうカッコだけ決めてる奴はイザって時は必ず逃げる」と決めつけて嘲笑う。しかし、桜のそんな言葉を聞いてことははコーヒー豆の色を知っているかと質問してきて、桜が困惑してコーヒー色なのかと言うと、ことははコーヒー豆は実は真っ赤な実なのだと答える。それを引き合いに出して、ことはは1つの方向を見ただけじゃ本当の形は分からないものだと諭して、楡井とちゃんと話もせずに勝手に決めつけるのは良くないと言います。

それを聞いて桜は楡井が実はケンカが強いのかと思ったりするが、どうもそういうわけではないようで、結局よく意味が分からず桜は店を出て街をぶらつくが、そうしていると昨日の喧嘩で桜はすっかり有名人になっていて、商店街の人達から親切にされる。予想していなかった展開に戸惑う桜であったが、そんなことで戸惑っている自分は「商店街の人達が自分みたいな人間に親切にするはずがない」と勝手に決めつけていたのだと気付き、確かにことはの指摘した通り、自分には物事を勝手に決めつけるクセがあるのかもしれないと思った。

すると、そこに助けを求める女性が来て、ついて行くと、楡井が数人のチンピラにボコボコにされていて、桜はチンピラたちを一蹴します。それで桜はやっぱり楡井は見かけ倒しだったと思う。どうせ正義の味方気取りで先輩たちの真似をしてチンピラに喧嘩を吹っかけて実力不足で返り討ちにあったのだろうと呆れて、身の程を弁えるようにと忠告して立ち去ろうとします。

だが、楡井が実は中学の時はいじめられっ子で、いじめられているところを風鈴高校の先輩に助けられて、自分もあんなふうになりたいと憧れて入学してきたのだと言うのを聞き、桜はやはり自分が楡井のことをよく知らないクセに勝手に決めつけていたのだと気付く。楡井はちゃんと自分が弱いということが分かっていて、それでも立ち向かっていたのだ。しかも桜に助けを求めてきた女性の話を聞くと、楡井はチンピラに絡まれていた女性を助けるために勝ち目の薄い相手に立ち向かったのだということも分かり、楡井が軽い気持ちでカッコをつけていたわけではないと気付き、そんな楡井の真実を知ろうともせず勝手に見掛け倒しだと決めつけていた自分こそカッコ悪いと恥じた桜は、喧嘩に負けてダサいと落ち込む楡井に「ダサくはないだろ」と慰めて、それで楡井も桜にくっついてきて「てっぺんまで道案内する」と言って、まずは桜に風鈴高校について色々教えるとか言う。

そうして2人で登校していくと、桜と楡井は同じクラスであり、楡井は桜にクラスメイトとはフレンドリーに接するべきだと忠告する。楡井自身がそうであったように、余所者の桜は警戒される可能性が高いので最初はフレンドリーに接して第一印象を良くしないといけないという忠告であったのだが、桜はもともと喧嘩上等なので気にしない。そうして平然と桜が教室に入ると、眼帯をしたチャラそうな蘇芳という男が声をかけてきて、喧嘩になるかと思ったが、蘇芳は昨日の桜の喧嘩のことを知っていて、クラスの皆に桜は良いヤツだと紹介してくれて、クラスの皆も桜を歓迎してくれて良いムードになる。

しかしクラスメイトの1人がわざわざどうして風鈴高校に入学したのかと桜に質問して、桜が「てっぺんを獲るためだ」と答えると、いきなり長身のヤバそうな雰囲気の杉下という男が桜を「潰す」とか言って襲い掛かってくる。そういうところで今回は終わり次回に続きます。いよいよ物語が動き出してどんどんキャラが登場してきそうでますます盛り上がってきそうです。今回も楡井の話はアツかったし良かったんですが、まぁやっぱり桜のツンデレ男っぷりの強調は、ちょっと男目線ではキツいところはある。やっぱり女性向けが意識された作品なんだろうなという気はする。ヤンキーもの特有の臭みもやはりあるし、これはよほど感動展開で盛り上がりまくらない限り個人的にはSランクまではなかなか難しいような気はしました。ただ逆にこの調子を維持していくのならA+ランクの上位は堅い作品なのかなとも思えてきました。

 

 

Re:Monster

第2話を観ました。

今回もゴブ郎がレベルアップしていく話が描かれました。親世代のゴブリン達が出稼ぎから戻ってきて、捕えた人間の娘たちを連れ帰ってきて「ぐへへ」展開になるかと期待したが、ゴブ郎がそれを止めてしまった。ゴブ郎は彼女たちを保護して見返りに人間の世界の情報を収集したようです。その後、それを不満に思った親世代のゴブリン達が彼女らの寝込みを襲ったので再び「ぐへへ」展開を期待したのだが、またゴブ郎に邪魔されて、レイプ未遂犯たちは粛清されて、人間の娘たちのうちの赤髪の戦士の子はゴブ郎に惚れてしまったようです。その一方でゴブ郎たちは魔物を狩って食ってレベルアップを重ねていき、遂に今回の最後にはレッドベアに勝ってゴブ郎はオークに進化しました。今回はここまでで次回に続きます。

 

 

喧嘩独学

第1話を観ました。

この作品は韓国のウェブ漫画が原作で、キャラ名を日本風に変えて日本版のウェブ漫画も連載されていて、それが直接の原作となっているようです。これは1話切り候補の筆頭だったんですけど第1話は意外に面白かったんですよね。今まで見たことがないタイプの作品で、1クール単位で考えたらこれがムチャクチャ面白くなるとはあまり思えないんですけど、現時点で視聴を切るのはさすがに無理があるぐらいには面白かった。

いじめられっ子の主人公が迷惑系ユーチュバーのクラスの不良に酷い目に遭わされていたんだが、その不良の腰巾着の動画配信者と喧嘩をしたのがたまたま生配信されてバズってしまい、それで味をしめてその腰巾着と組んで「いじめられっ子が不良と喧嘩する動画」を配信して儲けてやろうという話になったところまでが描かれた第1話でしたが、純粋に次回が楽しみです。そういうわけで視聴継続します。なんか独特の泥臭さが面白かった。