2024春アニメ 4月5日視聴分 | アニメ視聴日記

アニメ視聴日記

日々視聴しているアニメについてあれこれ

2024年春アニメのうち、4月4日深夜に録画して4月5日に視聴した作品は以下の5タイトルでした。

 

 

ダンジョン飯

第14話を観ました。

今回からOP曲とED曲が変わりましたね。だから公式には今回分からが後半クールという扱いなのでしょう。まぁでも私としては前回が狂乱の魔術師と戦う話の始まりということで後半クールの開始という扱いでいいと思います。それで今回の内容ですが、前回ファリンを救うために狂乱の魔術師と戦うことを決意し、そのために一旦地上に戻って態勢を立て直そうと決めたライオス一行は今回はほとんど登場せず、以前にライオス達のことを泥棒と勘違いして逆恨みしていた駆け出し冒険者のカブルー一行の場面がほとんどでした。

カブルー達は自分達が死んでいる間に食糧を取っていったのがライオス達だとは知らないのですが、現場に残っていた匂いからトールマンとかエルフとかハーフフッドだとかいうのは分かっていて、正体不明の泥棒を追って第4層まで降りてきて魚人の襲撃を受けて死んでいたのですが、蘇生の後で色々と推理して以前から少しは面識があったライオス達の仕業だったのではないかという結論に辿り着いた。そして、もともとライオス達のことを素行の悪い冒険者なのではないかと疑っていたカブルー達はその結論の方が都合が良いと喜びます。まぁライオス達も確かに品行方正というわけではないのでしょうけど、カブルーは真面目にダンジョンの現状を憂えていて、それが行き過ぎてライオス達を実際以上にダークな相手と思っているようですね。

このカブルー達が一旦地上に戻ろうとしたところ、さっそく第4層で魔物に襲われて危ないところをライオスの元仲間のシュローのパーティーに救われて、カブルー達はシュローにアプローチして手を組もうと思いついたようです。そういうところで今回は終わり次回に続きます。今回は悪い死体回収屋とのバトルなんかもちょっと面白かったですけど、やっぱりライオス達が出てこないと面白くないですね。なんかカブルー達も嫌な奴らですし、シュローの和風な感じのパーティーメンバーも新登場しましたが、まだ正体不明な感じですし、まぁ今回は微妙でしたかね。状況説明のための回だったという印象。

 

 

花野井くんと恋の病

第1話を観ました。

この作品は少女漫画が原作のラブコメみたいです。恋を知らない主人公ヒロインが愛が重すぎるイケメン男子とお付き合いするというお話で、いかにも少女漫画って感じのストーリーではあるんですが、少女漫画っぽい抵抗感は全く無くて、とても見やすい、とっつきやすい第1話でした。主人公のほたるのキャラがとても親近感が湧くものだったからなんでしょうね。少女漫画の主人公特有の「おもしれー女」感の対極みたいなキャラだから親近感があって、むしろ新鮮味もあるのでしょう。とにかく、ほたるが良い子です。それに小さくて可愛い。一方で彼氏の花野井くんはちょっと気持ち悪いけど、主人公のほたるが無難の極みみたいな良キャラだから、花野井くんがこれぐらいクセがあるのがちょうどいいですね。なんか、ほたるが花野井くんに毒されるのが心配なようで、でも毒されて成長してほしいような、親目線で見守りたくなってしまう。

ほたるは高校1年生で、家族や友人には恵まれてそれなりに幸せに日々の生活を送っていて、でも恋というものはしたことがなくてよく分からない。恋をすると彼氏のことを家族や友人よりも優先しなくてはいけないと聞くと、そんなふうに現在の幸せを犠牲にしなければいけないのなら自分は恋などしなくてもいいと思ってしまう。そんなふうに思ってしまう自分は恋なんかしない方がいい、恋なんて出来ないのだろうとも思ってしまう。

そんなほたるが12月になって友人とカフェでお茶をしていると、「あんたにマトモな恋愛なんて一生出来ないから!」と酷いことを言われて別れ話でフラれている隣のクラスのイケメン男子の花野井くんを目撃する。ほたるは花野井くんとは面識は無かったが、その彼女が花野井くんに浴びせた言葉が自分に向けられたものであるかのように感じてしまい、しょんぼりして店を出ていく花野井くんのことが気になってしまう。そして公園で雪の降る中で傘も差さずにベンチで座っている花野井くんを見かけて、恋をしている人の気持ちがあまりに不可解でつい興味を惹かれたほたるは花野井くんに傘を差しかけてしまう。

すると翌日、ほたるは教室で花野井くんに告白されてしまい交際を申し込まれてしまう。花野井くんはほたるに「傘を差しかけてくれた時に運命の相手だと思った」とか言っていたが、ほたるにはどうして傘を差しかけただけで花野井くんがそんなことを想ったのか意味が分からず、丁重に交際はお断りしたのだが、その翌日も花野井くんは登校途中で待ち伏せて「まず僕のことを知ってもらいたい」とか言ってほたると一緒に登校する。

ほたるは花野井くんの奇妙な行動に困惑してしまい、どうして自分のような冴えない女子に交際を申し込んだのかと質問しますが、花野井君は自分が奇妙な人間だと思われていることは自覚しており、公開告白なんかしてしまったり「運命の相手」だとか言ってしまうことで相手に「変な人だ」と幻滅されて距離を置かれてしまうのがいつものことなのだという。しかし、ほたるは昨日そうした花野井くんのちょっと気持ち悪い公開告白をされて、しかも待ち伏せまでされても、決して幻滅して距離を置こうとはせず普通に会話はしてくれる。今は花野井くんはほたるのそういうところに惹かれているのだそうです。

その後も花野井くんはほたるに色々と優しくしてくれるが、ほたるは花野井くんが好きになってもらおうとして頑張っているのだと思い、せっかくそんなことをしてもらっても自分は恋がよく分からないから交際は無理だと申し訳なく思う。花野井くんは恋が分からないなら「お試し」でクリスマスまで付き合ってみようと言いますが、自分はどうせ恋が分からないからお断りして花野井くんを傷つけてしまうだけだと思い、ほたるは「自分みたいな人間は恋しない方がいい」と言います。だが花野井くんは「恋しちゃダメな人なんていないよ」と慰めてくれる。

それでほたるは最初はよく分からない人だと思って多少警戒していた花野井くんが悪い人ではないのだと分かってきて、少し打ち解けます。昼食を一緒に食べて、ほたると一緒に食べると美味しいという花野井くんの言葉を聞き、自分も家族や友人と一緒に食べると美味しいから、それが恋心だというのなら自分にも共感は出来るとも思えた。ただ、それでもほたるはあまりに花野井くんがほたるに合わせようとして自分の考えを優先させようとしないところが気になってしまう。自分のせいで花野井くんが損をしているように思えてどうも居心地が悪かったのです。

そんな中、体育の授業でほたるが級友にヘアピンを貸したところ校庭で失くしてしまい、しかも雪が積もってきて探せなくなってしまう。気にしていないふうに装っていたほたるであったが実は家族から贈られた大切なヘアピンで、早く見つけなければいけないと焦っていた。花野井くんはほたるがいつもそのヘアピンをしていたのを見て大事にしているのだと気付いていて、雪の積もっている中で夜の校庭で1人でヘアピンを探し、それに気付いたほたるは家から校庭に駆けていき、花野井くんを見つけると「どうしてそこまでするのか?」と問いかける。

それに対して花野井くんが「君が笑ってくれると思って」と答えるのを聞いて、ほたるはこれまでずっと花野井くんが自分に優しくしてくれていたのは好きになってもらうためではなく、単に自分に笑って欲しいと思っていただけだったのだと気付く。そして、そんな花野井くんの気持ちに気付くことなく自分はずっと花野井くんに損をさせているとか難しいことばかり考えてしかめっ面ばかりしていたことにも気付く。

そんな自分に嫌悪感を覚えたほたるは、まだヘアピンを探し続けようとする花野井くんを「こんなことされても嬉しくない!」と制止する。花野井くんはまた自分の行き過ぎた行動が気持ち悪がられてしまったのだと思い反省しますが、ほたるはそうではないと言い「片っぽしか幸せになれないなら恋なんてしない!」と言います。それは花野井くんの優しさに優しさで返すことが出来ていない自分自身へのいら立ちから出た言葉であったが、花野井くんは自分の独りよがりな恋心が拒絶されたのだと受け取り、落ち込みます。

それで花野井くんは後日、雪が解けてから探して見つけたほたるのヘアピンを渡してお別れしようとしますが、ほたるは花野井くんが校内で紛失したと言っていたピアスの片方を差し出す。ほたるは花野井くんが好きな相手の大切なものをその相手自身よりも大切にしようとする気持ちは素敵なものだと思い、今まで自分にはそういう気持ちが無かったことに気付き、自分も同じようなことをしたいと思い、それで校内を探し回ってピアスを見つけたのです。そしてほたるは花野井くんと一緒に居るとそんなふうに今まで自分の中に無かった気持ちが湧き上がってくることに気が付き、もしそうした花野井くんの想いが恋心なのだとしたら、自分も花野井くんと一緒にいれば恋心を知ることが出来るようになるかもしれないと思い、花野井くんにお試し交際を申し込む。こうして2人が新たな一歩を踏み出したところで今回は終わり次回に続きます。

 

 

ゆるキャン△SEASON3

第1話を観ました。

この作品は漫画原作の人気アニメシリーズの3期となります。アニメ1期は2018年に放送され、アニメ2期は2021年に放送されました。原作漫画は現在も連載中で、原作漫画の世界ではまだメインキャラのなでしこ達は高校生ですが、2022年には劇場版アニメが公開され、そこでは原作漫画の世界の数年後、大人になったなでしこ達の物語が描かれた。ああいう劇場版を作ったということはてっきりアニメは2期で終わりなのかと思っていたのですが、こうして3期をやるのは意外でしたね。ちなみに今回確認出来ましたが、この3期は2期の続きのお話になっています。劇場版だけがイレギュラーだったと思えばいいみたいです。

それで今回の3期の第1話の内容ですが、アニメオリジナルだったようですね。2期の1話もアニオリだったので、そのパターンを踏襲したようです。2期の1話はりんのキャンパーとしての原点が描かれたエピソードでありましたが、今回もりんのキャンパーとしての原点が描かれており、その回想シーンと2期最終話の伊豆キャンプ終了時のなでしことの会話を思い出して、そこに自分のキャンパーとしての原点となった祖父との想い出を重ねて、りんが次に何処にキャンプに行こうかと思案して、3期の物語の

導入とするという構成になっていました。

それが前半パートであり、後半パートは後半パートでなでしこ達がアルコールストーブを自作するという愉快なお話から繋げて、次の野外活動サークルのキャンプは恵那の自宅の庭でのキャンプだと決定するという形で、こちらも3期の物語の導入となっている。そしてED曲の後のCパートでは、りんのスマホになでしこの静岡時代の友人の綾乃から連絡が入り、新たなキャンプの予感がしたところで次回に続きます。全体的に3期の導入的なエピソードではありましたが、それでも相変わらずユルくて楽しくて、キャラ作画が変わったことを感じさせないほど「ゆるキャン」らしさに溢れた大満足のエピソードでした。

まず冒頭では愛知県の東栄駅というところで、電車を降りるりんの姿が描かれるが、なんかりんが妙に小さいので違和感があったんですが、小学4年生の時のりんでした。祖父の家を訪ねて冬休みの絵日記にダムに行ったことを書くために来たようです。ダムを見下ろす場所で怖がって柱を掴んでるのが可愛い。でもダムを見て楽しかったようで何より。お土産の抹茶カステラも買って祖父の家に帰ろうとしていたら、祖父の車にキャンプ道具が積んであって、まだキャンプというものを知らないりんは不思議なものを見たような顔をする。

この後、OP曲が流れて、その後本編Aパートが始まると、現代に戻って高校生のりんが精進湖にキャンプに行く様子が描かれる。2期の最終話、皆で行った伊豆キャンプを終えた少し後のようです。そして精進湖に着いてテントを張って、りんはそのテントが最初に祖父に貰った古いものだと気付き、そのテントとの最初の出会い、つまり冒頭のダムに行った帰りの場面のことを思い出し、そこから再び回想場面の続きに戻ります。

その回想場面、祖父の車に積んであった謎の道具が「キャンプ」のための道具だと知って興味津々な様子のりんは、キャンプというものはなんか木をこすり合わせて火を点けたりするものだという映画かなんかで見た乏しいイメージを言い、祖父もそういうことをしているのだと想像する。それを聞いて祖父もついつい孫にいいところを見せたいと思って、そのまま近場のキャンプ場に寄り道して、りんをキャンプ場でロッキングチェアに座らせて、木と木をこすり合わせて火を起こそうとする。祖父は一応やり方は知ってはいたのだが実際にやったことはない。そんなことしなくてもキャンプ用具を使えば簡単に火は起こせるからです。しかし、小学4年生の孫娘の夢を壊してはいけないと思って、あえて古風なやり方で火を起こそうとしたのだった。

その時のことを思い出した現在のりんは精進湖のキャンプ場でふと思いついて、自分もあの時の祖父のやっていた方法で火を起こしてみようとする。ところがイザやってみると、これが大変な重労働で、なかなか火を着かずりんは途方に暮れてしまう。小学4年の時のりんは呑気に待っていたら祖父が火を着けてくれたので、てっきり簡単な方法なのだろうと思っていた。しかし実際に自分でやってみたらこんなに大変だったということを初めて知ったりんは、祖父が自分のキャンプのイメージを壊さないように無理してくれていたことに気付く。本当はもっと楽に火を着けることの出来る器具を幾らでも持っていたはずなのに、りんがキャンプがつまらないものだと思わないように気を使ってくれていたのです。

それはりんにキャンプを好きになってもらいたかったからでしょう。どうして祖父がりんにキャンプを好きになってもらいたかったのかというと、それはやはり祖父がキャンプのこともりんのことも両方好きだったからでしょう。そして、そうした祖父の心遣いのおかげで自分はキャンプを好きになることが出来たのだということに思い至った現在のりんは、あの祖父と行った最初のキャンプの時に、そうやって起こした焚火で温めたホットミルクを呑みながら抹茶カステラを食べて祖父と2人で景色を眺めた時のことを思い出した。

その時、りんは景色を眺めて楽しい気持ちだったので、カステラを全部食べたら帰ると祖父に言われて、帰りたくないと思ってカステラを食べることを躊躇した。しかし祖父は「キャンプには寂しさがある」「寂しさがあるから次のキャンプが楽しくなる」と言って、またキャンプに行くようにと背を押してくれた。あの時に感じた寂しさがあるから、次にまたキャンプに行きたくなり、そうしてキャンプに行くたびに最後は寂しくなってまた次のキャンプに行きたくなり、そうして今の自分があるのだと現在のりんは思った。そして、先日、伊豆キャンプから帰ってきた時のなでしことの会話を思い出した。

なでしこはあの時、伊豆キャンプが終わって「寂しい」と言っていた。それに対してりんは「寂しいは楽しい」だと言って、寂しいから次のキャンプが楽しくなるのだと諭した。それはりん自身が子供の時に祖父に教えられた言葉であったのです。しかし、その時になでしこは「それでも、寂しいは寂しいよ」と言い返して、「だって、すごく楽しかったから」だと理由を言った。そのことを思い出して、りんは自分が祖父と行った最初のキャンプの帰りに「寂しい」と感じた理由もまた、あの最初のキャンプが「すごく楽しかったから」だということに気付いた。キャンプが楽しいからこそ帰りは寂しくなり、その寂しさがあるからこそ次のキャンプを楽しもうという気持ちが大きく膨らみ、そしてキャンプをまた楽しんで、帰りにまた寂しくなって、その繰り返しなのだと思ったりんは、次になでしこと何処にキャンプに行ってまた楽しもうかと想いを馳せるのでした。

後半パートは、そのなでしこが千明とあおいと3人で野外活動サークルの細長い部室で、伊豆キャンプで豪勢に遊んだことによって「金をかけずに試行錯誤する」という初心を忘れてはいけないということで、ジュースのアルミ缶を使ってキャンプ用のアルコールストーブを自作しようということになる。相変わらずこういうしょうもない作業の手順を事細かに描いてくれるのが面白いが、なでしこが不器用でアルミ缶をカッターナイフで切る段階で何度も失敗して缶を潰してしまい、遂にはキレて丈夫なスチール缶で作ろうとするが今度はカッターナイフで歯が立たず、そこで諦めてアルミ缶に戻ればいいのに鋸を借りてきてスチール缶を切ろうとしたりして相変わらず面白くて可愛い。

そうして作業をしていると、千明の髪が伸びたという話になり、そこに恵那がやって来て千明の髪をカットしてあげると言い出す。なんか飼い犬のちくわのトリミングをやってるかららしい。それでなでしこがキャンプに行って大自然の中で髪をカットしたら気持ちいいんじゃないかとかワケの分からんことを言い出して、切った髪が散らばるからと却下される。だがそれを聞いて恵那が自分の家の庭で千明の髪をカットしようと言い出し、更になでしこの案を活かすために、庭にテントを張って昼キャンプして、その場で髪をカットしようとか言い出す。なんか趣旨が謎すぎますけど、これが好評で皆でやることになる。

そうしてアルコールストーブが完成して、鳥羽先生にも来てもらって火をつけることになる。そして3人の作ったアルコールストーブは無事に火が点き完成しましたが、鳥羽先生にはアルコールストーブは取り扱いに注意するようにと念を押される。とにかくこれでアルコールストーブ作りは無事に終わり、次は恵那の家で庭キャンプ、昼キャンプをやることになり、せっかく作ったアルコールストーブでソーセージでも焼いて食べようということになり皆で盛り上がります。そうしてED曲に入っていきますが、Cパートではりんのスマホになでしこの静岡時代の友人で、りんも以前に静岡に行った時に会ったことがある綾乃から連絡が入る。なでしこにではなくりんに連絡してくるということは何か理由がありそうで、次のキャンプの予感がするというところで今回は終わり、次回に続きます。

 

 

WIND BREAKER

第1話を観ました。

この作品はマガジンポケットで連載されているヤンキー漫画が原作で、いかにも少年漫画って感じの話でしたね。主人公の桜は高校1年生で、この春に風鈴高校という地元では有名な札付きの不良高校に入学するのだが、その風鈴高校で喧嘩で頂点に立ってやろうと張り切っていた。この桜というヤツは、なんか生まれつき髪が半分白かったりオッドアイだったりして外見で周囲からずっと差別されていたようで、そうしたコンプレックスを跳ね返すために喧嘩で一番になることに拘っていて、要するに自分が生きていくために喧嘩をしていた。もともと曲がったことが嫌いな頑固者みたいなので悪事を働いたりはせず、悪事を働くヤツを見ると腹が立って殴りかかるような性分ではあるが、それもあくまで自分の気持ちを満足させつつ自分が最強だと証明するための喧嘩であり、誰かを守るための喧嘩などしたことがない。そもそも誰にも親切にされたことがないのだから、誰かを守ろうなんていう発想も無かったようです。

そんなわけで桜は風鈴高校に入ったらヤンキー同士の喧嘩三昧の日々を送って自分が風鈴高校のヤンキーの頂点に立って、自分が価値がある人間だと証明しようと思っていた。ところが入学直前に張り切って風鈴高校の制服を着て初めて風鈴高校の地元の町に行ってみた桜は、女の子に絡んでいるヤンキーがいたので小手調べにブチのめすが、その女の子が桜を風鈴高校の生徒と勘違いして自分のバイトしている喫茶店に桜を連れていき、桜はそこで自分がまだ入学前の新1年生であることや風鈴高校入学の目的を話すが、ことはに「あんたでは風鈴高校の頂点は獲れない」と言われてしまう。

その後、店を出たところ桜はさっきブチのめしたヤンキーが仲間を大勢引き連れてきて囲まれてしまう。それで桜は大勢の不良相手に大立ち回りを演じるのだが、不良たちはことはを人質にとったりして卑怯な手を使う。それで桜はカッとなってことはを人質にとった不良をぶちのめした結果、ことはを守りながら大勢の不良と戦う羽目になってしまい、今まで他人を庇いながら喧嘩をしたことがない桜は実力を上手く発揮できず苦戦を強いられてしまう。

しかし、そこに風鈴高校のヤンキー達が現れて桜を襲っていた不良たちを一掃してくれた。実は風鈴高校のヤンキー達は2年前から街を守るために悪人と喧嘩する終盤に変貌していて、今では「WINDBREAKER」と呼ばれて街の人々に慕われていたのです。つまり「守るための喧嘩」が出来るのであり、「守るための喧嘩」が出来ない桜では風鈴高校の頂点には立てないということをことはは言っていたのです。

これまで喧嘩をして自分の価値を認めさせようとしても結局は怖がられるばかりで誰にも認められることはなかった桜は、喧嘩をすることで街の人々に認められている風鈴高校のヤンキー達の姿を見て衝撃を受けて、自分も風鈴の制服を着ていることから街の人々に称えられると居心地が悪くなってしまう。桜自身はさっきの喧嘩はあくまで自己顕示欲のために始めた喧嘩であり、ことは1人守り切ることも出来なかったからです。それで桜は悔しくなり、風鈴高校のヤンキー達をカッコいいと思ってしまう。そういうところで第1話は終わりました。まぁ物語の導入としては上出来で、喧嘩アクション作画もすごく良かったです。物語のテーマも腑に落ちて、ただ最強を目指すとかいうバカな話じゃなくて好感は持てました。ただ私は基本的にヤンキーアニメは得意分野ではないので、ずっと飽きずに観続けられるかどうかはまだ分からないですね。イケメンのヤンキーばっかり出てくるし、女性向け作品っぽいですし、とりあえず様子見です。ただ今回に関してはとても良い出来だったと思うので割と高評価です。

 

 

Re:Monster

第1話を観ました。

この作品はなろう系ラノベが原作で、主人公が異世界に転生する話なんですが、転生したら魔族のゴブリンになってしまったという話でした。しかもこの主人公のゴブ朗という奴は転生前に人間だった頃に特殊能力者で、喰ったものの能力を手に入れるという特殊能力を持っていたようですが、その特殊能力を転生後も引き継いでいて、それでゴブリンとなった後もどんどん新しい能力を獲得していきます。更にこの異世界はゲーム世界みたいなシステムになっていて、レベルが上がっていくと新たな種に進化したりするみたいです。そういうわけでゴブ朗は今回のラストではゴブリンの上位種であるホブゴブリンになりました。

そんな感じの第1話だったんですが、あんまり視聴意欲が湧かなかったですね。異世界モノが好きな人には面白く感じられるのかもしれませんが、私はそもそもそんなには異世界モノが好きではなくて、異世界モノに関してはあくまでキャラ目当てに見るパターンが多い。だからいきなり主人公がゴブリンで、可愛い人間の女の子も出てこないとなると、どうも興味が湧かない。しかも異世界転生モノで主人公が特殊能力持ちで無双していくパターンで、ゲーム的な世界観となると、嫌いな要素ばかりです。これを自分が楽しめるというイメージを持つことが出来ない。だからこれは1話切りでいいんじゃないかと思います。