2024冬アニメ 3月10日視聴分 | アニメ視聴日記

アニメ視聴日記

日々視聴しているアニメについてあれこれ

2024年冬アニメのうち、3月9日深夜に録画して3月10日に視聴した作品は以下の4タイトルでした。

 

 

結婚指輪物語

第10話を観ました。

今回を含めて残り3話となりましたが、今回から土の指輪編なのかと思ったら意外な急展開でちょっと驚きました。まずサトウ達が山を越えて土の国を目指すのですが、サトウは指輪王が本当にこの世界に必要なのか疑問を抱いたりします。水の国では帝国の兵達が魔物を倒したりしていたので、別に指輪王がいなくても何とかなるんじゃないかとも思えたのです。しかしアラバスタは深淵王の力は人知では計り知れないので指輪王の力は必要になってくるはずだと言う。

そうしてようやく土の国イダノカンに到着するが、やはり事前の情報の通り、そこは滅んで廃墟となっており、土の指輪の手掛かりも見つからなかった。しかし王宮らしき場所に立ち入ったところ、そこに廃棄されていたドワーフ達の作った魔導兵士の人形が動き出してサトウを襲ってきた。サトウは光の指輪の力でそれを倒すが、どうやら人形が深淵王の黒い指輪に操られて深淵の騎士とされていた模様。その際に人形はどうして自分たちだけが滅びねばならないのかとか、他の指輪の民も自分たちと同じように滅びればいいとか言っており、どうも土の国のドワーフ達は指輪王や他の指輪の民を恨んでいて、その負の感情が人形に残っていて深淵王に利用されたようです。

すると突然に深淵王が復活して、サトウ達は深淵の魔物の大群に襲われる。5つの指輪が揃わなければ深淵王には対抗できないので、5つの指輪が揃う前に深淵王が復活してしまったことでアラバスタは敗北を悟り、せめて4つの指輪が深淵王の手に渡るのだけは阻止しようと、サトウと4人の姫たちを異世界へ逃がそうとして門を開く。だがサトウ達を異世界に逃がした後で門を閉じねばいけないのでアラバスタはその場に残り、アラバスタを護衛して最後までこの世界を守るべく抗うためにマルスも一緒に残った。そうしてサトウは元の現代日本の世界に戻ることになり、4人の姫も一緒についてきたというところで今回は終わり次回に続きます。

さて一体これからどうなるのか、残りは2話ですが、ちょっと先が読めない展開となりましたね。おそらくサトウ達は元の異世界に戻って深淵王に立ち向かうのでしょうけど、アラバスタ無しでどうやって戻るのか分からないし、戻ったところで深淵王にどう対抗するのか分からない。土の指輪を見つければ何とかなるし、土の指輪を見つけることになるんでしょうけど、現代日本に戻ってきてしまってどうやって土の指輪を探すのかもよく分からない。まぁとりあえず次回を待ちましょう。

 

 

ゆびさきと恋々

第10話を観ました。

今回も含めて残り3話となりました。現在も連載中の作品ですから物語の途中で終わることになるのだろうとは思いますが、どんな感じで残りの話をまとめるのか気になるところです。作風的に雪と逸臣の関係に大きな波乱は起きないのだろうとは思いますが、2人の関係が新たなステージに上がるところで話を区切ってくれれば良いのではないかと思う。まぁラブストーリーですから、そういう意味ではもうキスはしてますから、その先の肉体関係というものも想像してしまいますが、作風的にそういう生々しい描写は無いのだろうとは思います。

理想を言えば、雪と逸臣が念願の「一緒に海外に行く」という夢を叶えるところまで描いてくれればいいのですけど、さすがに残りの話数的にそれは難しそうですね。雪がバイトを始めて、パスポートも取得して「これから頑張るぞ」と言って逸臣と共に歩みだすという感じが妥当なのかなと思います。それに並行してサブキャラ達の物語にもそれぞれ区切りがついていくと尚良いと思います。りんと京弥の関係に関しては前回の、互いに相手を好きだと確認し合ったという一歩進展で終わればOKでしょう。エマと心に関しては、前々回に心がエマに逸臣が雪と付き合っていることを伝えられなかったが、ちゃんと心がエマにそのことを伝えて、それでエマがすんなり引き下がるところまで今期で描ける可能性は低いでしょうけど、そのことがきっかけでエマと心の関係が一歩前進したところまで描ければ良いんじゃないかと思う。

そうなると残るは、雪と逸臣の関係にずっと腹を立てている桜志がどうするのかという点です。その着地点はちょっとよく分かりませんが、今回はそのとっかかりになるエピソードであったように思います。桜志の過去回想も含んだ内容でしたが、要するに桜志が雪のことを好きだということが明確に描かれた内容のように見えます。だが、それは視聴者から見れば序盤からとっくに分かっていたことであり、厳密に言えば「桜志が雪のことを好きだと初めて自覚したエピソード」だったということになります。それは言い換えれば「これまでは桜志は雪のことが好きだと自覚していなかった」ということになります。でも、どう見ても桜志の行動は雪のことが好きな男の行動にしか見えませんでした。それなのに桜志がそれを自覚出来ていなかったというところに、桜志の根本的な問題点があったのだといえます。

まず今回は前回のラストシーンからの続きで、桜志から雪のスマホへの着信に気付いた逸臣が、スマホを雪に渡す場面から始まります。逸臣は桜志とは直接会話したことはほとんどありませんが、駅の改札を挟んで遣り取りした時に、桜志が雪に特別な感情を抱いていることは気付いていました。ただ桜志がどんな人間であり、桜志と雪がどんな関係であるのかは逸臣は知らない。雪にそれらについて質問することもない。雪が桜志と特別な関係にありながら自分と交際するような不誠実な女性ではないことは逸臣には分かっていましたし、変に詮索して雪を動揺させたくなかったからでしょう。ただ、そうなると、桜志が一方的に雪に付き纏っているという可能性もあるわけで、もしかしたら雪が困っているのかもしれない。もしそうだとすると、彼氏としてそれを放置しておくことは出来ない。

だから逸臣はスマホを渡しながら、それとなく「何か困ったりしたら俺に言えよ」と言ってみましたが、雪は別に困っていることがあるわけではないので「大丈夫」と応える。だがその直後に桜志から「急にごめん」「また連絡する」とメッセージが来て、普段は自分に謝ったりすることがない桜志が妙に殊勝なので雪が困惑し、その困惑した顔を見て、逸臣はやはり本当は雪は桜志のことで困っているのではないだろうかと疑う。

その後、雪はシャワーを浴びて、逸臣は自分の寝室に雪を誘い、そうなると雪はどうしても大人の関係への進展を想像してしまい動揺しますけど、逸臣はそんなことを雪に迫る気は全く無くて、一緒に映画を観ようと言う。字幕をオンにすれば雪でもストーリーを理解できますから一緒に楽しむことが出来ます。更に逸臣は音声をオフにしてBGMやSEの音が聴こえないようにして、雪が分からない部分で自分だけが楽しむことがないようにして、あくまで雪が感じているのと同じものを楽しもうと心がけます。こういう細かい配慮をするあたり、逸臣が単に雪に優しいというより、自分と雪との関係を何より大切にしているということが分かります。

そうして映画を見始めたところ、雪のスマホにメッセージが来た音がして、逸臣が見てみると「まどか」という相手からのビデオ通話の着信だと分かり、逸臣は確か雪がバイト先の相談をしている聾学校時代の友達の名前が「まどか」だったことを思い出してスマホを雪に渡します。それで雪はまどかとビデオ通話しますけど、まどかが声を出して喋っているので逸臣はちょっと驚く。聾学校時代の友達というから、てっきり雪と同じように喋ることはせずビデオ通話で手話を見せ合ってのコミュニケーションだと思っていたからです。そもそも雪が耳が聴こえないのだから、その雪に対して発声して話しかける意味はあまり無くて、しかもやたら早口なので雪がまどかの唇を読むことが出来るとは思えない。

逸臣はまどかがちょっとたどたどしい感じで発声しているのを、これが雪が以前に言っていた「口話」というものなのかと思いスマホ画面を覗き込むと、逸臣の姿がカメラに写り込んで、まどかが逸臣の存在に気付き「彼氏なのか」と騒ぎ、逸臣もとりあえずいつも雪に対してやっているようにゆっくり喋って手話も交えて挨拶します。するとまどかは「中途失聴なので唇を読むのが苦手なので」と恐縮したりする。それで逸臣は唇を読むのが苦手ならコミュニケーションが不便ではなかろうかと思ったりするが、電話の後で雪に確認すると、雪とまどかの間のコミュニケーションは手話で行われているらしい。

確かにまどかは大声で喋りながら同時に手話をしていたし、雪もそれに手話で応じていた。しかもこの2人の手話がやたら手や指の動きが早くて逸臣にはその内容はほとんど理解出来なかった。これが熟練者同士の本当の手話なのであり、逸臣は普段は雪は自分相手に手話をする時はだいぶ手加減してくれているのだということが分かった。

しかし、手話でコミュニケーションが成立しているのなら、まどかは雪と2人きりの遣り取りでわざわざ発声する必要は無いはずだと逸臣は疑問に思った。それについては、雪の言うには、まどかは中途失聴者なので声を出して喋る習慣を忘れたくなくて、それで喋ることを心がけているのだという。つまり、まどかは子供の頃に既に会話が出来るようになっていた段階で耳が聴こえなくなったので、先天失聴者の雪とは違って発声して会話することがもともとは出来ていたのです。もちろん耳が聴こえなくなると自分の声をフィードバックして聴けなくなるので微調整が出来なくなり、しかも子供の頃に失聴したので、どうしても聴者に比べると違和感のある喋り方にはなるが、それでも雪のような先天失聴者が発声するのに比べると発声へのハードルは低い。

中途失聴者は先天失聴者に比べると耳が聴こえない期間が短く、聴こえていた時期があるぶんどうしても聴こえない生活への順応度が低く、手話や読唇の技量が劣りがちです。だから、それをカバーするためにまどかは中途失聴者なりの強みである「発声が出来る」という部分を活かそうとして、発声して自分の意思を相手に伝えるように習慣づけているみたいです。それが完全に習慣になっているので、聾者である雪が相手でも発声してしまうみたいです。

だから、このまどかのやっている発声は厳密には「口話」というものではない。口話というのは耳が聴こえない状態で聴者の会話の唇の動きを真似て発声するようにして身に着ける技術ですから、唇の動きを完璧に理解出来て読むことが出来ないとなかなかマスター出来ない。しかし、まどかは中途失聴なので唇の動きを読むのが不得手だという。つまり、まどかは耳が聴こえて会話出来ていた頃の記憶と経験を習慣によってずっと持ち続けることで喋れているだけであり、まどかの発声は読唇と一体になった本来の「口話」とは別物なのです。本来の「口話」は相手の唇の動きもちゃんと読めているので、第三者が見ると普通に会話しているように見える。だが、まどかの場合は相手の唇の動きがあまり上手く読めないので、どうしても相手は手話や文字での遣り取りを使う必要があり、第三者から見て聴者同士みたいなコミュニケーションというわけにはいかない。まぁ、だからといってまどかが不便を感じているわけではないし、雪よりも劣っているというわけでもない。まどかのコミュニケーション術には雪には無い強みの部分もあり、雪には無い弱みの部分もある。結局は聾者といっても人それぞれということです。

まぁそれはともかく、まどかからの電話で雪のバイトが決まりそうだということが分かった。まどかの叔母さんがやっている飲食店で調理補助の仕事みたいで、まどかの叔母さんは手話も出来るらしい。それで後日、面接をしてもらえることになったそうです。それを聞いて逸臣は喜びますが、雪は逸臣のおかげだと言う。バイトも以前からやってみたいとは思っていたが、実際にやるとなると踏ん切りがつかなかった。でも逸臣と出会って交際を始めて、逸臣が一緒に海外旅行に行こうと言ってくれたから、雪もバイトをしようと一歩踏み出すことが出来た。逸臣がいつも自分を引っ張っていってくれるのだと雪は感謝した。だが逸臣は雪が頑張ったからだと褒めてくれます。

その後、2人で映画を観て、その際に逸臣は雪の手にキスしたり、唇にキスしたりしてイチャイチャしてきて、普通に健康的な男子として可愛い彼女に欲情している様子でしたが、雪がキスされる時に拒んだりはしないもののやはりまだ緊張しているのを見て、就寝時には雪をベッドに寝かせて自分はソファで寝ました。雪は安堵すると同時に、世間の恋人同士はこういう時は一緒に寝るものなのではないだろうかと考えたりする。そうしていると、洗面所で逸臣が今日は「泊まる」のではなく「一緒にいるだけ」と言っていたのが思い出されて、こうして別々に寝るのが「一緒にいるだけ」であり、同じベッドで寝てキス以上のことをするのが「泊まる」という意味だったのだろうかと想像したりする。それで逸臣にそれを確認すると、逸臣は「泊まる」のはまた今度にしようと言う。今はまだ雪が緊張しているから、緊張している雪に無理強いするようなことはしたくないようです。それだけ雪を大事に想っているのだと逸臣は言い、それを聞いて雪は幸せな気持ちになります。

この日の夜、心がロッキンロビンに来て京弥と会話する場面がちょっとここで挿入されます。心はまだエマに逸臣と雪の交際の話を伝えられていないと打ち明けて、どうしたらいいのかと京弥に相談します。それに対して京弥は心に、エマや逸臣を大切に想うのも良いけど、心自身の気持ちを大切にするようにと助言します。京弥自身が昼間に自分の気持ちに素直になって、りんに向かって一歩踏み出すことが出来たからこんなことを言っているわけですが、心はこれを聞いて自分の気持ちについて考え込みます。具体的にどう考えたのかは今回は描写されなかったので次回に期待したいと思います。

そして翌日、逸臣が大学のキャンパス内を歩いていると、桜志が現れて、雪と付き合っていることについて、どういうつもりなのかと突っかかってくる。それで逸臣は、どうやら桜志が自分のことを雪を騙している悪い男だと誤解して怒っているみたいだと思い、それならば案外悪い奴じゃないのかもしれないと思った。だが、雪が困っているかもしれないという疑いはまだあるわけで、その相手である桜志についてよく知る機会だと思って、逸臣はもっとじっくり桜志と喋りたいと思い、桜志を強引に誘って国際サークルの部室に連れていったりする。

それで逸臣は桜志に好きなパンとか、好きな学食のメニューとか、入っているサークルとか色々と質問して打ち解けようとしますが、桜志は全く取り付くしまが無く、逸臣と仲良くしようとはせず、逸臣のことを「嫌いだ」とまで言う。逸臣はどうしてほとんど喋ったこともない相手の桜志にそこまで嫌われるのだろうかと不思議に思い、おそらく桜志が雪のことが好きだから自分に嫉妬しているのだろうと思い、そう指摘すると、桜志はムキになって否定して、逸臣のことを嫌いな理由は逸臣が非常識だからだと言い返す。どう非常識なのかというと、駅の改札で挑発されたとか、髪がブリーチだとか、細々とした理由もありましたが、逸臣が特に引っかかったのは、桜志が「夜遅くに耳の聴こえない雪を呼び出したのが非常識」と言ったことだった。

確かに「夜遅くに若い女性を呼び出したこと」は非常識だと非難されても仕方ないとは思えたが、桜志は「耳が聴こえない人を夜遅くに呼び出すこと」が非常識だと言った。まぁ確かに耳が聴こえない方が出歩いた時に危険が多いのは確かだが、逸臣はちゃんと雪を帰りは送っていったし「非常識」とまで言われてここまで頭ごなしに人格を否定される謂れは無いと思えた。

確かに逸臣も自分のあの時の行動に軽率な面が無かったと思わないこともなかったが、雪が好きでどうしても会いたくなってちょっと暴走してしまった、それぐらいのことは若い男ならよくあることだろう。桜志だって同じく若い男なのだから、それぐらい理解してくれてもいいだろう。だが、そんな若気の至りすら「非常識」だと全否定するということは、桜志はよほどご立派な「常識」を持った人格者だということになる。そして、その桜志の「常識」とは「聴覚障碍者を特別扱いすることが正しい」ということであるようだ。

まぁ別にそうした考え方自体は悪いことではない。障碍者は特別扱いせざるを得ない場合は確かにあるし、そうした方がいい場合も多い。逸臣だって基本的にはそういう考え方だし、雪に対しても色々と気遣っている面はある。だが雪に対してはどうしても気遣いが出来ない時はある。例えば「後ろから抱き着いたら雪はビックリする」ということが分かっていて、普段はそれなりに気遣っていても、どうしても雪が可愛くて仕方なくなって思わず後ろから抱きしめてしまったりする。「人を好きになる」というのはそういうことだろう。そうした自然な衝動まで抑え込むことが「常識」だとは逸臣には思えなかった。

しかし桜志はそういうことすら「非常識」だと言う。まぁ確かに桜志の言うことも間違っているわけではない。桜志がそういう確固とした信念や思想の持主であり、全く善意の第三者として意見しているのなら、それは傾聴に値することはあっても非難すべきことではないでしょう。しかし逸臣から見て、どう見ても桜志はそんなご立派な善意の第三者には見えない。明らかに雪のことが好きで自分に嫉妬して絡んできているようにしか見えない。だから「俺の方が先に雪を好きになったのに横からしゃしゃり出てきて鬱陶しい」とか言ってきたり、もっと分かりやすい人格否定でもしてくれたら話は簡単だったのだが、変にご立派な思想で理論武装して本心を隠そうとしているところを見て、逸臣は桜志がずいぶん屈折しているのだと気付き、これはもっとじっくり話をしないといけないと思って、学校帰りにロッキンロビンに強引に誘いました。

そうしてロッキンロビンで一緒にビールを呑んで、桜志は逸臣が帰国子女だということを初めて知った。それまで桜志は国際サークルの部室で逸臣が外国語を喋って外国人とコミュニケーションをとっているのを見て、逸臣のことをいわゆる「意識高い系」の学生だと思っていた。「国際貢献のために外国語を覚えました」なんて言ったり、本音では就職に有利だから外国語を勉強したりするタイプです。しかし、そうではなくて逸臣が外国で生まれて外国で生活していく中で外国人と会話していくために外国語を覚えたのだということに気付き、何となく親近感を覚えた。

そんな桜志に対して逸臣は「始めた理由、同じだろ?」と問いかける。手話を始めた理由が自分と桜志は同じなんだろうと逸臣は言っているのです。逸臣は外国語を覚えたのと同じ理由で手話を覚えた。外国で外国人の友人たちと会話するために外国語を覚えたのと同じように、雪と会話するために手話を覚えたのです。決して国際貢献のために外国語を覚えたのではなく、障碍者福祉活動のために手話を覚えたのでもなく、そんなご立派な目的のためではなく、全て自分が誰かと喋りたかったからという個人的な「不純」な理由でした。逸臣は「それは桜志だって同じなんだろう?」と問いかける。「障碍者を大事にすべき」なんてご立派なことを言っているけど、本当は桜志という人間は、好きな女の子と喋るために手話を覚えるような「不純」な人間なんだろうと逸臣は問いかけているのです。

桜志が逸臣に感じた親近感の正体はまさにそれであり、同じく「不純」な人間であったからなのです。だが桜志は「一緒にすんな」と言い返す。自分はそんな「不純」な人間ではないと思いたいのです。かといって桜志が障碍者福祉活動に熱心で手話を覚えたというわけではなく、何となく手話通訳士の仕事に興味は持ち始めているが、それも「せっかく手話が出来るのだから」という理由で最近興味が湧いてきただけであり、具体的に何か活動をしているわけでもない。だから逸臣の言葉を否定するだけの根拠を桜志が持ち合わせているわけではない。単に「不純」な人間だと思われなくないだけなのです。

自分が狙っている女の子が耳が聴こえないから手話を使えるようになれば落としやすくなる、そんなふうな卑しい考えで手話を覚えるような気持ち悪い男だと他人に思われたくないのです。だから実際は大した福祉活動もしていないクセに高邁な理想を抱いた人間のフリをしようとする。自分をそういう立派な人間に見せるために、「不純」な人間を見つけてスケープゴートにして攻撃したりする。逸臣やりんに上から目線で突っかかって「障碍者の気持ちが分かってないダメな奴」みたいに批判してマウントを取ろうとしたのも、本当は自分の「不純」な正体を隠すためだったのです。

そうした桜志の屈折した正体に逸臣は気付いたのです。だから「同じだろ?」と問いかけた。だが、別に逸臣は自分のことも桜志のことも「不純」だなどとは思っていない。例えばアメリカ人の女の子のことを好きになったら英語の勉強をしてコミュニケーションを取りたくなるのは自然な感情でしょう。語学に限らず、映画好きな女の子のことを好きになったら映画のことを調べて詳しくなったり、相手の趣味や嗜好について調べたり勉強したりするのは別に気持ち悪いことではないし卑しいことではない。聴覚障碍者の女の子を好きになって会話したくて手話を覚えるのだって同じことのはずです。それなのに、相手が障碍者である場合だけ、同じ行為を「気持ち悪い」「卑しい」と考えてしまうという思考の方がむしろ気持ち悪くて卑しいように思う。それは障碍者を「特別に可愛そうな存在」と見なす、むしろ差別的な思考ではないだろうか。桜志自身がそんな差別的な人間だとは思わないが、そうした差別的な思想を持つ世間の人間に迎合しようとしている、自分を確固として持てない弱さを感じます。

逸臣に「同じだろ?」と言われて共感することが出来れば桜志もそうした弱さを乗り越えられるのですが、やはり世間体を気にする弱さが桜志に「一緒にすんな」と言わせてしまい、桜志は逸臣の差し出した手を拒んでしまう。だがビールを呑み進めていくうちに桜志は酔っぱらって寝てしまい、雪と出会った頃の夢を見る。それは、子供の頃に手話を勉強していた姉に紹介された同い年の聾学校に通う可愛い女の子だった雪に一目惚れして、手話をしている姉と遣り取りする時に雪が姉の手をじっと見つめて楽しそうに笑う姿を見て、自分にもあんなふうに見つめたり笑いかけてほしいと思って手話の勉強を始めたという記憶でした。その記憶を夢で見て、桜志は確かに自分は好きな女の子と話したいという不純な動機で手話を始めたのだと認めた。でも、それによって雪と2人だけの誰にも邪魔されない世界を味わうことが出来たのだとも思えた。そうして気が付くと何時しか桜志は手話にのめり込み夢中になっていた。

だが、そこに逸臣が入り込んできて、桜志と雪の2人だけの世界を壊して、雪が桜志以外のことを見つめて笑いかけていくようになった。自分はそのことが腹立たしかったのだと桜志は気付く。それはご立派な理屈など何も無い、純粋なる「嫉妬」だった。夜中に目覚めて逸臣と共に店を出ると、桜志はその嫉妬の感情に任せて「お前、こっちに入ってくるなよ」「雪と別れろ」と逸臣に対して管を巻く。それに対して逸臣は「雪が俺と別れない」と答え、桜志が「なんだよ、その自信は」と食ってかかると、逸臣は「自信あるんじゃなくって、信頼関係を築いていくんだよ」と応える。そして「いつ、どこで出会ったとしても俺は雪を選んでいくんだよ」とも言う。それを聞いて、桜志は自分が世間からどう見られるかばかり気にして、雪に正面から向き合って信頼関係を築いていく機会をずっと逃し続けてきたのだと痛感した。そして逸臣ならばどんな状況になってもその機会を必ず逃すことはないのだろうとも思えた。

それで桜志は逸臣という人間を認め、同時に自分自身の雪への恋心が逸臣と同じように決して不純なものでないことも認めることが出来た。そうすると猛烈に嫉妬心が湧き上がり、後悔と悲しみ、そして敵意も湧き上がってくる。だが桜志が「付き合ってる奴がいるのに奪うとか好きじゃないんだ!とっとと別れろ!」と言うのを聞いて、逸臣は桜志のことを少し誤解していたと感じた。単に世間体を気にして雪への想いを隠していただけの男だと少し見くびっていたのですが、桜志が自制していた理由には、ちゃんと「雪を悲しませたくない」という雪への優しさもあったのだということが分かったのです。そうして、雪と喋りたいから手話を覚えたという自分の恋心を肯定することも出来た桜志を、逸臣は案外と手強い恋敵になるかもしれないと思いつつ、どうにも自分と似たところがあって憎めないとも思えた。一方で桜志も、今後は雪に対する想いに素直に生きようと心に決め、もし逸臣が雪を泣かせるようなことがあれば堂々と奪ってやろうと心に決めるのでした。

 

 

僕の心のヤバイやつ(第2期)

第22話を観ました。

今回はそろそろクール終盤なんですが新キャラが登場する回になりました。それは3年生になってクラス替えをしたので新しいクラスメイトが登場したからです。まるで新たなクールの第1話のような感じの内容であったのですが、まぁ原作通りにやったらこういう構成になってしまうので仕方ないのでしょう。前回の話で2期を最終話にして今回の話を3期の第1話にしても別にアリだとは思った。それだけ前回の終わり方が2期の最終話でも違和感ない作りだったからなんですが、あえてそうせずに3年生の1学期開始をこうして2期の終盤に持ってくるという一見すると不自然な構成にしている理由は、この後、ちょうど2期の最終話となる第25話にあたる部分に凄い展開があるからなんでしょうね。私は原作未読組なのでそう推測してるんですが、この作品は原作ファンが非常に多い作品で、原作既読組は「2期の最終話は凄いぞ」とやたら自慢してるので、まぁそのへんはわざわざ推測しなくても耳には入ってきています。内容は耳に入れないようにはしていますけど、とにかく期待しましょう。そういうわけで今回は割と他のキャラの描写が多めで市川と山田の話はそんな凄いことにはなっていませんけど、それでもやっぱり面白かったですし、新キャラもなかなか面白い奴らで良かったです。

まず冒頭、市川も山田も3年生に進級して4月、新学期がスタートします。まずクラス替え発表が掲示板でやっているのですけど、市川も山田も自分の名前だけ確認して相手の名前は見ないようにして自分の教室に行きます。「いちかわ」と「やまだ」なので五十音順ではだいぶ離れていて、視界を狭めて自分の名前のところだけ見るようにすれば、相手の名前のところは見ずに済むからそういう芸当は可能なんですね。しかし、わざわざそんなややこしいことをしなくても掲示板で相手のクラスも確認すればいいだろうとも思うが、やっぱり怖くて見れないんでしょうね。

そうして市川が教室に行くと山田が居て、2人は3年生でも同じクラスになったことが分かりました。それで山田は嬉しくて思わず「京太郎!」と名前呼びして駆け寄ってきて市川の手を握ってしまい、教室内の注目を集めてしまう。前回のラストで「人目がある場所では適切な距離感を保とう」と約束したばかりだというのに迂闊にもほどがある。それで市川が困った顔をすると、山田もハッと気づいて、「間違えた!」とか苦笑いして2年の時に同じクラスだった他の女子の手を握って誤魔化そうとするが、そんな間違いするヤツはいないだろうし「京太郎」とか言ってしまってるし、全然誤魔化せてません。

ちなみに関根も吉田も小林も同じクラスで、神崎も同じクラスだった。足立や原さんは別のクラスになってしまいました。そして新たにクラスメイトになった連中の中には安堂と半沢という女生徒がいて、この2人は関根や吉田や小林たちとは繋がりがある女子みたいだが山田とはあまり接点が無いようだった。そして始業式の日の放課後、山田に「残って」というメモをこっそり渡された市川が教室に居残っていると、2人きりになったタイミングで山田がやってきて市川に誕生日プレゼントのウォレットチェーンを渡してくれる。市川の誕生日パーティーに参加した山田ですが、直前まで市川が誕生日だと知らなかったし、その後はすぐに広島に撮影に行ってしまい、広島から帰ってきた日に市川に会いましたが、それも事前連絡無しで市川が急に来て、その後は始業式まで会うこともなかったので、山田は市川にずっと誕生日プレゼントを用意することも渡すことも出来ていませんでした。それをようやくこの始業式の日に渡すことが出来たわけです。それで市川も喜び、山田が市川のベルトのループにウォレットチェーンを付けてあげようとした矢先、教室に関根と安堂と半沢の3人がやって来たので、2人は慌てて教卓の下に隠れます。

世間話をしながら入ってきた安堂は関根に「山田さんは市川って男子と付き合ってるの?」と関根に質問する。それで市川も山田も動揺しますが、関根は適当に誤魔化して、安堂が山田が芸能人だから問題視でもしてるのかと思ったみたいで、別に山田は恋愛禁止というわけじゃないから問題ないんじゃないかと言って話題を逸らそうとする。しかし安堂は全くそういうことは問題視していないようで、むしろ全く逆で、もし山田と市川がお互い好き同士ならば盛大に祝いたいのだと言い出す。

安堂はそういう恋バナみたいなのが大好きな性格みたいで、2年生の時も同じクラスだった半沢と一緒にクラス内の両片想いの男女にフラッシュモブを仕掛けて告白させるイベントをやったり、そうして成立したカップルに文化祭で劇で一緒に躍らせたり唄わせたりして、他人の恋愛に首を突っ込んで盛り上げまくったそうだ。そして3年生でもまたそういうことをやりたいと思っているみたいで、どうやら山田が「京太郎!」とか言って市川の手を握ったのを見て、安堂は市川と山田に目を付けたようです。なんともヤバい奴に目を付けられてしまったものですが、そんな恥ずかしいことされては堪らないというだけではなく、そもそも芸能人の山田がフラッシュモブで告白イベントとか出来るわけがない。

そうして市川はこれはヤバいことになったと思いながら息を潜めて安堂たちが教室を出ていったのを確認して、やっと教卓の下から出ようとしますが、山田が「付き合ってるの?」と言ってくるので市川は動揺してしまう。山田はさっきの安堂の話を聞いて市川がどう思ったのか気になって質問してみたのだが、市川が動揺しているし、こんな形で変な答えを貰いたくもないと思ったのか、「って言ってたね」と笑って誤魔化す。それで慌てて市川は立ち上がろうとするが、さっきベルトループに付けかけていたウェレットチェーンを踏んずけてしまい、学生服のズボンが脱げてしまい、山田の前でパンツ丸出しになってしまい、しかもそこを教室に忘れ物を取りに戻ってきた関根に見られてしまい、市川と山田は放課後の教室で2人で変なことをしようとしていたと誤解されて呆れられてしまう。

その後、市川はヤバい祝福女の安堂を警戒して、山田との関係を悟られないようにしようと躍起になるが、山田の方は安堂や半沢とも仲良くなっていきます。そんな中、新年度の身体測定で身長がこの1年で6センチも伸びたことが分かった市川は少し上機嫌となり、それを聞いた山田はこれから市川がもっと身長が伸びていくのだろうと思うと今の身長を残しておきたいとか言い出して、図書室の本をどかして書架の奥に今の身長を書き残しておこうということになった。

それでまずは市川の身長を山田が書き残し、次いで山田の身長を市川が書き残すことになるが、市川が山田の身長を目分量で図ろうとして視線を書架の方に向けると、さっき山田が書き残した市川の身長の線が見えて、そこに「きょう」と名が添えてあるのを見て、市川は山田の身長の線の横にも「あんな」と書き添えた。それを見て山田は嬉し恥ずかしくなってしまい、カーテンにくるまってしまう。そんな山田に向かって市川は「前はあまり大人になりたくないと思っていたが、今は山田にもっと近づきたいと思っている、物理的に」と言う。それは「もっと成長したい」という意味であり、そこには精神的に大人になりたいという意味ももちろん含まれているのだが、ちょうど身長の話で盛り上がっていたので、照れ隠しに「あくまで身長の面で山田に近くなるぐらい成長したい」という意味にして、それでわざわざ「物理的に」と最後に付け足したのです。

しかし山田は照れていて市川の話をよく聞いておらず、そういう文脈が理解できず、「市川が物理的に自分に近づきたいと言っている」と聞いて「市川が自分と身体を密着させたがっている」と解釈してしまう。それで山田は「いいよ、私は」と照れながら応えて、市川を抱き寄せてカーテンの中に一緒にくるまる。市川は山田の行動の意味がよく分からず「身長の話だ」と指摘すると山田は慌てて「ごめん」と謝る。しかし市川はいっそこの機会に山田に「好きだ」と告白しようと考える。前回、山田の父には行きがかり上であったが「杏奈さんが好きです」と伝えてしまった。それで山田本人にいつまでも告白をしないというのも不義理というものであり、市川は出来るだけ早く山田に自分の好きだという気持ちを伝えなければいけないと思っていた。これはその絶好の機会であるように思えたのです。

それで市川が「山田!」と言いかけたところ、その場に半沢がやって来て、市川と山田が密着するような距離で向き合っているところを見られてしまう。市川は告白しそうになっていたので焦るが、よく考えたら別に何か疚しいことをしていたわけではないので大丈夫なんじゃないかとも思えた。山田も市川が何か言いかけていた続きが気になるようで、続きを話してほしいと言ってくるが、そこを半沢が覗き込んできたり、その後黙って出て行ってしまい、なんか何度も身体を机やドアにぶつけたりして挙動不審であったので市川も山田も呆気にとられてしまい、更に半沢が私物の本を図書室に忘れているのを見つけたりしたので、話はそこで終わってしまった。

翌日、3年になって最初の席決めの抽選があり、市川は半沢の隣であったが、半沢は山田と席を交換して市川と山田が隣同士になるよう取り計らってくれたりして、どうもやはり市川と山田が好き合っていると察したように見える。問題は半沢がヤバい祝福女の安堂の親友であることで、半沢が安堂に図書室のことをチクるのではないかと市川は警戒する。しかも山田の前の席は安堂であったので、市川は教室ではずっと山田と疎遠なフリをし続けねばいけないと思ってしまい、山田に冷たい態度を取り続けて、そうしているうちにこのままでは逆に山田に愛想を尽かされてしまうのではないかと不安になってくる。

そして山田が仕事で早退した後、山田の机の上に半沢が忘れていった本がまだ返さずに置いてあるのを見て、市川は自分が半沢に渡しておこうとして手に取るが、その本に山田が書いた半沢宛の手紙が挟んであるのを見つける。そこには山田が自分と市川との関係について半沢が誤解しないようにと思って説明した文章が書いてあり、山田としては「自分と市川は付き合っているわけではない」と正直に書いているつもりなのだろうけど、あまりにも真摯な姿勢すぎて、山田がどれだけ市川のことを大事に想っていて、今後は市川とちゃんと付き合おうと思っているというような内容になってしまっていた。

それで市川は途中まで読んで、これは読んでしまってはいけないやつだと気付き、慌てて折りたたんでしまう。そして、山田がこんな手紙を書いたのは、自分が必死で2人の関係を隠そうとしているから協力しなければいけないと思わせてしまったせいだと気付き、山田にこれ以上余計な気を使わせてはいけないと思い、翌日から市川は山田と普通に接するようにして安堂や半沢を過剰に警戒することも止めたのでした。

なお、半沢が図書室で挙動不審であったり山田と市川の関係に介入してきたりした理由は、実は半沢が「恋」というものに興味があるからでした。2年生の時に安堂と半沢がフラッシュモブなどでくっつけたカップルはその後別れてしまったそうで、それで半沢は自分たちのやったことは間違いだったのではないかと反省したみたいです。でも何がどう間違っていたのか分からず、その答えを知るためには「恋」というものがどういうものか知る必要があると思った。半沢はまだ「恋」というものがどんなものなのか分かっておらず、だから失敗したのだと思ったのです。そうしていると市川と山田がどうやら「恋」をしているということを知り、興味津々になったようです。それで半沢は自分のせいで迷惑をかけたと言って山田に謝るが、山田は半沢に「私が色々教えてあげる」と囁きかける。それは自分がこれから市川と恋愛して、それで分かったことを半沢にも教えてあげるという意味で言ったのだが、半沢は変な意味に誤解して、山田に口説かれていると思ったのか「困ります!」と言って逃げていくというオチで今回は終わりとなります。

 

 

薬屋のひとりごと

第22話を観ました。

今回を含めて残り3話ですが、今回は猫猫が青いバラを作る話でした。玉葉妃が懐妊して、園遊会が楼蘭妃のお披露目の場となって、その園遊会で羅漢が青いバラを皆で愛でたいと壬氏に頼んできて、その無理難題に応えるために壬氏が猫猫に青いバラを作ってほしいと頼む。だがバラの咲く季節ではないので、猫猫は以前に梨花妃の療養のために水晶宮に作ったサウナを改造して温室を作り、そこで季節外れにバラを咲かせようとします。そうして何とか蕾の状態のバラが用意出来て、そのバラの茎に染料で青くした水を吸わせて青い蕾のバラを用意し、更に別の色の染料も使い、色とりどりのバラを園遊会で披露することが出来ました。そして猫猫はそれが羅漢からの依頼であることに気付いており、その青いバラを持って羅漢に会いに行く。今回はそういうところまでが描かれており、話の本題は次回でしょうね。これで残りは2話ですから、猫猫と羅漢の親子対決の決着は描けるでしょうけど、壬氏の正体とか楼蘭妃の謎とか、例の壬氏暗殺未遂事件の謎の解明とかまでは描き切れないでしょうね。やけに人気のある作品ではあるので、まぁ2期が作られて、そういう残された謎はそこで描かれていくのでしょう。この1期は猫猫と羅漢の決着が上手く描ければ、まぁ良いんじゃないでしょうかね。