2024冬アニメ 1月11日視聴分 | アニメ視聴日記

アニメ視聴日記

日々視聴しているアニメについてあれこれ

2024年冬アニメのうち、1月10日深夜に録画して1月11日に視聴した作品は以下の5タイトルでした。

 

 

異修羅

第2話を観ました。

今回はアルスというワイバーンの話だったんですが、こんな感じで毎回キャラ紹介をやっていくんですかね?なんかメインキャラだけでも16人居るとか聞いたので、全12話構成でそんなことやってて大丈夫なんでしょうかね?それにサブキャラなのかメインキャラなのかも分からないですけど今回の話だけでもたくさんのキャラが出てきて、みんな難しい名前ばかりで覚えきれず、情報も断片的なものしか出てこないし、何話分か見逃したかのような感覚で、話がサッパリ分かりません。ちょっとついていけなかったですね。大迫力のアクション作画に豪華声優陣の演技で釣りたいだけの作品という印象。何か凄そうと思わせたいみたいですけど虚無しか感じなかった。1話目だけならそういう作画とか演技だけでも高評価しましたけど2話目となると、私の場合はもうこういうのでは評価は出来ません。視聴継続を決めてしまいましたから今回で視聴を切りはしませんけど、次回はもう少しマシなものを見せてもらえるのを期待して様子見したいと思います。

 

 

30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい

第1話を観ました。

この作品は漫画原作で30歳のサラリーマンのBLコメディみたいです。「30歳まで童貞だと魔法使いになれる」という都市伝説があるが、もちろん本当に魔法使いになれるわけはない。ただ、この作品の場合は30歳の童貞男である主人公の安達が本当に魔法を使えるようになってしまったという設定。しかもその魔法は「触れた相手の心が読める」というだけのもの。それで同期の男性社員である黒沢にたまたま触れたところ、なんと黒沢が自分に対して恋愛感情を抱いていることを知ってしまい安達が大いに困惑するというお話。

正直言ってムチャクチャ面白かった。黒沢の安達への想いが重すぎて、安達はBLには全く興味が無い男なのでとても困ってしまう様子が爆笑モノ。黒沢は安達がノンケだと分かっているから強引に自分の気持ちを押しつけようとせず自制的な態度で自分の想いをずっと隠してきていて、それが安達の能力のせいで突然バレてしまったのだが、安達だって自分の能力のことや、黒沢の気持ちを知ってしまったことを打ち明けることなど出来ない。だから2人の関係は表面上はこれまで通りの仲の良い同期なんだが、黒沢の心は常に盛り上がっているし、それを知ってしまった安達の心は大きく混乱している。

安達は黒沢に友情を感じつつも黒沢を警戒し拒絶感を抱いており、ここが最大の笑いどころなのだが、これはBL設定ならではの絶妙のセンスですね。もし2人が男女という設定だったら、普通のラブコメになってしまうか、あるいは不快な印象の作品になりかねない。だからコメディセンスとしては卓越した作品なんですけど、しかし私はBLはどうしても拒絶感があるんですよね。この作品はコメディであると同時に、安達は黒沢の気持ちに真摯に向き合おうともしており、結構ガッツリとBLを描くように見える。間違いなく面白いし良質な作品なんですけど、同時にどうしても個人的に拒絶感を抱いてしまう。面白い作品だからこそ、私のようなしっかりこの作品に向き合えない人間がコメントすべきじゃないと思うので、とりあえず1話切りという扱いにして視聴対象作品、ランキング対象作品から外したいと思います。ただコッソリ観るだけは観てるかもしれませんけど。BLに抵抗感が無い人には絶対にオススメの作品ですよ。

 

 

外科医エリーゼ

第1話を観ました。

この作品は韓国のWEB小説が原作で、韓国と日本で漫画化されていて、日本版の漫画では主人公が日本人であるという設定に変わっているようで、その日本漫画版のアニメ化ということになるのでしょう。ただ「主人公が日本人」といっても、主人公の設定は異世界人であり名前もエリーゼですから、そこは韓国版も日本版も同じなのでしょう。変わっている部分はそのエリーゼが異世界で処刑されてから転生した先が現実世界の韓国であるか日本であるかの違いであり、日本版漫画をアニメ化したと思われるこのアニメ第1話では主人公は高本葵という日本人の外科医であり、今回はこの葵の人生が描かれた。

ただ、葵は異世界でのエリーゼとしての記憶を引き継いで転生した結果、前世での自分の悪行を反省して心機一転して人を救う人生を送ろうと決意し、医者を志して世界的に高名な外科医となり人々のために献身的に生きたのだが若くして飛行機事故で死んでしまいました。そして再び異世界でエリーゼとして目覚めてしまったという場面で今回の第1話は終わっており、次回以降は再びエリーゼとして異世界で暮らすようになった彼女の人生が描かれていくのでしょう。

今回、最初のエリーゼとしての人生の顛末がほとんど触れられなかったので詳細は不明なのだが、エリーゼはずいぶんと過ちの多い人生を送った挙句の処刑されたようです。そして葵として死んでから再びエリーゼとなった時点というのは、その一度目のエリーゼの人生での処刑時点よりもかなり以前の段階のようです。だから一度目のエリーゼの人生の失敗を繰り返さないように彼女は頑張るのでしょう。それだけならば普通のよくあるタイプの悪役令嬢の転生モノなのですが、この作品の場合は一度目のエリーゼの人生と二度目のエリーゼの人生との間に高本葵の人生を挟んでいて、二度目のエリーゼは一度目のエリーゼの人生の記憶と共に高本葵の人生の記憶も引き継いでいるというところがストーリーの重要なポイントなのでしょう。

だから今回の第1話では葵の人生やその人間性を詳細に描写したのだと思います。今回の描写は次回以降に活かされるのでしょうし、次回以降も葵の人生の様々な場面の回想などが描かれて、それがストーリーのフックとなっていく可能性も高いと思います。だから全体の構成として必要な第1話であったのだとは思いますが、第1話単体の評価としては、あまりにも葵が立派な医者すぎてテンプレ的な描写が多くて正直言って退屈の極みでした。ただ、それは次回以降の物語の本編のための前フリとして必須だったのだと割り切っています。物語の本題は次回から始まるのであり、今回は前フリだったということで、次回以降に期待したいと思います。

 

 

魔法少女にあこがれて

第2話を観ました。

今回も素晴らしかったです。まずエロ描写が前回より更にエスカレートしていました。今回は目隠しプレイとロウソクプレイで、もう完全にSMプレイに突入してきましたね。ただエロがエスカレートしてくると、どうしてもそのぶん規制も激しくなってきて作品として見づらくなっていくのは悩ましいところです。今回は前回よりも規制が強めになり、謎の光で乳首やパンティーが見えなくなるだけではなく、BGMで喘ぎ声がカットされたり、無意味な風景カットがインサートされたりしていました。

これはちょっと困ったことで、乳首やパンティーが見えなくなる程度でしたら脳内で補完すれば済む話なので作品を鑑賞するのに特に支障は無いんですが、喘ぎ声と共にセリフがカットされたり、場面そのものが差し替えられりしてしまうと、ストーリー自体の繋がりがおかしくなって作品の完成度が純粋に下がってしまいます。普通のエロしか取り柄が無い二流の作品であればそんな細かいことは気にしないんですけど、この作品は普通にストーリーも面白いので、ストーリーの完成度が下がるのは作品を楽しむ上で困るのはもちろん、評価する上でもちょっと困るんですよね。

現状、そうして完成度が下がった状態でも、エロがエスカレートしたり、序盤なのでどんどん話が面白くなっていっているというのもあって、プラスマイナスで相殺してもまだ十分に他の多くの作品よりも面白いし、前回よりも更に評価は上がっていますけど、今後1クール通しての評価を考えるとこのような規制によって作品の完成度が下がった状態でこの作品を評価せざるを得ないというのは私にとっては上位作品の厳密な評価が出来ないという意味で深刻な問題です。

そこで、今回私が観たのはAT-Xに加入していないので通常規制版だったんですが、こうしたレビューに関しては通常規制版を視聴した段階で木曜日に行うことにして、順位については翌週の火曜日深夜にdアニメストアの「あこがれバージョン」を観た上での評価でつけていきたいと思います。実は第1話も既にdアニメストアの「あこがれバージョン」で視聴済みです。

だから、今期の最終評価においても、この作品の評価はあくまで「あこがれバージョン」の第13話までを観た上での評価ということになり、その影響で今期全体の最終評価も4月2日深夜にズレ込むことになってしまいます。まぁ途中でこの作品がつまらなくなってどうでもよくなっていたら通常規制版での評価で最終評価にするかもしれないので、そのへんは未定ではありますが、現状はそういう方針ということになります。まぁ他の作品の放送延期の影響などでもっと後ろにズレ込む可能性もありますから、そのあたりは流動的ですけどね。

ただ「あこがれバージョン」でも音声の規制は入るようですからこの作品の完全体ではないわけで、やはりこの作品の真価を確認するためには完全無修正の「超あこがれバージョン」を観た上で評価するしかない。その「超あこがれバージョン」は円盤を購入しないと見れないわけですが、もし最終話まで「あこがれバージョン」で視聴した上でこの作品が「超あこがれバージョン」を観た上で評価するに値する作品だと私が認めた場合、そうでなければ正当な今期の評価とならないと認めた場合、あるいは単に私が円盤で無修正版を観たいという欲求を抑えられないぐらいこの作品に魅せられていた場合、円盤を購入して「超あこがれバージョン」を視聴した上で更に評価を修正することになると思います。

円盤の最終巻が発売されるのは5月末ですから、遅くとも4月中には投稿されるであろう今期の最終評価にはその修正は間に合いませんが、春アニメ終了後の7月に投稿されるであろう「冬アニメと春アニメを合わせた上半期の暫定順位」の投稿時には、もし「超あこがれバージョン」を視聴していればの話ですが、その場合は順位を修正することになると思います。そして当然、来年初頭に投稿する年間ランキングでもその修正後の順位や評価でこの作品を扱うことになるでしょう。まぁそれも全て今期の最終話まで見た上で決めることですから、まだあくまで未定ということではありますが。

まぁそういうわけで、どうしてもこのような各話のレビュー段階では規制版視聴の上での感想ということになるので、エロ描写に関しては正当な評価が出来ていないんですが、それでも十分にエロかったです。たとえ喘ぎ声が聴こえなくても、肝心の場面が風景に差し替えられていても、シチュエーションのエロスを十分に理解した上で制作されているので、やっぱり十分にエロは堪能できますし、同時にムチャクチャ笑えます。まぁでもエロについて細かく解説するのも抵抗があるので、ここは単に「すごくエロかった」とだけ言っておくことにします。そして当然、そのエロさは来週火曜日に「あこがれバージョン」を視聴した時に更に上方修正されることになります。

この作品の場合、エロ抜きにしても話が普通にかなり面白いので、今回のような通常規制版の視聴後はそっちについて触れます。まず今回はエロがエスカレートしたインパクトが大きくて、ついついそっちに気を取られてしまいがちですが、ストーリー的には魔法少女アニメの話の流れに沿ってしっかり堅実なことをやっています。まず主人公であるうてなが嫌がりながらも次第に悪の女幹部として覚醒していく流れを描きつつ、その成長のきっかけとなる魔法少女との戦いを2本描き、前回は3人セットという扱いであった魔法少女をそれぞれ単体でうてなと戦わせることで、魔法少女側のキャラの掘り下げも行って、各キャラの個性を立たせていっているのです。そうして魔法少女側のキャラを立たせた上で、うてなが悪の女幹部「マジアベーゼ」としての自覚を持つに至るクライマックスに至り、最後には悪の組織側の新キャラと思われる女を登場させて次回への引きもバッチリという、エロばかりが目立ってはいますけど、今回はかなりダークヒーローの物語として優秀なエピソードであったのです。この完成度に「あこがれバージョン」でエロもプラスされたら神回になってしまいそうなんですが、この作品を「僕ヤバ」とか「ゆびさきと恋々」より上位にするのは背徳感があって何か嫌なんですよね。なんか大切なものを失うような気がして。

ともかく今回の話ですが、まず冒頭は、前回のトレスマジアの3人へのくすぐりプレイの興奮を思い返して授業中に妄想にふけるうてなの様子が描かれ、うてなはそれを反省して、やっぱりトレスマジアに酷いことをするのは間違ったことだと考えて、もう二度と悪の女幹部に変身してトレスマジアと戦わないと心に誓う。それで神社に立ち寄って自分がもう酷いことをしないことや、ヴェナリータと縁が切れるようにと願掛けするのですが、神社の境内にSM関連のエロ本が落ちていて、あからさまに何冊も連なって落ちているエロ本に釣られて神社の裏に誘導されたうてなはSMのエロ本を読みふけってしまう。やっぱり性癖には逆らえないものなんですね。

ちなみに、当然ながらこのエロ本はヴェナリータが仕込んで置いていたものであり、うてなのサディストとしての才能を更に開花させようという計略です。それにまんまと嵌められてしまったうてなはSMエロ本を読みふけりながら、そこに載っている知識によって、前回のエピソードで自分がトレスマジアの3人に対して行って興奮していた「緊縛」「鞭打ち」「くすぐり」が全ていわゆる「SMプレイ」と呼ばれるものだったのだということを初めて知る。これまでうてなはSMについて全く無知だっただけでなく、エロ本を読むのも初めてだったようで、知識を得る前に実体験で快楽を知ってしまい、後追いで知識でそれを再確認したことによって「SM」という世界を「自分を気持ちよくしてくれるもの」と捉えて強烈に惹かれてしまった。

その上でエロ本に更にうてなの知らない新たなSMプレイとして「目隠し」や「ロウソク」というものも載っていて、うてなは激しく興味を抱く。そうして邪悪な心が高まった影響なのか、うてなは変身呪本も唱えていないのに勝手に悪の女幹部の形態に変身してしまいます。それで大慌てしていると、そこにトレスマジアの1人であるマジアアズールがやって来る。実はアズールの正体である水神小夜の実家がこの神社だったのです。ちなみにうてなと小夜をはじめとするトレスマジアの3人はクラスメイトだが、認識阻害の魔法によってお互いが敵同士として既に何度も出会って戦っていることを知りません。小夜はうてなにとっては自分にも親切にしてくれる良きクラスメイトであり、いつも感謝していますから、そんな小夜に自分がこれまで緊縛や鞭打ちやくすぐりなどのプレイをしていたなど夢にも思っていない。小夜も突然現れた悪の組織の女幹部の正体がまさかクラスメイトのうてなであるとは夢にも思っていない。

そうして3度目の遭遇となった2人ですが、うてなの方は二度とトレスマジアと戦いたくないので慌てて逃げようとし、アズールはうてなを追いかけようとする。それでうてなは苦し紛れに神社に置いてあった狐のお面を鞭を打つのだが、すると狐のお面が怪物化してアズールの方に飛んでいき、アズールの顔を塞いでしまい、お面を外すことが出来なくなってしまいアズールは前が見えなくなってしまいます。それでうてなはこれ幸いとさっさと逃げようとしますが、アズールが視界が塞がれた状態で苦しそうに呻く声を聴いているうちに変な気分になってきて立ち止まってしまう。そのアズールの状態がさっきエロ本に載っていた「目隠しプレイ」の状態と同じだということに気付いて興奮してしまったのです。

どうもこのうてなの持っている鞭は、うてなの抱いている潜在的な欲求を具現化した怪物を生み出す能力があるようですね。前回も常日頃から抱いている「魔法少女をいたぶりたい」という欲求を満たす怪物が生み出されていましたし、今回はちょうどさっきエロ本で見た「目隠しプレイ」に対する強い欲求がうてなの心の中にあったので、それを実現する怪物が生まれたのでしょう。そういうわけで、自分の性的欲求に呑まれてしまったうてなはここから目隠し状態で無防備となったアズールを責めまくり、ここからエロ描写の連続となります。この場面はかなり攻めた描写となっているようで、そのぶん規制も激しくてイマイチ詳細が分からないのは惜しい。「あこがれバージョン」で再確認したいと思います。最後はアズールがぐったりして倒れており、どうやらイッてしまったようなのですが、そのあたりも詳細はボカされているのでよく分からない。これはやはり無修正の「超あこがれバージョン」で確認するしかないでしょう。

とにかくアズールに勝利(?)したうてなはその場を去り、アズールは力尽きて変身解除して小夜の姿に戻り、そこに危機を感じて駆けつけたマジアマゼンダとマジアサルファの2人が来て小夜は助け出されます。そしてうてなは自宅に戻り、また自分の欲求に呑まれて魔法少女に酷いことをしてしまったことを反省して落ち込みます。

そして後半パートに入ると、その神社の一件から数日経って、小夜がどうやらうてなの責めでイカされてしまった影響でちょっとマゾの快楽に目覚めてしまったようで、また責められるのを期待してしまったりしてる様子が描かれます。そんな小夜のおかしな様子を心配したのか、マジアサルファの正体である天川薫子は自分が謎の女幹部を倒して小夜の仇を取り、この戦いを終わらせようと決意する。

一方、うてなはヴェナリータにそろそろ悪の女幹部としての名前を決めようと言われて、ラテン語やドイツ語の辞書などを渡されて、仕方なく名前を考えたりします。ここでヴェナリータが出した案が「怪人サド女」というヒドいネーミングセンスだったのは爆笑した。うてなはそんな変な名前にされては堪ったものではないと思って真面目に名前を考えます。その一方でうてなはどうして魔法少女を倒さなければいけないのかとヴェナリータに疑問をぶつける。それに対してヴェナリータは「マスコットの国で自分たちの種族が迫害されていて、自分たちを迫害している連中が魔法少女を騙して味方につけて自分たちを滅ぼすために戦わせている」と嘘を言い、もともとは正義感が強くて純粋なうてなはその嘘を信じてしまう。

それでうてなはヴェナリータの種族を守るためにはトレスマジアと戦うしかないと思い、しかしこれ以上おかしな性的欲求に呑まれて酷いことを繰り返していくのも嫌なので、いっそ早くトレスマジアを倒して戦いを終わらせたいと考える。そうしているとヴェナリータがトレスマジアの反応を捉えて、うてながヴェナリータと共にそこに行くと、マジアサルファが1人で待ち構えていた。そこで今回はうてなが鞭でロウソクを打つと、ロウソクの怪物が出現して、マジアサルファを拘束し、うてなはエロ本で得た知識をもとにロウソクプレイでサルファを責めて楽しんでしまう。ここもまたずいぶんエロい場面となりますが、ここは乳首が謎の光で隠れるぐらいの規制でありましたから、そう考えると先だっての神社でのアズールの場面はよっぽどエロかったんでしょうね。「あこがれバージョン」や「超あこがれバージョン」を観るのが楽しみです。

とにかく、さんざんサルファをロウソクで責めた上で勝利したと思ったうてなであったが、実はこれはサルファの罠であり、サルファの反撃を喰らって逆にうてなは絶体絶命のピンチとなってしまう。勝利を確信したサルファであったが、さすが悪の女幹部は逃げるのが上手いもので、うてなもロウソクで作った人形を身代わりにしてなんとか逃走に成功する。そして去り際に自分の名前を「マジアベーゼ」と名乗り、「貴方たちの悪となるもの」と付け足します。

そうして別の場所に逃げおおせたうてなであったが、戦いに敗れたというのに、ヴェナリータが引いてしまうぐらいに歓喜に満ちた顔で興奮していた。サルファには負けてしまったので、アズールの時のように相手が屈するまで苛め抜くことは出来なくて不満が残ったはずです。それどころか、もともと戦うことを怖がっていたうてなですから絶体絶命の窮地に追い込まれたことによって怯えていてもおかしくないはずなのに、どうして歓喜の表情を浮かべているのか、ヴェナリータにも驚きだったようです。

だが、うてなは単なるサディストなのではなく、魔法少女をいたぶりたい特殊な性癖のサディストなのです。弱い相手をイジメたいのではなく、強くて可愛い魔法少女だからこそイジメたいという特殊性癖の持ち主なのです。だから、うてなはサルファが強くて嬉しかったのです。あんなに強いサルファだからこそ、屈服させて責めまくる時に感じる快楽は何倍にも高まる。そのことへの期待感でうてなは歓喜の表情を浮かべてしまうのです。

サルファに追いつめられて、サルファの強さ、トレスマジアの強さを実感することが出来て、それによって恐怖するよりも歓喜してしまう自分の性癖を強く自覚してしまったうてなは、初めて心の底から自分がトレスマジアとの戦いを望んでいることに気付いた。それはヴェナリータの種族のためとか、悪の組織の世界征服のためなどではなく、自分自身の性的欲求のためだということを強く自覚させられたうてなは、そうした自分の性癖を正面から受け止めた証として「マジアベーゼ」という名を自分に命名したのです。「マジア」とは「トレスマジア」のことを指し、「ベーゼ」とはドイツ語で「邪悪」を意味する。つまり「トレスマジアにとっての邪悪な敵であることが自分の最大の歓びである」といううてなの性的嗜好を体現する名前が「マジアベーゼ」だということになります。

まだ、うてなは完全に悪の組織に染まったわけではなく、トレスマジアと戦うことへの抵抗感が無くなったわけでもないのだと思います。ただ、自分のそうした歪な形のサディズムは自覚したのだと思われ、それが「マジアベーゼ」という名乗りに繋がっているのだと思われます。そうしてちょっと一皮むけたうてなの姿を謎の女が「ふーん」と面白そうに見下ろしている場面で今回は終わり次回に続きます。この女はOPにも登場しており、トレスマジアと敵対してマジアベーゼであるうてなと共闘している場面が描かれていますから、おそらく悪の組織側のキャラなのでしょう。次回、彼女がどう話に絡んでくるのか楽しみです。

 

 

戦国妖狐 世直し姉弟編

第1話を観ました。

この作品は漫画原作で、日本の戦国時代を舞台にしたバトルファンタジーみたいですね。なんと連続3クールもやるみたいで、最近では珍しいですね。ただ、どうやら二部構成らしくて、「世直し姉弟編」と「千魔混沌編」に分かれているらしい。今回始まったのは第一部となる「世直し姉弟編」だそうです。

物語は永禄7年から始まり、自ら「世直し姉弟」と名乗るたまと迅火の2人組が化け物退治の旅をしている様子が描かれる。この化け物は「闇」と書いて「かたわら」と読むのだが、「傍にある者」という意味らしい。この闇が人間に危害を加えるので退治しているようなのだが、たまは妖狐であり人間よりもむしろ化け物側に近い存在のはずだが「人間が好き」だと言い、人間を守ろうとしている一方で、たまと理由があって義姉弟となったという迅火は人間の仙道使いなのだが人間が嫌いみたいで、人間が闇に危害を加えようとすると怒ったりしており、どうにもチグハグな姉弟で不思議な印象です。

この全く違う2人がそれぞれどういう背景事情を抱えているのか、どういう理由で義姉弟となり、どういう目的で「世直し」などと言って「闇」を退治する旅をしているのか、詳細な説明は今回は無かった。ただ2人とも不思議な術を使って普段からかなり強いのだが、強敵に遭遇した際には、たまの血を迅火が飲むことによって「精霊転化」して迅火が妖狐のような最強形態となり無敵の強さを発揮するというのが描かれた。今回はそうした闇との戦闘のアクションシーンが描かれ、結構気合の入った作画であったと思う。また、武者修行中の侍の真介がこの2人に興味を抱いて旅に同行するようになったり、「断怪衆」という闇と戦う僧兵集団のようなものが現れて世直し姉弟と競合関係なのか共闘関係なのか微妙な関係であるというのも描かれた。最後は灼岩という新たな闇と迅火が戦っている場面で終わり次回に続きました。

まぁ3クールもある作品ですからスロースタートであろうとは予想していましたから、今回だけでは色々と分からないところがあるのは想定内で、物語はこれから徐々に盛り上がってくるのでしょう。今回は3クール作品の第1話にしては結構見せ場も多くて盛り上がった方だと思います。高評価するほどではなかったが印象は決して悪くない。まぁ気長に様子見してこうと思います。