2024冬アニメ 1月8日視聴分 | アニメ視聴日記

アニメ視聴日記

日々視聴しているアニメについてあれこれ

2024年冬アニメのうち、1月7日深夜に録画して1月8日に視聴した作品は以下の4タイトルでした。

 

 

異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。

第1話を観ました。

この作品はなろう系ラノベ原作で、異世界転生モノです。赤ん坊から人生を始めてどうやらずっと主人公の幼児の時期のお話みたいなので転生要素は薄めでほぼ普通のハイファンタジー作品に近いですけど、主人公は前世の記憶は持っており、異世界での使命のようなものも自覚はしています。しかしまぁとにかく可愛らしい作風なので、あんまり難しいことを考える必要無く素直に楽しめばいい作品だと思います。

話の内容としては、27歳の社畜OLが過労死して異世界に転生するという毎度お馴染みの導入から始まりますが、神様が可哀想だからと言って「寿命は変えられないけど死に方を変えてあげる」と言って、そのために1つ自分の仕事を手伝ってほしいと言う。それでその仕事というのが「別の世界の人間たちがその世界の異種族を迫害しているので、その世界の人間たちを滅ぼすべきかどうか見極めてほしい」というもの。そしてその際にサービスとして何か特殊な能力を授けると神様が言うので、主人公はやりたいことを問われて、実家の猫のモフモフをナデナデしたいと素直な欲求を口にする。すると神様は「人間以外の生き物に好かれる能力」というのを与えることにして、主人公は依頼を引き受けたつもりはないのだが、神様はその能力を与えることでもって主人公が依頼を引き受けたと受け取り、その世界に主人公を転生させます。

そうして異世界で王家に連なる公爵家の第三子である令嬢として生まれ変わった主人公なのですが、これってどういうことなんですかね?既に前世のOLは死んだってことなんですよね?「死に方を変える」という約束は果たされたのか?転生したということが「死に方を変えた」ということなのか?それとも神様からの依頼を達成した後で再び前世の死の瞬間に戻って死に方を変えてもらうということなんでしょうかね?そのへんがよく分からないんですけど、まぁ本編の話とあんまり関係無さそうなのでどうでもいいような気もする。

実際もうそんなことどうでもいいのです。とにかく転生後の主人公のネフェルティマ、愛称ネマが可愛い。そしてネマに懐いてくる動物たちが可愛い。第1話はひたすらそういう話でした。どうも神様が言っていたような「人間が異種族を迫害している」なんていうことがあるようには見えない。ネマの活動範囲が狭すぎてそのあたりまだネマが見ることが出来ていないんでしょうけど、とにかくネマの周囲は至って平和です。母親と一緒に王宮に寄って王子と知り合いになったり、王子の飼っている神獣の虎と友達になったりして、最後は兄や姉の通う魔法学校みたいなところの授業参観に両親に連れられて行き、魔法の実技で姉が召喚してしまったドラゴンを守ろうとしてネマが飛び出して行った場面で終わり次回に続きます。まぁとにかく可愛くて癒される作品なので良かったです。話の中身に関してはこれから次第ということで様子見ですね。

 

 

ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する

第1話を観ました。

この作品はなろう系ラノベが原作で悪役令嬢モノですね。転生モノではあるが異世界転生モノではない。物語の舞台は異世界っぽいんですが、別に魔法の設定などは現時点ではあまり出てきません。架空の王国や帝国が舞台となっているという感じ。主人公ヒロインの王国の公爵令嬢リーシェは王子の婚約者だったが、悪役令嬢という濡れ衣を着せられて王子に婚約破棄されてしまい家も追い出されてしまい、その後は自力で商売で身を立てるのですが戦争に巻き込まれて死んでしまう。だが死んだと思ったら王子に婚約破棄された場面に戻ってしまい再び人生をやり直す羽目になる。それでリーシェは最初の人生の反省を踏まえて新たな人生を生き直して、やはり商売で成功するのだが、また戦争に巻き込まれて死んでしまう。そうしたら、また王子に婚約破棄された場面に戻ってしまい人生をやり直す羽目となった。そうやって6回人生をやり直し学者や戦士になったりもするが、毎回必ず人生に成功した後に戦争で死んでしまう。6回目の人生では男装の戦士として生きていたが敵国の皇帝に殺されてしまった。どうやらこの皇帝というのが戦争の元凶らしい。

そうしてリーシェが7回目の王子の婚約破棄の場面に戻って、7回目の人生は今までやれなかった「のんびり暮らすこと」「長生きすること」を目標にしようと決めて、これまでの6回とは違ったルートを辿って王子に婚約破棄された部屋から出て家に戻ろうとしたところ、6回目の人生で自分を殺した皇帝と鉢合わせしてしまう。まぁ正確にはこの時点ではまだ彼は皇太子だったわけだが、自分の仇である皇帝に会って狼狽するリーシェを見て皇太子は興味を持ったようで、その後、リーシェが自宅前で王子と揉めている場面に現れてリーシェに求婚してくる。どう見ても怪しい敵国の皇太子の求婚にリーシェが戸惑ったところで今回は終わり次回に続きます。

こんな感じの第1話だったんですが、なんとも説明的な1話で、ほとんど大部分を1回目から6回目の人生のダイジェストを描いており、物語全体の構成としてどうしても必要だったのでしょうけれども、第1話としては本編の話である7回目の人生の話があまり進まなかったですね。そういうわけでまだよく分からないというのが実情で、次回以降の展開を見るまでは様子見となります。ただ、何となく女性向けのお話という印象ですね。

 

 

真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました 2nd Season

第1話を観ました。

この作品はなろう系ラノベが原作で、異世界を舞台としたいわゆる追放系、スローライフ系ということになる。転生要素はありません。アニメは2021年秋アニメとして第1期がやっていて、今期はその続編の第2期ということになる。第1期では勇者パーティーを役に立たないからと言われて追放されてしまった「導き手」というスキル持ちの戦士ギデオンが、レッドと名を変えて辺境のゾルタンでしがない冒険者となり薬草採取をやり薬草店を開業し、のんびりスローライフを満喫していたところに昔の仲間でお姫様戦士のリットが押しかけ女房のようにやって来て同居し始めたりするのが描かれました。

そのようなレッドとリットのイチャイチャを堪能したり、実はムチャクチャ強いけど昼行燈しているレッドのそれとなしの活躍を見守ったりするのが第1期の面白味で、あとはレッドのいなくなった勇者パーティーの方がなんだかギクシャクしてきて、レッドの妹で勇者のルーティの挙動がどうもおかしいのでルーティがどうなるのかを見守るのも第1期の興味ではありました。とにかくリットとルーティの2人が可愛くて、ついでにティセとうげうげさんも可愛くて、話はそんなに面白くなくて、リットがどれだけエロくレッドに迫ってくるのか、ルーティはどうなってしまうのか、そういうことだけ考えて1クール視聴をもたせることが出来ました。

そうして結局、第1期でリットはレッドと結ばれて、ルーティは人間性を取り戻して勇者を辞めて兄のレッドと共にゾルタンでスローライフを送る決断を下して、全て丸く収まったと思っていたので第2期なんてやらないものだと思っていました。だが実際、原作はちゃんと続きがあるようで、今回の2期の1話はほぼ大部分はレッドがリットに渡す結婚指輪の素材を探す旅にリットとルーティがついていく様子が描かれ、そこに勇者パーティー時代の仲間のエルフのヤヤンドララがやってきてレッドと再会したところまでが描かれましたが、同時進行でヴァンという名のルーティとは別のもう1人の勇者が新登場して何やら怪しげな動きを見せており、どうやらヴァンの言動を見る限り、ここからの2期の話は「加護」に関する話になるようです。

第1期の話がイマイチ面白くなかった理由が実はこの「加護」という設定のせいです。この作品の物語世界では人々は神から与えられた「加護」に従って生きることが美徳とされており「加護」に反した生き方をするのは間違ったこととされる。それで「加護」に振り回されて自由に生きることが出来ず苦しむ人もいる。レッドは「加護」に縛られない生き方を尊ぶ男であり、ルーティは勇者という強力な加護とそれに伴う義務を果たすために人間性を犠牲にしていたのだが、最終的にレッドによって救われて「加護」に反した生き方をすることを選んだ。だがヴァンから見ればそれは赦せないことであるようです。

第1期ではこの「加護」に関わるエピソードが多く、どうにも暗くて消化不良な話が多かった。1期ではどうもこの「加護」を上手くストーリーで調理出来ていなかったような印象で、個人的に不要な要素のように思えて、それで面白くないと思ったのです。だが本来はこの「加護」こそがこの物語のメインテーマであるようですから、そこがいよいよ2期では描かれるのでしょう。ただ、それが本当に面白くなるのかどうか、まぁ様子見したいと思います。

 

 

魔都精兵のスレイブ

第1話を観ました。

この作品は漫画原作で異能バトルファンタジーみたいな感じの作品ですが、エロいハーレム要素も満載みたいですね。世界観としては異世界モノというわけではなく、現代社会に異世界が浸食してきたような世界観になっています。物語の舞台となっているのは現在の日本みたいな場所なんですが、数十年前から「魔都」と呼ばれる異世界が繋がってしまい、その「魔都」から現実世界に現れる「醜鬼」と呼ばれる怪物が人間を襲う魔都災害が発生するようになり、この醜鬼に対抗するためには通常兵器では無理で、異能力に覚醒した人間だけが対抗可能という状況。

なんかここまでだけだと、現実世界への侵攻の有無を除いては先日放送開始した「俺だけレベルアップな件」とよく似てるんですけど、この作品の特殊性は異能力に覚醒出来るのが女性に限られるという点。それで数十年かけて人間社会は女尊男卑社会となっていて男は日陰者となっている。そうした現代が舞台となっているこの物語、第1話は、かつて姉を醜鬼に殺された過去があるっぽい主人公の高校生男子の和倉優希が自分も何か役に立ちたいとか志を抱いていたところ、魔都災害に巻き込まれてしまい、醜鬼と戦うために組織されている「魔防隊」の7番隊隊長の羽前京香と配下の女性隊士たちに助けられるが、他の被害者である子供たちを助けようとして優希と京香は醜鬼に取り囲まれてピンチとなってしまうという展開となる。

実は京香は醜鬼を奴隷として使役して強化することの出来る特殊能力の持ち主であり、この能力を人間の男に使うという奇策を思いついた京香は優希にその能力を行使して奴隷化したところ、優希は一時的に非常に強力な怪物に変身して優希とのコンビで醜鬼の群れを殲滅することが出来た。それで京香は優希を気に入って7番隊で働くよう勧誘して、優希は7番隊の寮の管理人をしながら京香の奴隷として戦闘にも参加することが出来るようになった。

第1話の内容は大体こんな感じで、世界観の説明やメインキャラ達の紹介をしつつ戦闘シーンはかなりの迫力で描いており、主人公とメインヒロインの抱えた事情にも触れて今後の展開への示唆もあり、主人公の新たな出発までを描き切っており、よく出来た第1話であったと思います。ただまぁ、よくある感じの話ではありますので、この作品の場合は最大のセールスポイントであるエロ要素に触れないわけにはいきません。可愛い女の子がいっぱい出てきてバトルしまくったり、日常生活でも色々と可愛いシーンがあるのだろうと期待は出来ますが、この作品の場合はメインヒロインの京香の特殊能力が重要になってくる。

京香は他者を奴隷として使役することが出来るのだが、その際に代償として相手に「ご褒美」を与えなければならないのだそうで、その「ご褒美」というのがエロい行為なのです。つまり優希は京香というご主人様の奴隷となって、京香に馬乗りにされて足蹴にされたりするが、その代わりに「ご褒美」としてエロいこともしてもらえるのです。しかもこれは強制的に執行される「ご褒美」なので京香は拒むことが出来ないのです。「なんて羨ましい」なんて思うのは特殊な性癖の男だけでしょう。いや、ちょっとは思うけど。でも、やっぱりこれってM男のツボだと思います。つまりこの作品はドM男に刺さるエロを提供してくれるタイプのエロアニメなのです。今期「魔法少女にあこがれて」というドS男に刺さりまくるエロアニメもあるんですが、この作品はそれとは逆ベクトルのエロアニメということになる。

同じクールにこんな尖ったエロアニメが真逆のベクトルで同時存在するなんて、凄いクールと言うべきでしょう。ただ私はどっちかというと、いや思いっきり「魔法少女にあこがれて」派です。だから性的嗜好としてはこの「スレイブ」の方は全く刺さらないんですが、それでも女の子たちはみんな可愛いし、普通にバトルアニメとして出来が良いと思うので、とにかく様子見していきたいと思っています。